今回は、難関MBA早稲田大学ビジネススクール(WBS)入試の傾向と対策について解説しています。

早稲田大学ビジネススクール(WBS)の特長

早稲田大学大学院 経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール、早稲田MBA)には、全日制と夜間のMBAコースがあります。

全日制は「1年制」と「2年制」、夜間は「夜間主総合」と「夜間主プロフェッショナル」コースです。

関連コラム:早稲田大学MBA(ビジネススクール)の時間割と授業を選ぶポイント

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早稲田大学のMBAに夜間はある?社会人でも働きながら通える?

早稲田大学のMBAには夜間の「夜間主総合」と「夜間主プロフェッショナル」コースがあり、どちらのMBAも社会人が働きながら通える夜間のMBAになっています。

▼全日制の2年制コースの特徴と学費

全日制の2年制コースは、平日昼間に2年間通学してMBAを取得する標準的なプログラムです。

このプログラムの特徴は、4月入学枠(主に日本語履修)と、9月入学枠(主に英語履修)を分けることで、日本語を中心に学びたい志望者、英語を中心に学びたい志望者それぞれに適した科目を提供していることです。

学費は2年間で総額3,826,000円となっています。

修業年限2年
授業時間帯平日昼間中心
入学時期4月(日本語履修)、9月(英語履修)
履修言語日本語または英語
入学試験4月:一般入試、企業派遣入試、事業承継者入試
9月:AO入試、事業承継者入試
募集人数70人
試験内容書類審査・小論文・面接

▼全日制の1年制コースの特徴と学費

全日制の1年制コースは、「MBAを取って、ビジネスリーダーに必要なジェネラルな知識は全て学びたいが、2年間の時間は費やせない」という方に適した、平日昼間で1年集中のジェネラリストマネジメントのプロを養成するプログラムです。

4月入学で、日本語科目中心になります。

学費は1年間で総額3,127,000円となっています。

修業年限1年
授業時間帯平日昼間中心
入学時期4月
履修言語日本語
入学試験一般入試、企業派遣入試
募集人数20人
試験内容書類審査・小論文・面接

▼夜間主総合コースの特徴と学費

夜間主総合は、会社で働きながら平日夜間と土曜を中心に授業を履修して2年間でMBAを取得する、日本語履修の4月入学プログラムです。

学費は2年間で総額3,466,000円となっています。

修業年限2年
授業時間帯平日夜間・土曜
入学時期4月
履修言語日本語
入学試験一般入試
募集人数70人
試験内容書類審査・小論文・面接

▼夜間主プロフェッショナルコースの特徴と学費

夜間主プロフェッショナルコースは、「自分はマーケティングで一流になりたい」「人事のプロになりたい」「起業がしたい」「経営者になりたい」など、明確なキャリア目標がある程度見えており、その分野を深く学び、経営幹部や起業家として活躍したい方に向いているプログラムです。

学費は2年間で総額3,466,000円となっています。

修業年限2年
授業時間帯平日夜間・土曜
入学時期4月
履修言語日本語
入学試験一般入試、企業派遣入試
募集人数70人
試験内容書類審査・小論文・面接

※参考:Tuition and Scholarship

入試内容

入試は、「10月出願の秋入試」 と 「1月出願の冬入試」 があります。

全日制の1年制・2年制、夜間主総合は秋と冬の2回入試が行われており、夜間主プロフェッショナルコースは秋入試のみです。

試験内容は、1次が小論文と事前に提出する課題エッセイ(研究計画書)を総合的に評価して合格者を決定しています。

1次に合格すると2次面接に進むことができます。

2次面接に合格すると最終合格になります。

2024年度の一般入試で選考方法で小論文がなくなり、エッセイ課題に変更

早稲田大学では例年小論文が課題でしたが、2024年度は小論文ではなくエッセイ課題に変更になりました。

2025年度以降は小論文はなくなります。

アガルートでは、フルカリキュラムで早稲田大学のエッセイ課題の添削に対応しています。

「何を書けばいいのかわからない」、「これで合っているか不安」はアガルートの受講相談をご利用ください。

※出願に際しては、当該年度の入学試験要項を必ずご確認ください。

4 月入学・日本語プログラムの一般入試、企業派遣入試、事業承継者入試では、2024 年度入学者選抜
(2023 年度に実施)については、第一次選考の筆記試験(小論文)は実施せず、第一次選考(書類審査)
および第二次選考(面接審査)による選考とします。ただし、2024 年度入学者選抜のみの経過措置として、筆記
試験(小論文)の代替としての「エッセイ課題」の提出を、出願時に課すこととします(2025 年度入学者選抜
(2024 年度に実施)以降は、上述のエッセイ課題の追加措置は実施しません)。
課題の内容および提出方法等は、出願受付開始日の 2 週間程度前に経営管理研究科の Web サイトに掲載し
ます。

