受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

大学3年生になり、そろそろ就職の話題が周りで出てきたころ、私はやりたい職業が特に決まっていませんでした。
職種は特に決まっていませんでしたが漠然と、せっかく長年働いていくなら、なるべくたくさんの人に、平等なサービスを提供できる仕事ができたらいいな、と考えていました。
そこで、それを実現する仕事は、公務員なのではないかと考えました。

両親に勧められたのも一つの理由です。
そしてやりたい職種が決まらないまま、公務員試験受験を決めました。
職種は勉強を進めていきながら、ゆっくり考えていきました。
車やバイクでドライブ、ツーリングが好きだったため、地方整備局を受験、テレビ番組の警察24時や名探偵コナンが好きだったため<愛知県警や警察局を受験しました。

アガルートをお選びいただいた理由

公務員試験を始める際に、周りに公務員試験を受験する人がいなかったため、何も知らいないままのスタートでした。
とりあえず、公務員試験の講座がある予備校をネットで調べて、いろいろな予備校のホームページを見ました。
まず、通いの予備校とオンライン予備校がありましたが、学校やバイトがあるのと、通いだと移動時間がもったいないので、オンライン予備校を希望していました。
そこで、オンラインを専門としているアガルートを知りました。

初め、ホームページを見たときに見やすいと感じました。
アガルートオリジナルの教材もあり、実際に資料請求で教材のサンプルを見たときにも、シンプルで使いやすそうだなと感じました。
また、合格特典が充実しており、アルバイト代だけでは賄えない受講料も、合格すれば返金していただけるというのも、非常にありがたいものでした。

学習の方針と進め方

受講は2022年の3月から始めました。
最初は右も左もわからず、なんとなく教養試験の勉強をしていました。
5月ごろから、数的処理と法律系科目と、ミクロ経済学を本格的に勉強し始めました。
私は8月からアメリカの大学に留学する予定だったので、それまでに法律系科目と数的処理を一周はすると決めていました。
法律系科目は、まず講義を見て、ひとつ単元が終わったらその箇所の過去問をやっていくというやり方で進めました。
数的処理は、先に自力で解いてみて、後から講義で解説を見るというようにしていました。
ミクロは講義を聞いた後に、付属の問題も一緒に解いていくというやり方でした。
他の科目も、基本的に講義と過去問は同時進行でした。

勉強時間は、公務員試験に合格するのに1200時間ほど必要だというのをインターネットで見たので、1200時間を留学から帰ってきてから試験日までの日数で割ると1日7時間必要だったため、それを目安に勉強時間を決めました。
勉強量としては、数的処理は3種類それぞれ3~4周、法律系科目は3周強、経済学は4周ほどです。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

2022年の8月から12月までアメリカの大学に語学留学していた際、教材を少ししか持っていけなかったのでほとんど勉強できませんでした。
他の受験生はどんどん勉強を進めていると思い不安でしたが、毎月のホームルームで小林先生に相談し、不安も落ち着き、充実した留学生活を送ることができました。
年末年始は周りの学生は遊んでいる中、一人勉強するのはかなりつらかったです。
身近に公務員試験を受ける友達がいなかったので、精神的に参ることもありましたが、その時は大学のキャリア支援課の方に相談に乗ってもらったりしました。
勉強というより「孤独」というのが一番つらかったですが、他の人に話を聞いてもらったり、あえて他の受験生に関する情報収集をしないというのも、精神的には楽なのでいいと思いました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

数的処理は、一週目は講義動画にある問題だけを解きました。
二週目以降でそれ以外の問題を解きつつ、講義動画にある問題を復習しました。
一つの問題を解くためだけでなく、汎用性の高い知識を教えて下さったので役に立ちました。
現代文は、先に自分で解いてから、後で講義を聞いていました。
現代文も、問題形式ごとに解き方を教えて下さったので、とても有益でした。
主要の科目以外の教養試験は、範囲が広いわりに問題数が少ないので、直前期にやる範囲と捨てる範囲を決めてやりました。
要点がまとまっているので、効率的に学習できました。

