平成29年 司法試験・予備試験 合格者の声

注:入門講座→現総合講義300、3倍速インプット講座→現総合講義100、論文インプット完成講座:現重要問題習得講座、【 】内→合格順位

平成29年司法試験合格者

【総合34位合格】上田亮祐さん

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
上田亮祐さん#01

 平成29年司法試験に総合34位で合格された上田さんのインタビュー映像第1弾です。本映像の中では、勉強の方針、総合講義300、論証集の「使い方」についてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

上田さんのTwitterアカウント@Ernie2326

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
上田亮祐さん#02

 平成29年司法試験に総合34位で合格された上田さんのインタビュー映像第2弾です。本映像の中では、主に論文学習及び論文対策講座(論文答案の「書き方」、重要問題習得講座)についてお話いただいています。特に重要問題習得講座のご利用方法は、多くの方の参考なるかと思いますので是非ご覧ください。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

上田さんのTwitterアカウント@Ernie2326

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
上田亮祐さん#03

 平成29年司法試験に総合34位で合格された上田さんのインタビュー映像第3弾です。本映像の中では、短答対策、旧司法試験 過去問解析講座、司法試験型答練についてお話いただいています。旧司法試験の問題を解く意義、司法試験型答練の利用方法は必見です。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

上田さんのTwitterアカウント@Ernie2326

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
上田亮祐さん#04

 平成29年司法試験に総合34位で合格された上田さんのインタビュー映像第4弾です。本映像の中では、直前期・試験日の過ごし方、合格の決め手、司法試験とは、受講生や受験生に対するメッセージ等多岐にわたりお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

上田さんのTwitterアカウント@Ernie2326

上田亮祐さん【全体・34位】(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ カリキュラム司法試験A
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験型答練
■ 平成27年度 重要判例解説解析講座
■ 知的財産法 論証集の「使い方」
■ 知的財産法 過去問解析講座

私は法科大学院入学当初、法律の知識がほとんど頭に入っておらず、法科大学院の中間試験で3割しか点数がとれない科目があるなど「あと2年で司法試験合格レベルまで到達するのは無理、それどころかストレートで卒業できるのかも怪しい」とさえ考えるレベルでした。
そこでアガルートの総合講義300を受講し、ひたすら問題演習を繰り返し「形だけでも答案が書ける状態にする」ことをまずは目指しました。
それと並行して論証集の使い方講座を受講し、講義動画をダウンロードして大学院へ行く30分の道のりや食事の時間など、スキマ時間はひたすら論証講座を聴き込みました。少ないものでも20回、民法などは50回以上の再生数が記録されています。
そのような勉強を継続した結果、1年後には予備試験に合格することができ、大学院でも成績上位20%以内の成績優秀者として表彰されるに至りました。また、司法試験直前の全国模試でも総合成績上位3%以内に入り、A判定を獲得するに至りました。詳細な勉強方法は平成28年度予備試験の合格体験記(/shiho/voice/voice28/)に記載しておりますので、そちらも参照していただければと思います。私が予備試験合格後、司法試験までにやったことは新旧司法試験の論文過去問の演習、選択科目の演習(ただし選択科目も答案自体は法科大学院2年目開始ごろから書き始めていた。)、短答過去問のみで、これらをひたすら繰り返しました。おそらく他の受験生よりも手を出している本の範囲・種類は圧倒的に少ないと思いますが、それでも私が合格できたのはひとえにアガルートアカデミーのテキスト(特に総合講義テキスト)が優れていたからです。ほとんど基本書や学者の演習本を参照しない私が司法試験に一発合格できたのは、総合講義テキストが完璧に要点を押さえ、1冊のテキストとしてブラッシュアップされていたからだと思いますし、法科大学院に入学するまで勉強する習慣すらなかった私が勉強を継続できたのは、総合講義テキストが薄くて使いやすく持ち運びに便利だったからだと思います。
法科大学院入学時から司法試験合格のためといってあれこれ手を出さずに手段は絞り込もうと考えていたのですが、アガルートを選択して本当に良かったと思っています。

中村駿介さん

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
中村駿介さん#01

 平成29年司法試験に合格された中村さんのインタビュー映像第1弾です。本映像の中では、総合講義100、テキストの効果的な使い方、論証集の使用方法などについてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
中村駿介さん#02

 平成29年司法試験に合格された中村さんのインタビュー映像第2弾です。本映像の中では、司法試験に合格に欠かせなかった「愛用のセーラーの万年筆」についてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

中村 駿介さん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 国際私法 過去問解析講座
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」
■ 司法試験型答練
■ 家族法(親族法・相続法)直前攻略講座

私は、本年度2回目の受験で司法試験に合格しました。
一度目で不合格となってからは、その年に受験した問題の再現答案を作成したり、不合格者同士でゼミを組み司法試験の過去問を解く等し、これを現役合格した中でも特に優秀な友人らに添削してもらうことで、弱点分析に励みました。
私の場合、論点の存在それ自体のインプットは比較的できていたのですが、①条文・問題の所在の確認、②趣旨等から当該論点の原則論を展開、③(場合により)それをそのまま適用する不都合を示し規範を修正、といった法的思考に即した理解が浅かったため、答案上評価されない傾向にあることがわかりました。
それ以降は、上記思考を意識したインプットと答案作成演習を重ねることで、合格水準に達することができました。その際、アガルートの総合講義100で知識の整理をしつつ、付属の論証集でその定着を図り、司法試験型答練でアウトプットの練習をすることで、効率的なステップアップを図ることができました。

山口真吾さん

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
山口真吾さん#01

 平成29年司法試験に合格された山口さんのインタビュー映像第1弾です。本映像の中では、司法試験の受験歴や挑戦し続けた理由、論証集、重要問題習得講座を使った反復学習などについてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
山口真吾さん#02

 平成29年司法試験に合格された山口さんのインタビュー映像第2弾です。本映像の中では、司法試験に合格に欠かせなかった「愛用のピップエレキバン®」についてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

山口 真吾さん(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 重要問題習得講座
■ 論証集の「使い方」
■ 司法試験型答練

私は、基本書と判例集、過去問をやることが論文に必要な勉強方法だと考えていました。しかし、短答試験は通るものの、論文試験の成績が上がらず、勉強方法を根本的に変更する必要があると思い、予備校を利用してみることにしました。
司法試験の予備校は色々とありますが、都内の予備校に通う時間がもったいないことや、価格の点でアガルートの講座を受講することに決めました。
はじめは、論証集の「使い方」講座と答練をとりました。
論証集の「使い方」の講義動画をダウンロードして、スマートフォンに入れておき、通学時間などにとにかく聴いていました。工藤先生が次に何を言うかを覚えてしまうくらいには聴き込んだと思います。
基本書と判例集から離れて、論証の確立に時間をかけて、昨年の試験を受けたところ、それまで上がらなかった論文の順位が1000番近く上がり、あと一歩のところで不合格となりました。
不合格となった理由としては、問題文の誘導を読み飛ばした点が大きな原因でしたので、論証を確立させて、典型論点では他の受験生に書き負けないことができれば、合格できると考えられるようになりました。
そこで、重要問題習得講座を受講し、取り上げられている論点を理解して書ける状態にすることを意識して、昨年は勉強していました。
結果として、総合500位台で合格することができ、勉強方法として間違っていなかったと思います。

下間俊哉さん

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
下間俊哉さん#01

 平成29年司法試験に合格された下間さんのインタビュー映像です。本映像の中では、法曹を目指したきっかけから、総合講義100の受講方法と学習スケジュール、付属する論証集の使用方法や論証の覚え方などについてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

下間 俊哉さん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 判例百選から予想する平成29年司法試験
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験型答練
■ 総合講義100

私は、2回目の司法試験受験で合格しました。1回目の時は、総合約1700番で点数にして10点不足での不合格でした。受験の手ごたえとしては、どの科目もできたという手応えはなく、憲法以外は途中答案であり、特に民事系は壊滅的な手応えでした。そして、実際の点数は、民事系が刑事系よりも低いという結果でした。また、選択科目の知的財産法も30点台という目もあてられないものでした(自分の手応え的には最低限はキープしたつもり。)。
こうした結果から2年目は民事系を意識的に勉強しようと思い、民事系科目については演習書を数冊回して論点を広く知るとともに、わからない部分につき基本書を読み理解を深めました。また、答練などで40点を超えたことがなかった公法系が本番の手応えもなかったのに110点台だったことから、公法系はこの1年勉強しても特に伸びないだろうと考え、あまり勉強の比重を割かないにしようと考えました。さらに、試験前に事実の摘示と評価の重要性を説かれ、それを意識した刑事系については、途中答案にもかかわらず130点台だったので、あてはめをさらに訓練すれば2回目の時も同じくらいの点数をとれると考え、司法試験の過去問演習などであてはめを意識するとともに、友人にあてはめを重点的に添削してもらいました。
その結果として、2回目の試験においては、民事系の順位が約3000番上がり、刑事系も1回目の時と同等の順位をキープできました。本番で公法系に失敗し、2000番くらい順位を落としてしまいましたが、3系のうち1つは失敗しても他の科目で挽回できることはわかっていたので、ある意味想定内でした。

笹田典宏さん

【アガルートアカデミー司法試験】合格者の声
笹田典宏さん#01

 平成29年司法試験に合格された笹田さんのインタビュー映像です。本映像の中では、再現答案を作る意義や分析した結果、総合講義100を受講した感想や効果などについてお話いただいています。合格体験記もお寄せいただいているので合わせてご覧ください。

笹田 典宏さん(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 重要問題習得講座
■ 総合講義100

私は4回目の合格ということで、司法試験には大変苦戦をしたことになります。3回目の受験まではローで教わった通り、何度も基本書や判例を読み、問題を解くということを繰り返していました。しかし、勉強はしているのに成績は伸び悩み、司法試験には合格できませんでした。3回目の受験後には司法試験を諦めようとさえ考えていました。工藤講師の総合講義100を受講したのはそんな折でした。
工藤講師の講義を何回も聴き直し、演習問題を解き、できない問題があると再びテキストに戻り講義を聴くということを繰り返したところ、結果、答練や模試の成績が一変し、自分自身も法律に関する理解が進んできたことを実感できるようになりました。合格への転機はアガルートであったといってもいいと思います。
もちろん、上で述べたような勉強法で短期上位合格を果たしている方はおられますし、そのような勉強を否定するものではありません。ただ、私には不向きな勉強であり、反対にアガルートの講義は私に適していたということだと思います。
私のように勉強はしているものの伸び悩んでいる方は、アガルートの受講が転機になるかもしれません。

S.Gさん【民事系・22-27位】(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 重要問題習得講座
■ 総合講義100
■ 知的財産法 過去問解析講座
■ 知的財産法 論証集の「使い方」
■ 司法試験型答練

私は5回目でやっと合格しました。
最初のころは箸にも棒にも掛からないような成績でしたが、今回総合500番台で合格することができました。
最後の受験に向けて徹底したのは、数多く問題を解くことでも、未知の問題を解くことでもなく、現行及び旧司の過去問を利用して司法試験が求める考え方を身に着けることでした。
配点の大きい設問は、典型論点から少し距離のあるいわゆる現場思考的な内容が多いです。
しかし、やはりそこでコンパスになるのは条文や判例です。
そのため、典型論点とどう距離があり、その間隙を埋めるにはどのように論証すればよいか、という点を重視しました(これは工藤先生が講義中口酸っぱく言っていることだと思いますが(笑))。
これを反復したおかげなのか、問題を読んで構成をする段階で典型論点とのズレがちょっとした違和感として感じとることができ、そこを厚く書こうという思考になりました。
その結果が、5年目での合格につながったと思います。
拙い体験記をお読みくださりありがとうございました。
みなさんの合格を祈っております。

N.Mさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 判例百選から予想する平成29年司法試験
■ 短答過去問解析講座
■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 司法試験型答練
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 旧司法試験・予備試験型答練
■ 刑事訴訟法「伝聞」対策講座
■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座
■ 総合講義100