2024年度以降の一般入試等における選考方法の変更について

早稲田大学ビジネススクールの倍率と難易度

MBAの難易度として倍率が2倍を超えてくると人気があり、難易度が高い傾向にあります。

早稲田大学MBAは、どのプログラムも例年2倍を大きく超えており、最難関のMBAの一つです。

早稲田大学MBAの2023年度の秋・冬入試は夜間主総合の受験者数は402人で合格者は129名のため受験倍率は3.12倍となっています。

早稲田大学大学院の2022年度の秋・冬入試は、夜間主総合の受験者数は614名で合格者数は116名なので、 受験倍率 は5.29倍となっています。夜間主プロフェッショナルの受験者数は211名で合格者数は79名なので、 受験倍率 2.67倍となっています。

※アガルート調べ。実際の数字とは異なる場合があります。

下記は2023年度の秋冬募集による受験者数と合格者数、倍率です。

受験者数合格者数2023年度
全日制プログラム144532.72倍
夜間主総合4021293.12倍
夜間主プロフェッショナル144662.18倍

関連コラム:国内MBAの倍率から見る難易度と人気大学院合格に必要な勉強期間

早稲田MBAの入試倍率・難易度は上がっている

国内MBAは人気が出ており、毎年、倍率が上がっています。

早稲田MBA(3.12倍)もその一つで、入試難易度も上がっています。

特に「志望理由書」「研究計画書」は答えがあるものではないので、他の受験生と差をつけるためには添削が重要になってきます。

また、国内MBA対策に予備校を利用されている方も増えているのが現状です。

受験で落ちてしまった方、本気で志望校のMBAに合格したい方には予備校の利用を強くおすすめします。

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入試情報

早稲田大学ビジネススクールの入試科目は「エッセイ」「小論文」「面接」の3科目です。

※2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、秋募集・冬募集の第一次試験(小論文)は中止となっています。第一次選考については、書類審査にて合格者が決まります。 2023年度から小論文が再開されました。

※参考:Admissions

入試日程

2024年度の入試日程が公開されました。

秋募集冬募集
出願期間 2023年9月20日(水)~9月27日(水)2023年12月18日(月)~12月25日(月)
第一次選考(小論文)下欄【注意事項】参照下欄【注意事項】参照
第一次選考合格者発表2023年11月 9日(木)2024年2月 8日(木)
第二次選考(面接)2023年11月26日(日)2024年2月25日(日)
第二次選考合格者発表2023年11月30日(木)2024年2月27日(火)
入学手続締切日2023年12月15日(金)2024年3月 7日(木)

【注意事項】
※ 本年度は第一次選考の筆記試験(小論文)は実施せず、エッセイ課題の提出を出願時に課します。詳細は必ず入学試験要項でご確認ください。
※ 夜間主プロフェッショナル・マネジメント専修は秋募集のみとなります。
※ 入試に関する詳細情報については必ず入学試験要項をご確認ください。

入試対策

早稲田大学では例年小論文が課題でしたが、2024年度は小論文ではなくエッセイ課題に変更になりました。
2025年度以降は小論文はなくなります。
※出願に際しては、当該年度の入学試験要項を必ずご確認ください。

アガルートでは、フルカリキュラムで早稲田大学のエッセイ課題の添削に対応しています。

「何を書けばいいのかわからない」、「これで合っているか不安」はアガルートの受講相談をご利用ください。

実際に入試を受ける際のテストは、小論文だけです。

この小論文の過去問の出題傾向ですが、論理的思考力を試す問題が出るという点はすべての年に共通した傾向です。

その上で、年によって異なりますが、経営学の知識が必要な問題が出題される場合が多いです。

経営学の知識としては、マーケティング、経営戦略、会計学、組織人材など幅広い知識を持っていると解答しやすいと思います。

年によっては、すごく専門的な知識が必要となる問題も出題されています。

例えば、会計学の減価償却費の知識がなければ解答できない問題だったり、経営戦略のM&Aの知識が必要な問題だったり、中小企業診断士1次試験の生産管理に類似した数学的な思考力を試す問題も出題されています。

