警察官になりたいけれど、どの予備校を選べば良いか悩んでいませんか。

「独学では不安だけど、勉強する時間がない」
「たくさん予備校があってどれが自分にあっているかわからない」
と不安を募らせている方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは各予備校の特徴や自分にあった予備校がわかり、警察官試験合格に一歩近づきます。

警察官におすすめの予備校5校の特徴・費用を比較

下記の6つの観点から5校の予備校を比較していきます。

• 価格
• 合格率・実績
• 講義内容・特徴
• 面接対策
• 学習サポート
• 教材（テキスト）

LEC

価格	【2024年合格目標警察官合格コース（警察官・消防官）】215,000円 【2024年合格目標大阪府警専願コース（警察官・消防官）】171,000円
合格率・実績	1~10位合格者116人（うち1位合格者24人）※2022年度実績
講義内容・特徴	WEB動画視聴と音声ダウンロード可
面接対策	早期対策可、回数無制限の面接対策
学習サポート	回数無制限で担任講師に質問可
教材（テキスト）	合格ノウハウが詰まったオリジナルテキスト

通学講座と通信講座どちらも対応している手厚いフォローがある予備校です。

上位合格者が多く、全国各地に多くの合格者を輩出しています。設立から30年以上の歴史があり、十分なノウハウが蓄積されています。

47都道府県や業種ごとの情報も万全で、それぞれに適した対策を行えるため効果的に勉強ができます。地方の方や警察官以外の職種を併願したいと考える方も安心です。

通学・通信を選択することができ、通学生も通信講座の動画を視聴できます。

通学生であれば生講義をオンライン配信しているため、教室でも自宅でも好きな場所で勉強することができます。両講座とも講義のダウンロードができるため、移動中の隙間時間を活用することができるでしょう。

通信講座ではフレックス制度を導入しており、3人の講師から自分に合った講師の講義を受講することが可能です。また、倍速視聴もできるため、短期間で勉強できることが魅力。

全国規模の模試も実施されます。本番の雰囲気を練習できるだけでなく、本試験を分析した問題になっているため、本番に同じ問題が出たということもありました。

LECは二次試験対策にも力を入れており、早い段階から面接練習を行うことができます。予約がいっぱいで面接練習せずに本番に挑んでしまったということがありません。

個別練習の面接官は元公務員や人事を経験したことがある方で、リアルな面接シミュレーションを行うことが可能です。練習後は良い所、改善すべき所といった指導があります。

さらに、職業における能力専門家であるキャリアコンサルタントが自己分析をサポートするため、満足できる自己PRや志望動機が書けるようになるでしょう。面接データベースで知りたい情報を検索によってすぐ入手できることで、時間を無駄にしません。

また、合格まで付き添ってくれる担任講師がいるため、安心して相談することが可能です。合格者サポーターもいるため、合格者目線の情報を入手できます。

通信講座の方はWEB上での質問もできます。各自治体の現役公務員による説明会も実施しています。人事担当者に直接質問できるチャンスです。

警察官と消防官の受講を両方行うと併願を考えている方には嬉しい、一般価格よりも50％オフです。また、大阪府警専願のコースもあり価格も安く、自治体に特化しているため、第一志望の方は検討してみる価値が十分あるでしょう。

クレアール

価格	【2024年合格 公安系公務員コース】180,000円（早期割引価格 140,400円） 【警察官・消防官Ⅲ類併願コース】140,000円（早期割引価格 119,000円）
合格率・実績	北海道警察、留萌市消防、千葉県警、市川市消防、警視庁、東京消防庁、 埼玉県警、熊谷市消防、川崎市消防、松本広域消防局、愛知県警、三重県警、 富山県警、岡崎市消防、出雲市消防本部、大阪府警、金沢市消防 　※2022年度実績
講義内容・特徴	WEB通信講座に特化
面接対策	エントリーシートの添削、オンラインでの模擬面接
学習サポート	学習生活の個別に相談できる担任サポート
教材（テキスト）	重要なところだけ抑えた赤と黒だけで見やすいテキスト

クレアールはWEB通信講座に特化したオンラインで完結する予備校です。

警察試験の対策も充実しており、大学卒業程度の「2024年合格 公安系公務員コース」と高校卒業程度の「警察官・消防官Ⅲ類併願コース」があります。

1回90分のオンライン講座で、好きな時間に繰り返し視聴することができます。時間の拘束がないため、仕事や学業と両立して勉強を進めていきやすいのが特徴。

公務員講座を開設して長いため、ノウハウや教師陣の実績も十分にあります。オンライン予備校であるため、都会から地方まで合格実績もまんべんなくあります。

質問しなくてもわかるオリジナルテキストと解説動画になっており、合格者が役に立ったという過去問問題解説講義も充実していることもポイント。教材は要点だけに絞っているため薄く、赤と黒だけであるため一目で重要点がわかります。

