難関MBA立教大学ビジネススクールの概要と試験の情報を提供しております。

動画で分かる立教大学MBAの入試対策

立教大学大学院ビジネススクールの特徴

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(立教MBA)は、平日夜間と土曜日に授業が行われるパートタイムMBAです。

基本的には、入学時までに2年以上の実務経験を有する方で、出願時に日本において企業等の組織で現職に就く方が対象となっていますので、社会人向けの大学院と言えます。

ただ、一定の基準を満たす場合は、大学生にも受験資格があります。

詳しくは大学のホームページをご覧ください。

授業料は、入学金込み、2年間で2,318,000円となっています。(※2022年度参考)
※参考:学費

以下、立教大学大学院ビジネススクールの特徴を説明していきます。

特徴1 「ビジネスクリエーター」の育成を目指している

立教MBAの特徴の1つ目は、「ビジネスクリエーター」の養成を目指している点です。

社会に蔓延する閉塞感を打破し、未来社会の可能性を切り拓くことが、今日の日本に求められています。

未来社会は新たな事業の構想によって具体化され、実現されます。

こうした新たな事業構想を担う創造的人材こそ、「ビジネスクリエーター」と呼ぶ人材なのです。

この「ビジネスクリエーター」養成のために、ビジネスシュミレーションとビジネスデザイン(ビジネスプラン)をコア科目に、論理的な戦略的意思決定能力と創造的な事業構想力を養成し、経営の専門知識とスキルを磨く科目を用意しています。

ビジネスシュミレーションとは、どのような授業なのかを立教MBAのホームページで調べてみました。

すると、以下のような説明がありました。

本授業では、創造的な経営のゼネラリスト、「ビジネスクリエーター」に必要な、創造的な構想力と論理的な分析能力、意思決定能力を養うべく企業の戦略的意思決定と創造的な事業構想を経験的に学修することを目的としており、前半期の経営者の戦略的意思決定学習と後半期のビジネスプラン策定から構成される。

前半期の7週間では、履修者は企業の経営陣としての戦略的な意思決定、創造的な経営判断について学修する。
具体的な状況のなかで、業績の良否は外部環境要因によって一義的に規定されるものではなく、むしろ経営者の意思決定の巧拙に大きく依存するということを経験的に学習するとともに、情報の収集、整理、状況の分析、環境認識と問題の定義、選択肢の導出、結果の評価といった一連の意思決定のプロセスを学ぶ。

後半期の7週間では、前半の期間で培った様々な知識とスキルを活用し、新たなビジネスプランの構想に取り組む。
発想の転換や新たな着想は、異なる視点や思考枠組の交換から生じる。新たな事業の構想には新たな問題の発見や価値の創造が必要となろう。
授業では、異なる知識や経験、価値観を持ったメンバーの知的相互作用を通じて創造的な事業構想を実現するプロセスを経験し、「ビジネスクリエーター」としての創造的な事業構想力の習得を目指す。

特徴2 遅い時間まで施設利用が可能

2つ目の特徴は、社会人学生にとってはありがたい、遅い時間まで施設利用が可能という点です。

ビジネスデザイン研究科の授業は平日夜間と土曜日に開講されています。

平日は18:30~21:55、土曜日は9:00~18:50を中心に授業が編成されています。

また、図書館は22時30分、院生室は23時まで開室しています。

特徴3 好アクセス

3つ目の特徴は、池袋駅から徒歩7分という学習密度を高めるアクセスの良さです。

ビジネスデザイン研究科は池袋駅から徒歩7分という利便性の高い立地で、社会人の皆さんの学習密度を高めます。

立教大学MBAの倍率から見た難易度

MBAの難易度として倍率が2倍を超えてくると人気があり、難易度が高い傾向にあります。

公式HPによると立教大学MBAの2023年度の入試は受験者が244名で合格者が140名で、倍率は1.74倍となっています。

国内MBAの受験倍率としては中程度だと言えるでしょう。

関連コラム:国内MBAの倍率から見る難易度と人気大学院合格に必要な勉強期間

入試内容

入学試験は、一般入学試験、社会人入学試験、外国人入学試験の3つに区分して、1年間に2回、秋季と春季に実施されています。

入試内容は、出願書類として課題エッセイを提出し、その後、面接を行うというオーソドックスな形となっています。

ここでは社会人入試について説明します。

まずは、以下の課題について論じます。

あなたは大学院で修得する知識やスキルを、ご自身の現在の業務やこれからのキャリアデザインにどのように活かしていきたいと考えていますか。

実務経験のなかでの具体的な課題を取り上げ、本研究科への志望動機と関連づけて述べなさい。

その上で、以下の「共通課題」から一つ選択して解答します。

1.「GAFA」のような企業のサービスが個人の社会生活や企業の事業活動の利便性を促進する一方で、EUの一般データ保護規則(GDPR)など、各国では個人情報収集に関する規制が進められています。こうした一部のプラットフォーマーが個人情報を独占している状況について、あなたの考えを述べなさい。