私は、いわゆる純粋未修者であり、しかも社会人経験もあったため、属性的には最も合格が難しいとされるグループでした。さらには、元来の怠け癖ゆえに、勉強量においても他の既修コースの同級生より相当少なかったと感じております。にもかかわらず、特段地頭が良いとも言えない私がストレート卒業、一発合格できたのは、間違いなくアガルートのおかげでした。以下、使用法について述べたいと思います。
未修1年目
未修1年目の12月にアガルートアカデミーが開校するという話を聞き、値段の安さと、次年度から既修者と合流する不安から、総合講義100(論証集の使い方を含む。)、重要問題習得講座を受講しました。
12月から次年度の3月までに、試験期間には、試験範囲の総合講義100を一度聴き、重要問題習得講座を一度答案構成だけして、解答例を読み、解説を聴きました。春休みに残りの範囲を処理しました。
未修2年目
私の通っているロースクールは、予備校軽視の風潮が強く、それに流され、2年度前期はアガルートを使用せず、学校の授業を、先輩のノートと基本書を読んでそれを理解するという勉強法をとりました。期末試験で酷い成績をとってしまったため、後期からはまた、総合講義100を聴き、重要問題習得講座の解答例を読むという勉強法をとりました。
未修3年目
3年目も継続して、総合講義100を一度聴き、重要問題習得講座の解答例を読む学習方法を続けておりました。3年次はその他、旧司法試験論文解析講座、司法試験論文解析講座、司法答練、短答知識完成講座、短答過去問解析講座を購入し、消化しました。
期末試験の成績もトップ層とは言わずとも、そこそこ上位の方に入っていたように思います。
新旧司法試験論文解析講座の使用方法は、例によって、初見の問題は一度答案構成をし、2度目以降は解説を読むという方法です。
短答知識完成講座については、購入はしたものの、細かさに挫折して、ほとんど聴くことなく司法試験を迎えることになってしまいました。
答練では、返却コメントや、上位者の書き方を参考に、論文の書き方を少しずつ修正しておりました。
終わりに
3年間を通して、著名な基本書(総合講義100で紹介されたもの)、著名な問題集(工藤先生のブログで高評価だったもの)をつまみ食いした以外は、ほとんどアガルート一本で司法試験の勉強を済ませました。にもかかわらず、いわゆる「回した回数」というのは、3年間で、
総合講義100 3回
重要問題習得講座 5~7回程度
新旧論文過去問解析講座 1回
論証集の使い方 5回程度
とかなり少ないです。これでも大方の論証や、基本原則が頭に入っていたのは(ただし文言の正確性は自信なし。)、工藤先生の説明が論理的であり、すべての原則や論証に納得し、理解することができたからです。
おそらく現段階の司法試験合格に必要なものは、総合講義100にすべて詰まっています(正直多すぎるくらいかもしれません。)。それを重要問題習得講座でアウトプットする型を覚えれば合格はできると感じました。新旧論文過去問解析講座は、同一論点が出た場合に周りに差をつけられる武器というようなイメージでよいと思います。
長らく書いてきましたが、要は純粋未修者であっても、総合講義100と重要問題習得講座を何度か回し、答練で書き方を身に着ければ一発合格は可能であるということです。頑張ってください。

H.Mさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 判例百選から予想する平成29年司法試験
■ 平成28年度 重要判例解説解析講座
■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 重要問題習得講座
■ 論証集の「使い方」
■ 総合講義100

・ロースクール入学まで
私は出身学科が法律学科でなかったこともあり、ロースクールに入学するまでは市販の書籍や基本書等を用いて独学で法律の勉強をしていました。こうした勉強により既習コースに入学することはできましたが、真に司法試験合格を望むことのできる勉強がしたいと考え、ロースクール入学を機に、アガルートアカデミーの講座を受講させていただくこととしました。
・ロースクール入学後
ロースクールに入学してからは、日々の授業の予習には総合講座テキストを用いました。このテキストにより、ロースクールの教授の質問にもほぼ対応することができました。期末試験の際には重要問題習得講座テキスト及び論証集を用いて勉強しましたが、おおむね良い成績をとることができ、学内順位1桁で卒業することができました。
・予備試験対策
ロースクール既習の2年次に予備試験に合格しました。予備試験論文対策には、主として重要問題習得講座テキストを使用しました。予備試験の論文式試験は、重要問題習得講座に載っている基本的知識・論証パターンを落とさずに書けるかという色彩が強く、同講座は予備試験論文合格の大きな助けとなりました。
・司法試験対策
司法試験択一の対策には過去問のみを用いることとし、合格することができました。一方で、司法試験論文の問題は予備試験と異なり長文であり、問われている内容も予備試験のそれよりも高度であると感じたため、形式に慣れるという意味で司法試験過去問解析講座を受講しました。私の勉強の方針は、重要問題習得講座で基本的知識及び論証パターンを定着させ、司法試験過去問解析講座を用いて応用的問題への対応力及びあてはめの仕方を身につけるというものでした。これにより、幸運にも司法試験に合格することができました。
・結語
上述のように私は法学の初学者だったころからアガルートアカデミーの講義を受講しており、アガルートアカデミーによって予備試験・司法試験合格に導かれたと言っても過言ではないと感じております。工藤先生にはお礼を言っても言い足りない思いです。ありがとうございました。

K.Yさん(男性、30代、社会人)

■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験型答練
■ 総合講義100

今回、2回目のロースクール卒業1年目で合格しました。
昨年の9月まで社会人をしていました。
社会人をしている間は、ろくに勉強時間がとれず、昔作成した論証を見返す、百選を読む等のインプットしかできませんでした。
会社を辞めてからは、時間ができたので、アウトプットをはじめました。まずは、司法試験の全過去問を時間を計って解きました。
12月くらいからは、アガルートの司法試験型答練を開始しました。
アウトプットをして、自分が書けなかった点について、何故書けなかったのか、そもそも皆できない点なので、書けなくても仕方ないところかを分析しました。
自分の知識不足が原因なのか、時間不足が原因なのか分析し、対策をたてました。知識不足はインプットを執拗にすることで補いました。時間不足の場合は、①答案構成にかける時間が長いのか、はたまた、②書くスピードが遅いのか、③書くまでの思考が遅いのか分析しました。思考が遅いのであれば、論証を覚えてしまうことも手です。答案構成は、30分で行うよう意識していました。30分で終えられれば、残り90分。1枚12分として、7枚半は書けると計算できます。
このように、掘り下げて、何故できなかったのかの分析をひたすらした8か月でした。難しい基本書は読まず、過去問を優先して学習していました。
直前は、tkcの模試を受けて本番の感覚を養いました。以前に受験してから相当時間が経っており、感覚を取り戻すためでした。
本番2日前まで、答案を書いていました。なるべく書く力を落とさないよう意識していました。
以上が、私の勉強方法です。

I.Yさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 倒産法 過去問解析講座

1回目は択一でぎりぎり不合格となってしまいました。過去問は何度もやって演習量は多い方でした。そこで、演習を大量にこなすという方法をやめ、Wセミナーの逐条テキストを使ったまとめを中心とした方法に切り替えました。余計な知識をつけず、幹となる知識の正確性を磨いていきました。今年は択一に充てた時間は年明けからで、過去問は1周もしていません。辰巳のスタ短もやっていません。それでもそれなりにとることができました。
論文対策は過去問の分析と、旧司、演習書のやりこみを行いました。自分は規範の理論的正確性にこだわり、論証が長くなるという癖があったので、そこを是正すべく、答案構成だけでなく、実際に書くようにしました。これによって、答案の形での使える論証を身に刷り込ませました。
昨年との違いは、大きくは予備校を利用したことと、とにかく論文を書いたこと。予備校はやはりプロがやっているだけあってすごい。自分が一人で延々とやっていたことを圧縮して提供してくれるので、大幅な時間短縮にもなるし、間違った理解をするのを防止できます。また、答案を書くこともやはり必要だと思います。どうしても現実から離れた答案が頭に浮かんでしまうからです。

Y.Kさん(男性、30代、社会人)

■ 総合22位合格者が教える 出題趣旨を掴まえる問題文の読み解き方
■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験・予備試験 短答過去問解析講座 憲法・民法・刑法
■ 合格答案の「作り方」
■ カリキュラム司法試験A

私は、仕事と家庭での介護の関係上、平均して1日3時間程度しか勉強時間を確保することができませんでした。それでも4回目受験だったこともあり、勉強時間はさほど影響がないと思っていました。
昨年の敗因分析として再現答案は作成しなかった(覚えていなくて作成できなかった。絶対書いた方がいいです。)ものの、論文添削者のコメントと試験での点数を見る限り、三段論法等の書き方は問題ないと思っていました。点数の低かった科目は、論点をはずし、全く関係のないことをひたすら書いていました。
問題文の事実から論点を抽出する能力、問題発見能力が私には足りないと思い、そこを強化するため、問題をたくさん解きました。また、論点ばかり意識しすぎると、悪しき論点主義に陥り、問題とは全く無関係な前提を論じてしまったりするおそれもあるため、そうならないよう意識しつつ、論証をまずはフルで理解し、実際はコンパクトに必要な箇所を論じることができるように意識しました。あとは過去問です。
短答は感覚が鈍らないよう毎日移動時間にのみ、肢ごとにやっていました。これで少なくとも足切りになるようなことはないと考えていました。
公法系は対策が不十分のまま試験を迎えることになりましたが、実際今年は、論点を外した科目はほとんどなかったと思い、手応えがかなりありました。解説をみると、間違えた箇所ももちろんありましたが、例年に比べると、論点に触れることができていたと思います(今年は全体的に論点が発見しやすい傾向にあったとも思います。)。
私は、過去の自分や不合格だった友人たちを見て、不合格者のパターンには3種類あると思っています。
一つ目は勉強量が圧倒的に足りていないパターンで、これは絶対受かりません(短答で落ちます。)。これは勉強するしかありません。
それをある程度クリアしている前提で、二つ目は、論点等の理解はあるが、書き方がダメなパターンで、三段論法が守れていないものです。これはたくさん答案を書き、書き方を知り、必ず合格者やできる人に見てもらう必要があります。そうすれば勝手に受かります。できる人、すぐに受かる人のパターンです。
三つ目は、私のような書き方はある程度守れるが、論点の理解が乏しい、あるいは、知っていても問題文の事実からそれを抽出できないパターンです。論点の理解が乏しいと問題となる事実を見落とし、何を論じていいか全く気づきません。以前は論点主義に陥るなと言われ、悪しき論点主義などとして論点の理解を避けるように指導している人もいました。しかし、その人たちは既に論点の理解ができている前提で次のステップの話をしていると私は思います。上位答案を書くにはそれが必要ですが、単純に受かるだけなら、論点の理解だけを極め、論点をはずさなければ、絶対受かります。私が証明しました。論点は合格する多数の受験生が書いてくるので、そこをはずすと点数が大幅に離れます。皆ができていることができないとだめです。逆にそれさえできれば、現場思考の問題や最新の判例の理解を聞いている問題ができなくても、十分合格点がとれます。
長々と書いてきましたが、凡人の私が受かったので誰でも受かります。特にリベンジ組の方々は頑張ってほしいです。

O.Rさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 総合講義100
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ カリキュラム司法試験B

1 ロースクール1年目
今振り返ればロースクール1年目は相当ゆるんだ生活をしていたと思います。特に前期は学部生気分のままに定期試験に臨んだ結果、惨憺たる成績をとってしまい、相当に凹みました。また記念受験気分で臨んでいた予備試験の短答式にクラスの半数近くが合格しており、大変な危機感を覚えたことを鮮明に覚えています。
後期からは心を入れ替えて、来年度の予備試験に合格することを目標に、勉強時間を大幅に増やしました。短答過去問と判例六法を教材に、条文と趣旨、重要判例の事案と判旨を一つずつ愚直につぶし続けました。短答過去問を3周回すころには、条文・判例知識がだいぶ刷り込まれ、論文問題を解くのが格段に楽になったことを覚えています。
2 ロースクール2年目
前年度後期からの勉強方法の改革が功を奏したのか、ロースクール2年目の前期は充実した量と質の勉強を確保できたと思います。予備試験短答式の直前期に過去問3周を何とか終えたところ、幸いにも短答式試験を突破することができました。予備試験論文式に向けては、旧司法試験の過去問を徹底的にやり込みました。特に15分で答案構成をすることができるか、という点に焦点をしぼり、全科目を3周ほどやったと思います。予備試験の過去問については、時間が足りず試験直前期に問題と出題趣旨をザっと確認することしかできませんでした。
15分で精度の高い答案構成をする訓練が私には合っていたようで、幸いにも予備試験論文式も合格することができました。口述試験も何とか突破することができ、結局、予備試験に最終合格するという自分の目標を達成することができました。前年度前期の自分からは信じられない成果であり、非常に嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。
3 ロースクール卒業~司法試験直前期
直前期は司法試験の論文過去問の消化に努めました。同時に友人と一緒に、中日を除き本番と同じスケジュールで4日間で8通書ききる答練をしたり、模試を受けるなどして、本番を具体的にイメージする訓練を行いました。
ただ、本番前の1か月ほどはどうしても集中が散漫になってしまう日が多く、やや悔いが残っています。今年不合格であれば間違いなく直前期の追い込みが足りなかったことが要因であろうと思っていました。
4 司法試験当日
試験当日は、模試とは比べ物にならない緊張と集中で非常に疲弊しました。中日には短答過去問を復習するつもりだったのですが、とてもできる体力がありませんでした。司法試験の半分はメンタルと体力のタフさで決まると心底思いました。手ごたえは、明らかに大失敗した科目が2つ、失敗したと思われる科目が3つ、何も覚えてない科目が3つという感じで、とても自信をもてる内容ではなかったです。

