自己紹介

氏名: 佐藤忠幸(さとうただゆき)

年齢:48歳

所属企業・役職:株式会社 読売広告社経営企画局経営計画部部長

最終学歴:早稲田大学人間科学部スポーツ科学科

合格した研究科(複数合格された方は全てご記載ください):

◆早稲田大学 経営管理研究科 秋募集合格

◆立教大学 ビジネスデザイン研究科秋季 合格

受験校

  • 早稲田大学 経営管理研究科 秋募集合格
  • 一橋大学  経営管理プログラム 第1期不合格(一次試験不合格)
  • 立教大学  ビジネスデザイン研究科秋季 合格

MBAを目指すきっかけ

この春までは、MBAというものに関心すらなかったのですが、広告会社でずっとクライアント営業として24年間、様々なマーケティング課題の解決に向き合ってきましたが、今年4月に経営企画に異動となったことをキッカケに、経営に関するMBAの学びが必要だと感じて、志望いたしました。

これまでの経験を通じて得た感覚であったり、知見はあるのですが、経営に関する知識不足や、選択肢の引き出しの少なさを感じています。

MBAを通じて、現業のマーケティング領域だけではなく、アカウンティングやファイナンス、特に経営視点での人材・組織や経営戦略を学んで、柔軟性の高い発想力や、自信をもって戦略的な意思決定ができる力を養いたい、身に着けたいと考えましたので、MBAを志望した次第です。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

MBAとは?ということを知るところからの出発でしたので、ネット検索をしているうちに、アガルートアカデミーに出会いました。他校もいくつか含めて検討しましたが、年齢も年齢なので一発勝負と考えておりましたし、国内MBA受験で最もメジャーで、最も実績がある、という理由で、アガルートアカデミーを選択いたしました。また、これまで経営学について学んだことがなかったので、必要な基礎勉強が効率よくできることも決め手になりました。ネット学習の不安があったのですが、出願書類の添削が1校分は無制限にできることも大きかった理由です。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

以下の順番で取り組みました。(手を拡げすに(先に進まず)、順番通り取り組みました)

①まずは、基礎講座をやること。
1:最初、通しでテキスト見ながら聞く。
2:2度目は、通しで聞いて、自分なりのまとめ資料をつくる(頭の整理をする)。イメージ(絵)で覚えられるように、構造をパワーポイントで図式化して、要点・大事なポイント・考え方を整理。
3:まとめ資料を軸に振り返り、不明点はテキスト・動画に戻る。

②出願書類に最も時間をかけてしっかりつくること。
第一志望校の出願期間から逆算して、何回添削が可能か(「提出~返却~作業期間」までを1サイクル)としてスケジュールを逆算し、提出日と返却日を予め設定して添削回数をなるべく多くできるように取り組みました。(最終的に7回添削実施)

③小論文のセオリーを知ること。
基礎の書き方、ポイントを理解すること。テキスト掲載問題を2往復実施。
その後、大学別を1往復して大学の傾向(問題・時間配分・文字量など)を把握。

④試験2か月くらい前からインプットを増やすこと。
毎日少しづつでいいので、日経、日経ビジネス、東洋経済を流し読み。

⑤小論文の数をこなすこと。(習慣付け)
ペンで文字を書くまったく習慣がなかったので、2週間前から1日1~2問こなす。
(相当量の文字をボールペンで書いて、修正する、になれる)

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

チームマネジメントを9年間してきており、マネジメントやリーダー像に関心があったので関連の本をいくつか本屋で見繕って軽く目を通す。面白そうなものだけ読み進めて、一旦、研究計画書を作成。何度か添削をしていただき、本の言葉をヒントに、ネット検索も駆使しながらいくつか先行研究に目を通しました(国会図書館に初めて足を運びました)。論文のワードや文献から数珠繋ぎしていき、自分の関心が高いものを絞り込んでいって、添削を重ねてアドバイスに従って、少しずつシャープにしていきました。

③勉強のスケジュール

3月 受講開始~基礎講座

4月 基礎講座

5月 (業務都合で7月上旬までほぼ学習できず)

6月 (業務都合で7月上旬までほぼ学習できず)

7月中旬~ 研究計画書準備(本など材料集め)

8月上旬~ 研究計画書・出願書類添削開始

中旬~ 基礎講座まとめ資料作成、小論文基礎講座開始

9月 出願書類添削~インプット(社会情報)/小論文対策(基礎~大学別)