②専門試験対策

すべての専門試験の科目が、初めて学習する科目だったので不安でしたが、小林先生の法律系科目の講義はとても分かりやすく、ユーモアのある講義でとても楽しく学習することができました。
学習の仕方としては、先に講義を聞いて、解ける過去問があったら随時解いていくというやり方で学習しました。
経済学は、必要な知識が多いうえに計算もあるという難しい科目でしたが、一つ一つ丁寧に解説してくださったおかげで、一週目ではわからなかったものも二週目、三週目講義を聞いていくうちに理解できるようになりました。
全体的にわかりやすく、楽しく受講できたと思います。

③人物試験対策

一度、面接カードの添削をお願いしました。
初めて書いた面接カードを、初めて添削していただいたので、クオリティが非常に低く、厳しいお言葉も頂きました。
しかし、それがきっかけで、面接カードの時点から面接試験は始まっていると感じるようになり、自己分析からやり直し、クオリティを上げていくことができました。
面接対策講座では、礼儀やマナーなどの基本的なところから学ぶことができたので、安心して面接に挑むことができました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

大学三年次の春学期は、授業終わりやバイト前に勉強するようにしていました。
また、一限の授業がある場合は少し早めに学校に行き、授業が始める前に過去問を解いていました。
土日は3時間ほど勉強していました。
平日は、がっつりというより、空いた時間に勉強するというスタイルでした。
留学中は、一日の授業が終わってから数的を数問解いたり、授業と授業の間で経済学の講義を一つ聞いたりしました。
本格的に勉強し始めたのは年明けからで、春休みが長かったためそこで一日7~9時間ほど勉強しました。
四年生の春学期は、公務員試験があるため大学の講義を一つしかとらなかったので、春休みと変わらず勉強時間を確保することができました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

YouTubeで、他の予備校が出そうな範囲を予想している動画を見て、その範囲に絞って学習しました。
勉強時間は、変わらず7~9時間程度でした。
法律系科目では、過去問のAランクBランクの問題だけに絞ってやりました。
直前期は効率がとても大切なので、新しい知識を詰め込み過ぎず、今まで勉強してきた問題を確実に解けるようにすることが大事だと思いました。
YouTubeのまとめ動画なども活用しました。
気持ちの持ちようも大事なので、気を引き締め過ぎず、模試を受けるときぐらいの気持ちでいました。

試験期間中の過ごし方

最初に受けた市役所の試験は、教養試験だけだったので、市役所試験の二週間前ぐらいから教養試験の勉強だけに集中しました。
大学で過去問500を借りて、どんな問題か少し見つつ、基本的にはアガルートの問題集を周回していました。
一般知識問題は、出そうなところを何でもノートにまとめていきました。
続いて地方上級と国家一般職がありました。
専門試験を中心に勉強し、法律系科目の過去問で解けなかった問題の文を、何でもノートにそのまま写すなど、問題を解きつつ試験当日にこれだけ持っていけばいいというノートを作っていました。
小林先生がなんでもノートを作るといい、とおっしゃっていたので作りましたが、たくさん科目があるので自分だけのそのようなノートがあると、やはりとても便利だと実感しました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

正直手ごたえはありませんでした。
英語と現代文は、国家一般職の問題で慣れていたため、文章が短く感じ、難易度も易しめかなと思いました。
数的処理が難しかったです。
一緒に受験した友人はわかっているのに、自分は解けなかったので、とても不安に感じたのを覚えています。
わからない問題は飛ばしていたので、時間的には少し余裕がありました。
一般知識の手ごたえは五分五分でした。
やはり、範囲が広いためすべてを網羅するのは難しいので、わかる選択肢を一つずつ増やしていくのが良いと思いました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

教養試験よりは、少し手ごたえがありました。
経済学は基本的な問題が多く、アガルートの過去問でやった問題の、数字が変わっただけの問題も出ていたのでしっかり解くことができました。
アガルートの問題と、国家一般職の過去問500を併用していたため、経済学の難易度は高くないように感じました。
法律系科目は五分五分でした。
確かに自信をもって回答することができた問題もありましたが、どっちだったっけと迷う選択肢も少なくありませんでした。
そこがまだ勉強不足だったかな、と少し悔しかったです。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

実は実際の面接試験を受けるまで、面接練習は一度もしたことがありませんでした。
理由は、面接は筆記試験のように明確な正解が決まっていないので、練習でダメ出しを受けたときに自信を無くすと考えたからです。
完全に初めての面接でしたが、笑顔と元気の良さは誰にも負けないように行こうと考えていました。
現場では、面接官とお互い笑顔で話すことができたので、よかったと思いました。

