本コラムでは、環境省に採用されるまでの流れや内定者の傾向、および国家公務員の採用倍率について解説しています。

環境省に採用されるためには、国家公務員採用総合職試験、または国家公務員採用一般職試験に合格しなければなりません。

公務員試験は難易度が高いため、合格者の勉強方法や、出身大学が参考になるでしょう。

また、職員の福利厚生や待遇を把握することで、入省後の働き方をイメージしやすくなります。

環境省で働きたいと考えている方は、ぜひ本コラムをご覧ください。

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環境省に就職するには?

環境省に就職するためには、国家公務員採用試験に合格後、官庁訪問を行い、内定を得る必要があります。

試験申込から内定までの一般的な流れは、以下の通り。

  1. 試験申込
  2. 一次試験
  3. 一次合格発表
  4. 官庁訪問(国家一般職の受験生)
  5. 二次試験
  6. 最終合格発表
  7. 官庁訪問(国家総合職の受験生)
  8. 内定

官庁訪問とは、受験者が志望する省庁を訪問し、業務の説明や面接を受けるための活動のことで、就職活動における採用面接のような役割を持っています。

国家総合職と国家一般職は、官庁訪問のタイミングや、試験の内容が異なるため注意しましょう。

環境省採用試験の試験概要【2026年】

環境省に採用されるためには、国家公務員採用総合職試験、または国家公務員採用一般職試験に合格する必要があります。

ここでは、各試験の概要を紹介します。

  • 国家総合職の試験概要
  • 国家一般職の試験概要

国家総合職の試験概要

環境省で総合職として働きたい場合は、国家公務員採用総合職試験に合格しなければなりません。

国家総合職の採用試験は、基礎能力や専門知識を問われる筆記試験と、論文試験および面接試験で構成されています。

また、国家公務員採用総合職大卒程度試験には学歴による受験資格がないため、年齢による受験資格を満たしていれば、高卒の方も受験可能です。

最新の国家公務員採用総合職大卒程度試験の日程、および受験資格は、以下の通りです。

  • 日程

第一次試験:令和8年3月15日(日)

第二次試験(筆記試験):令和8年4月12日(日)

第二次試験(人物試験):令和8年4月20日(月)〜5月15日(金)

  • 受験資格

採用日時点で22歳以上30歳以下の方

国家公務員採用総合職大卒程度試験の試験内容は、以下の通りです。

国家公務員採用総合職大卒程度試験の一次試験
試験種目解答題数
解答時間
配点比率内容
基礎能力試験
(多肢選択式)
30題
2時間20分
2/15公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)
についての筆記試験
● 知能分野24題
・文章理解(10)
・判断・数的推理(資料解釈を含む)(14)

● 知識分野6題
・自然・人文・社会に関する時事、情報(6)
専門試験
(多肢選択式)
40題
3時間30分
3/15各試験の区分に応じて必要な専門的知識など
についての筆記試験

※区分別の出題詳細は受験案内をご確認ください
国家公務員採用総合職大卒程度試験の二次試験
試験種目解答題数
解答時間
配点比率内容
専門試験
(記述式)
2題
3時間
5/15各試験の区分に応じて必要な専門的知識など
についての筆記試験

※区分別の出題詳細は受験案内をご確認ください
政策論文試験1題
2時間
2/15政策の企画立案に必要な能力その他総合的な判断力
及び思考力についての筆記試験
人物試験3/15人柄、対人的能力などについての個別面接
国家公務員採用総合職大卒程度試験の英語試験
試験種目解答題数
解答時間
配点比率内容
英語試験以下の外部英語試験を活用し、
スコアに応じて総合点に15点又は25点を加算
・TOEFL(iBT)
・TOEIC Listening & Reading Test
(公開テストに限る)
・IELTS
・実用英語技能検定

出典:総合職試験(大卒程度試験)|国家公務員試験採用情報NAVI

国家一般職の試験概要

環境省で一般職として働きたい方は、国家公務員採用一般職試験に合格する必要があります。

国家一般職の採用試験は一次試験と二次試験に分かれており、一次試験では筆記試験・二次試験では人物試験が行われます。

また、国家公務員採用一般職大卒程度試験は、総合職試験と同様、学歴による受験資格がありません。

最新の国家公務員採用一般職大卒程度試験の日程、および受験資格は、以下の通りです。

  • 日程

第一次試験:令和8年5月31日(日)

第二次試験(人物試験):令和8年7月8日(水)〜7月24日(金)

  • 受験資格(教養区分以外)

採用日時点で22歳以上30歳以下の方

国家公務員採用一般職大卒程度試験の試験内容は、以下の通りです。

国家公務員一般職大卒程度試験(教養区分以外/行政区分)の一次試験
試験種目解答題数
解答時間
配点比率試験内容(行政区分)
基礎能力試験
(多肢選択式)
30題
1時間50分
2/9公務員として必要な基礎的な能力
(知能及び知識)についての筆記試験

◼️知能分野24題
・文章理解(10)
・判断推理(7)
・数的推理(4)
・資料解釈(3)

