アガルートアカデミーの国内MBA試験講座をご受講いただき早稲田大学大学院経営管理研究科に合格された受講生の方の「合格者の声」を紹介します。

どのように勉強したのか、勉強時間、スケジュール、工夫など、学習に取り入れられる情報や、予備校講座を選んだ際のポイントなど、受験に役立つ内容盛りだくさんでお届けします。

合格校

早稲田大学大学院 経営管理研究科 夜間主総合

合格者の声

※『ウインドミル・エデュケイションズ』 は、2019年、アガルートアカデミーの 『国内MBA入試』にリニューアルいたしました。

この度、早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール。以下、「WBS」)に合格し、2018年4月から進学することとなりました。

MBA受験をお考えの方、そのためにどのようにすればよいのかお悩みの方、様々な手段で情報収集されていることと思います。

このページを訪れて頂いているのも何かのご縁ですので、私の「振返り」をお伝えさせて頂きます。

皆様の検討材料の一助になれば幸いです。

MBAを目指した理由

本格的に受験を決めたのは約1年前、2017年が明けてからです。

それまで「視野を広げたい」「勉強したい」という漠然とした想いはあったものの、会社の自己研修制度を利用する程度で、本格的な学びには入っておりませんでした。

既に若手と呼ばれる年代は過ぎ、日々の仕事を黙々とこなすだけでなく、自らが道筋を立て実行していかなければならない年次になっておりましたが、改めて振り返ってみると、過去の前例など経験ベースでの仕事の仕方しかできておらず、戦略立案・実行のための体系的な理論や思考が不足していることに気づきました。

今後のキャリアを考えた時、自らが目指すべき姿を描き、自らが実現していかなければなりません。

そのためには、理論に基づいた思考の整理が必要だと感じました。

色々と悩んだ末、ビジネススクールの学びは、経験による知識を理論で裏付け、実務と理論両方に精通した人材になるために有効な手段だと考え、受験を決意しました。

予備校という選択/ウインドミルを選んだ理由

受験を決意したものの、独学で合格できるのか不安がありました。

他の方の体験記にも記載があるとおり、独学で受験される方も少なくありませんが、私が予備校に通ることに決めた一番の理由が「効率」です。

基本的に、MBAの試験は「小論文」「研究計画書」「面接」の3ステップです。

あえて言えば「経営学」が科目なのかもしれませんが、大学受験のように明確に受験科目が設定されているわけでもなく、大学別の赤本があるわけでもありません。

合格という最初の壁を乗り越えるにあたり、結果を残すために何をすればよいか、試験の全体像を把握しゴールに向けての道筋をつけていく、私にはそれらの情報を整理する時間がもったいなく、ノウハウが蓄積された予備校を活用していくことにしました。

その中でも、無駄打ちを少なくするため、「国内MBA受験に特化した指導をおこなう予備校」を軸に探しました。

最終的にウインドミルを選んだ理由は、実践的なカリキュラムと受講生第一主義の方針です。

某大手予備校のカリキュラムは、自宅で動画を視聴→課題をまとめる→教室でグループワークという流れでした。

ディスカッションを否定するわけではありませんが、自分にとって、「小論文を書く」ためには、もっと必要なことがあるのではないかと考えました(ウインドミルのカリキュラムは後述します)。

また、説明会に参加されるとお分かりになりますが、「そこまで言うのか」と思うぐらい包み隠しのない情報を教えて頂けます。

加えて、大教室ではなく少人数で進められる講義形式からも、受講生一人ひとりを大切にする指導方法を実践しておられると感じました。

以上のことから、ウインドミルの説明会と同じ日に某大手予備校の説明会にも参加していたのですが、即決してその日のうちに申込書を送付しました。

ウインドミルの講義

WBSは、①出願時に提出する「essay(研究計画書)」、②一次試験「小論文」、③二次試験「面接」の3つのステップがあります。

私の場合、小論文・essay・面接の順に準備の時間を費やしましたが、どのステップが合否のウェイトを占めるのかはあまり意識しませんでした。

ウインドミルの講義を通じて、「最後まで考え抜き、自分なりの見解を導き、相手に伝える」ことが全てに共通することだと感じたからです。

なお、ウインドミルでは、それぞれのステップにおける対策ポイントを大学院別にまとめておられるため、受講生は自分の志望校に合わせた思考の整理を効率的に行うことができます。