10月 小論文(数こなす)、インプット(社会情報)

11月 面接対策

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

国内MBA入試とは?から知ることをはじめて、結果的に第一志望に合格することができましたので、ゼロベースからのスタートでも国内MBA受験の準備・対策が可能なプログラムであると感じました。フルカリキュラムはパッケージになっているので、学習計画(範囲)を拡げることを考えなくてよいので、やりやすかったです。

▼経営学の基礎講座

経営学を学んだことがなかったのですが、手を拡げず、基礎情報はここにあると信じて取り組みました。自分なりに頭の整理が必要な部分もあったので、自分が理解しやすいまとめ資料をつくりました。

▼小論文対策講座(基本編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:11回

提出用の回答は、初見~時間厳守で提出していました。
自分の癖や力が分からなくなるため、時間をオーバーしたもの、精度を上げたもの、複数回以上取り組んだものは提出しませんでした。(結果、判定結果はBやCばかりでした。)
添削結果をいただいた後に、自分の癖を振り返って精度を上げていく学習をしました。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:6回

基礎編と学習方法は同様です。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:7回

研究テーマが変わることはある程度覚悟しながら、一度自分なりに仕上げてから添削を開始しました。研究テーマは、添削の過程で3回変化していきました。4回目からは精度を上げていきつつ、添削のやりとりで、やり残したことが残らないように修正や代案を提出して仕上げていきました。

▼研究テーマの探し方講座

テキストと動画を一度通しでやりました。基礎講座+αのインプットと感じました。
時間があれば小論文対策で振り返ろうかと思っていましたが、結果時間がなく振り返れませんでした。

▼面接対策講座

テキストと動画を一度通しでやりました。準備しておいた方がよい基礎要件のみ、準備して面接に臨みました。

▼各種フォロー制度について(Facebookの質問制度、受験校相談、ホームルーム)

受験校相談は、話を聞いてもらえるという部分が、気持ちの不安を解消する意味で非常に役に立ちました。オンライン受講でもっとも不安に感じていた部分だったので、模擬面談含めて会話できたことが安心材料となりました。
FaceBookの質問制度は使用しなかったです。
ホームルームは、勉強できない期間もあったので、その間のモチベーションを維持するために拝聴させていただいておりました。

スランプ・挫折,それを乗り越えるための工夫

知識ゼロからの学習だったため、簡単なことであっても1度で頭に入りにくく、構造的にテキストの内容を理解することに苦労しました。テキストを自分なりに図式化して、頭の整理をしたことで、学習内容が大分定着することができました。

業務都合で学習できない期間が2か月強あり、焦りとモチベーションの維持が難しかったです。中途半端な気持ちで学習をすすめると、より焦りが生まれそうだったので、集中して学習する時間がしっかりとれる環境になるまでは業務に集中し、その期間は、しっかり学習をお休みしたことで、後半に集中して学習できた要因となったのではないかと思います。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

主に学習は、帰宅時間での動画視聴と、就寝直前のテキスト・資料読み込みになります。8月から9月末までの土日の日中は、ほぼ研究テーマ作成・出願書類作成にあてていました。仕事に向かう朝の通勤では動画視聴はしていませんでした。(仕事モードと、学習モードはなるべく分けていました。)

また、就寝直前のテキスト・資料読み込みは、記憶に残す(暗記する)目的だったので、少しずつでいいので毎日やっていました。

あと、学習しない日を設けたり、学習する時間が少ししか取れない日は一切やらないと決めて、頭をリフレッシュし、やるやらないのメリハリは意識していました。

直前期の過ごし方

志望校の出願直前は、出願書類の添削作業に最優先で取り組みました。アガルートの添削に提出してから返却される間の期間に、小論文の実践と基礎講座の復習をしていました。出願書類の添削が返却されたら、最優先で出願書類の精度UPに取り組み、最短のスケジュールで添削に出す、というサイクルを繰り返していました。

筆記試験は課題の予測もしづらく学習範囲が定めづらいことと、当日出たとこ勝負なところがあるので、筆記試験対策に時間をかけることよりも、出願書類の完成度を上げること最優先事項として、多くの時間を費やしました。