M.Sさん(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 重要問題習得講座
■ 論証集の「使い方」

私は多数回受験者であるにもかかわらず、基本的な問題の学習を疎かにしていたので、司法試験における基本的な問題についての処理が十分にできない、若しくは多く時間を消費してしまう状態でした。そこで、典型問題が多く掲載されている重要問題習得講座を受講することにしました。この講座は、典型問題に対するすべての解答を司法試験上位合格者である工藤先生が手がけていること、解答だけでなく、工藤先生が解説していることが特徴としてあげられます。市販の問題集ではなし得ないクオリティの高さだと思います。この講座を繰り返し解く、そして理解不足なものは再度解説を聴くことにより、理解し、記憶することができます。
また、論証集の使い方についても何度も聴きました。移動中、休憩中、寝る前等ずっと聴いていました。一つの論点について、工藤先生がポイントを加えながら、論証の流れをおっしゃってくれるので、自然と記憶していることが多かったです。これは記憶が先になり、あとから理解していたように思います。聴きすぎて、工藤先生が夢に出てくるようなこともありました。また、この講座は、工藤先生が毎年リニューアルしていて、最新判例を適宜追加してくださっているので、安心して使えるものだと思います。

K.Mさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練
■ 論証集の「使い方」

私は、純粋未修者としてロースクールに入学しました。教授たちの「予備校に頼ると落ちるぞ」という脅し文句を信じ続け、予備校に一切頼ることなく、一心不乱に学者が執筆した基本書や演習書を何冊も熟読し、3年目を迎えました。
おかげさまで私のロースクールにおける成績表は見るも無残としか形容しようのないほど悲惨なものでした。せっかくなので具体的な数字を開示しますが、GPAが2.5を超えたことすらありませんでした。
1・2年生の間は「純粋未修だから仕方がない」と自分(と両親)に言い聞かせ、自分の心(と両親)を騙し続けてきたものの、GPA2.2という2年後期の成績表(を見て硬直する両親の顔)を見て、これは少しマズいのではないか、と現実を直視するようになりました。
私は、自分の勉強方法を振り返ってみました。よくよく思い返してみれば、過去問にすら目を通していなかった私は、中間試験と期末試験を除いて、答案を書いたことがなかったのです。
たくさんの基本書を熟読してきたがゆえに、ソクラテスメソッドを採用している授業で指名されても、スラスラと教授の質問に回答することができました。そのため、事例から論点を抽出した上で解答を文章化することができないという私の欠点に気付くことができなかったのです。
そこで私は3年の夏休みになって、友人に勧められたアガルートの司法試験型答練を受講し、答案の書き方を学び始めました。更に、目にしたあらゆる事例を答案化する自己流の訓練を通じて、答案の書き方を徹底的に身に付けました。
既に基礎的な知識を十分に身に付けていた私は、答案の書き方をも身に付けたことで、決して既修者にも劣っていないと思えるようになりました。おかげで3年後期の成績は一気に上昇し、初めてGPA2.5を超えることができました(2.6は超えませんでした。)。
そして、9月12日。
3年の夏休みから開始した訓練は、遂に実を結び、私は合格を勝ち取ることができたのでした。

H.Kさん(男性、20代、社会人)

■ 司法試験型答練

1回目は短答に自信がなく、一度も模試や答練で足きりラインを超えたことがなかったので、短答の勉強を直前期までずっとしていました。もっとも、過去問を解くのではなく、短答用のインプット教材を読み込む勉強方法だったため、演習不足ということもあり、本番では足切りライン+1点しかとれない結果でした。また、対策不足の論文も惨敗の状態でした。
2回目は、1回目に短答に合格していたことから、自分は短答ができるんだと勘違いして論文偏重型の勉強をしていました。まず、短答に関しては、過去問を1周、短答用インプット教材を1周読み込むぐらいで、4月以降はほとんど短答の勉強はしていませんでした。その結果、短答合格はしたものの、合格者平均点には遠く及ばない結果となりました。論文に関しては、毎日過去問1問以上の答案構成又は答案作成を行っていました。もっとも、この頃、私は、論文で合格するためには応用問題や未知の問題を解けないといけない、という考えをもっていたために、過去問等を検討する際には、基本問題は放置して、応用問題の解き方ばかりに集中していました。その結果、本番では基本問題で書き負けてしまい、残念な結果になってしまいました。また、基本をおろそかにしたために、応用問題についても誤った記述、不十分な記述になってしまいました。
3回目は、まず、短答で合格者平均点をとる、又は超えないと論文で勝負できないと思い、短答の勉強を合格者にアドバイスしてもらった勉強法に変えました。具体的には、過去問のみを用いて、正答率60パーセント以上の問題だけを毎日繰り返し解いて、完璧にするというものでした(正誤の理由を理解して解答する。)。また、配点の高い民法にウエイトをおくというものでした。その結果、短答では、合格者平均点+10点をとることができました。他方、論文については、応用よりも基本で得点するという意識にはなったのですが、新司過去問の答案構成や答練というスタイルを変えていなかったため、基本問題の体系的知識が不十分で、各論点の書き方をしっかりマスターできていませんでした。その結果、本番では、この書き方でいいのだろうか、という悩み・不安を抱えつつ書いてしまったため、合格点に達することができませんでした。
4回目については、短答は3回目同様の方法で、同様の成績を収めることができました。他方、論文に関しては、これまで十分な敗因分析をしていなかったことに気づき、不合格確定後から、1か月かけて徹底的に敗因分析をしました。そして、自分の弱点や悪い癖を洗い出すことができ、答練などでその弱点や癖の解消に努めました。また、新司よりも旧司・予備の過去問を中心に演習を繰り返すことで、基本問題の正確な書き方を身に付けました。その結果、論文にも合格することができました。

M.Mさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法

とにかく司法試験の過去問を何度も繰り返すことで、合格することができました。
司法試験の過去問は、司法試験委員が作成した良問ばかりです。
司法試験の出題は、毎年、事案は変わります。しかし、同じような論点が繰り返し問われています。また、論点が異なっていても、聞いていることは結局は同じようなことです。過去問を何度も繰り返すことでこのようなことがわかってきます。
私は、平成19年~28年までの過去問はすべて1回は書きました。年度によっては2回、3回と時間を計って書いた科目もあります。過去問をあまり回していない人は直ちに過去問をやりましょう。
また、予備試験や旧司法試験の過去問も有用です。旧司法試験や予備試験で出た論点が別の年度の司法試験に出ることがかなりありますし、旧司法試験や予備試験も司法試験と同じような先生方が出題しています。そのため、司法試験の過去問を解き終わったら、予備試験や旧司法試験の過去問を繰り返し解きましょう。

S.Hさん(男性、40代、社会人)

■ 重要問題習得講座
■ 司法試験型答練

今回、3回目の試験にして合格することができました。
そもそも工藤先生の3倍速講義を聴いて法科大学院の勉強をやり過ごしましたが、1回目の試験は、タッチの差で不合格でした。
2回目の試験に向けては、三倍速を復習しつつ、TKCや大学のゼミ、チューター講座などを中心にアウトプットメインで勉強しましたが、大きく順位を下げて不合格でした。
そこで、3回目の今回に向けては司法試験予備校の講座を活用し、受かるための答案を書けるようになるため、まず年内は仕事をして収入を確保し、アガルート、BEXAなどの講座を受講した上で、答練、模試を経て本試験に臨みました。
3回目にして初めて模試を受けたのですが、早めの方の模試を受けたので、自分の答案に足りないところの指摘を受けた上でそれを短期間でできる限り修正し本試験に臨むことができました。模試の判定は最低ラインだったと思いますが、そこから合格レベルまで上げることができました。
また、過去2回の試験では民事系と選択科目がすこぶる振るわず、かなり足を引っ張ったので、本年は多くの時間をそれらの勉強につぎ込みました。具体的には、百選のまとめ講座の受講、ゼミの実施などです。

青塚 貴広さん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 重要問題習得講座

私は以前、司法試験は適切な量と質をともなった勉強をすれば合格できる試験であると合格者の方から伺ったことがありました。
勉強の量は、単純にどれだけ集中して勉強をしたかの話なので特に難しいものではないと思います(私は予定のない日は12時間以上勉強していました。)。しかし、勉強の質は、どれだけ自分に合った勉強方法を実践できているかが問題になると思います。そこで、まず自分に合った勉強方法は何かを模索することから始めました。例えば、予備校で配布される合格体験記を見て、合格者の勉強方法をワードでまとめたりしました。その後は、それぞれの勉強方法を実践してみて自分に合っているものを探しました。
結局、いろいろな方法を試した結果、私には予備校が出しているまとめ本(論点とそれについての論証が掲載されているもの)を使って知識の一元化をするという方法が合っていると感じました。具体的に言えば、オリジナルの論証を演習書や参考書などを参照しながら作成し、それを付箋に書いて、まとめ本に貼り付けたり、余白に問題の所在や注意点などを書き込んでいました(まとめ本は裁断して、科目ごとにファイリングしました。)。また、掲載されていない論点やまとめ本では簡潔にすぎる部分もありますから、その点についてはワードで自分なりにまとめた上、それをB5のルーズリーフに印刷して、科目ごとに裁断しておいたまとめ本とともに、ファイルにとじることもしていました。
確かにまとめノートを作るのは、時間のかかる作業ではありました。しかし、作り終わった後は、インプット段階ではそのノートしか見ていませんでしたが、それで十分合格レベルまで達することができました。
アウトプットは、過去問や重要問題習得講座を利用して行っていました。特に重要問題習得講座は、千本ノック的に、とりあえず問題文を読んで答案構成をした後に参考答案を見て論点落としがないか等を確認し次に進む、という感じでどんどんまわすことを意識しました。このようにすることにより、2、3周目には問題文を見たら、だいたい論点が何かがすぐに出てくるようになりました。論点や論証を知っていても、どのような場面でその論点や論証が出てくるのかがわからなければ意味がないので、上記のような方法はすごくよかったと思います。おかげで、模試や試験でもすぐに論点が何かを発見できるようになりました。
以上のように、私は勉強の量と質を意識して、受験勉強をしていました。特に勉強の質については、人それぞれ勉強方法が違いますから、まずは自分に合った方法を確立することが重要になると思います。
もし、勉強の量はそれなりにこなしているのに、成績が上がらない方がいれば、勉強方法を見直してみることをおすすめします。
勉強方法は人それぞれですから、上記の勉強方法は他の人に合わないかもしれません。ただ、まだ勉強方法がわからない、成績が上がらないという方がいたら、ぜひ一度実践してみてください。
最後になりますが、司法試験は量と質がともなった勉強をすれば合格できます。私の合格体験記が、少しでも役に立てたならば幸いです。
長丁場で大変ですが、ぜひ頑張ってください。

H.Nさん【全体・62位】(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」

まず全体を通して、「情報の一元化」をすることを勉強の軸として勉強を進めていました。
択一については、年内に新司・旧司の過去問を一通り解きました。ロースクール期末試験後の2月からは、肢別に作られた問題集をひたすら解いていました。そして、4月までにはよく間違える肢について逐条ごとにまとめられた本に反映させ終わり、5月からはひたすらそれを読んでいました。私見ではありますが、論文と違い、択一は一夜漬けで点数が5点は伸びる科目です。そのため、司法試験期間中も中日や前日はほぼ徹夜で上記まとめ本を読んでいました。その結果、本番では8割ほどの点数をとることができました。
論文のインプットとしては、全科目市販されている論証集をもとにまとめノートを作っていました。具体的には、ロースクールの講義や答練・過去問演習で得たことはすべてまとめノートに反映していました。その際は、「本番でどのように書くのか」という視点を重視し、余計な知識は意識的に省いていました。そして、中間試験・期末試験・模試(場合によっては答練)の前になると全ページ印刷し直し、マーカーを引いてインプットをしていました。
論文のアウトプットとしては、2月から毎日答案を書いていました。司法試験は120分という限られた時間でライバルよりも質の良い演技をする、というスポーツ的な側面が強い試験です。そのため、書く力・問題を分析する力を手っ取り早くつけるには、実践形式の練習、つまり答案を書くことを毎日することが効率的と考えていました。時にはゼミの友人たちと答案を書き、現場に近い緊張感でアウトプットの練習を行うこともありました。
以上の対策を経て、(まだ司法試験の成績は発表されていませんが)2回受けた模試では上位5%に入ることができています。
最後に、使用する基本書・演習書を聞かれることが多くありますが、私はアガルートをはじめとした予備校のテキストのみを使っておりました。百選を見ることもありましたが、合格への寄与度は低いと思っております。合格した友人らを見ても、学者本の使用の有無・程度はまちまちです。結局は自分に合ったテキストを見つけていくことが大切なのだと思います。

A.Tさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 判例百選から予想する平成29年司法試験
■ 司法試験型答練
■ 重要問題習得講座
■ 総合講義100