また、年によっては経営学の知識はまったく持っていなくても解答できる問題も出題されています。

年によって傾向がまったく異なるため、どんな問題にも対応できるような準備をすることをお勧めします。

早稲田大学大学院経営管理研究科は過去問がホームページ上に掲載されているため、ぜひご覧いただければと思います。

関連コラム:【面接対策】早稲田大学MBAの面接の特徴と具体的な質問内容

2022年秋入試 小論文試験解説

学習スケジュール

学習スケジュールですが、小論文、エッセイ(研究計画書)の対策として、まずは経営学の知識をインプットすることから始めるといいと思います。

完全な初心者は入試の半年前くらいから経営学の知識のインプットをするとゆとりを持って対策ができます。

そのため、秋入試を目指す場合は、4~5月くらいに受験勉強を始めるといいでしょう。

また、早稲田大学の小論文は90分でかなりの量を書かせる論述問題が出題されます。

そのため、日ごろから一定の時間内にある程度の字数を書くトレーニングをしておくことをお勧めします。

このトレーニングも秋入試を目指す場合は、インプットと並行して4~5月くらいに学習を開始するといいでしょう。

経営学の知識のインプットと並行して、エッセイ(研究計画書)を書き始めます。

これは人にもよりますが、2か月くらいあればしっかりしたものが書けるでしょう。

ある程度の専門性を持ってエッセイを書きたい方は、先行研究を読んでもいいと思います。

その場合は、3か月くらいの期間を考えておきましょう。

先行研究を読む場合は、まずはその分野の専門書を読んで、その専門書の巻末に掲載されている参考文献を国会図書館などに行って入手して読むというのが一般的な入試対策です。

ただ、先行研究は読まずにエッセイ(研究計画書)を書く人もかなり多く、先行研究を読む読まないはご自身で判断していただければと思います。

ということで、秋入試の場合は、7月~8月にエッセイ(研究計画書)作成に着手するというのが最適な学習スケジュールです。

関連コラム:【国内MBA初受験】社会人が仕事と両立して合格するための入試対策

早稲田大学MBA合格者の声

早稲田大学MBA入試に合格された方の体験記です。

どんな志望動機で入学したのか、MBAの入試対策にどんなことをしたのかなどを記載しています。

早稲田大学MBAの評判や入試の取り組み方が気になる方は参考にしてみてください。

合格者の声|早稲田MBA夜間主プロ合格「高度な専門性や自分で完結する以外の方法論を学びたいとMBAを志望しました」【2020年度】

早稲田大学MBA合格者の声|落ちても仕方ないと思えるほど研究計画書に時間をかけた【2021年】

早稲田大学MBA合格者の声|MBA受験は、自分の真意や本音を再発見できる貴重な機会【2021年】

合格者の声|早稲田MBA夜間主・青学MBA合格「きっかけは企業派遣制度」【2020年度】

早稲田大学大学院基本情報

経営管理研究科
住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス11号館3階
最寄り駅:早稲田駅徒歩5分

プログラム
全日制グローバル
1年制総合(全日制)
夜間主総合
夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修)
夜間主プロフェッショナル(ファイナンス専修)

入試スケジュール


アガルートはあなたの早稲田大学ビジネススクール(WBS)入試を応援します

国内MBAは人気が出ており、ここ数年で倍率が上がっており、入試難易度も上がってきています。

また、国内MBA対策に予備校を利用されている方も増えているのが現状です。

早稲田大学の入試はプログラムによって変わりますが「小論文」「研究計画書(エッセイ)」、出願書類をもとにした「面接」が行われます。

曖昧な志望動機では合格は難しく、書類選考で落とされてしまいます。

出願書類の「研究計画書(エッセイ)」は答えがあるものではないので、他の受験生と差をつけるためには添削が重要になってきます。

アガルートでは早稲田大学の入試の傾向を把握し、毎年合格者を排出しています。

あなたの将来や事業にかける想いをまずは出願書類という形にしてみませんか?

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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