「高卒で公務員を目指したいけど、どこの予備校を選ぶべきかわからない…」

予備校によって特徴や費用もさまざまなため、このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか？

自分で情報収集をしようと試みても公務員予備校は数も多く、結果的により混乱してしまう場合もありますよね。

このコラムでは、高卒で公務員を目指す方におすすめの予備校を厳選して、詳しくご紹介します。

特徴や費用からみたメリット・デメリットのほか、いつから通い始めるべきかについても解説していますので、予備校選びの参考にしてください。

高卒公務員におすすめの予備校5校の特徴・費用を比較

高卒で公務員を目指す方におすすめの公務員予備校をご紹介します。

アガルート含む5校を、以下の表のとおり厳選しました。表のなかでは、各予備校の代表的な講座とその価格をまとめています。

※掲載している講座名および価格は2023年9月時点のものです。申込み時期により金額が異なる場合がありますので、詳しくは各予備校ホームページでご確認ください。

続いて、各社の特徴について解説しますので比較材料にしてみてください。

アガルート

価格(税込)	129,800円
合格率・実績	合格率：非公表 実績：国家専門職・国家一般職・県庁・市役所など(2022年全講座)
講義内容・特徴	インターネットによる配信講義 オリジナルテキストを使ったオンライン学習 「全額返金」または「Amazon(R)ギフト券のコード1万円分贈呈」の合格・内定特典
面接対策	全2回のオンライン模擬面接 面接カード・エントリーシート・作文の添削
学習サポート	学習サポーターによる全3回のオンライン相談 全50回の質問制度 毎月1回のホームルーム
教材(テキスト)	講義動画＋オリジナルテキスト

アガルートは全国どこからでも利用できるオンライン予備校です。

オンライン予備校のため、通学にかかる時間を削減でき、同時に費用も抑えられる魅力があります。

オンラインで視聴できる講義映像は、8段階で倍速再生できる機能がついており、効率的に学習が可能です。

テキストはデジタルブックとして閲覧が可能なため、場所や時間を選ばずに対策ができるメリットもあります。

さらに合格・内定者には、受講料の全額返金やお祝い金の贈呈の特典が用意されているため、モチベーションの維持にも効果的です。

通信講座の弱点と思われる面接対策についても、アガルートではオンラインで行う模擬面接や面接カード・エントリーシートの添削によるサポートを実施しています。

また、学習に関するサポート体制が整っているため、公務員試験対策期間中の不安も解消可能です。

学習の進め方などのお悩みをオンラインで相談できる「学習サポーター制度」のほか、講師に直接質問ができる「質問制度」や、受講生のアンケートを反映した毎月1回の「ホームルーム」が用意されているため、安心して学習を進められます。

当カリキュラムの受講により、国家公務員から地方初級まで多くの試験種を目指せるため、高卒で公務員試験の合格を目指す方はぜひチェックしてみてください。

クレアール

価格(税込)	【2024年合格】  地方初級・国家高卒併願コース：140,000円 (オプション)安心保証：20,000円
合格率・実績	合格率：非公表 実績：国家公務員・県庁・市町村など(2022年全講座)
講義内容・特徴	行政事務職全般に対応 インターネットによる配信講義 教養・作文・適性・面接の各試験対策オールインワンパック
面接対策	オンラインによる模擬面接 面接シート・エントリーシート・作文の添削
学習サポート	質問・相談サポート
教材(テキスト)	講義動画＋オリジナルテキスト・問題集

クレアールはWeb通信講座に特化したオンライン予備校です。

「地方初級・国家高卒併願コース」は、高卒で行政事務職の公務員試験合格を目指す方に対応しています。

公務員試験の合格に向けて有効な戦略のひとつである、試験の併願を検討している人にぴったりです。

クレアールは、オプションで受講期限を1年間延長できる安心保証をつけられる特徴があります。1回で合格できなかった場合でも、翌年度まで受講を延長できるオプションのため、不安な方や学習開始が遅れた方におすすめでしょう。