どのような学習をして司法試験に合格したか、と言われれば、アガルートの講座を何度もやり直したことと、過去問を10年分くらいやったことかなと思います。私は法科大学院での成績も芳しくなく、進級もスレスレでしたが、ただ合格に必要なことだけをやりきる、というスタンスで勉強していました。基本書はあまり持っていなかったですし、総合講義の理解を深めるために特定の箇所だけ読み込むくらいだったと思います。あとは、重要問題習得講座で何度もアウトプットしながら間違えたところをテキストで確認するなり、論証集を覚え直したり(もちろん理解した上で)するくらいだったかなと思います。科目によっては他の予備校から出ている本を買ったりもしましたが、それも好みの問題で、基本的にはアガルートで固めていました。本番では、段ボールで荷物をホテルに送るような方もいるようですが、総合講義と、重要問題、論証集くらい持っていけば十分でしたし、このテキストはちゃんとやったから大丈夫、という自信にもなったかなと思います。

U.Tさん(男性、20代、フリーター)

■ 予備試験 直前論文対策ゼミ(通学クラス)

予備試験合格後、アガルートの谷山講師のもとで学習しました。その際、アガルートの予備試験直前論文対策ゼミでつかんだ答案の書き方をそのまま司法試験で使うことができたため、11月から5月までの半年の間でも十分司法試験に対応することができました。
現行の司法試験は、予備試験と同様に時間内に一定水準の答案をまとめることが最重要だと思います。そのためには、司法試験の形式に慣れることのみならず、基礎知識を確固たるものにしておく必要があります。
そして、ただでさえ試験までに時間のない予備試験合格者には新たなテキスト・基本書を読んでいる余裕はありません。なので、私は予備試験から使っていた教材を司法試験の勉強においても使い、繰り返しテキストを読み込んだり、過去問の分析で理解できたことを書き込んだりすることで基礎知識の徹底を図りました。
また、司法試験に慣れるためには実際に過去問を書くことが必須です。そして、予備試験と異なり司法試験は過去問が豊富にあるため、これを一旦潰すだけでも相当な労力が必要です。なので、他塾の答練などは受講せず、過去問を用いて答案の書き方の分析&弱点把握のみを行っていました。

中西 圭太さん(男性、60代、法科大学院卒業生)

■ 重要問題習得講座

私は、理系で、50歳台での挑戦開始、法律の勉強の経験なしと三重苦の状態で勉強を始めました。法科大学院(未修コース)では、これまでの人生で経験したことのないほど勉強しました。しかしながら、時を経るにしたがってどの科目も頭の中に目次は積み重なるのですが、混沌の度合いは深まるばかりでした。それでも根が楽観的でバカな上になまじの社会人経験があったためか、誰しも完璧な答案など書けるわけはないと、高を括った状態で(無事?)3年で修了しました。実際には、自分の知識や理解度については、どこかの弁護士出身政治家の言ではありませんが、「空」の状態でした。
当然の如くそれから本当の悲劇が始まるのですが、私が自分の実力について知るのには今少し時間がかかります。というのは、初回の司法試験の短答の結果(265/350、1,466番)が自分にとっては意外なほど良かった(言わせておいてください。)からです。自分には基礎知識はあるので、あとは論文だけだと勘違いしたわけです。そこから約1年半は、他予備校の答練を部分的に受け、基本書を読んだりして勉強しました。一所懸命にです。そして、2回目の受験は短答、論文ともに4,000番以下の悲惨な結果となりました。
この結果は、楽観的な私でもさすがに茫然自失とさせるものでした。原因はともかく、こういう状態なら受験を止めるのが普通かもしれません。ただ、「空」の状態で試験から撤退するのは悔しすぎるので、ボロボロの状態で継続を決意しました。しかし問題は、どうやって、何を勉強するかです。
自分なりに分析してみると、私に欠けているのは、皆さんが当然に身につけている、規範、定義や定型的な書き方です。穴だらけで、かつ内容がいい加減だったのです。どうやってそれを習得するの?入門講座とやらを受講するのがよいのかも?だけどさすがにそれには躊躇しました。では、他にどんな手段があるの?こんな私にズバリの講義は予備校一般になかなかありません。
そこで、3回目の受験勉強以降で私が行った勉強は、月並みですが、①工藤先生の講座、②問題集の繰り返し、③予備校の答練(+詳しい解説)、④条文、判例本の利用です。これらの勉強で一直線に私の「空」を満たすことはできなかったのですが、常に意識は基礎知識の習得でした。それらの効果、寄与度を測ることはできませんが、すべてに効果があったとは思います。その中で①が最重要であったことは確かだと思います。

三輪 翔さん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練
■ 重要問題習得講座
■ 総合講義100

重要問題習得講座を倍速で周回することで基本的な論点を確実にできるようにしていきました。
それと並行して答練を受けることで実践的な感覚を身につけるとともに、足りない知識の確認、自身の手応えと採点者の評価とのズレの認識、復習過程で書き方の研究・イメージ作りを行っていきました。
上記に加えて、司法試験過去問及び各科目でやろうと決めた演習書を進めていきました。
これらによって、基礎力がついたこと及び自分なりの点数がとれる答案の書き方が身に付いたことによって2回目のリベンジを果たせたと思います。

W.Dさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 知的財産法 論証集の「使い方」

私は一度司法試験を不合格となっているので、2回目の受験に向けての勉強を始めるにあたり、まず敗因分析をすることにしました。敗因分析の際には合格者にお願いして再現答案を見てもらいました。その結果、基本的な知識があいまいであることに加えて、答案で規範を明確に示すことができていないためにあてはめと対応しない傾向があることがわかりました。自分では規範定立ができていると思っていても複数の合格者に規範の不明確さを指摘されたので、再現答案を見てもらうことは非常に有益だったと思います。
敗因分析の結果基本的知識があいまいであると分かったため、まず知識の定着を図りました。具体的には予備校の論証集や百選を読み込み、理解が不十分と思った箇所については基本書を読みました。
また答案を書く際には規範を明確に示すため、趣旨や理由づけと繋げて規範を書くのを止めて一度文章を区切ることにしました。
以上の基本的知識の正確性と規範の明確性及びあてはめとの対応を意識することにより、司法試験の過去問を解きアウトプットする際も漠然と答案を書くということがなくなり効果的だったと思います。

葛西 勝さん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 論文答案の「書き方」
■ 平成27年度 重要判例解説解析講座
■ 司法試験型答練

アガルートを利用するまでは予備校を利用したことがなく、どうすれば司法試験に合格できるのかがはっきりとわかってはいませんでした。しかし、合格者の再現答案を見ると、論証集に書かれていることさえ書けていない答案が中位答案になっている場合もあり、知識面では自分が劣っているわけではないと感じました。そこで、論証集レベルの知識を確固たるものとするとともに、答案の書き方を徹底的に強化することが合格の必要十分条件であると考えました。
そこで、合格者による添削だけでなく、講師が複数の答案を採点基準にあてはめて添削する講義があるアガルートの答練がもっとも私のニーズに合っていると感じ、アガルートを利用することに決めました。
そして、答練を解き、添削を受けるとともに、添削講義を視聴することで、自分の弱点を徹底的に分析しつつ、理想的な答案の書き方、現実的な答案の書き方、やってはいけない書き方、わからない問題が出た場合に最低限の点数をとる書き方を学び、得点意識のある、メリハリのついた答案を書くことを意識できるようになりました。
本試験でも、問題文を読んで、どのように書けば理想的で、現実的にはどれくらい自分が書けるのか、最低限書かなければならないことは何か、といったことを考えながら、配点がありそうなところは時間をかけて丁寧に書き、配点が低そうなところは薄く書くというように、得点意識のある答案を書くことができ、合格することができました。

N.Yさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験型答練
■ 重要問題習得講座
■ 予備試験論文式試験直前模試
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法

ロースクール在学中は、ロースクールの講義の予習、復習にも追われる毎日でしたが、アガルートの講座に支えられ、試験勉強を頑張り、司法試験合格をつかむことができました。私は、民法が苦手で、旧司法試験過去問解析講座を受講しました。工藤先生が、基本を大事にされながらも、判例にこだわって解説をされるとともに、様々な解答筋をスピーディーにご解説いただき、民法の問題に取り組む姿勢に変化が出ました。そのおかげで、本試験は、基本から考える姿勢を徹底することができ、全問題について十分な検討を加えることができたと思います。司法試験を対象とした答練も受講しました。これは、他の予備校の答練よりも、本試験と一番難易度が類似していたと思います。多少細かい知識を必要とする問題もあると思われますが、大半が基本知識、原理原則に遡って解かなければ解けない問題であり、基本知識、原理原則に遡って解かなければならない本試験の対策をするのに、まさにうってつけでした。これらを通じて、本試験を乗り切ることができました。

伊達 克之さん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 論証集の「使い方」

細かいことまで目を向けてしまうと終わらない、覚えきれない、試験場で使えないとわかっていたので、基本的な事項の習得に努めました。皆が知っている、薄めの教科書でも扱われているという類のものです。あれもこれもと知識を求めるのではなく、これは要らないという割り切りがむしろ良い結果をもたらしたと思います。
また、自分は論文の問題演習をつい避けてしまう傾向があったので、冬からはとりあえず週1問は解くことにしました。理想的な計画はたいてい企画倒れとなるので、理想を追いすぎず、現実的に無理だと思ったら問題と解答を見るだけにし、そのかわり復習の時間を確保するようにしていました。結果的に解いた量は多くはないものの、復習をきちんとすることができ、試験でも使える知識がついたのだと思います。
率直なところ、本試験受験中も、ここはわからない、うろ覚えだ、自信がないというところはいくつもありました。ただ、基本的な論点・条文、大事な事実は拾って評価することは確実にと心がけました。

O.Tさん(男性、30代、社会人)

■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 総合講義100
■ 予備試験論文式試験直前模試
■ 改正会社法対策講座

司法試験合格のために、自分にとってもっとも必要な勉強は何か、ということを常に意識して勉強するように心がけました。会社員であるため勉強に割ける時間には限りがあり、予備試験最終合格から約半年という期間しか残されていなかったためです。
おそらく、法律に関する勉強である以上、何を勉強しても「無駄」にはならないと思いますが、合格に対する寄与度が異なると思います。
例えば、自分には判例に関する知識及び理解に弱点があるという課題がありました。この課題を克服する手段として、まず判例百選を読み込むという対策法を考えました。これは、一般的には決して「無駄」な対策法ではないし、人によっては意義のある対策だと思います。しかし、時間がなく、法科大学院に通っていないため法律に関する深い知識や最先端の知識がない自分にとっては、判例百選を読み込むことは、時間だけが奪われ、消化不良に終わることが明らかでした。
よって、前年の予備試験の成績がEFレベルだった憲法と行政法について、アガルートの総合講義100を利用し、判例知識を中心に再確認することとしました。
このような具合に、自分の状況と残された時間を常に意識して、自分なりに最善の手段を選択するよう心掛けるようにしたことが合格につながったのかもしれません。

桂 典之さん(男性、30代、無職)

■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 司法試験型答練
■ カリキュラム司法試験B

一度目の受験に失敗した自分の反省点は基礎的事項の習熟不足でした。そこで、再受験では基本を確実におさえることを第1に考えて学習しました。テキストはアガルートの教材のみ。情報も講師が講座で解説した内容を補足的に書き込む程度でした。情報量はそれだけで十分でした。むしろあれもこれもしたくなるのを我慢し、自分がこれで必要十分であると信じたアガルートのテキストを反復学習したことが合格に繋がったと思います。具体的な学習スケジュールは以下の通りです。9月~12月までは情報の一元化、基礎的事項の確認、重要問題習得講座の履修、12月~2月までがテキストと重問の反復学習と過去問解説講座の履修、3月~本番までが更なる反復学習とゼミ・模試での問題演習。司法試験の合格のためには孤独に机に向かう時間が絶対に必要だと思います。私がゼミを組んで友人と勉強したのは直前期だけでした。ゼミを組むことは重要ですが、それ以上に基礎的事項を刷り込むように学習することが重要というのが私の感想です。そして、その素材としてアガルートは最適だったと思っています。最後に、アガルートと講師の工藤先生にお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。

K.Dさん【公法系・68-73位】(男性、20代、大学卒業)

■ 平成28年度 重要判例解説解析講座
■ 判例百選から予想する平成29年司法試験

とにかく論文演習を意識して学習しました。論文対策では、旧司法試験の過去問をはじめとして、予備試験、司法試験の過去問を何周もしました。
たしかに過去問で問われた論点はしばらくは出題されづらいとは思いますが、司法試験では問いの答え方、論述の仕方次第で大きく評価が変わると考えていたため、まずは過去問を潰すことが最優先になるかと思います。

