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筑波大学大学院ビジネス科学研究科【入試内容と対策】

筑波大学大学院
ビジネス科学研究科

MBA大学院の特長

筑波大学大学院ビジネス科学研究科には,「経営システム科学専攻」と「国際プロフェッショナル専攻」の2つのコースがあります。

▼経営システム科学専攻

特徴は、一般的なMBAで行われているケースメソッドにプラスして、アカデミックな学術研究に重点が置かれていることです。

アカデミックな研究を重視しているMBAがあまりないため、アカデミックな研究をしたいという学生、例えばシンクタンクの株価の分析をする方や、企業のマーケティング部門で顧客満足度調査などをする方など、リサーチスキルを必要とする学生に人気があります。

東京メトロ 丸ノ内線「茗荷谷(みょうがだに)」駅徒歩3分に位置するキャンパスで講義は実施し、授業料は2年間の総額で1,353,600円です。

▼国際プロフェッショナル専攻

特徴は、すべて英語で学ぶMBAという点です。

日本にいながらにして海外MBAに留学したかのような英語カリキュラムが用意されています。

英語力とMBAを日本にいながらにして身に付けたいと考える日本人に人気です。すべて英語ということで学生には留学生も多く存在しています。

こちらも茗荷谷キャンパスで講義は実施し、授業料は2年間の総額で1,353,600円です。

入試内容

経営システム科学専攻、国際プロフェッショナル専攻ともに入試は年に1回です。

経営システム科学専攻の方は10月に出願し11月に小論文の試験と面接があります。国際プロフェッショナル専攻は、9月に出願し11月に面接があります。

倍率は年によって異なりますが、経営システム科学専攻、国際プロフェッショナル専攻ともに3倍前後となっており難易度は高くなっています。

入試対策

経営システム科学専攻の入試の傾向から説明します。最初に小論文から説明します。小論文は、経営学の専門的な知識を問うというより、時事的なトピックが多いです。例えば、以下のような問題です。

「自動化されることで人間の仕事ではなくなったり、自動化によって人間が関与するケースが少なくなったりすることが想定される職業を2つ挙げよ。さらに、あなた自身がなぜそれら2つの職業が自動化されると考えるのか、その理由をそれぞれの職業ごとに端的に述べよ。ただし、理由が同じ職業を2つ挙げてはいけない。」

このように新聞を読んでいれば解答できる問題が多いです。
他の傾向としては、オペレーション・リサーチに関する技法が必要になる問題も出題されています。

次に研究計画書ですが、こちらは先に説明した通り、アカデミックな研究計画書が要求されています。
一般的なMBAでは「志望動機」「キャリア計画」などが中心で、「研究テーマ」に関してはそれほど深いテーマは要求していませんが、筑波の経営システム科学専攻は先行研究のレビューや研究方法などにも触れなければならないため、かなりテーマに関して深堀した研究計画書が必要になってきます。

最後が面接ですが、面接では研究計画書に書いたことが詳しく質問されます。そのため研究計画書がしっかり書けていればあまり問題なくクリアできると思います。
分析方法やデータの収集に関して、かなり突っ込まれるケースもありますが、この点はこれまで自分が研究計画書を作成してきた蓄積をもとにできる限りの回答をすれば問題ないと思います。すべてに答えられなくとも合格していますのでご安心ください。

次が国際プロフェッショナル専攻です。

こちらは出願書類(エッセイ)と面接のみです。エッセイは一般的なMBAと同じで「志望動機」「キャリア計画」などを英語で書きます。それほど難しい内容ではありません。面接では一般的なMBAの面接以外に、Analyticalパートがあり、これは事前に準備ができないために、これをクリアできるかどうかが合否のカギになると思います。なお面接もすべて英語でおこなわれます。

経営システム科学専攻を受験する場合の学習スケジュールは、時事的な知識や経営学の知識がない方は、出願の4~5か月前に時事的な知識、経営学の基礎知識をインプットする勉強を開始するといいと思います。

経営学の基礎知識のインプットは小論文対策になりますし、研究計画書を書く際のテーマ設定にも役立ちます。そのため、5月に受験準備を開始するといいと思います。

研究計画書の作成は、かなりアカデミックな内容を要求されていますので、遅くとも出願の3か月前には着手してください。おそくとも7月に作成を開始してください。

国際プロフェッショナル専攻を受験する場合の学習スケジュールは、英語でのエッセイ作成の対策のみですから2か月前の7月に着手すれば十分かと思います。面接対策はAnalyticalパートがありますので、こちらも2か月前の9月に開始するといいと思います。

● この記事の著者

飯野 一講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない,約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。
国内MBAに関する書籍を多数出版し,ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。
国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表,学会誌掲載の実績を持つ。

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