司法試験 論文対策
司法試験・予備試験・法科大学院入試で出題される論文式試験を突破するために必要な答案作成の方法論や技術を習得することを目的とする講座群です。
論文答案が書けるようになる学習法
論文答案が書けるようになるためには、ある一定の学習法が存在します。詳細は各講義でお伝えしますが、以下では、その概略を示しています。
1 知識をインプットする
まずは、法学の基本的な知識のインプットが必要になります。なお、インプットの補助ツールとしては、「論証」を活用することをお勧めします。
知識のインプットのための講座が、総合講義100、総合講義300、論証の使い方を学ぶための講座が、「論証集の『使い方』」になります。
なお、知識はインプットしてそれで終わりではありません。下記の各過程で自分の知識や理解が不十分であることが判明すると思います。アウトプットをした後は、必ずインプットに戻り、テキスト等を用いて知識や理解を定着させましょう。
2 論文答案の「書き方」を学ぶ
知識のインプットと同時に進めるべきなのが、論文答案の「書き方」を学ぶことです。
法学の論文式試験は、大学入試における日本史・世界史の試験のように暗記した知識をただ単に答案用紙に書き写せば○がもらえるようなものではなく、暗記した知識を「使って」解答しなければならないという意味で、「知識」のほかに「書き方」も学ぶ必要があります。
数学の試験で公式を覚えただけでは問題が解けないように、論文式試験もこの「書き方」が分からなければ書けるようになりません。
論文答案の「書き方」を学ぶための講座が、「論文答案の『書き方』」になります。
3 重要問題を習得する
答案の「書き方」を学んだ後は、実践が必要です。
数学の勉強において、公式を習得した後は、練習問題で公式を使いこなすことができるように練習したのと同じです。
基本的で重要な問題をしっかりと習得しなければ、司法試験で問われるような難易度の高い問題に対応することはできません。
重要問題を習得するための講座が、重要問題習得講座になります。
なお、重要問題で訓練を積む過程で知識や理解に問題があれば、インプットに戻る必要がありますが、解き方に問題があるのであれば、答案の「書き方」に戻って確認するようにしましょう。
4 実際に答案を作成する
練習問題で十分訓練を積んだ後は、いよいよ実際に答案を作成していきます。
司法試験は、アウトプットが非常に難しい試験なので、インプットだけではなくアウトプットも反復練習する必要があります。厳しい時間制限に慣れるため、できる限り本番に近い環境に身を置いて、制限時間内で答案を仕上げる訓練をしましょう。
以上の1から4の過程を繰り返す過程で、不十分な部分を発見するたびに、それぞれの段階に戻って確認することで、少しずつ論文答案が書けるようになります。
実際に答案を作成するための講座が、予備試験答練、司法試験答練になります。
なお、答案作成の過程で、知識のインプットに問題がある、書き方に問題がある、重要問題が十分習得できていないという課題が発見された場合には、それぞれの段階に戻って確認してください。