A.Yさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座

ロースクールの成績もよいとは言えず、予備試験の結果も振るいませんでしたが、なんとか1回目で合格に滑り込むことができました。日ごろの勉強では常に、どのように今勉強していることを答案に表現するか意識をしていました。時間を計って自分で答案を書いた後、論理的につながっていない場所、日本語としておかしい場所、条文の文言から離れた勝手な論理を展開していないかをゆっくり読みながらチェックする自己添削を行っていました。直前期はアガルートの司法試験型答練をはじめ他校の答練もできるだけ受講し、問題文の読み方から、誘導を落とさない方法、問題文のヒントから論点を抽出する方法をかなり分析してきました。試験本番では何度も訓練したにもかかわらず、問題文の読み落としや誘導の検討が不十分になってしまった部分がありましたが、何度も答案を書いたことが結果として司法試験を通した総合的なミスの個数を減らし、ミスをしたとしても致命傷に至らなかったのだと思います。合格発表直前まで不合格だと思っていたので番号があったときは驚きました。

H.Nさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 重要問題習得講座

法学部以外の出身であったため、工藤先生の入門講座で初めて法律を学び始めました。初期の段階では、とにかく法学に特有の言葉遣いや用語に慣れるために毎日法律に触れることを意識していました。私の場合、予備試験を念頭に初期の段階から短答式試験の問題集を解いていたのですが、今から振り返るとそれが法律用語に慣れるために役に立ったように思います。言葉がすっきりと頭に入るようになってからは、論文式試験向けの問題集に取り掛かりました。最初は論証も全く覚えていないため、問題を読んでわからなければすぐに参考答案を読んでいました。参考答案を読みながら、理解できない部分やより深く勉強したい部分があれば、基本書やテキストに戻り知識を確かなものにするよう心がけていました。基本書やテキストを何となく読むのではなかなか試験に役立つ知識をつけることは難しいので、問題集を解きながら必要になったときに戻るというやり方の方が効率的だろうと思います。このような勉強で法科大学院に進学しましたが、法科大学院進学後は、司法試験の過去問を中心に演習を重ねました。私は予備試験対策としても司法試験の過去問を解いていました。予備試験は過去問の数が少ないですし、解説や参考答案もあまり充実していないためです。ゼミも組んでいました。司法試験を目指す上では、ゼミを組むと勉強のペースが掴めますし、直前までそのペースを乱さずに平常心で学習を進められる点に大きなメリットがあると思います。もちろん、ゼミで過去問研究をしたことも役に立ちました。

I.Aさん【刑事系・40位前後】(女性、30代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練

2回目の試験不合格をつきつけられ自分の答案を見た時に、自分の答案は読み手がいるということが意識できていないと感じました。自分が書きたいことを書いているだけで、書かなければいけないことを書いていないため、点数が伸びず到底合格できないと思い、正しい知識が伝わる文章で書くことを練習することに3回目は注力しました。
最初はインプットをメインに、再度知識の正確さ、さらに精度と知識の広がりを意識しながら勉強し、後半はそれを問題演習、答練を使って出す練習、さらに模試などを使い自分のピークの持っていき方などを意識して勉強を進めていきました。
年末に受けた模試では思うような結果にならず周りと比べ焦っていましたが、徐々に結果がついてくるようになり、試験でも勝負ができるかもしれないと思えるようになりました。
直前期は本当に毎日が不安との闘いでしたが、1日1日すでにやってきたことを反復し、頭に定着していくように過ごしていました。
本番では、民事系で大きな失敗をしてしまったと感じ、落ち込みましたが、中日でなんとか持ち直し、刑事系、短答に臨むことができました。
短答の準備は、年明けから、コンスタントにしてきたので、当時は大丈夫だろうと思っていましたが思った以上に難しくて焦りましたが、民法は家族法からやる、憲法は統治が得点源、などいつものマインドを思い出し焦りを少しは軽減できたと思っています。
3回目ということもあり、焦りがこれまでの2回目までとは比べ物にならないものがありましたが、深追いせず、広く浅く、ただし正確に理解を心がけて、それを文章化するということができたのがよかったのだと思います。

歌代 彩花さん【公法系・80-97位】(女性、20代、大学生)

■ 倒産法 過去問解析講座
■ 倒産法 論証集の「使い方」

予備試験の時点で、司法試験合格に必要な知識はついていると言われていたので、インプットは時間をとらず、とにかく過去問を解き、解答例を見て、出題趣旨を見て、というのを7年分くらいはやりました。
司法試験は、敵が実際よりも大きく見える試験です。未知の法律問題が問われるし、そこで問われている問題意識はとても難しい。したがって、なかなか満足な答案が書けない試験なので、絶対評価としては半分弱とれれば平均にいくわけですが、そこを取り違えると大きな不安にかられてしまう。また、半分もできていない、手も足も出ないとの手応えであっても、相対評価も加味されるので、意外と沈んでなかったりもします。つまり見かけに騙されず、得点できる基礎基本で守って行けば、落ちない試験であるということを念頭に置く必要がありました。私は、実際は不安にかられてしまい、睡眠時間を7時間に削って根を詰めてやっていたら、体調を崩してしまいましたが、今思えばもっと気楽にやって良かったなと感じます。でも、それだけ司法試験は問題自体も難しく、真正面から闘おうとすると、あれもできないこれもできないとなってしまう試験です。

Y.Mさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 倒産法 総合講義
■ 倒産法 論証集の「使い方」

司法試験の問題を何度も解き、問題の問われ方、書き方等を固めました。各科目ごと答案の型というものがあると思うので、まずは型を固めることを意識し、型が決まったら問題文中の事情から問題提起、条文の指摘、文言の指摘、法律解釈、規範の定立、具体的事実適示、評価、結論という流れを忘れないようにしていました。各科目によって上記作業のどこに重きをおくかが違うと思うので、再現答案や参考答案を一定数読んでおく作業が必要だと思います。全体的に問題が旧司法試験に近づいていると思うので、余裕のある科目については旧司法試験の問題や予備試験の問題まで検討しておくとより合格が確実になると思います。特に民事系は過去問に回帰傾向があると思うので、検討しておくことが必須だと思います。選択科目について軽視している人もいると思いますが、選択科目も100点という点数は他の科目と同じなので、軽視してはいけないと思います。また、選択科目は試験初日の1時間目、また3時間と長い試験時間なので、選択科目ができないとメンタル的にダメージを受け、司法試験全体に影響を及ぼすのでむしろ、重視して勉強すべきだと思います。3時間で、1問4頁、計2問という他の科目と異なる形式なので、試験前に過去問等を時間通りに解き、形式に慣れておくのが大事だと思います。

M.Hさん【全体・44位】(男性、20代、無職)

■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 司法試験型答練
■ 総合講義100
■ 旧司法試験・予備試験型答練
■ 論証集の「使い方」

司法試験に向けた学習を開始したのは、大学2年の冬でした。すでに周囲に後れをとっていたため、当初は在宅でひたすら予備校の基礎講座を消化していました。しかし、量があまりに膨大であったため、なかなか消化することができず、翌年に受けた予備試験の論文式試験は1700番程度の順位でした。その反省として、インプットに時間を費やすあまり、アウトプットをほとんどしていなかったというのがあったため、翌年の予備試験に向けて、周囲の評判が良かったアガルートの答練を受講しました。アガルートの答練は、実際に本番でいくつかの論点が的中したばかりか、判例をベースにしっかりと解説がなされており、どの問題も今まで曖昧にしていた部分が氷解するものばかりでした。そこで、網羅的に同じような解説を聴きたいと思い、予備試験の前には総合講義100も受講し、論文に向けて知識の精度を高めました。総合講義は、論文に必要な知識に絞って解説してくれるので、直前期のまとめとしても十分有用な内容でした。予備試験合格後も、総合講義テキストと論証集を一元化教材として利用し、司法試験前はこれらだけをひたすら見直すことによって、合格を勝ち取ることができました。

M.Sさん(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」

私は、4回目の受験で合格しました。3回目の不合格後、中途半端な理解をどうにかしなければならないと悩んでいました。
その時に出会ったのがアガルートでした。工藤先生の講義を受講することで、これまで中途半端だった理解が「使える知識」になったと思います。
今では、「もっと早くアガルートに出会っていれば!!」とも思っています。
私は、実家において1人で勉強しており、3回目以降の受験は精神的にとても辛かったです。家族や電話で相談にのってくれた友人には感謝してもしきれません。
受験回数が増えるにつれ、日々の勉強が成長に結びついていないと精神的に辛く感じることが多くなりました。焦って無謀な計画を立ててしまう、参考書を取っ替え引っ換えして何も残らなかったと感じることもありました。
私は、小さくても良いので成長を実感できる学習計画を立てることに重点を置きました。多少効率が悪くなろうとも、「できる」という気持ちを優先しました。
具体的には、先に進めることよりも、復習を大切にしました。とにかく復習し、できることを積み上げていきました。
先に進めることを優先するあまり、理解や暗記を疎かにし、振り返ると何も残っていないという状況をとにかく回避しようと努めました。
学習計画が予定通りすべてうまくいったとはいえません。しかし、自分の性格を理解し、自分に合った学習方法を採ったことが結果に結びついたと思います。
アガルートは、講義(総合講義100)のチャプターが細かく区切られており、復習や学習成果を測るには最適でした。

M.Kさん(男性、20代、社会人)

■ 総合講義100
■ 労働法 総合講義
■ 法律実務基礎科目対策講座
■ 司法試験再現答案分析講座
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 総合22位合格者が教える 出題趣旨を掴まえる問題文の読み解き方
■ 合格答案の「作り方」
■ 司法試験型答練
■ 重要問題習得講座
■ 司法試験 論文過去問解析講座

私は、総合講義100と重要問題習得講座、司法試験過去問解析講座を受講しました。
司法試験では、大量の生の事実が与えられ、それをもとに法的構成をし、一定時間内に書ききって設問の問いに答えることが必要となります。
アガルートのテキストや講義は、上記のような司法試験で問われている要素を身に着けるには必要十分であり、これを繰り返しやってマスターすることで、司法試験は突破できると思います。
必ずしも、分厚い基本書や判例百選を隅々まで読んで、学術的な論点をすべて網羅する必要などないのです。
受験生の皆さん、アガルートアカデミーのコンテンツは、どれも十分信用に値します。ぜひとも積極的に活用し、合格を勝ち取ってください!

町屋 和憲さん(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練
■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ カリキュラム司法試験B

私は、1回目の受験後にアガルートの講座を利用し、2回目の受験で合格することができました。(1回目総合順位3500位台→2回目総合順位800位台)
1回目の受験時は、歯が立たず、試験期間中に不合格を覚悟しました。翌年には合格したいとの強い思いから、5月の試験終了直後から勉強を再開しました。
まず、敗因分析を行ったところ、①知識の整理ができておらず論点を落としてしまう、②論点を拾えても規範・あてはめがあいまいである、ということに気付きました。①②を補強するため、総合講義100・重要問題習得講座を受講し始めました。総合講義100は、必要十分な情報がコンパクトにまとまっており、知識の整理に非常に有益でした。重要問題習得講座は、論点の網羅性が高く、論点抽出・規範定立・あてはめの練習に最適でした。両講座とも、5月からの約1年間で、6周ほど回したと思います。
司法試験では規範定立ができることを前提にあてはめを特に見たい(論証部分よりあてはめ部分の配点が高い)と考えられます。私は、1回目の受験時、規範定立(論証)についてばかり勉強時間を費やし、あてはめについては現場で考えればよいとおろそかにし、失敗しました。2回目の受験時には、規範定立はコンパクトに(ただし正確に)、あてはめを厚く書けるよう、テキストを何度も何度も読み込み準備していました。今後受験する方にも、規範定立はコンパクトに、あてはめを厚く書けるよう準備することをおすすめします。
また、年明けの1月頃から過去問分析を丁寧に行い、直前期の4月ころからは司法試験型答練を受講しました。これらにより出題の形式・傾向に慣れることができ、試験本番でも比較的落ち着いて書ききることができました。
最後に、お世話になったすべてのみなさんに感謝したいです。ありがとうございました。

M.Mさん(男性、30代、社会人)

■ 司法試験型答練

私は、2回目の受験で合格できました。2015年に予備試験に合格したものの、1回目の受験では、勉強と仕事のバランスがうまくとれず、基本7法の論文過去問の検討も十分にできないまま、選択科目(国際私法)の教科書を1周する程度の勉強だけで本番を迎えてしまいました。司法試験は、予備試験とボリュームがずいぶん違うので、予備試験の問題を解くようには解けませんでした。そのため、8科目中7科目が途中答案になってしまいました。そこで、2017年の試験では、途中答案をなくすことが至上命題となりました。そのためには、さしあたり、字を書く速さそのものを向上させようと努力しました。しかし、運動神経が悪いのか結局あまり速くならなかったため、可能な限り配点割合を守りつつポイントを押さえた論述をすることを目指すことにしました。まず、論文過去問につき平成18年度から平成28年度まですべての問題・出題趣旨・採点実感を検討して書くべきことの感覚を掴みました。そして、その掴んだ感覚を実践で活かせるようになるため、アガルートの答練を申し込みました。アガルートの答練は前年も申し込んでいたのですが、全部を解ききれないままで本番になってしまっていたので、こちらをまず年内に書き直し、年明けから2017年度対策の答練を書きました。なお、勉強時間があまりとれないため、他の予備校の模試や答練は一切受けませんでした。しかし、2016年試験では、アガルートの答練で出題された民訴の分野が出題されてずいぶん助かりましたし、2017年試験でも刑法、刑訴、民訴などで的中があり、質・量ともに今もっとも本試験に近い予想問題であるため、これを優先したのは正解だったと思っています。