【講義サイクルの基本】

<予 習> 課題文献の事前リーディング → 「出題のポイント」で知識を整理
<講 義> 教室での模擬試験(45分~1時間半程度) → レジュメによる解説
<復 習> 翌週に評価・コメント付きでフィードバック

-上記サイクルを、基本編・応用編・実践編の段階別に繰り返す
<基本編> 経営学の基礎知識をベースにした問題
<応用編> 論理構築型の問題
<実践編> 志望校別に選別された問題(予習なし)

◎小論文

小論文のポイントは2点あると考えます。

第1に時間内に書くことです。

与えられた時間内に最後まで書き上げることができなければ、意味がありません。勉強を始めた当初は自信が無かったのですが、実践的な形式で進められる模擬試験がとても良い訓練になりました。

例えば、「200字分を書くにはこのくらいの時間が必要」など時間感覚を身に付けることができたと思います。

第2に伝達力です。

内容だけでなく、文章構成をわかりやすくすることで、読み手が一読して理解できるかが重要になります。

私の場合、基礎編の事前リーディングに記載されている「出題のポイント」を参考に想定問を作成して知識を整理し、自分の文章のリズム感を作った上で講義に臨むようにしました。

これらのポイントを踏まえ、自分なりの文章構成とリズムを意識しながら回を重ねていくうちに、回答にあたっての知識さえあればどのような問題が出題されても大丈夫だと思えるようになりました。

ちなみに、講義で配られるレジュメは、スキャンしたデータをipadに取り込み、通勤時間帯などを活用して繰り返し読んで定着を図りました。

感覚的な話で恐縮ですが、何度も読むうちに新聞・ニュースの見方が変わっていった気がします。

◎研究計画書・面接

小論文対策を主にした講義の合間に、研究計画書・面接対策の講座が複数回実施されます。

特に、全くの未知数である研究計画書について、何をどう書けばよいのか全く分からなかったため、講義で説明頂く大学院別のポイントや過去の受講生の研究計画書が非常に参考になりました。

私の場合、「視野を広げたい」という漠然とした想いが先行していたため、具体的な研究テーマに落とし込むのに大変苦労しました。

案の定、1回目では合格点を頂くことはできず、何度も提出・添削を繰り返しましたが、ウインドミルの行動規範である「すぐやる。必ずやる。出来るまでやる。」にあるとおり、メールで送るとすぐに添削して頂けたので、短期間で集中して取り組むことができました。

また、添削は直接修文されるのではなく、より思考を深めるためのコメントが中心です。これらのやりとりを通じて、自分の考えを自らの言葉で根本の部分まで整理することができただけでなく、ビジネスリーダーに必要な「問題発見力」の重要性を痛感することができました。

面接対策講座にも様々なポイントを説明頂きますが、このように研究計画書を作成する過程自体が面接対策になっていたと言っても過言ではありません。

これらの講義形式は少人数形式だからこそできることであり、ウインドミル最大の強みであると考えます。

メッセージ

今年の秋募集の小論文は、過去の形式から大きく変更されて出題されました。

問題を見た時には出鼻を挫かれたようで最初は動揺しましたが、「最後まで考え、相手に伝える」ことを意識して書き上げました。

試験終了後に周りを見ていると、最後まで終わってない雰囲気の方が多く見受けられました。

最後まで書き上げることができたのも、講義を通じて、「最後まで考え抜き、自分なりの見解を導き、相手に伝える力」を養うことができたからだと思います。

このスキルは、受験のためだけではなく、ビジネススクールを卒業後自分で学びを続けていくためにも必要なことです。

ウインドミルでは、受験のためだけの勉強ではなく、自分で学ぶためにはどうすればよいか、その材料を提供してくれた感じております。

当初は「効率」を求めておりましたが、結果的にそれ以上のことを学ぶことができました。

受験を決意された方におかれては、独学か予備校か迷っている方が多くいらっしゃるかと思いますが、本格的にスタートする前に予備校という選択肢もご検討されてはいかがでしょうか。

受験を決意され、同じ志を持つ皆様と一緒に学べることを楽しみにしております。最後までお読み頂きありがとうございました。

そして、最後になりますが、飯野先生、ご指導ありがとうございました。

この場をお借りして、御礼申し上げます。

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