公務員の適性検査とは、受験者の性格や事務作業の力が、公務員の仕事や志望先の職場に合っているかを見るための試験です。

検査は大きく、人柄や職場への適応性を見る「性格検査」と、事務処理の速さと正確さを見る「適性試験(事務適性検査)」の2種類に分かれます。

性格検査は主に採用試験の面接の参考資料として使われ、適性試験は点数がつく試験として合否に関わります。

目的が違うため、2つの検査では準備の仕方も変わってきます。

この記事で解決できる悩み

本コラムでは、公務員の適性検査の種類と内容をはじめ、合格ラインや性格検査・適性試験それぞれの対策のコツを解説します。

公務員試験で適性検査を受ける予定の方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

公務員の適性検査とは?性格検査と適性試験の2種類がある

公務員の適性検査とは?性格検査と適性試験の2種類がある

公務員の適性検査とは、受験者の人柄や事務作業の能力が、公務員として、また志望先の自治体や省庁が求める人材として向いているかを確かめる試験です。

採用試験で行われる適性検査は、大きく「性格検査」と「適性試験(事務適性検査)」の2種類に分かれます。

なお、事務処理の速さと正確さを見る試験は、国家公務員では「適性試験」、市役所などでは「事務適性検査」と呼ばれます。

「適性検査」は2種類をまとめた呼び方として使われるほか、性格面を見る検査の名称として使う試験もあります。

性格検査は人柄や職場への適応性を見る検査

公務員の適性検査のうち性格検査は、質問に答える形式で受験者の性格の特徴や職場への適応性を把握する検査です。

市役所などの採用試験向けに問題を提供している公益財団法人日本人事試験研究センター(以下、日本人事試験研究センター)は、「職場適応性検査」を「職場への適応性を職務や対人関係に関連する性格の面からみる検査」と説明しています。

つまり、学力を問う試験と違い、公務員として働くうえでの人柄の傾向を知るための検査です。

※出典:「提供科目等」公益財団法人日本人事試験研究センター

適性試験(事務適性検査)は事務処理の速さと正確さを見る試験

公務員試験の適性試験は、簡単な問題を限られた時間内にできるだけ多く、正確に解くスピード検査で、事務処理能力を点数で測る試験です。

人事院は、国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)(以下、一般職試験(高卒者試験))の受験案内で、適性試験を、置換・照合・計算・分類などの比較的簡単な問題を限られた時間内に番号順にできるだけ多く解く、スピード検査と説明しています。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

つまり、適性試験は知識の量を問う試験ではなく、決められた手順で素早く正確に作業を進められるかを見る試験といえるでしょう。

また、地方公務員の試験では、「事務適性検査」という名称で実施される例があります。

例えば、岐阜市の短大卒・高校卒程度(事務職)の採用試験も、事務適性検査を課す試験のひとつです。

日本人事試験研究センターは、事務適性検査を「事務職員としての適応性を正確さ、迅速さ等の作業能力の面からみる検査」と説明しています。

名称は違っても、正確さと速さを見る点は国家公務員の適性試験と共通しているため、受験先の試験が「事務適性検査」の場合も、同じ考え方で準備を進められるでしょう。

※出典:「短大卒・高校卒程度(事務職)採用試験要綱」岐阜市

※出典:「提供科目等」公益財団法人日本人事試験研究センター

性格検査と適性試験の違いを一覧で比較

性格検査は採用試験の面接の参考資料として使われる検査、適性試験は点数がつき合否にかかわる試験である点が大きな違いです。

2つの違いを表にまとめると、次のとおりです。

項目性格検査適性試験
測るもの性格の特徴・職場への適応性事務処理の速さと正確さ
形式質問に回答する(作業検査のクレペリン検査もある)置換・照合・計算・分類などの問題を時間内に解く
結果の使われ方採用試験の面接の参考資料(国家公務員の一般職試験〈高卒者試験〉では第2次試験の個別面接)点数化される。基準点がある試験もある
事前の対策正直に一貫して回答する問題形式に慣れておく

したがって、公務員の適性検査の準備も2つを分けて考えるとよいでしょう。

公務員試験の適性検査はどの試験で実施される?