予備校に通うお金もかなり高額であるため、独学を選ぶ方も多いと考えます。クレアールなら予備校のなかでは比較的低価格で、コスパの良い学習が可能です。早割やクーポンを利用するとさらに安い金額となります。

また、担任サポートがあるため、学習の進め方や個別に相談することができます。面接対策においてもエントリーシートや面接シートの添削はもちろん、オンライン模擬面接や個別面談を行うことが可能です。1次に合格した後も充実したサポート体制であるため、安心して2次対策に挑むことができます。

さらに、「安心保証プラン」では解説動画やサポートの利用期間をリーズナブルに1年間延長することが可能です。学習ペースが1年目に合格すれば返金もあります。学習ペースが遅れていても不安なく勉強に取り組め、焦らず一息つくことができます。

東京アカデミー

価格	【通信講座Eコース「市町村（教養型）/警察官/消防官/国立大学法人等職員】 62,000円 【通学講座大学卒業程度公務員講座Aコース教養クラス】 約21～25万円※校舎による
合格率・実績	最終合格2,916名　※2022年度実績
講義内容・特徴	通信講座と通学講座の両方に対応
面接対策	個別面接、集団討論、専門講師が指導（通信講座は1回）
学習サポート	併願先検討や学習スケジュールを相談可、SOSカード（5回分）
教材（テキスト）	出題科目を網羅したオリジナルテキスト

高い合格実績と経験豊富な講師陣が魅力の予備校です。

通信講座と通学講座どちらも対応しています。通学講座も昼間だけでなく、夜間部や土日部といった生活スタイルによってコースの選択が可能。

東京アカデミーは最終合格数が圧倒的に多いことが特徴です。教材購入者や模試のみの方を除き、合格者数が減る最終合格者を公表していることにも信頼がおけます。

東京アカデミーは基本生講義であるため、疑問点をすぐ講師に質問することが可能です。

通信講座でも「生講義スタイル」にこだわっているため、演習問題の丁寧な添削やSOSカードを利用した質問もできます。通学生と同様に校舎に行って情報収集やスタッフへの相談もできるため、モチベーションの維持に繋がります。

さらに、2次対策も充実していることも魅力。個別の面接練習や集団討論で、経験豊富な講師陣からアドバイスをもらうことができます。入室方法から言葉遣い、内容まで指摘があるため、不安を抱えたまま本番を迎えることがありません。

経験豊富なスタッフがいるため、満足度の高いサポートを受けられます。併願可能な受験先や過去の出題傾向などに迅速に対応し、情報戦を制することができます。合格した先輩サポーターもいるため、リアルな体験談や解決策を聞くことも可能です。

過去のデータや最近の傾向をもとに作られたオリジナルテキストは重要度がわかるため、学習計画を立てやすいです。解き方や覚え方を解説した参考書とピックアップした過去問集、最新時事まで網羅しているため、追加テキストの購入が必要ありません。

価格は少し高めですが、他校乗り換え割引や友達と一緒に入会する友達割引、早期入会割引といった制度を利用すると安い金額で受講できます。

資格の大原

価格	【2024年度 春受験警察官・消防官合格コース】225,000円 【2024年度 春受験警察官合格コース】222,000円 【2024年度 春受験警察官・消防官合格コース（Web講義・教材）】86,000円
合格率・実績	警察官302人、消防官181人※2022年度実績
講義内容・特徴	Web講義をダウンロード可、全国規模の模試
面接対策	志望先に合った面接対策
学習サポート	担任制による1人1人にあったサポート、充実した自習室
教材（テキスト）	勉強が苦手な方にもわかるオリジナルテキスト

整った学習環境が特徴の地方にも展開している大手予備校です。

全国規模の予備校と比較すると最終合格数が多いです。過去の合格者から提供してもらった情報から出題傾向を分析しているため、志望自治体に合った対策をすることができます。

47校と校舎が多く、地方でも通学しやすいこともポイント。全国規模の公開模試で、テストに慣れることや復習ポイントを見つけることも可能です。

教室で生講義を受ける教室通学生と自分のスケジュールに合わせて校舎内の視聴ブースで映像を見る映像通学生、通信講座も生配信やオンデマンド配信DVDでの視聴、テキストのみでの学習と多くの勉強スタイルがあります。