試験期間中の過ごし方

筆記試験の直前期は、文字を書くことに慣れるために、テキスト掲載問題に繰り返し取り組み、数をこなしました。正直、内容の精度を上げることではなく、小論文の作成に慣れることを一番の目的にしていました。実際にボールペンで字を書く、誤字脱字を少なく素早く書く、内容に字数感覚や時間配分の感覚に慣れることを重視しました。ここ数年、漢字を自分で書くこともほとんどなかったので、簡単な漢字がすぐに出てこないこともありましたので、スイスイ漢字が出てきて手が止まらない感覚を取り戻すイメージで、沢山書きました。回答内容の精度を上げる取り組みまで、学習がたどり着かなかったというのが本音です。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

筆記試験の手ごたえは全くありませんでした。問題を見た際に難しくないと感じてしまったことがよくない方向に働いてしまい、全く力が発揮できませんでした。もっとやってきたことを振り返りながら慎重に取り組めばよかったのですが、勢いで書き始めてしまったため、途中で引き返せなくなり、アガルートで指導のポイントにあったことがほとんど再現できていない答案になってしまいました。正直、相当レベルの低い答案になってしまっていたかと思います。(アガルートの添削では、間違いなくD判定レベルかなと思います)修了後、後悔しかありませんでした。

二次試験(面接)は、良かったこともなく悪かったこともなく、手ごたえがなかった、というのが正直な感想です。

②合格した時の気持ち

一次は、筆記試験の出来が自分なりに最低レベルだったことや、その前の一橋大学の筆記試験で不合格だったこともあり、秋募集での合格はほぼ諦めていました。合格一覧を見たときは、正直目を疑いましたが、ダメだと思っていた分、驚いたというのが本音です。

二次は、これまでに体験記など見る限り、合否がある程度決まっている中で行われているのではないか、という情報を目にしていたので、一次試験の出来が良くなったのでマイナスラインからのスタートだと割り切って臨んでおりました。合格一覧を見たときは、嬉しかったのは勿論ですが、実力で勝ち取ったというよりは縁のようなものを感じました。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

合格の決め手

出願書類(研究テーマを含む)に尽きると思います。私の場合は、一次試験がおそらくかなりできていないはずなので、一次試験を合格できたのは出願書類の貢献が大きかったと言えると思います。出願書類を妥協せずに精度を上げていけるかどうかが合格の決め手と感じました。

講座の影響度

出願書類の添削に非常に助けていただきました。研究テーマを含む出願書類は、いずれにせよ自分で作っていくしかありませんが、出願に相応しいテーマなのかどうかの判断や、文章構成の自分の癖など、自分で客観的な評価が難しい部分を的確にアドバイスをいただきました。

卒業後のキャリアについて

MBAに期待するもの

これまで得てきた感性と知見を体系的に整理し、経営のジェネラリストとして幅広い視点から学び、​実践できる知識へと発展していけるMBAの進学の意義はとても大きいと考えています。現業のマーケティング領域だけではなく、アカウンティングやファイナンス、​特に経営視点での人材・組織や経営戦略を学んで、VUCA時代を乗り越えていくための柔軟性の高い発想力や、自信をもって戦略的な意思決定ができる力を身に着ける学びをMBAに期待しています。

今後のキャリアビジョン

今後のキャリアゴールとして、早期に経営陣の一員となり、慣習に囚われない変革を実行し、​会社全体を「自走する組織」に変えるリーダーになることを目指しています。自社のビジネスの先行きが益々不透明​であり、社員も業務に追われる中で徐々に自信を見失いつつあり、いち早く大きな変化・変革が求められています。その変化・変革の道筋を示し、先頭に立って実行・実現していき、自社の持続的な発展に貢献していきたいと考えています。

推薦書について

提出されましたか?

一橋大学、立教大学は提出しました。
早稲田大学は、提出対象外でしたので提出しておりません。

提出された方はどなたに推薦書をご依頼しましたか?

一橋大学は、直属の上司です。
立教大学は、当社社長です。

受験生に対するメッセージ

MBA受験は、私自身がそうだったように、ゼロからのスタートでも十分に合格できるチャンスがあると思います。合格することは、MBAの学びのスタート地点に立つことに過ぎませんが、今からワクワクしています。スタート地点に立つことさえできれば、そこから先に新たな道が大きく拡がっていくと信じています。私のように年齢が高い人でも、経営の学びに触れたことがない人でも、第一志望に合格することができましたので、是非、自分の可能性を信じて、後悔のないように取り組んでください。