◼️知識分野6題
自然・人文・社会に関する時事、情報(6)
専門試験
(多肢選択式)
40題
3時間
4/9【80題出題/40題解答】
◼️以下の16科目(各5題)から8科目選択

政治学、行政学、憲法、行政法、民法(総則・物権)
民法(債権・親族・相続)、ミクロ経済学、マクロ経済学
財政学・経済事情、経営学、国際関係、社会学
心理学、教育学、英語(基礎)、英語(一般)
一般論文試験1題
1時間
1/9文章による表現力、課題に関する理解力
などについての短い論文による筆記試験
国家公務員一般職大卒程度試験の二次試験
試験種目解答題数
解答時間
配点比率試験内容
人物試験2/9人柄、対人的能力などについての個別面接

※出典:国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)|国家公務員試験採用情報NAVI

国家公務員一般職試験について詳しく知りたい方は、以下のコラムをご覧ください。

環境省に採用された人の出身大学

2023年度における環境省の内定者のうち、一般職事務系(大卒程度)で採用された人の出身大学は、以下の通りです。

  • 横浜国立大学
  • 早稲田大学
  • 高崎経済大学
  • 東京都立大学
  • 九州大学
  • 東京経済大学
  • 専修大学
  • 東京農業大学
  • 法政大学
  • 学習院大学
  • 都留文科大学

環境省では、国公立・私立を問わず、さまざまな大学の出身者が採用されています。

また、最近の公務員試験は、学歴や筆記試験の結果だけでなく、人物が重視される傾向があると言われています。

上記の一覧に自分の出身大学が含まれていなくても、努力次第で合格を目指せるでしょう。

環境省の難易度・倍率と採用実績 

国家総合職の採用実績と倍率【2025年】

2025年度における国家公務員総合職の採用倍率、および環境省の総合職の採用実績は、以下の通りです。

区分受験者数最終合格者数倍率環境省実績
政治・国際・人文1,317名180名7.3倍1名
法律5,185名271名19.1倍2名
経済840名120名7.0倍0名
人間化学185名48名3.9倍0名
デジタル96名33名2.9倍1名
工学555名195名2.8倍1名
数理科学・物理・地球科学105名43名2.4倍1名
化学・生物・薬学200名44名4.5倍3名
農業科学・水産266名119名2.2倍3名
農業農村工学74名39名1.9倍0名
森林・自然環境130名61名2.1倍1名
教養3,898名426名9.2倍5名
合計12,851名1,579名8.1倍31名(院卒+大卒)

2025年度における環境省総合職の採用実績は、合計31名(院卒区分+大卒区分)でした。

最も採用者が多かった試験区分は教養区分であり、5名が採用されています。

また、経済をはじめとする3つの試験区分は採用者がいませんでした。

国家一般職の採用実績と倍率【2025年】

2025年度における国家公務員一般職(行政区分)の採用倍率、および環境省の一般職の採用実績は、以下の通りです。

区分受験者数最終合格者数倍率環境省実績
北海道696名392名1.8倍2名
東北975名548名1.8倍1名
関東甲信越4,776名1,916名2.5倍19名
東海北陸1,439名715名2.0倍1名
近畿1,855名742名2.5倍2名
中国913名456名2.0倍1名
四国570名303名1.9倍0名
九州1,413名642名2.2倍0名
沖縄279名132名2.1倍0名
合計12,916名5,846名2.2倍26名

2025年度における環境省一般職の採用実績は、合計26名でした。

もっとも採用人数が多かった区分は関東甲信越の19名。

他にも、四国・九州・沖縄の3区分を除いて各区分から1〜2名の採用者が出ています。

環境省に合格した人の体験談を紹介 

ここでは、環境省に一般職理工系で合格した人の特徴や、合格体験談を紹介します。

合格者の約7割は試験の3か月〜半年前に勉強を開始

令和6年度入省予定の環境省一般職理工系内定者の声によると、7名の内定者のうち5名が試験の3か月〜半年前に試験勉強を始めています。

公務員試験に合格するために必要な勉強時間は人によって異なりますが、余裕をもって勉強に取り組むことがおすすめです。

アガルートの公務員試験講座は、今からでも勉強を始められます。

また、大学2年生から国家総合職・一般職を対策できるカリキュラムが提供されているため、早めに試験対策を行えるでしょう。

多くの合格者が専門試験対策に力を入れている

令和6年度における環境省の一般職理工系内定者は、専門試験対策の勉強に力を入れている傾向があります。

専門試験は配点が高いため、勉強時間を多めに確保していた内定者が多いようです。

また、専門試験は問題数が多いため、本番に向けて時間配分を意識した演習を行うと良いでしょう。

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教養試験対策講座はかなりわかりやすく、かつ重要なところをピックアップしてくれているので進めやすかったと思います。

テキスト量も多くなくまずはこれらを進めて鳴らしていくべきだと思います。

利用方法に関しては数的処理は重要度が高いので早めに取り掛かるべきです。

この科目は動画視聴をして、問題を解く。これをセットにしないと覚えられません。その他に関しては暗記科目が多いのでまずは一通り視聴、その後は自分の不得意なところをテキスト中心に進めるのが良いと思います。

