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首都大学東京ビジネススクール【入試内容と対策】

首都大学東京ビジネススクール

※首都大学東京は2020年4月より東京都立大学大学院と名称が変更されるため、本記事では東京都立大学大学院と記載しています。

MBA大学院の特長

東京都立大学大学院(旧首都大学東京)経営学研究科の特徴は、第一線の研究者でもある専任教員を中心にした高度な少人数教育によってアカデミックな論文指導がおこなわれている点です。

MBAというとケースディスカッションが中心でアカデミックな論文指導は行うイメージはありませんが、首都大学ではケーススタディによるゼネラリスト養成だけでなく、アカデミックな論文指導も行われています。

授業は丸の内サテライトキャンパスで、平日夜間及び土曜日に実施され、授業料は2年間の総額で1,323,600円(東京都民は1,182,600円)です。国立を上回る公立校ならではのコストパフォーマンスの高い大学院です。都民の方はさらに高いコストパフォーマンスが実現します。

入試内容

入試ですが年に2回行われておりまして、8月出願と翌年の1月出願となっています。

入試科目は、「小論文」「研究計画書」「面接」となっています。

倍率は年によって異なりますが、だいたい3倍前後となっています。

入試対策

入試の傾向として最初に小論文から説明します。小論文は、経営戦略論、経営組織論、マーケティング、会計学、マネジメントサイエンス、数学の6つの分野から選択して解答する形式です。経営学の基本的な理論を知らないと解答できない知識系の問題となっています。一例をあげますと、経営戦略論では、「企業が単なる市場価格の受容者ではなく、自社の製品やサービスに戦略的な価値付けをおこなっている例を挙げ、その価格戦略が競争優位に働いている(あるいは、働いていない)理由を、理論的根拠を示しながら論じなさい。」という問題が出題されています。

次は研究計画書ですが、先に特徴部分で説明した通りアカデミックな論文指導が行われる大学院であるため、研究計画書もアカデミックな内容のものが求められています。そのため、合格するためには、先行研究の読み込みが必要になります。これは一般的な書籍ではなく、学術論文を読む必要があります。また実際に仮説検証する際に、データの収集はどうするか、という点も事前に考えておく必要があります。そして、どのような方法で研究を行うのかを考えておく必要もあるのです。東京都立大学に合格するためには、研究計画書の準備に最も時間と労力を使う必要があるのです。

最後が面接ですが、面接の位置づけは研究計画書に書いたことの確認だと思います。かなり詳細まで突っ込んだ面接がおこなわれていまして、研究計画書を書く際にどれだけ深く考えたかが問われます。研究計画書の段階でしっかり考えて論旨に一貫性のある書類が書けていれば面接は深く突っ込まれても対応可能です。そのため、研究計画書をしっかり書きあげることが面接対策にもなるのです。

学習スケジュールは、経営学の知識がない方は、出願の4~5か月前に経営学の基礎知識をインプットする勉強を開始するといいと思います。経営学の基礎知識のインプットは小論文対策になりますし、研究計画書を書く際のテーマ設定にも役立ちます。そのため、8月出願の場合は4月に、1月出願の場合は9月に受験準備を開始するといいと思います。

研究計画書の作成は、かなりアカデミックな内容を要求されていますので、遅くとも出願の2か月前には着手してください。できれば3か月前でもかまいません。アガルートの受講生で、過去に東京都立大学に合格した方々はみなさん2か月前には研究計画書に着手していますので、本サイトをご覧いただいた皆さんもここで提示したスケジュールで進めていただければ合格のための十分な準備ができると思います。

● この記事の著者

飯野 一講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない,約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。
国内MBAに関する書籍を多数出版し,ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。
国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表,学会誌掲載の実績を持つ。

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