リモートでの模擬面接のほか、面接シートやエントリーシートの添削サポートも実施しているため、二次試験対策も十分に行えます。

大栄

価格(税込)	【2024年合格】  ※別途入学金22,000円 【online】公務員 初級 合格コース【SkiP】：431,272円 【online】公務員 初級 合格ロングランコース【SkiP】：485,898円 ※公務員 初級合格短期コース：294,051円 (2023年向けの情報)
合格率・実績	合格率：非公表 実績：最終合格1,197名(2022年全講座)
講義内容・特徴	二次試験対策重視のカリキュラム 合格に重要な点に絞ったSkiP講座
面接対策	オンラインによる模擬面接 自己分析ツールを活用したエントリーシート作成サポート 集合セミナーでの集団討論・集団面接対策
学習サポート	質問・相談サポート (専門講師・キャリアナビゲーター・講座マイスター)
教材(テキスト)	講義動画＋オリジナルテキスト・問題集

大栄は二次試験対策を重視した予備校です。

全国各地に校舎があり、主要拠点では「集合セミナー」が開催されるため、集団討論や集団面接の対策を対面で行える特徴があります。

「集合セミナー」は無料のオプションサービスのため、集団討論・集団面接が実施される自治体を受験予定の方はチェックしてみてください。

合格に必要な内容を凝縮したカリキュラムで効率的かつ効果的に一次試験対策を進めることで、早期から二次試験対策に取り組める点が魅力です。

また、専門的なツールを活用し科学的に自己分析診断を行うことで、オンリーワンのエントリーシートを作成できるサポートも用意されています。

LEC

価格(税込)	【2023年合格】 ※2024年向け未発表 高卒程度公務員合格コース 通信：148,000円 高卒程度公務員合格コース 提携校通学：173,000円
合格率・実績	合格率：非公表 実績：国家公務員・県庁・市町村など(2022年全講座)
講義内容・特徴	行政事務職・免許職・資格職に幅広く対応 基礎からステップアップ可能な段階的カリキュラム
面接対策	面接対策講座・回数無制限の模擬面接 模擬集団討論 時事用語を解説する講座
学習サポート	悩みや不安を相談できる担任講師制度
教材(テキスト)	講義動画＋ゼロからはじめるクイックマスター(国語/文芸)

LECはWeb講義を主としながら、多くの校舎も展開する予備校です。

通信と提携校に通学してWeb講義を受講する2つのクラスが用意されていて、好みの学習環境にあわせてクラスを選択できる魅力があります。

また、行政事務職だけではなく、警察官・消防士など幅広い試験種に対応している点も当講座の特徴です。刑務官や税務職員なども目指せるため、選択肢を広く持ちたい方は候補に入れましょう。

科目数の多い教養試験を突破するために、中学・高校で習った範囲の総復習をカリキュラムの最初に行える計画が立てられています。

数学・国語・古文・英語を中学レベルまで遡って学習できるため、基礎学力に不安がある方でも安心して学習できる点がメリットです。

受験仲間を作って対策期間を乗り越えたい方は、通学クラスを検討するとよいでしょう。

東京アカデミー

価格(税込)	【2024年合格】  公務員試験対策講座(高卒程度) 全日制オンライン講座(2024年2月入会)：481,000円 日曜部オンライン講座(2023年11月入会)：172,600円
合格率・実績	合格率：非公表 実績：国家公務員・県庁・市町村・警察官・消防官など
講義内容・特徴	どこでも学べるオンラインLIVE講義
面接対策	別途有料で個別面接・集団面接・集団討論の実戦練習あり
学習サポート	LIVE講義受講時はリアルタイムで直接講師に質問可能
教材(テキスト)	オリジナル参考書・問題集・出題傾向などを掲載した補助教材

