合格者インタビュー

自己紹介

氏名:中村光佑(なかむらこうすけ)

年齢:37歳

所属企業・役職:㈱北國フィナンシャルホールディングス(㈱北國銀行福井営業部)・チーフアカウントマネージャー

最終学歴:富山大学

合格した研究科:早稲田大学大学院経営管理研究科

MBAを目指すきっかけ

営業一筋で実績と経験を積んできたが、人脈やコミュニケーション能力に多く頼ることから成長の実感がなく伸び悩んでいた。そこで自身の成長の方策としてMBA取得を検討していたところ、自社内で社内リカレント教育の一環で公募のあった早稲田大学ビジネススクール受験者募集で応募者多数の中、選ばれたことがきっかけで本格的にMBAを目指すこととなった。自社の業務の中でコンサルタントとしての役割の比重が年々大きくなっていくと感じていた中で、MBAを取得することは自社やクライアントに大きく還元できることであると考えた。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

2022年6月頃に自身がWBSを受験する権利を得たこともあり、受験まで4か月程度しかなかった。そのため、MBA受験の教育コンテンツを調べることにあまり時間は割かなかったが、ネット検索での上位ヒットや、高い合格率の実績等が決めてとなりアガルートアカデミー様を選択しました。率直な理由かもしれませんが、他に比較する会社等もあまり存在しなかったこともあったかと思います。合格祝い金10万円も選択する際の後押しとなりました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

社内推薦で選ばれたという背景もあり、結果はどうであれ、とにかく時間を捻出して勉強するというプロセスが一番大切だと考えた。勉強の方針はMBA受験の全容が見えないということもあり、受験用教材に沿って対策していくしかないという方針であった。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

自身の業務の中で、特に実務面や自身が直面している課題からピックアップし、自社の経営課題となっていることに関連するようなテーマを意識して設定した。自身のキャリアゴールにつながるようなテーマ設定も意識した(アガルート添削のアドバイス)。

③勉強のスケジュール

6月 受験対策の教材申込や準備を行う、入試攻略講座受講

7月 経営学の基礎講座視聴を中心に行う

8月 研究計画書の書き方講座視聴、エッセイ作成、小論文対策講座、小論文基礎添削

9月 エッセイ作成、小論文基礎添削、小論文応用添削(エッセイのブラッシュアップがうまくいかない)、小論文対策講座(大学院別)視聴

10月 エッセイ作成、小論文対策(エッセイが出願まで仕上がらず、出願後に小論文対策本格開始)10/23WBS一次試験

11月 11/10の一次合格発表まで何もしていない、以降面接対策講座視聴及び想定問答集作成、模擬面接等を行う、11/27二次試験

12月 12/1合格通知

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

・WBSの入試の傾向や対策、合格倍率等イメージ概要を掴むことができてよかった。
・受験勉強を開始する前に動画視聴を行った。

▼経営学の基礎講座

・経営学の基礎知識を習得することができたことがよかった。
・MBA受験の学習を開始して最初に動画視聴を行った。車の中や通勤時等常に講義内容を耳に入れるようにしていた。参考書も常に持ち歩いて確認を続けた。

▼小論文対策講座(基本編) ※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:11回

・経営学の基礎講座で学んだことを活かして対策することができた点がよかった。
・問題に取り組む→添削提出→講義動画視聴→ノートにまとめたり、反復して練習を繰り返す

▼小論文対策講座(大学院別対策編) ※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:6回

・WBSの受験の過去問を知ることができた点や、他の大学院の解答例も含め学習する際の知識の習得につながりやすかった点がよかった。
・問題に取り組む→添削提出→講義動画視聴→ノートにまとめたり、反復して練習を繰り返す

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:10回

高い評価を受けるためのアドバイスをしていただいた点がよかった(が、結局最後まで及第点をもらえなかった)
・エッセイ作成→添削、引用できそうな学術論文の調査をひたすら繰り返す

▼研究テーマの探し方講座

・どのような研究テーマがいいのかを把握できた点がよかった
・動画視聴のみ

▼面接対策講座

・模擬面接を受けて、事前に対応しなければいけない点等のアドバイスをもらうことができてよかった。
・動画視聴、想定問答集作成、模擬面接受講、壁打ち

▼各種フォロー制度について(Facebookの質問制度、受験校相談、ホームルーム)

・MBA受験に際し、不安な点や不明な点が出た際、すぐに質問できる点がよかった。
・Facebookの質問制度、受験校相談、ホームルームすべて利用させていただいた

スランプ・挫折,それを乗り越えるための工夫

WBSエッセイについてかなり苦戦した。特にテーマ3については最後まで及第点がもらえず、かなり気持ち的にも追い込まれ、正解も分からないため大変に苦労した。学術論文の引用やテーマ設定等、難しく感じることが多かったが、それを乗り越えるために添削アドバイスを何度も読み込み、自分自身の力で考え続ける努力を行った。

