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一橋ビジネススクール【入試内容と対策】

一橋ビジネススクール

MBA大学院の特長

一橋大学大学院経営管理研究科(一橋ビジネススクール)は4つのコースがあります。一つは全日制の2年制のプログラムである「経営分析プログラム」です。特徴としては、MBAと言っても大学生がそのまま進学した学卒が多いことです。
社会人の方もいますが、学部卒の割合が高いです。国立キャンパスで講義は実施し、授業料は2年間の総額で1,567,920円です。

2つ目は夜間開講の2年制プログラムである「経営管理プログラム」です。特徴としては、社会人としての実務経験3年以上の方を対象としたMBAとなっています。社会人が通いやすいように千代田キャンパスで講義が実施されています。日本の大企業のサラリーマンの方が多いMBAです。中小零細企業の方や外資系企業の方はかなり少ないです。なお、経営管理プログラムには「ホスピタリティ・マネジメント・プログラム」も含まれます。授業料は2年間の総額で1,567,920円です。

3つ目は夜間開講の2年制プログラムでアカデミックな研究を行うことを目的とした「金融・財務プログラム」です。特徴としては、ファイナンス分野で、先端的な研究を遂行する知識とスキルを備えた研究者の養成を目的としたMBAで一般的に言われているゼネラリスト養成のMBAとは大きく異なります。こちらも社会人としての実務経験が2年以上の方を対象としています。社会人が通いやすいように千代田キャンパスで講義が実施され、授業料は2年間の総額で1,567,920円です。

最後がすべて英語で講義がおこなわれる国際企業戦略専攻です。こちらは全日制のMBAで、1年制と2年制の2つのコースが用意されています。特徴はすべて英語で実施される点です。日本にいながらにして海外MBA同様の指導が受けられる数少ない国内MBAです。またすべて英語でおこなわれることから、留学生が全体の8割を占めています。受験資格は社会人としての実務経験が3年以上ある方を対象としています。こちらも千代田キャンパスで講義が実施され、授業料は2年間の総額で1,567,920円です。

入試内容

全日制の2年制のプログラムである「経営分析プログラム」の入試は一般入試、企業派遣などいくつか種類がありますが、ここでは一般入試について説明します。一般入試は年に1回7月に出願し、8月に試験が行われます(面接は9月)。入試科目は、「英語(または数学)」「小論文」「出願書類(将来計画書など)」「面接」となっています。倍率は2018年が2.5倍、2019年が3.5倍と国内MBAでは高倍率になっています。

夜間開講の2年制プログラムである「経営管理プログラム」の入試は、年に1回行われます。1次の小論文が10月、2次の面接が11月に行われます。入試科目は、「小論文」「出願書類(将来計画書など)」「面接」となっています。倍率は2018年が3.9倍、2019年が3.3倍とこちらも国内MBAでは高倍率になっています。

夜間開講の2年制プログラムである「金融・財務プログラム」の入試は、9月出願の秋入試(面接は11月)と1月出願の春入試(面接は2月)があり、年2回行われています。入試科目は、「出願書類(研究計画書など)」「面接」となっています。倍率は2018年の秋入試が1.97倍、春入試が3倍、そして2019年の秋入試が3.35倍、春入試が3.67倍と国内MBAでは高倍率になっています。

最後がすべて英語で講義がおこなわれる国際企業戦略専攻ですが、第一次募集、第二次募集の年2回行われています。いずれの募集においても、入試審査は「出願書類」と「面接」の二段階となっています。入試倍率は非公開となっておりましてアガルートでも把握できていません。

入試対策

全日制の2年制のプログラムである「経営分析プログラム」の過去問の傾向、学習スケジュールから説明していきます。まず英語ですが、2019年は「先進国と新興国のビジネス環境の違い」に関する長文を読んだ上で解答する問題で、2018年は「組織におけるダイバーシティとステレオタイプ」に関する長文を読んだ上で解答する問題です。どちらも経営学関連の英文を読んで解答する問題です。英語はそれほど短期間でスコアアップすることはできませんので、試験が8月ですから、4月から勉強を開始することをお勧めします。次が小論文ですが、年によってまったく傾向が異なります。図表を見て解答する問題は、経営学の知識は不要で図表を的確に読み取れれば解答できる問題もあります。対して、経営学の知識が必要となる問題や数学的なシミュレーションが必要になる問題も出題されます。何が出題されるかがわかりませんので、幅広い準備をしておくことを勧めます。こちらも英語同様に4月に勉強を開始するのがいいと思います。「出願書類(将来計画書など)」に関しては、研究テーマの提示が求められていますので、7月出願の2か月前の5月には着手するといいと思います。

次は夜間開講の2年制プログラムである「経営管理プログラム」の過去問の傾向、学習スケジュールを説明します。小論文ですが、先に説明した「経営分析プログラム」と同様です。年によってまったく傾向が異なります。図表を見て解答する問題は、経営学の知識は不要で図表を的確に読み取れれば解答できる問題もあります。対して、経営学の知識が必要となる問題や数学的なシミュレーションが必要になる問題も出題されます。何が出題されるかがわかりませんので、幅広い準備をしておくことを勧めます。ですから4~5月に勉強を開始するのがいいと思います。「出願書類(将来計画書など)」に関しては、研究テーマの提示が求められていますので、10月出願の2か月前の7~8月には着手するといいと思います。

夜間開講の2年制プログラムである「金融・財務プログラム」の学習スケジュールです。こちらは筆記試験はなく、「出願書類(研究計画書)」のみです。金融・財務プログラムの研究計画書はかなりアカデミックな内容が要求されていまして、先行研究のレビューなどが必須となっています。そのため3か月は準備期間を確保しておくと安心だと思います。ですから、9月出願の秋入試は6月に作成に着手し、1月出願の春入試は10月に作成に着手するといいと思います。

最後がすべて英語で講義がおこなわれる国際企業戦略専攻の学習スケジュールです。こちらは筆記試験はなく、「出願書類(研究計画書)」のみです。ですから、英語力がある方は、2か月もあれば十分準備可能です。出願の2か月前に着手しましょう。

● この記事の著者

飯野 一講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない,約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。
国内MBAに関する書籍を多数出版し,ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。
国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表,学会誌掲載の実績を持つ。

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