東京アカデミーはリアルタイムで講義を受けられるオンライン講座を提供している公務員予備校です。

平日の日中に受講可能な「全日制」や、日曜日の日中に受講可能な「日曜部」があり、自身の都合にあわせてコースを選択できる魅力があります。

Zoomでリアルタイムに配信される「LIVE講義」が採用されているため、講義に関する疑問点もその場で解消可能です。

ほかの受講生と対話ができる「チャット機能」や「反応ボタン」の機能もあり、一体感をもって講義を受けられます。

LIVE講義は当日の受講ができなかった場合でも、録画視聴できるフォローがついているため安心です。講義の3日後から視聴ができるため、受講後の復習にも役立ちます。

【価格・安い】予備校5社のおすすめランキング

講座価格を費用が安い順にランキング形式で発表します。

費用・価格がお得な予備校ランキング

順位	予備校名	講座名	価格(税込)
1位	アガルート	高卒区分カリキュラム(国家一般職＋専門職・地方初級)	129,800円
2位	クレアール	地方初級・国家高卒併願コース	140,000円
3位	LEC	高卒程度公務員合格コース	148,000円
4位	大栄	公務員 初級 合格コース 2024年向【SkiP】	431,272円
5位	東京アカデミー	公務員試験対策講座(高卒程度)2024年度試験対策 オンライン講座	481,000円

費用が安い理由・メリット・デメリット

公務員講座の費用は、Web講義に特化している予備校が安価な傾向にあります。

カリキュラムの内容がオンラインで完結するため、校舎の維持にかかる費用などが反映されていないことが大きな理由でしょう。

そして、この安価な価格設定こそが最大のメリットといえます。

公務員試験対策を進めるにあたり、できるだけ費用を抑えて合格を目指したいと考えられている方が多いのではないでしょうか。

内定後に一人暮らしを始めることを検討している方もなかにはいるかもしれません。費用を抑えつつも合格は十分に目指せるため、安価な講座を選ぶ方法がおすすめです。

しかし、講座の費用だけを判断基準として申込みをすると失敗に繋がる可能性もあります。

極端に安い講座は、二次対策や学習サポートなどが整っていない場合があることもデメリットとして考えられるでしょう。

その点、今回ピックアップしたアガルート・クレアール・LECは、安価なうえサポート体制も充実していることが特徴です。

費用が高い理由・メリット・デメリット

費用が高額な公務員講座は、サポートが手厚い傾向にあります。

徹底した二次試験対策や、集団面接・集団討論の対策も行える講座が特徴的です。

二次試験対策を重視したい人にとっては、サポートの手厚さが大きなメリットになるでしょう。

特に対面での対策が効果的な、集団面接・集団討論が課される自治体を受験される方にはおすすめです。

手厚いサポートが受けられる分、その高額な費用そのものがデメリットになるといえます。

志望先で実施される二次試験の内容も加味したうえで「自分に必要なサポートは何か」を明確にして、講座を選択しましょう。

高卒公務員の予備校はいつから行くべき？

高卒で公務員を目指す場合は、試験の1年前である高校2年次の9月を目安に予備校での講座を受け始めましょう。

約20科目と膨大な試験範囲をカバーするために、余裕を持った「1年計画」で学習をスタートする方法がおすすめです。

ただし、志望先や基礎学力によっても勉強を始めるべき時期は異なるため、あくまでひとつの目安として覚えておいてください。

国家公務員一般職(高卒者試験)を目指す場合、必要な勉強時間は約1,000時間といわれています。

一方、地方初級の場合は、約300〜800時間と幅があることが特徴です。

志望先によっては、半年ほどの勉強期間で合格できる可能性もあります。

効率的に学習を進められることが予備校のメリットのため、スタートが遅くなってしまった場合でも諦めずに情報収集を行いましょう。

高卒公務員になりたい方へ

今回は高卒で公務員を目指している方に向けて、おすすめの予備校とその選び方についてご紹介しました。

それぞれの予備校で特徴やサポート内容に差があり、価格にも幅があることが把握できたのではないでしょうか。

アガルートを含め、比較的安価な予備校もご紹介しましたが、それでも10万円を超える大金のため、いきなり受講申込みをすることには抵抗がありますよね。

アガルートでは、高卒者向けの講座約1.5時間分を無料で体験できるサンプルをご用意しています。

実際のサンプルテキストと講義を使用していますので、通信講座でどのように学べるかを事前に体験したい方は資料請求をしてみてくださいね。

公務員試験の受験に関して迷いやお悩みがある方に向けて、無料の受講相談サービスも実施中です。まずはプロの話を聞いてみて、自分で決断をしたいという方は受講相談からお気軽にどうぞ！