2、働き方改革により、在宅勤務やリモートワークへと切り替えが進んでいますが、ある企業の中には、開放的で快適なオフィス作りをすることで、会社に来て働いてもらおうという取り組みも行っています。こうした取り組みについて、その理由や効果を述べるとともにあなたの考えを述べなさい。

3.これまでの階層型の組織で上司による部下を管理するような組織に対し、フラットで上司が存在せず、個々の社員の自主性を尊重するような組織も登場しています。こうしたフラットな組織は日本企業にも適用が可能であるかについて、あなたの考えを述べなさい。

4.Googleはマネジャー職を一時的になくしたことがあります。クリエイターやエンジニアなど 創造的な仕事をする人にとって、彼らを「管理する存在」であるマネジャーは必要でしょうか。あなたの考えを述べなさい。

5.2015 年に国連加盟国によって採択された「持続可能な開発目標(SDGs)は各国の政策決定の指針となるだけでなく企業のイノベーションを促す機会としてもとらえられ、SDGsの達成に対する企業の積極的な取り組みが期待されるようになっています。日本企業はこうした SDGsの達成にどのような貢献ができるでしょうか。またそれはどのような機会となるでしょうか。あなたの考えを述べなさい。

以上の2つの課題を完成させれば出願書類は完成です。

入試対策

入試対策ですが、最初の課題エッセイは、実務経験をもとに志望動機を書いて、その上で、MBAを活かした今後のキャリア計画について述べるだけですから、それほど手間はかかりません。

「MBAとは何が学べるのか?」的な入門書を読めば、問題意識の高い方ならすぐに作成が可能だと思います。

共通課題の方は、一般的な経営学の知識や時事的な知識があれば作成可能です。

ですから、MBAに関する入門書やビジネス系の雑誌などを読んで、知識を得た上で書くとよいと思います。

もし、これらの知識習得に不安のある方は、アガルートのような予備校を利用すると効率的に知識が得られると思います。

どちらの書類も、知識だけでなく、文章の論理性が必要になります。

論理性に不安のある方は、アガルートのような予備校で添削指導を受けるといいと思います。

面接は、提出した課題をもとに質問されますので、課題をしっかり書いておけば心配はいりません。

立教大学ビジネススクール基本情報

名称:立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 ビジネスデザイン専攻
場所:立教大学池袋キャンパス
授業時間:平日18:30~21:55・土曜日9:00~18:50
住所:東京都豊島区西池袋3-34-1
最寄り駅:池袋駅徒歩7分
公式サイト:立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

コンセプト
新たな社会環境を創造するビジネスを「デザイン」する人材の育成する。

特徴
・ 充実した入門科目と多様な専門科目を履修可能
・ 自由度の高い科目選択と目的に合わせた知識修得が可能
・ 多様な人材ネットワーク形成が可能

ビジネスの構想力と戦略的思考を育成・開発するMBAコースであり、意欲あるビジネスパーソンを対象にしたビジネススクール型大学院。
コア科目であるビジネスシミュレーションとビジネスデザイン中心のカリキュラム編成。
事業構想の実現に必要な専門知識を総合的・体系的に修得することができる豊富な選択科目。

試験情報

試験区分:一般 社会人 外国人
入学試験回数:年2回(秋季9月頃・春季2月頃)
入学月:4月
募集人数:90名
試験内容(一般・社会人):課題エッセイ・書類審査・口頭試問
試験内容(外国人):筆記試験・書類審査・口頭試問

教育研究上の目的
ビジネスデザイン研究科は、学士課程教育における一般的ならびに専門的教養の上に、経営学を研究し、その深奥を究め、かつ、キリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与することを目的とする。

学生の受入れ方針
本課程は、学士課程教育による一般的及び専門的学識を備えた者が、次代の経済社会の発展の担い手たるに相応の豊かな教養と高度専門的な経営学的知識を修得することを目的とする。本課程においては、実際の職業経験や社会経験を媒介として形成せられた鋭い問題関心や批判的思考を有し、専門的知識を習得するための確かな目的意識を備え、学士教育課程を修了していること(ないしそれに準ずる学識を備えているとみなされること)が入学の要件とされる。


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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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