自分に合った勉強スタイルが選べるのも強みです。

仲間と一緒に勉強するほうがモチベーション維持できるのか、隙間時間の活用や自分のスケジュールに合わせた学習といった効率を重視したいのか、勉強したことがあるためテキストだけで勉強できるのか、何が自分にとって重要なのか検討してみてはどうでしょうか。

欠席フォローもあるため、講義をやむを得ず欠席した場合も収録した映像で補講を行うことができます。また、映像をダウンロードできるため移動中もギガの消費を気にせず勉強できるでしょう。

二次対策は面接練習はもちろん、集団討論やプレゼンにも対応しています。イメージしやすい面接教材で、最新情報から具体的な対策までわかります。自治体に合った面接練習ができるため、本番に自信を持って挑むことが可能です。

大原校舎内で自習室を開放しています。「自宅では集中できない」「わからないところを質問したい」という方におすすめです。何度でも丁寧に質問に答えてもらえます。

講師の数も多いため、待たずに疑問点を解決できるのが魅力。ネット上でも質問対応をしているため、時間の無い方や自宅で勉強する方もフォローしてもらえます。

TAC

価格	【警視庁・警察官本科生（通学講座）】209,000円 【警視庁・警察官本科生（通信講座）】209,000円
合格率・実績	大学卒業程度警察官・消防官の最終合格者数217人※2022年度
講義内容・特徴	質の高い講師陣、選べる勉強スタイル、警察官専用コースあり
面接対策	試験対策ゼミ全10回、面接対策講義全10回、模擬面接
学習サポート	頼れる担任講師制度を導入
教材（テキスト）	警察官・消防官専用のオリジナルテキスト

公務員講座歴20年以上で、面接対策に力を入れている全国規模の大手予備校です。

通学メディアと通信メディアがあり、自分にあったスタイルを選択できます。アプリにダウンロードして講義を視聴することも可能です。

教材もデジタル化されているため、検索で開きたいページを一発で開けられます。外出先でも学習でき、スキップや再生スピードの選択、しおり機能もあるため効率的な学習を行うことができるでしょう。

また、警察官専用のコースがあるため、無駄のない勉強ができます。教材テキストも警察官専用で、追加購入の必要がありません。

試験全体の3分の1の配点が人物試験です。人物重視であるため、TACは面接練習も充実していることも魅力です。

試験対策ゼミでは警察官とは何かを掘り下げ、グループワークで意見交換を行います。警察官になるために必要な情報がギュッと詰まっています。

夏休み前から面接対策（講義編）を行い、具体例を活用することで本番の流れがイメージすることが可能です。演習も毎講義あるため、体に染みつきます。

面接シートの添削、模擬面接、オンラインでの面接練習も充実しています。面接・試験復元シートという過去の受講生から集めたリアルな情報も閲覧可能。体力検査、適性検査の情報もあります。

担任講師がいるため、合格まで一緒に伴走してくれます。担任カウンセリングも実施しているため、不安や悩みを解消。学習スケジュールの見直しや苦手克服のアドバイスも適切に指導してくれます。1人だと不安ですが、寄り添ってくれる頼れるプロがそばにいることは安心材料の1つです。

【大卒・高卒・社会人別】おすすめの予備校一覧

大学生向けのおすすめ予備校

大学生におすすめしたい予備校はLECとTACです。

共に公務員講座開設から20年以上と歴史があり安心できます。面接対策も充実しており、面接シート添削・講義だけでなく、実践としてWEB上・対面の面接練習にも対応しています。

特にLECは大阪府警を第1志望と考える方には一押しです。大阪府警専願コースがあることから、効率的かつ安価に学習できます。無制限に質問できるといった手厚いフォローも魅力です。

TACは大手であるため受講生も多く、仲間と切磋琢磨してモチベーション維持ができます。大学の友人と一緒に勉強を行うことで、はかどるでしょう。

アルバイトや卒業研究に忙しくてもWEB上でいつでも質問できるため、疑問を放置することがありません。必ず公務員に合格したいと考える大学生は2つの予備校を検討してみてはいかがでしょうか。