I.Tさん【全体・88位】(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練

私が法曹を目指して勉強を開始したのは、大学2年生から大学3年生に上がるときでした。その頃には法曹を目指す友人は大学に入学した時点から、資格の取得に向けて勉強しており、自分の勉強の開始時期が遅いという自覚がありました。そこで、効率的な勉強をしなければならないと考えました。そして、司法試験は最終的には択一と論文という形でアウトプットができなければ合格できない試験であるから、アウトプットを意識したインプットをしました。具体的には、インプット教材で一定の範囲を勉強したら、すぐにその分野の択一の問題、論文の問題を解きました。初めのうちは択一も論文もうまく解くことができず、苦労をしましたがこの勉強方法で3周目の勉強に入ったときには、ある程度自分なりの型を作ることができました。このようなレベルに達したときに私はロースクールを受験し、無事受験した全校から合格をいただくことができました。その後ロースクールに進学したのちは、司法試験の過去問を解き、同時に本番に向けて未知の問題を解く訓練としてアガルートの司法試験型答練を受講して、本番に備えました。このように常にアウトプットを意識して勉強することで、私は司法試験に合格することができました。

N.Sさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練
■ 司法試験受験生の国家総合職(院卒者試験)/実践編
■ 論証集の「使い方」

去年は手応えも全くなく、実際に不合格でしたが、蓋を開けてみると実はあと一歩で合格といった順位でした。当然落ち込みましたが、定義・論証が全然正確に書けなかった私は、あんなに定義・論証が不正確でこの成績なのか、と驚きもしました。
定義・論証が不正確で書かれたあてはめなど、たかが知れています。それなのにそこそこの順位であったのだから、規範定立レベルで合否が分かれていると考えました。2回目の受験では、合格者がすらすら言えるような定義・論証、基本的知識を正確にインプットするということを目指しました。
しかし、私は暗記が大の苦手です。大学受験まで振り返ってみても、暗記科目が足を引っ張ったせいで苦労した記憶があります。
そこで、アガルートの講座に頼ることにしました。論証集の「使い方」の音源をスキマ時間にひたすら聴き続けたのですが、それは非常に役立ちました。暗記が苦手な私にとって、できるだけ暗記の心理的ハードルを下げることのできるこの方法は有用でした。
また、暗記が苦手である以上、覚える内容は必要最低限にすべきだと思いました。司法試験型答練はアウトプットがメインの目的である講座ですが、書けるべき内容とそうでないものを示していただけるので、必要最低限のインプットの参考にもなりました。
1回目の受験のときと比べてみて、アガルートの講座以外では新しいことをほとんどやっていなかったように思います。それでも合格することができたのは、アガルートの講座が無駄のない質の高いインプット教材であったからだと思います。
集中力もなく、勉強時間も明らかに少ない私が合格することができたのは、アガルートの講座のおかげだと思っています。これから受験される方には、ぜひアガルートで自分に合った勉強をして合格していただきたいです。

T.Sさん(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 倒産法 論証集の「使い方」
■ 司法試験 予想論点攻略講座
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 司法試験型答練
■ 論証集の「使い方」

過去2回の不合格の反省点を活かすことで合格にたどり着くことができました。
1回目の不合格時は、ロースクール在学中、卒業単位を確保することのみを目的とした勉強だけをしていました。そのため、過去問の検討や短答対策、履修科目以外の必須科目対策は卒業後の直前期からという状況でした。時間のない中で、直前期は短答の足切りを避けることを優先し、その他を含め不十分な対策だったことから、論文で不合格となりました。
2回目の不合格時、前年の反省を踏まえ、論文過去問の起案・検討は一通り行いました。もっとも、演習書や論文のインプット教材を選択するのに右往左往し、消化がほとんどできないまま本番を迎えてしまいました。また、前年の点数で油断していた短答の対策が不十分となり、模試で酷い結果となったことから、再び直前期に短答に多くの比重を置いた勉強をすることとなってしまいました。結局、短答では前年以上の高得点をとれたものの、不十分な対策となった論文で千数百人に抜かされ不合格となりました。
今回の受験では、これまでの反省を踏まえ、①短答対策は模試までを目安にある程度完成させること、②論文のインプット教材は年明けまでに有名な物へと情報を一元化すること、③演習書は答案例付きで一つに決めたものを何度も使い込むこと、を決め、実践しました。これにより、短答は模試で余裕を持った得点ができ、直前期を論文の対策に用いることができました。また、論文は、少なくともインプットと演習を繰り返した部分については自信を持つことができ、本番でその部分が出題された設問は得点源とすることができました。
ある程度網羅的な一つの教材を決めて、それをしっかりとやり込むことが合格へと繋がったのだと思います。

S.Sさん【公法系・47-50位】(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練

私は1回目の試験で不合格となってしまい、2回目の試験でやっと合格することができました。
2回目の試験で合格できたのは、敗因分析が正しくできたことにあると思います。私は1回目の試験を受けた時、手も足も出ませんでした。聞かれていることが何かわからなかったのです。結局、知識レベルが合格レベルに達していないということだと感じました。しかし、結果としては、自分が思っているほどは悪くありませんでした。ここから、自分が自信をもって書いた部分は得点を獲得できていること、知識レベルさえ合格レベルに持っていければ合格することができるのではないかということを感じました。
以上より、自分の敗因はインプットが不足していることにあると気づくことができました。この敗因分析に基づいて、この1年はインプットを主眼に頑張ってきました。適宜答案も書いたと思いますが、大分減らしたと思います。アウトプットが大事であるとよく言われますが、やはり大事なのはインプットであり、それだけでも合格できるのかなとさえ感じています。
もっとも、これは人によりますので一概には言えません。しかし、現状はアウトプットが大切であるということが言われすぎているように感じています。
知らないと答案は書けませんので、インプットも大切にして欲しいと合格した今となっては思います。

W.Yさん(男性、20代、社会人)

■ 倒産法 過去問解析講座

私の試験対策は、ひたすら過去問を反復して解いていくことと、条文を意識することです。学説や判例よりも条文の文言を重視しました。そして、過去問は短答式試験に関しては、最低でも全過去問を5回は繰り返しました。論文式試験に関しては、旧司法試験の過去問集を繰り返して解きました。このとき、論文対策のために、面倒くさがらずに、しっかりと起案をしており、答案構成のみで済ませることはありませんでした。このため、とてつもなく時間がかかりましたが、それでも本番において自分が書く内容が答案何枚ほどになるかという概算ができるようになり、バランスのとれた答案を書くことができました。もっとも、論文試験の過去問の解答例だけでは理解できないところは、条文、判例、基本書の順でチェックして、自分が納得して理解するまで考え抜くことをしました。これにより、試験で頻出分野を重点的に押さえることができました。あとは、全国模試を受けて、自分が全体のどの順位にあるかを測定しつつ、演習する分野や量を柔軟に変更しました。これが私のとった試験対策であります。

Y.Hさん(男性、30代)

■ 総合講義100

法科大学院修了の受験資格で受験していましたが、三振してしまい、受験資格を失ってしまいました。そのため、予備試験にチャレンジし、予備試験合格を経て、最終的には予備試験合格の受験資格で司法試験に合格することができました。法科大学院修了後最初の受験で不合格となって以降は、アルバイトで生計を立てながらの受験となったため、勉強時間の確保に苦労したりもしました。また、1年間継続して勉強をし続けられる環境ではなかったため、司法試験の受験日程にどうやって合格し得る状態に持っていくかが、私にとっての司法試験合格のための重要な課題となっていました。そのような中、総合講義100の存在を知り、この講座を有効活用することで、受験日程の3か月前くらいから、効率良く知識の再確認をすることができました。これにより、普段の生活で確保できる勉強時間をアウトプットにも十分に充てることができ、司法試験の受験日程に合格できる状態の準備ができました。その結果、時間がかかってしまいましたが、このような私でも司法試験に最終合格することができました。

K.Nさん【全体・71位】(女性、20代、法科大学院卒業生)

■ 総合講義100

1.短答式試験について
予備試験、本試験ともに肢別本をひたすら解き、間違えた部分には付箋を貼り繰り返し学習していました。肢別本は小さく軽いため電車の中でも読みやすく、繰り返し学習するのに適した教材だと思います。
2.論文式試験について
文章を組み立てること、書くこと自体は得意だったため基礎知識のインプットを徹底的に行うことを心がけていました。総合講義の教科書には合格に必要な知識が詰まっているのでこれを何度も通読しつつ、講義を聴いて記憶を定着させていました。
アウトプットに関しては司法試験直前期(4月半ば~)に1日に3,4問過去問や問題集の答案構成を行う程度でした。知識が定着していれば答案構成さえできれば書けると考えていたのでこのような方式にしていましたが、問題演習に使う時間をかなり短縮できたことでインプットに集中でき、一つの問題に対するより深い考察を行うことができるようになったと思います。
3.予備試験口述試験について
口述試験は特殊な試験であるので、たとえ知識があったとしてもうまくいかないことがある試験だと感じました。とにかく問答形式での口頭練習を積むことが重要であると思います。本番では沈黙はせず、適切な答えが思い浮かばない場合であっても何か発言するようにしていました。

上杉 研介さん【全体・17位】(男性、30代、社会人)

■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 知的財産法 論証集の「使い方」

予備校の入門講座を受講した後、旧司過去問・予備試験過去問の演習を通じて典型事案と論点とを結びつける訓練をしました。次いで、司法試験において出題頻度の高い重要論点について、いろいろな本を読んで研究した上で、処理手順・答案への表現手法を確立させました(重要論点の研究では演習書も使用しました。)。ロースクール3年夏からは司法試験過去問を起案し(1日2~3通程度)、①書く速度を上げる、②読みやすい答案を書く、③論証をコンパクトに書く、④論理的に筋の通った答案を書くことを目指しました。過去問の大量起案で、論述の多くを定型化することができ、現場思考部分(事実認定や未知の論点)に時間と頭を使えるようになりました。年明けからは、典型論点の総復習と情報の一元化を行いました。司法試験は論述力で大きな差が付く試験だと認識していたため、知識をいたずらに増やすことよりも論述力を高めることを重視しました。受験を終えて改めて感じたことは、司法試験は、論述の巧拙で合否が決まる試験だということです。過去問の積極的な起案と自己反省を繰り返して論述力を向上させることが合格への近道だと思います。

Y.Tさん(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 倒産法 論証集の「使い方」
■ 倒産法 過去問解析講座
■ 司法試験型答練
■ 論証集の「使い方」

3回目がダメだったとき、ともかく色んな教材に手を出して中途半端な対策になっているのを痛感しました。そこで、今年は教材を絞り、ともかく繰り返し繰り返しアウトプット中心の勉強をしました。また、勉強中に気になる論点も、調べる教材を絞り、調べる作業に走らないように気をつけていました。調べる作業は結局インプットでしかなく、全体にアウトプット時間が少なくなり、合格が遠のいていたからです。
具体的には、旧司法試験、予備試験の問題を答案構成し、司法試験の問題を答案化することをメインにしていました。作成後、合格に足りなかった点の洗い出しと、さらに良い答案にするにはどうすれば良いのか、優秀答案等から自分の課題をメモし、次の答案の前にメモを見て注意するようにしていました。1つの科目を集中的に勉強するよりも全体を回すのが重要と考えていましたので、3年分ごとに科目を回して全体を短い期間に繰り返す計画を立てて行いました。
答練が始まると、基礎に戻る意味で、その前後に論証集を回すこと、苦手な問題の答案構成ができるかを確認することを行いました。解説を読んでもわからないことは調べず、これまでの教材を繰り返すことを意識していました。
短い時間を有効活用する必要があったので、通勤時間、トイレ休憩、昼休憩など、隙間時間に論証チェック、条文の素読、択一などしていましたが、これが限られた時間で集中して取り組め、効果的だと思います。

M.Aさん【全体・87位】(女性、20代、大学卒業生)

■ 予備試験 直前論文対策ゼミ(通学クラス)