公務員試験の適性検査のうち、適性試験は国家公務員の一般職試験(高卒者試験)・税務職員採用試験や、市役所の高卒程度の事務職試験などで課されます。

性格検査は、国家公務員の一般職試験(高卒者試験)・刑務官採用試験の第2次試験のほか、特別区Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】や燕市など、SPI3などの検査を使う自治体の試験で行われます。

なお、実施の有無や名称は試験ごとに異なるため、受験先の試験案内で確認しておきましょう。

国家公務員試験で実施される適性検査

国家公務員の高卒程度の試験では、一般職試験(高卒者試験)の事務区分と税務職員採用試験で、第1次試験に適性試験が課されます。

一般職試験(高卒者試験)の事務区分では、適性試験の配点比率が2/9です。

ほかの科目は基礎能力試験4/9・作文試験1/9・人物試験2/9のため、適性試験は筆記試験の中でも比重のある科目といえるでしょう。

また、性格検査は一般職試験(高卒者試験)や刑務官採用試験などで、第2次試験の際に人物試験の参考として行われます。

刑務官採用試験は適性試験が課されず、公務員の適性検査としては性格検査だけを受ける試験となります。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

※出典:「刑務官採用試験(高卒程度試験)」人事院

地方公務員試験(都道府県・市役所)で実施される適性検査

都道府県・市役所の公務員試験では、高卒程度の事務職で事務適性検査を課す自治体や、性格検査を面接の参考として行う自治体があります。

市役所などの試験問題を作成する日本人事試験研究センターは、事務適性検査のほかに性格特性検査と職場適応性検査も提供しています。

性格特性検査と職場適応性検査は、どちらも150項目・20分の検査です。

実際の自治体の例は次のとおりです。

  • 岐阜市(短大卒・高校卒程度の事務職):事務適性検査と、職務遂行上必要な素質及び適性をみる「適性検査」を実施
  • 燕市(一般事務・高校卒業程度):自宅でのWEBテスト(Web-GABのパーソナリティ科目)で性格傾向についての質問を実施し、面接の参考にすると案内

また、燕市のように、民間企業の採用でも使われる適性検査を取り入れる自治体もあります。

※出典:「提供科目等」公益財団法人日本人事試験研究センター

※出典:「短大卒・高校卒程度(事務職)採用試験要綱」岐阜市

※出典:「職員採用試験」燕市

公務員試験の適性試験(事務適性検査)の内容

公務員試験の適性試験は、置換・照合・計算・分類などの簡単な問題を、国家公務員では120題15分、地方公務員では100題10分程度で解くスピード検査です。

1問ごとの難しさより、短い時間でどれだけ正確に処理できるかが問われます。

出題内容は置換・照合・計算・分類などのスピード検査

公務員の適性試験では1問ずつの難易度が低い問題が出題され、決められた手順どおりに素早く正確に処理できるかが見られます。

人事院の受験案内では、出題内容を「置換・照合・計算・分類など」と示しており、問題は番号順に解答する形式です。

人事院が公開している一般職試験(高卒者試験)の試験問題例を見ると、3種類の検査が10題ずつ繰り返し出題され、合計120題で構成されています。

各検査の形式は次のとおりです。

  • 検査1(置き換えと計算の複合):手引に従って演算記号を当てはめ、1問の中で置き換えと計算を組み合わせて解く形式
  • 検査2(分類):2つの分類表を使って、該当する文字を特定する形式
  • 検査3(照合):2つの表を見比べて、異なる箇所の数を答える形式

なお、公務員試験の適性検査の実際の出題形式は、人事院の試験問題例ページで確認できます。

※参考:「試験問題例 一般職(高卒)」人事院

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

※出典:「試験問題例 一般職(高卒)」人事院

公務員試験の適性検査の問題数は120問・100問が一般的

公務員試験の適性検査の問題数は、国家公務員の一般職試験(高卒者試験)・税務職員採用試験の適性試験が120題、市役所などで使われる事務適性検査が100題です。

例えば、岐阜市の採用試験要綱にも「事務適性検査(100題10分)」と明記されています。

ただし、問題数は試験ごとに決まっているため、受験先の試験案内で確認しておくと安心です。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

