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司法試験合格体験記|司法試験対策と司法試験当日の様子

司法試験合格者インタビュー

予備試験・司法試験の合格者を多数輩出している谷山講師が,予備試験・司法試験の短期合格者である上田亮祐さんに短期合格の秘訣を聞き出すインタビューの第4弾。今回は司法試験対策編として,予備試験の合格発表から司法試験まで(11月上旬~翌年5月迄)の学習法について聞いております。 本インタビューは大阪ラウンジの司法試験・予備試験イベントにて行われました。イベントに来られなかった方は是非ご覧ください。

司法試験・予備試験イベントの収録動画へ

感覚的には,論文式試験の時間の使い方は違うと思う。司法試験の方が大変

司法試験論文式試験対策

——合格発表から司法試験受験まで、短い時間しかありませんが、この時期は何をやっていましたか。
新旧司法試験の過去問,重要問題習得講座の問題の復習,アガルートの司法試験型答練,選択科目として選んだ知財の演習をしていました。
——予備試験対策では受けなった答練を,司法試験対策で受けられたのには何か理由がありますか。
予備試験論文式の試験時間70分であれば,時間的に短い感覚があったので,答案構成と答案作成の時間配分がやり易かったのですが,司法試験論文式の2時間だと,知らない問題に対して,どのように考えて,どのように時間配分してといったことがわからなかったからです。
——予備試験の70分と司法試験の2時間では,時間の使い方は変わってきますか。また予備試験と司法試験のどちらのほうが大変でしたか。
感覚的には,時間の使い方は違うかなと思います。司法試験の2時間の方が大変でしたね。問題自体の難易度も司法試験の方が高かったので,その分,答案構成に長く時間を使うように意識しました。
——この時期,現行の司法試験の過去問に対して,答案を書くというのは,どれくらいやられていましたか。
友人とゼミと組んでいたので,強制的に週1回は答案を書く機会がありました。
——予備試験合格者の方でも論文式試験では,試験時間が70分から2時間に大幅に変わるので,解く際の時間配分をシフトしていくために,何かしらの演習は必要ですよね。
シフトしていくのは大変なので,演習は必要だと思います。

興味があった知的財産法。選択に迷いはなかった。

司法試験・選択科目の選び方と法律基本科目との学習のバランス

——先ほど,選択科目は知的財産法とおっしゃっていましたが,選択した理由を教えてください。
単純に面白そうだったからです。学部生のころに,知的財産法の授業を取っていて,それから選択科目にしようと思って勉強しました。
——選択科目を選ぶ際に,他の科目は迷われませんでしたか。
一番興味があったのが知的財産法だったため,ほとんど迷いませんでした。
——選択科目に関しては,まだ先の方もいらっしゃるかとは思いますが,私も個別指導で,「選択科目は何を選べば良いか」と質問を受けたら,好きななもの,興味があるものを選んでくださいといっていますね。上田さんもまさに同じ理由ですね。
その通りです。
——選択科目の中でも知的財産法は分量が多いと言われているほうですが,法律基本科目7科目との勉強のバランスはいかがでしたか。
「選択科目にはあまり勉強時間をかけられない」と僕自身は聞く事が多かったのですが,だからこそ法律基本科目7科目と同じくらい時間を割こうと思っていました。
他の7科目と配点が同じことから,選択科目だけ手を抜いて良いとは思わず,同じ密度で勉強していました。ロースクール入学時から特許法・著作権法の授業は受けていましたし,予備試験を受験した年には知的財産法のゼミが通年で開講され,それとは別に知的財産法の過去問をやる自主ゼミも組んでいました。
だた,今から考えれば,法律基本科目7科目は試験時間が2時間で,選択科目だけ試験時間が3時間と考えると,時間当たりの配点は他の科目よりも低いのだから,少し勉強の強度を緩めても(合格という観点からは)良かったような気もします。
——知的財産法の順位は何位でしたか。
知的財産法は全体で3位の得点でした。結果的には,選択科目にも時間を割いて良かったと思います,就活にも役立ったので。
——時間を割けられれば,知的財産法にかかわらず,選択科目は点数が取れます。単純に点数が取れていない方はやはり時間が足りない方が多いですね。100点満点で30点という方もいらっしゃいます。上田さんは,知的財産法は何点でしたか。
76点でした。
——やりすぎは良くないですが,意識的に選択科目が時間を割いたほうが良いですか。
純粋な予備試験ルートなら,それまで選択科目に費やす時間が殆ど無いと思われるからこそ,選択科目には意識的に時間を割いた方が良いと思います。

勘を取り戻す意味でも,何回も過去問を解きなおす

司法試験短答式試験対策

平成29年度司法試験の日程と試験時間

1日目 【論文式】選択科目(3時間)+公法系科目第1問(2時間)+公法系科目第2問(2時間)
2日目 【論文式】民事系科目第1問(2時間)+民事系科目第2問(2時間)+民事系科目第3問(2時間)
中日
3日目 【論文式】刑事系科目第1問(2時間)+刑事系目第2問(2時間)
4日目 【短答式】憲法(50分),民法(75分),刑法(50分)