予備試験・司法試験の学習を通じ、合格、特に論文式試験の合格を勝ち取るために一番大事だと感じたことは、自分の信頼できる先生の教えを信じ、その教えを一つ一つ確実に実行していくことです。
論文式試験に合格するための必要な勉強が何かは、人それぞれに違います。私は初めて予備試験論文式試験を受験し不合格だったときは、この当たり前のことがわかっておらず、いろいろな方からの教えに混乱して、自分にどんな勉強が必要なのか見定められずにいました。しかし、翌年、私の知識量や論文を書く際の特徴や癖などを理解してくださり、その上で今の自分に本当に必要な勉強が何かを指導してくださるアガルートの先生の教えを受けることができました。そして、そこからは自分の勉強方法について迷うことがなくなり、今自分に必要な勉強を実行していくことができて、予備試験・司法試験に合格することができました。
合格するために今の自分に何が必要なのかを自身で客観的に見定めることは困難です。自分の信頼できる先生の教えを信じ、その教えを確実にこなしていくことが、合格への一番の近道だと思います。

S.Yさん【全体・76位】(男性、20代、法科大学院卒業生)

■ 司法試験型答練

私が受験勉強に本腰を入れたのはロースクール3年の年明け後からでした。もちろん、ロースクールの授業の予習・復習等はこなしていたのですが、それ以外には本試験の過去問(短答・論文ともに)を解くことすらできておらず、周りに大きく出遅れていると感じていました。
年が明けてから焦りを感じ、本試験の過去問を解くなどの対策を講じましたが、3月に受けた模試の結果は散々なもの(D判定)でした。しかし、そこで奮起することができたおかげで、その後はアガルートアカデミーの答練や市販の問題集に集中して取り組み、結果としてはかなり余裕をもって合格することができました。
勉強のスケジュールに関しては反面教師にしかならないとは思いますが、それでも合格することができたのは、本腰を入れる前に基礎知識が固まっていたからだと思います。司法試験は、短答式試験はもちろん、論文式試験であっても、事例を解きほぐすと大部分がどの基本書にも記載されているような基礎的な事項しか聞かれていないことが多いです。だから、基礎となる条文・判例知識等がしっかりしていれば、あとは実際に過去問や答練を書いてみることで、試験の型に自分をフィットさせることで試験対策としては十分ですし、それ自体はさほど時間のかかるものではありません。
これを読んでいるみなさんには、今勉強している1つ1つのことが自分の基礎知識を形作っているという自覚をもって、日々を過ごしてほしいと思います。

S.Sさん【刑事系・22-32位】(男性、30代、法科大学院卒業生)

■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 論証集の「使い方」

二度落ちた後だったので、9月は敗因分析だけをじっくりしました。その結果、①司法試験の過去問検討をしっかりやる、②問題演習を怠らない、③短答を軽視しない、の3つの方針を立て、勉強しました。
①については、直近3年分の司法試験論文を、出題趣旨・採点実感を読み込んで、徹底的に研究しました。その過程で、科目ごとの問われ方、書き方の習得をめざしました。その際には、「30分で済ませる答案構成講義」の答案構成の方法論をベースにして、自分に合った方法論を作りました。
②については、問題文を読んだときに反射的に論点に気づけるようになるために行いました。その際には、3倍速インプット完成講座(現「重要問題習得講座」)をメイン教材にして、各科目3周しました。これをしたことで、昨年と比べて論点落としを格段に減らすことができました。また、気づいた論点で点を確実にとれるように、「論証集の『使い方』」を使って論証の暗記を行いました。
③については、ボーダー上では短答の数点が合否を分けるため、軽視しないという方針を立てました。その際には、司法試験の過去問に取り組むとともに、「短答知識完成講座Ⅰ」も受講しました。私は民法の短答が苦手だったのですが、「短答知識完成講座Ⅰ」は、共同抵当などの短答プロパー問題についてもわかりやすく解説がされていて、民法で安定して得点できるようになりました。

I.Kさん(男性、30代、会社員)

■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 論証集の「使い方」
■ 総合講義100
■ 倒産法 過去問解析講座
■ 倒産法 論証集の「使い方」

今年、予備試験ルートで2回目の受験で何とか合格することができました。
私が合格する上で必要だと感じるのは、過去問を中心に法律問題の解決の仕方を学び、それに必要な知識を体系的に効率よくインプットすることであると思います。
私がアガルートの講座に出合ったのは予備試験に最終合格する2015年でした。
司法試験(予備試験)における知識の量は社会人受験生の自分にとって本当に負担であり、私にとって知識のシェイプアップが大きな課題でした。
2015年にアガルートアカデミーが開校し、そこで出合った「論証集の使い方」は、最低限度の基礎知識を試験で使える形で、短時間で繰り返すことができ、私の課題に対応してくれるまさにうってつけの講座でした。
私は、アガルートの開校と同時にこの講座を申し込み、その年の予備試験に最終合格しました。そしてこの講座の音声は司法試験に合格するまで何度も毎日繰り返し聴いていました。
その後、扱われている内容の高度さや試験傾向との親和性に、過去問演習を繰り返していく中で気づき、司法試験1回目の受験後、アガルートの総合講義100を受講しました。
過去問と親和性が高い本講座は、過去問演習を中心に勉強していた私にとって、インプットを合理化・効率化させてくれました。
また、法科大学院で扱われる発展的な問題も含まれており、これらの問題意識に触れることは本試験問題に対処する上で多くのヒントを与えてくれました。

S.Sさん(男性、30代)

■ カリキュラム司法試験B
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法

純粋未修の3年生後期から本格的に司法試験対策を開始し、各科目一つ程度の「演習書」をひたすら繰り返し、そこから抽出した論証を暗記するというのを繰り返していました。今考えると、演習書では論点の網羅性に問題があるため、この学習法は非常に駄目だったと思います。ただし、刑法の演習書である『ロースクール刑法』だけは名著であり、論点の網羅性が高い上に内容が司法試験向きで正確なので、読んでおくべきだと感じました。
しかし、最初の司法試験では短答対策が不十分であり、足切り114点に対し108点程度で不合格となりました。
短答落ちとなった原因は、民法の短答の分量が多い上に純粋未修の自分にとってはチンプンカンプンであり、自分にも簡単に解ける刑法の短答や、量の少ない憲法ばかりやっていたからです。刑法は勉強しなくてもそれなりに取れるため、伸びしろがなく、憲法は過去問をやっても伸びませんでした。不合格後に民法の肢別本をしっかりやったら点数がかなり伸びたので、それだけで短答合格ラインに達した感じです。短答対策は9割が民法だと思います。 無論、純粋未修者が民法の短答をやるには、過去問を何度も繰り返し、似たような問題で答えが違う設例に気づいたら毎回立ち戻って比較する作業が必要になるので、凄まじい時間がかかります。暗記だから直前でいいというのは誤りで、知識は長年繰り返して定着するので、早い段階から民法の短答対策をする必要があります。
不合格後の論述対策としては、とにかく「何が合否を分けているのか」をネットで調べまくり、「法的三段論法がもっとも重要である」という結論に至りました。これは同級生の一発合格者から意見を聞いたのもあります。
法的三段論法対策の問題は「どこを探しても正確な法的三段論法を説明してない」「細分化すると三段どころではない」という点にあり、また適切なナンバリングを振らなくてはならない点にあります。大まかに言えば、
第1.大問題提起(設問のコピペでも良い)
1.設問の分析(下記論点の前提事情の分析)(なくても一発合格している人はいるが、出題趣旨を見る限りあった方が良いと思われる)
2.中問題提起1
⑴ 条文提示と、条文の法的解釈(条文に事実をそのままあてはめるのは原則駄目。必ず、条文を解釈しようという姿勢を見せる)
⑵ あてはめ(事実の提示と、その事実がどのような意味・性質を持つかの指摘)
⑶ 結論
3.中問題提起2
⑴ 同上
4.最終結論
などの形式になるでしょう。厳密には、「問題提起と条文提示、法的解釈がセット」「あてはめと結論がセット」になっても文句は言われませんが、「条文にそのまま事実をあてはめてはならず、必ず法的解釈を示してからあてはめに入る」をできるだけ貫く必要があります。
本試験の答案では各所で設問の読み間違えを繰り返し、複数の設問を丸ごと落とす酷いものでしたが、ほぼ徹底した法的三段論法の構成だけで合格まで持っていきました。
上記の答案を書くために最も必要になるのは、「条文の法的解釈、つまり規範」の暗記です。ここだけは覚えなければどうしようもありません。つまり、論文対策で最も重要なのは暗記です。
それと実務家登用試験ですから、「法解釈=規範」を提示するのに「理由」は不要と思われました(知っているなら1行程度簡単に触れるのが望ましいかもしれませんが)。実務家に必要なのは「ルールを知っていること」であり、「そのルールがなぜ導出されるのか」知っている必要性は必ずしも乏しいと思われます。
例えば、民法557条1項の「履行に着手」とは「客観的に外部から認識しうるような形で履行行為の一部をなし又は履行の提供をするために欠くことのできない前提行為をした」ことを指しますが、「なぜそう言えるのか」を書く必要はないと思いました。判例理論ですから、所与の前提として良いはずです。
合格した平成29年度本試験まで、予備校は伊藤塾の答練以外受講していませんでした。しかし、論述だけでなく短答の対策に時間がかかりすぎていたことが気になり(試験直前12か月のうち8か月は短答対策をしていた)、それが短縮されればとアガルートを受講することにしました。

T.Gさん(男性、30代)

■ 倒産法 総合講義
■ 倒産法 過去問解析講座
■ 総合講義100
■ 重要問題習得講座

私は、司法試験科目の中で、選択科目(倒産法)が弱点だと感じていました。そこで、以下の合格体験記は倒産法に絞って書かせていただきます。倒産法については、司法試験問題の解説書が少ないにもかかわらず、問題のレベルが総じて高く、どのような答案を書けば高く評価されるか明らかではないと感じました。
そこで、倒産法の講義を扱っている予備校を探したところ、アガルートを見つけました。アガルートの倒産法講義は充実しており、私は倒産法総合講義と倒産法過去問解析講義を受講しました。
私は、既に倒産法の基礎ができていると思っていましたが、倒産法総合講義は司法試験の問題を解くという極めて実践的な観点から講義がされており、大変有益でした。また、分量も多すぎず、しかし少なすぎもせず、適切なボリュームでした。
また、倒産法過去問解析講座は、出題趣旨・採点実感に沿った解説がされています。近年の倒産法は、過去に出題された問題と類似の問題が出題されているため、大変参考になる講義でした。
上記2講義を受講した結果、私は今年の倒産法で上位5パーセントの成績を修めることができました。倒産法でお悩みの方には是非推薦したい講義です。

平成29年予備試験合格者

古積潤一朗さん(東京大学2年生)

■ 予備試験1年合格カリキュラム

大学入学後、司法試験や予備試験を目指して学習を開始しようと思い、インターネットで検索したところ、たまたまアガルートアカデミーのことを知りました。
私は、できるだけ早く司法試験に合格したかったので、予備試験に1年合格できるカリキュラムは非常に魅力的に映りました。また、講師の先生方が直接指導してくれる機会があることも、アガルートアカデミーに決めた大きな要因です。
受講してみて、最も合格に役立った講座は、「総合講義300」「論証集の『使い方』」「重要問題習得講座」です。
「総合講義300」には、予備試験を受けるにあたっての最低限の知識がコンパクトにまとまっています。そのため、予備試験用の知識を早く概観したい人におすすめです。また最高2倍速にできるため、自信のある範囲は早く終わらせることが可能です。私は総合講義を2ヶ月と少しで終わらせました。
「論証集の『使い方』」で用いる合格論証集は、論文答案を書く上で重要となるフレーズが数多く載っています。もちろんこれを暗記すれば良いというものではありませんが、論証集自体がコンパクトということもあり、持ち歩くのに便利だったので、復習用に重宝しました。
「重要問題習得講座」は、各科目50問以上の論文問題を潰すことができ、過去問を解く前の論文答案作成練習となりました。解答例が論文答案作成の参考になりました。過去問演習に入る前は重要問題習得講座のテキストをひたすら解き直していました。
また、谷山講師には、定期的に答案指導をして頂き、どんな問題にも対応できる答案の「型」を身につけることができました。1年合格を目指す場合には、他の受験生よりも学習期間が短くなるので、この「型」を身につけることができるかどうかは非常に重要だと感じます。
予備試験は生半可な試験ではないことをこの1年身をもって実感しました。やると決めたからにはやり通すという強い意志が必要です。またどうせなら、楽しもうという気持ちでやることも大事だと思います。相当の長丁場になるので、少しは楽しまないと長続きしないからです。
最後に、大学1年から法律の勉強を一から始めて、1年で予備試験に合格できたのもアガルートの効率的な学習教材と先生方の指導の賜物だと思います。本当に感謝してもしきれません。これから半年後の本試験に向けて、慢心することなくさらに精進していきたいと思います。

A.Yさん(男性、20代、法科大学院在学生)