小論文添削についても評価がBばかりだったので、少しでもレベルアップできるように一日1問以上解くことを目標として取り組んだ。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

仕事のペースを意図的に落とし、業務を早く終えるようにして学習時間を確保した。18時くらいに仕事を終え帰宅、19時~20時頃から24時頃まで学習するような過ごし方をしていた。単身赴任しており、平日は上記のように学習時間を確保していたが、週末は自宅に帰宅するため、家族もあり、なかなか学習時間を確保できなかったが、小論文試験前1ヵ月間は家族も含め学習以外の予定を全て断ち切って、図書館や自社の学習室等を利用して半日以上は学習に励んだ。

直前期の過ごし方

エッセイ提出を終えてからは、ひたすら小論文対策を行った。過去問を何度も解いたり、ノートに解答例を整理したりした。解いた過去問については、アガルートの添削だけでなく、親しい友人にも見てもらったりして壁打ちを行った。一次試験合格後の面接対策はあまり時間がなかったが、想定問答集をつくって、模擬面接でのアドバイスを踏まえて修正したりして対策を行った。自社の推薦でMBA受験をしているという背景もあり、推薦してくれた会社に報いるために、とにかく手を抜かず自分のベストを尽くすという心構えで試験を迎えた。

試験期間中の過ごし方

学習に集中するために、趣味の時間や家族との時間をなくした。睡眠時間を削ることは逆に非効率となるためなるべく通常通りに確保することを心掛けた。仕事の取組み方を見直し、仕事と学習の両立を目指した。日経ビジネスや自社が発刊した書籍や経営学関連の書籍を多く読むように心がけた。情報量も少ない受験勉強であったため、とにかく自分で決めた小さな目標を毎日こなすことに注力した。結果を恐れずに、今自分ができるベストの学習を継続する意識を心掛けた。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

一次試験
今まで過去問を何度も解いてきましたが、過去問に比べて今回は難易度が落ちた印象でした。たまたま日経ビジネスで読んでいた内容とも重なっていたこともあり、個人的にはかなり論述しやすかったため、出来はよかったという実感で、手ごたえはかなりありました。

二次試験
(当然ですが)想定していないような質問もあり、緊張もあって焦ったりして、うまくいったか、手ごたえがあったかは微妙なところであった。

②合格した時の気持ち

今までの努力が報われたことや、自身の成長のためのチャレンジができることとなったことに大きな喜びを感じると共に、アガルートさんや家族、同僚等自分の周りの方々への感謝の気持ちを感じた(あまりにも自身にとってチャレンジングなことなので不安な気持ちも正直あった)。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

合格の決め手

正直明確な決め手は分からないが、小論文は想像以上にできたと思う。エッセイについては1,2はうまくできたが、3はうまくいかなかったため決め手としては欠けると思う。敢えていうなら小論文が合格の決め手ではないか。自身の実力でないところでいえば、企業の資金面(2/3程度)も含めたサポートも影響したのではないかと推察する。

講座の影響度

アガルートさんの講座でやることが明確になったため、精神的な不安感を和らげる面でもいい影響があったと思う。特に経営学の基礎を学んだり、小論文対策を行うという面において役に立ったと思う。直接試験に出たわけではないが、知識の習得が自信につながり、小論文の書き方等はかなり勉強になった。

卒業後のキャリアについて

MBAに期待するもの

既存事業の課題を解決し、新しい成長ドライバーとなる事業を創りあげる発想力や実行力を養うことを期待する。

研究過程で優秀な異業種のビジネスパーソンと共に考え抜く力を養うことや研究を通じて経営者の視座を養い、事業構想プロセスや課題解決の視点を得ることを期待する。

自身のコンサルティング能力やビジネススキルを高め、戦略立案や新規事業構想、リーダーシップ、マーケティング、マネジメント等の分野で活躍し、地域や自社に貢献できる人材になることを期待する。

今後のキャリアビジョン

衰退する地域経済の活性化のために企業の戦略策定や事業創出を促し、伸び悩む企業の従来のビジネスモデルから脱却するためのプロジェクト指揮を担うリーダーになることである。そのために当行の営業部長や経営層になり生まれ育った北陸地域経済の活性化を担う人材となりたい。

今まで自身を育ててもらった北國FHDに営業プロ人材として収益還元すること、地域に経営プロ人材として学んできたことを還元し、地域に好影響を及ぼしていくことが目標。

受験生に対するメッセージ

MBA受験は通常の大学受験や世の中のその他の資格試験等と比べて情報量が少なく、その分不安に陥ることもあるかと思いますが、アガルートさんのテキストやご自身でやると決めたことを最後までやり抜いて不安を取り除き、自信に変えていくことで必ず結果は付いてくると思います。結果を恐れずプロセスを重視して一日一日精一杯努力することをお勧めします。合格したあとの成長した自分の姿をイメージして頑張ってください。