合格者の声|社会人から仕事を辞め、公務員試験に挑戦!環境省に内定! 橋本 圭太さん

環境省の福利厚生 

環境省で働く職員には、充実した福利厚生が提供されます。

ここでは、環境省の福利厚生や給与を紹介します。

環境省で働く公務員の福利厚生

環境省で働く公務員は、各種休暇制度や共済制度を利用できます。

有給休暇

環境省に採用されると、年間20日の有給休暇が付与されます。

また、病気休暇や介護休暇などの休暇制度に加え、家族の看護や産前・産後に使用できる特別休暇も充実しています。

産休は出産前6週間と出産後8週間・育休は子供が3歳に達するまで取得できるため、育児と仕事を両立しやすいでしょう。

共済制度

環境省に入省した職員は、共済組合に加入できます。

共済組合に加入すれば、組合員や扶養家族の医療費および災害に対する短期給付を受け取れます。

また、資金の貸付・貯金・福利厚生などの事業も利用可能です。

ワークライフバランス推進の取り組み

環境省では、職員のワークライフバランス推進を目的としたさまざまな取り組みを行っており、「超過勤務免除」や「育児時間」などの制度を利用できます。

また、環境省ではテレワークを活用できる環境づくりを推進しているため、個人のライフスタイルに合った働き方を選択しやすいでしょう。

さらに、環境省の育休取得率は全省トップクラスであり、仕事と家庭のバランスを取りやすい環境が整っていることが伺えます。

環境省で働く公務員の給与・年収

令和6年国家公務員給与等実態調査報告書によると、国家公務員(行政職俸給表(一))の平均給与月額は405,378円です。

ボーナスの支給額は年によって異なりますが、平均的なボーナスが支給される場合、国家公務員の平均年収額は約650~670万円となります。

また、国家総合職と国家一般職の平均年収を比較すると、国家総合職の方が給与水準が高い傾向があります。

初任給

各採用区分における環境省の初任給は、以下の通りです。

区分初任給*
総合職(大卒程度)|行政(一)2-1240,840円
総合職(院卒程度)|行政(一)2-11268,920円
一般職(大卒程度)|行政(一)1-25235,440円
一般職(高卒程度)|行政(一)1-5199,920円
*令和6年4月1日の給与例・東京都23区内地域手当(20%)を含む

環境省の初任給は採用区分によって異なります。

初任給が最も高い総合職院卒程度と、最も低い一般職高卒程度の差額は、約7万円です。

なお、最終的な給与月額は、上記の給与額に諸手当を合計した額となります。

賞与

環境省における賞与の支払い時期および支給額の目安は、以下の通りです。

支払時期6月・12月
支払金額*給料月額等×4.42か月分*2
(6月:2.21か月分/12月:2.21か月分)
*1令和6年支給実績
*2給与月額等=給与月額+地域手当+扶養手当等

環境省で働く職員には、賞与として期末・勤勉手当が支給されます。

期末勤勉手当の支給月数は、例年4.4〜4.5か月分です。

諸手当

環境省では、基本給に加えて以下の手当が支給されます。

  • 扶養手当
  • 住居手当
  • 通勤手当
  • 超過勤務手当
  • 夜勤手当
  • 単身赴任手当 など

昇給

環境省では、年1回昇給があります。

標準的な昇給幅は年間4号俸ですが、昇給額は人事評価の結果によって異なります。

以下のコラムでは、国家一般職・国家総合職の年収について詳しく解説しています。

ぜひ参考になさってください。

環境省へ入省後の研修とキャリアパス 

ここでは、環境省におけるキャリアパスや研修内容を紹介します。

環境省入省後の研修内容

環境省の研修は、環境省の所管施設である環境調査研修所で実施されます。

環境調査研修所では、新採用職員研修をはじめとする各種職員研修に加え、行政研修や分析研修など、研修計画に沿ったさまざまな研修が行われます。

詳しい研修項目や内容を知りたい方は、環境調査研修所のサイトをご覧ください。

また、環境省では、入省1〜2年目の職員を対象に、同職種と異職種の先輩職員2名によるメンター制度を実施しています。

先輩との距離が近いため、安心して業務に取り組めるでしょう。

環境省でのキャリアパス

環境省には事務系・理工系・自然系の3つの職種があり、事務系職種は総合職と一般職に分かれています。

キャリアパスは職種によって異なりますが、一般的なキャリアイメージの例は、以下の通りです。

  • 入省〜4年目:係員
  • 4年目〜8年目:係長級
  • 8年目〜:補佐・専門官を経て、課長・室長級へ

また、環境省は、独立行政法人や地方公共団体、および国際機関や他省庁への豊富な出向実績があります。 

環境省に合格するならアガルートがおすすめ!

本コラムでは、環境省の採用情報や、国家公務員試験の概要を紹介しました。

環境省に入省すれば、SDGsの推進やカーボンニュートラルをはじめとするさまざまな政策に貢献できます。

職種によっては、先端技術の支援などにも携われるため、大きなやりがいを感じられるでしょう。

環境省の職員になるためには、公務員試験に合格する必要があります。

国家公務員試験は難易度が高いため、通信講座や予備校の利用がおすすめ。

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