■ 総合講義300
■ 重要問題習得講座
■ 国際私法 3講座パック

この度、3回目の挑戦で予備試験に最終合格することができました。
私は、工藤先生の以前いらっしゃった予備校の、入門講座工藤クラスを受講し、その後、工藤先生がアガルートを設立された際に、重要問題習得講座(以下、「重問」とする。)を受講しました。
そもそも予備試験を受験しようと考えたのも、工藤先生が講座内で頻繁に予備試験について言及していたためです。そして、工藤先生の受け持つゼミ生の中から、2年連続最年少合格者が出ていたというのもあり、工藤先生を信頼して学習を続ければ、私でも予備試験に合格するチャンスがあるのではないか?と考えました。
予備試験1回目(平27年)は短答で落ち、2回目(平28年)は論文で落ちました。2回目の論文で落ちた際の敗因として、典型問題の処理が不正確であったことを自覚しました。その当時の勉強は、重問を3周ほどしたのみで潰したと思い、流行っていた演習書をつまみ食いしていました。そのせいで、本番(平28年)では、重問で見たことのある論点だけど、いざ書いてみたら論理の流れが曖昧、論証のキーワードもうろ覚えという状態でした。もっとも、その状態でも論文合格まであと数点という成績であったため、「重問に出てくる問題を完璧に処理できたら確実に合格するな」と確信しました。また、「仮に重問を潰したのに予備論文に落ちたら、それは問題を厳選したアガルートのせいだ。」と思うようにし、アガルートと心中することを決意しました。
それ以降は、重問をひたすら解き、今年の論文試験までに最低10周は回したと思います。また、解く姿勢も変え、従前は適当に答案構成をし、解答・答案例を見るだけだったのを、論点が出てくる時は、論証を頭の中で言う、論証の絶対外せないキーワードは実際に書く、あてはめで使う事実と事実の評価も頭の中で言う、などし、頭の中でフルスケールの論文を思い描くようにしました。その頭の中の論文と、重問で記されている答案例を比較し、至らなかった部分に印をつけて、次回以降はできるように意識しました。この方法で、何回も重問を回したことで、典型問題の処理は、自身を持って行えるようになりました。
その結果、成績は良くないですが、なんとか今年の予備試験に最終合格できたので、アガルートを信じて良かったなと思っています。
私は、地方在住で、通学可能な範囲に司法試験予備校もありませんし、通っていた地元の大学・ロースクールともに今まで予備試験合格者もいなく、本気で予備試験に取り組む人も周りにほとんどいませんでした。そのため、自分の相対的な実力もわからず、首都圏の受験生とは予備試験に関しての情報格差がかなり生じていたと思います。そのような中でも、アガルートの教材と工藤先生を信じて、合格することができましたので、他の地方在住の方も、アガルートと心中する決意をして、来年度の合格を掴み取って欲しいと思います。
私も、平成30年度の司法試験合格体験記を書ける立場になるべく、引き続きアガルートを信頼して学習しようと思います。

H.Rさん(男性、20代、法科大学院在学生)

■ 総合講義100
■ 重要問題習得講座
■ 司法試験型答練
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 労働法 論証集の「使い方」

大学の先輩に、司法試験を目指すのであれば予備試験を視野に入れて、予備校などをうまく活用し早く対策すべきと言われ、アガルートの受講を始めました。しかし、短答の対策に時間を取られたこともあり、4年生の時に受けた予備試験は論文で不合格でした。これは、ただなんとなく、受講していただけだったため、しっかりと基本的な論点を習得できないことが原因だと感じました。そこで、重要問題習得講座の問題を完璧に解けるようにしようと思い、論文の不合格を知った日から、重要問題習得講座を受講し直しました。やることを絞ったこともあり、効率的に勉強を進めることができ、2回目の受験で合格することができました。
アガルートのテキストは、必要最小限の知識が詰まっており、非常に効率的に合格に必要な知識、能力を身に付けることができるものだと思います。成績も大して良くない自分が、予備試験に合格できたのは、アガルートのおかげです。司法試験合格に向けて、アガルートの講座をさらに繰り返し解きたいと思います。

Y.Aさん(男性、20代、法科大学院在学生)

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」

短答式試験
この試験に関しては何度も過去問を解いて、何回も間違えたところをノートにまとめて、そこを試験前に見るといった対策をしました。粘り強くやれば、誰でも勉強を開始して1年くらいで短答式試験には受かると思います。
 
論文式試験
私は最初、大学の講義など基本的に独学で勉強していたのですが、もう一度、全教科を効率的にインプットしたいと思い、(旧)三倍速インプット講座を受講しました。これにより、短時間で復習することができました。特に憲法や刑法、刑事訴訟法の判例についての解説は秀逸で聴いていてとても楽しいものでした。
また、問題集は旧司法試験をベースに、科目の得意、不得意別に工藤先生のブログを参考に一冊演習書を購入し解いていきました。
また、予備試験は時間との勝負でもあると思うので、時間管理も重要な合格へのファクターになると思います。
そして、試験前にはアガルートの論証集の使い方を聴いて、短時間で論証を頭に入れて臨みました。
 
口述試験
対策としては、時間がなかったので、予備試験の過去問、旧司法試験の一部の過去問を読みました。そして民事については大島本、新問題研究を中心に、刑事については、刑法、刑事訴訟法の論証や手続をおさえました。
 
また、模試をたくさん受けることも重要だと思います。

小林 貴樹(男性、20代、法科大学院在学生)

■ 総合講義100
■ 重要問題習得講座

学部2年の中頃から司法試験を考え、予備校の利用を検討したところ、アガルートが1月にできるとの情報を得たので、これを利用することにしました。
1周が短いという点が魅力でした。
そのため、論点って何?という状態でしたが、総合講義100を選択しました。もちろん、総合講義100か300かの受講の判断基準として挙げられていた問題は一つもわかりませんでした。
なので、まずは講義で、一通りの基礎知識と論点と(少なくとも受験上の)通説を学ぶことで骨組みを作り、その後テキストを片手に基本書を読むことで肉付けをする、という勉強方法を採りました。
学部3年・4年の予備試験は一応願書は出しましたが、論文用知識のインプットも終わっていなかったり、ロー入試のための論文の勉強ばかりしていたため、短答はほとんど解けませんでした。
ロー入試後は、論文は一通り書けるようになっていたので、ちゃんと予備試験を目指そうと思い、短答の過去問を購入し、これを解くことにしました。
結果、合格しました。短答は過去問だなと感じました。
論文式の対策は、ロー入試と同じことをしました。
具体的には、重要問題習得講座のテキストをひたすら読み込みました。
問題を見て、答案を想起し、答案例を見てミスがないか確認する。という作業を繰り返しました。
これに載っている問題と答案を覚えれば、あとは現場思考で何とかなると信じて読み込みました。
(今は、過去問もやっておくべきだったと思っています。)
口述は過去の再現を見て覚えるべき内容をノートにまとめました。

西尾 卓也(男性、20代、法科大学院在学生)

■ 総合講義100
■ 重要問題習得講座
■ 倒産法 3講座パック

自分は勉強開始時が遅く、大学4年から司法試験の勉強を始めましたが、アガルートの重問と論証集をやりこむことで短期で予備試験に合格することができました。

K.Sさん(男性、20代、法科大学院在学生)

■ 重要問題習得講座
■ 論証集の「使い方」

予備校問題集にも手を出すけれど、学者の基本書も読み、また、学者の演習書も解き、調査官解説に、学術論文に…。こうしたロースクールでの「王道」の勉強法は、私の能力では到底不可能でした。
そのため、基本書などは、ほとんど読まず、問題演習中心、予備校中心の学習を続けてきました。そうした学習方針は、特にロースクールでは、決して多数派とはいえませんでしたが、結果的には間違っていなかったと思います。
とはいえ、正直、不安もありました。予備校の講座や書籍には信用性に疑問が残るものも、依然としてあるからです。いちいち、この記述は本当なのか、学者の本にあたって、確認しなければならないのでは、予備校の講座を使う意味がありません。しかし、アガルートに限っては、そういった心配は無用でした。工藤先生はじめ、講師の先生が自身で書き下ろした内容なので安心ができ、スムーズに学習を進めることができました。
わかりやすさと正確性を高いレベルで両立しているアガルートの講座は、学習の中心に置くことのできる信頼できる教材でした。司法試験に向けても、座右において学習を進めたいと思っています。

A.A(女性、30代、法科大学院在学生)

■ 重要問題習得講座

この度、ロースクール在学中に予備試験に合格しました。
専業受験生とはいえ、司法試験に関係のない大量の課題などが出される中で、予備試験合格のために必要な勉強時間を捻出し、計画的に勉強することはそれほど易しいことではありません。
効率的に勉強を進める上では、やるべきこととやらなくて良いことの取捨選択をし、やるべきことを確実に実行していくことが必要です。
そのような中で、自らの勉強の柱となる教材を何度も繰り返し、確実で使える知識を定着させることが最も重要となってきます。
私自身は、論文対策として重要問題習得講座を受講し、このテキストを使用していましたが、周りの同級生を見ると、他にも総合講義等、アガルートのテキストを使用し、勉強の中心に据えているロースクール生は多いように感じました。
これから予備試験を受験される方におかれましても、自分にとって使いやすい教材を何度も繰り返すことにより、確かな合格を掴まれますことを心よりお祈り申し上げます。

N.Yさん(男性、50代、社会人)

■ 重要問題習得講座

論文式試験を突破できた後で感じることは、あんなレベルの私の答案で合格してしまっていいのか?であります。率直にいって合格水準は決して高くありません。そこで、実際に感じた突破のコツを3点あげます。
1つ目は、論点を網羅することです。どんなに論証がぼろぼろでもあてはめがイマイチでも論点が拾えていれば、つまり方向性が間違っていなければ、Dにはなります。うまくいけばCです。つまりE以下は全く見当違いなことを書いているのだと思います。ですので、とにかく広く、論点に対する勘を養うことが重要です。
2つ目は、問いの形に合わせて答えを述べることです。特に実務科目はこれが重要です。民事系や行政法もそうです。これを守るだけでCはBに、DはCになると思います。つまり、そんなレベルでの差しかないどんぐりの背比べの中で合否が決まっています。
3つ目は、途中答案を避け、最後まで書ききることです。そのためにはタイムマネージメントをしっかりして、また逆にあえて書かないことを作って時間を捻出することです。今年は特に量が多い問題が多かったように感じました。多くの科目で書ききれなくて沈んだ人が多かったと思います。ですので、常に時計を見て残り時間を把握し、あと何分あるからあとはこれだけ書けるということを考えて書きまくること。そして細かい点など書けるけど書かずにその分の5分をもっと大事な基本的な部分に回すことです。
予備試験論文式は、この3つを意識することで必ず突破できると思いました。

Y.Eさん(女性、30代、社会人)

■ 予備試験・法科大学院入試B
■ 旧司法試験・予備試験型答練
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 法律実務基礎科目対策講座

短答式試験について
短答式試験は非常に苦手だったので、2月の重問ゼミ終了後はひたすら短答の過去問演習をしました。フルタイムで仕事をしており、年度末は休日出勤も多かったので、まとまった時間がとれなくて苦労しました。隙間時間を有効に使うように心がけ、数分でも時間があれば判例六法を読んでいました。試験本番までに全科目3~5回位は過去問を繰り返したと思います。一般教養については予備校の短答模試でどのような問題が出るのか確認した程度で、特に対策はしませんでした。
 
論文式試験について
2月までは重問ゼミの進行にあわせて重問と過去問を解いていました。その後、短答式試験後にまた論文対策を始めました。予備試験の過去問は全年度書き、アガルートの過去問分析講座で過去問分析をしました。その他はひたすら重問の答案構成を繰り返しました。論文式試験まであまり時間がなかったので、ゼミにあわせて重問を全て1度潰していたのが非常に役立ちました。仕事の合間にテキストを確認することもあり、常に持ち歩いていました。重問のテキストは薄いのに網羅性が高く、繰り返すことで力が付いたように思います。週末には予備校の直前答練も受講し、なるべく毎日答案を書くことを心がけていました。
 
口述試験について
論文合格発表までは再現答案を書いて、要件事実の本を少し読んだのみで殆ど勉強していませんでした。論文式試験に合格しているとは思っておらず、合格発表の日は喜びより驚きと不安を感じた程でした。試験まで2週間しかなかったのと、どんな対策をすれば良いか分からず非常に焦りました。予備校の口述模試を3つ受け、要件事実の復習、民訴刑訴の短答過去問をやり直し、刑法刑訴は重問の見直しと刑法の構成要件をまとめたものの見直しをしました。
 
全体を通じて
仕事との兼ね合いで可処分時間に限りがあるため、とにかく手を広げないことを心がけました。短答は過去問のみ、論文は過去問と重問のみ、口述も論文までにやったことの復習に重点をおいて勉強しました。

司法試験・予備試験講座TOP