また、面接試験で最後の受験生だったので、緊張もありませんでした。
緊張せず笑顔で話せたし、最後だったので、印象に残ったのではないかと思うことができました。
言葉に詰まったり、話す内容がまとまっていなかったので、自信があったのは雰囲気だけでした。

④合格・内定した時の気持ち

筆記試験は本当に手ごたえがなかったので、喜びよりも先に、なぜ受かったのだろうという不思議さを感じました。
最終合格したときは、倍率も高く、まさか本当に受かっているなんて全く思っていなかったので、とても嬉しかったです。
面接試験もたくさんの受験生が受験していたので、他の受験生がどのようにうまく話しているのかと考えると、不安しかありませんでしたが、やはり笑顔と元気の良さで、合格をいただけたのではないかと思います。
今まで遊びの誘いを断っていた友人や、いつも近くで応援してくれていた家族に、いい報告ができて嬉しかったです。
合格したことよりも、合格の報告を聞いてくれた人が喜ぶ姿を見た時が、一番嬉しかったです。

振り返ってみて合格の決め手

絶対に合格するという信念をもって、最後まであきらめずに努力することだと思います。
これは合格者の方がよく言っていることだと思いますが、自分が受験生だったころは半信半疑でした。
しかし、実際に終えて合格したからこそ、わかることだと思いました。
他の受験生が勉強に力を入れ始める夏休みから年末にかけて、私は留学に行き、ほとんど勉強ができませんでしたが、自分も合格できる他の受験生と同じ人間なので、自分も合格できるはずだと信じ続けました。
もちろん元々の頭の良さや、物覚えのよし悪しも関係すると思いますが、最後は気持ちの問題だと思いました。
強い気持ちがあれば継続して勉強できるし、その勉強は確実に自分の実力につながるからです。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

警察の組織の一員になるということで、市民にとって安心安全な街にすることに貢献したいです。
また、警察官ではないので、直接現場で何かをするということはあまりないかと思いますが、警察組織を下から支え、警察官の方や職員の方の大きな味方になりたいです。

今まで、電話対応やご来店されたいお客様への対応など、接客をするアルバイトをしていた経験を活かし、県民の方と直接顔を合わせる際には、愛想よく人に気に入られるような人間に成長できるように頑張りたいです。
さらに、警察が主催するイベントに力を入れ、子供たちや県民の方に警察をより身近なものに感じて頂き、警察に対する怖いイメージを払拭していただいたり、子供たちにはパトカーに乗ってみたり白バイにまたがるなど貴重な体験をしてもらい、警察に興味を持ってくれたらうれしいなと考えています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、勉強量と計画性と気持ちです。
勉強量が多いに越したことはないのですが、効率というのも大事です。

実際私も夏休みから年末という、受験生が本格的に勉強をし始めるころに留学していたため、他の受験生よりも勉強時間が確保しづらかった時期がありました。
しかし、その時は数的とマクロ経済学の講義を聞くことだけにしようと決めて、それ以外は一切やらなかったです。
勉強時間を確保することが難しくても、勉強の計画を立てることにより、効率的に勉強することができるので、忙しい大学生でも、学校に通いながら勉強することができます。
最後は気持ち勝負です。
周りは早くに就職が決まり、焦ったり落ち込んだりすることもあります。
しかし周りと比べる必要は一切なく、自分だけでも自分のことを信じてあげてください。

気分が落ち込んでいては勉強しても頭に入ってこないので、オフの日を作ったり、息抜きも十分にしたりしたほうが良いです。
結果はどうであれ、とにかく悔いの残らない受験にするために、最後まであきらめずに全力で挑みましょう。
自信は常に120%です。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

しました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

英語教育関係や車関係を志望していました。

使用していた教材とおすすめの使い方

  • アガルートの教材
  • 実務教育出版の「過去問500」

試験の4カ月前ぐらいまではアガルートの教材のみ使っていました。
アガルートの問題種を網羅できてきたら、過去問500を使い始めました。
解説が不十分なところがあるので、YouTubeの過去問500の解説動画を同時に使っていました。

使用していた文房具やツール

眠くなるので、コーヒーやチョコレート、カフェイン入りのグミは必須。
まとめのノートには、A4 より少し小さめのノートを使っていました。