社会人向けのおすすめ予備校

社会人におすすめしたい予備校は大原です。

自習スペースを活用して、誘惑に負けず集中して勉強を行うことができます。映像講義をダウンロードできるため、時間のない社会人も移動時間で学習可能です。

忙しくても、隙間時間を有効活用して合格を目指すことができます。ネットからの質問もできるため、校舎に行く暇がない時も疑問を解決して、苦手を作りません。

膨大にあるデータから自治体にあった面接対策ができるため、効率的に練習することができます。

高校生向けのおすすめ予備校

高校生におすすめしたい予備校はクレアールです。

価格が安く、通信講座専用であるため学業や部活が忙しくても通学の必要がないのも魅力。テスト期間や試合など自分のスケジュールに合わせて学習を進めて行くことができます。

高校卒業程度の警察官コースである警察官・消防官Ⅲ類併願コースもあります。勉強が苦手でもわかりやすいオリジナルテキストと繰り返し見れる解説動画で合格に近づきます。

オンライン模擬面接や面接シートの添削で面接対策も万全。また、1年で合格できるか不安という方も安価に受講期間を延長できるため安心です。

【価格・安さ】予備校おすすめランキング

費用・価格がお得な予備校ランキング

順位	予備校	コース	価格
1位	クレアール	2024年合格 公安系公務員コース	180,000円
2位	TAC	警視庁・警察官本科生（通学・通信講座）	209,000円
3位	LEC	2024年合格目標警察官合格コース（警察官・消防官）	215,000円
4位	大原	2024年度 春受験警察官合格コース	222,000円
5位	東京アカデミー	通学講座大学卒業程度公務員講座Aコース教養クラス	約21～25万円 ※校舎による

上記5つの予備校を価格帯で分けると

• 低価格帯：クレアール
• 中価格帯：TAC・LEC・大原
• 高価格帯：東京アカデミー

上記のように3つの価格帯に分類されます。

クレアールが価格の面で圧倒的な安さを誇る理由は、通信講座のみであるためです。低単価でも幅広い職種に対応しています。クレアールは通信講座のなかでは最安値ではなく、やや低めの価格帯となります。

デメリットとしてはテキストが赤と黒といった少ない色数でしか印刷されておらず、見にくいことです。重要論点のみがピックアップされているため薄く持ち運びやすいですが、出題問題が網羅されているわけではありません。

また、校舎がないため直接会って講師や専門サポーターに質問や相談を行うことができません。対面での模擬面接や集団討論の実施はなく、メールやFAXでの面接シートの添削やオンライン模擬面接における対応となります。

TACとLECに関しては通学講座と通信講座の金額が同じになっているため、自分の好きな学習方法を選択できます。

TACの受講料は決して安くありませんが、合格実績に定評があり、無料で模試を行うことができます。

LECは通信講座の料金が高めですが、幅広い試験に対応し、個別サポートが手厚いため安心です。

大原の通学講座はほぼ学校になっていることで、きっちり時間や規則が決まっていて、1人だと怠けてしまう方には合うと考えます。大原の通信講座はWEB講義、資料のみなどタイプによってお値段も変わりますが、割とリーズナブルです。

東京アカデミーの通学講座は質の高い講師陣を集めるため、出題範囲が網羅されたわかりやすい教材、模試・対面での模擬面接を実施することにより、少し高くなっています。

校舎や入校時期によっても金額が異なるため、詳しい金額に関してはお近くの校舎にお問い合わせしたほうが無難です。都市部にある校舎の方が地方にある校舎よりも金額が高くなる傾向にあります。

東京アカデミーのメリットとしては実績のある講師の講義を生で受講できる、評判のよいオリジナルテキストが活用できる、全日制だけでなく、夜間部、土日部とライフスタイルに合わせて通学できることです。

一方で通信講座の用意もあり、他と比較してリーズナブル。WEB講義はないため教材だけで勉強できる、実績ある専門スタッフに安価で相談したい方にはおすすめです。

予備校によっては早期入会割引や紹介・友達同時入会割引といった割引制度が存在します。上手に活用して、お得に受講してください。

警察官になりたい方へ

アガルートの講義を受講しても警察官試験合格を目指すことができます。

無料相談も実施しています。専門スタッフが受講を検討されている方やご家族の方の疑問や悩みを解消します。プランの選び方や学習ペース、受験したい自治体に悩んでいるなど何でもご相談ください。相談はメールとWEB上で予約が必要ですがZoomや電話でも対応可能です。

さらに、初めて公務員試験を受験される方のためにガイドブックを配布しています。サンプルテキストと講義による5時間ほどの無料体験も行っています。

公務員試験対策はそれぞれの予備校の特徴を比較し、自分に合った勉強ができるところを選ぶことが重要です。

予備校のひとつとしてアガルートを検討してみてはいかがでしょうか。何から始めれば良いかわからないとお困りの方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。