——司法試験の短答式試験はいかがでしたか。
予備試験を受ける前から,憲法・民法・刑法の上3科目についてはメインで短答の勉強をしていましたので,それと同じように繰り返して,短答式の過去問をやっていました。
——予備試験の短答式対策の経験は,そのまま司法試験の短答式試験対策に活かせますか。司法試験の短答式試験用に特別にやられていたことなどありますか。
活かせますね。予備試験の短答式試験が終わってから短答式の問題を解けない時期もあったので,勘を取り戻す意味でも,何回も過去問を解きなおしていました。なので,特別なことはしていません。
——司法試験と同じような日程でやるような公開模試は受けられましたか。
受けました。
——受けられた理由は,司法試験の本番がどんな形で行われるのかを体感するためですか。
司法試験は,2時間で答案を書く科目が何科目もあって,それが5日間という長期間です。どういう緊張感なのか,どういう肉体の疲労感なのか,特にペンを持つ腕の疲労はどうかなどを体験して把握したかったからです。
——公開模試は,司法試験の本番と同じような会場で受けられるものを選ばれましたか。
そうですね。
——司法試験初日は選択科目からですが,先ほど,選択科目の知的財産法は3位で76点でしたけれども,選択科目の試験が終わったあとは,やはりできたという感触でしたか。
できたとう感触はほとんどなくて,なんとか無難に終えることができたなという感じでした。
——話が戻ってしまいますが,選択科目の勉強は,過去問だけでしたか。
過去問と,当時は,アガルートから知的財産法の総合講義,過去問解析講座が出ていなかったので,演習本を使って論点を確認していました。

アガルートの論証集にまとめていたので,休み時間中はずっと見ていた

司法試験当日の様子

——司法試験の1日目ですが,選択科目のあとは,公法系ですが,いかがでしたか。
受けた瞬間にもうだめだなと思いました。憲法は何が聞かれているのか分からない,なぜ2年連続で13条が出てくるんだといった状態でしたが,よく分からない中,とりあえず書ききりました。行政法も処理量が多くて最後の方は,法的三段論法もガタガタになってしまうくらいでした。
——1日目がそのような感じで,2日目に影響しましたか。
2日目の朝は少し気持ちが沈んでいたのですが,試験会場にいくと席の前と後ろの人がいなくなっていたので,自分と同じように公法系ができなかった方がいると分かり,気持ちが軽くなりました。
——休み時間中に見直すものとして,ノートか何か持っていかれましたか。
学習中から,全科目アガルートの論証集にまとめていたので,休み時間中はずっとそれを見ていました。
——司法試験の場合,2日目が終わると中休みがありますが,どのように過ごされていましたか。
残るは論文式試験の刑事系と短答式試験なので,この中休みは刑事系の復習と短答式は苦手にしている憲法を重点的に見直していました。
——3日目ですが,短答式試験の出来はいかがでしたか。
主観的な出来は,本当に良くなかったですね。
——短答式試験は,予備試験だと一般教養除いた法律系は7科目,司法試験は3科目です。司法試験の方が,全科目,細かい事を聞かれているなという印象ですか。
司法試験の方が細かいことを聞かれていると思います。特に民法はその傾向が顕著だったかなと思います。
——司法試験後から合格発表までの間は勉強されていましたか。
司法試験を受け終わった直後に,不合格を確信したので,翌年の司法試験に向けて勉強を開始しました。実際やったのは,アガルートの旧司法試験論文過去問解析講座の民事訴訟法をやったりしていました。
——結果,A評価で総合34位なのに,不合格を確認されていたんですね。そして司法試験後は気を抜かずに学習を続けていたと。
続けていました。
——途中答案はありましたか。
ありませんでした。予備試験の時から、そうならないようにしていました。
——途中答案というものにも色々あって、私は、「ある設問について全く白紙になってしまう」答案を形式的な途中答案,「設問の配点バランスや事実の記載量を無視して、厚く書かないといけない部分を薄く書いてしまったり、点数がさほど振られていない部分で大展開をしてしまう」答案を実質的な途中答案と呼んでいます。こうした途中答案は、どうしたらなくせますか。
典型的な論点をきちんと素早く処理できるようにするのが大事だと思います。形式的な途中答案も,実質的な途中答案も,自分が分かる論点を厚く書いてしまって,本当に書かないといけない論点をうっすらとかいてしまうのが原因だと思います。なので,思考の瞬発力をあげ,基本的な論点はすぐに書けるようにする。あとはなるべく応用的な論点でどういう風に考えればよいのかをきちんと考える時間を確保する。基本的な論点から出発して,応用を処理できるようにするのが一番大事だと思います。

アガルートアカデミーの司法試験・予備試験カリキュラム

これから学習を開始し,約1年間の学習で司法試験予備試験(予備試験)を目指す方のためのカリキュラム

予備試験1年合格カリキュラム

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