※出典:「提供科目等」公益財団法人日本人事試験研究センター

※出典:「短大卒・高校卒程度(事務職)採用試験要綱」岐阜市

公務員試験の適性検査の試験時間は10〜15分

公務員試験の適性検査の試験時間は、国家公務員の適性試験(120題)が15分、市役所などの事務適性検査(100題)が10分です。

1問あたりにかけられる時間は、120題15分なら約7.5秒、100題10分なら6秒しかありません。

そのため、考え込む余裕はほとんどなく、時間との勝負になる試験といえるでしょう。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

※出典:「提供科目等」公益財団法人日本人事試験研究センター

公務員の性格検査の種類と内容

公務員の性格検査には、内田クレペリン検査とYG性格検査のほか、SPI3など民間企業の採用でも使われる検査があります。

公務員の適性検査の種類や内容は試験ごとに異なるため、代表的な検査を順に紹介します。

内田クレペリン検査

内田クレペリン検査は、1桁の足し算を続ける作業の結果から、能力や性格・行動面の特徴を見る検査です。

標準的な形式では、簡単な1桁の足し算を1分ごとに行を変えながら、休憩をはさんで前半・後半の各15分間、合計30分間行います。

質問に答える形式の性格検査とは異なり、作業量やその変化から特徴を読み取る「作業検査」に分類されます。

なお、公務員試験で実施される場合は、作業時間などが試験によって異なることもあるでしょう。

※出典:「内田クレペリン検査 〜検査について」株式会社日本・精神技術研究所

YG性格検査

YG性格検査(YGPI)は、質問への回答から性格の特徴を把握する質問紙形式の検査です。

標準的な形式では原則として120問の質問に回答し、その結果を心理統計学を用いて分析することで、8つの性格特性を把握します。

所要時間の目安は、WEB受検で約15分、紙で約25分です。

ただし、公務員試験では、問題数や時間が異なる形式で実施される場合もあるでしょう。

※出典:「YGPI(YG性格検査)」日本心理テスト研究所

SPI3などの性格検査

SPI3は民間企業の採用で使われる適性検査で、公務員試験でも特別区Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】のように導入する例があり、基礎能力検査とあわせて性格検査も受検します。

SPI3の性格検査では、一人ひとりの性格の特徴や、どのような職務・職場に適応しやすいかを把握します。

特別区Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】では、SPI3の性格検査の所要時間は約30分です。

一方で、燕市がWeb-GABのパーソナリティ科目を実施しているように、公務員の性格検査に使われる検査は自治体によって異なります。

※出典:「Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】のご案内」特別区人事・厚生事務組合

※出典:「職員採用試験」燕市

公務員試験の適性検査の採点方法

国家公務員の一般職試験(高卒者試験)の適性試験は、正解数から誤答などの数を差し引いて点数を出すため、誤答や問題の飛ばしが点数を下げる仕組みです。

人事院の合格者の決定方法では、適性試験の素点を「正解数から誤り等の題数を減じた数」と定めています。

具体的には、誤答・2つ以上マークした解答・解答を飛ばした問題があると、その数だけ正解数から減点されます。

例えば100題に解答して80題が正解、20題が誤答だった場合、素点は80から20を引いた60。

誤答・2つ以上マークした解答・飛ばした問題がひとつあるごとに1題分が差し引かれるため、解答した数が多くても誤答が多いと素点は伸びにくくなります。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

公務員の適性検査で落ちることはある?

公務員試験では、性格検査の結果が合否に直接影響しない場合がある一方、適性試験は基準点を下回ると落ちることがあります。

性格検査の扱いは試験によって異なります。

人事院は検査結果を人物試験の参考とする一方、特別区は試験案内で合否に関係しないと明記しています。

これに対し、国家公務員の一般職試験(高卒者試験)の適性試験には基準点が設けられており、基準点を下回ると、ほかの科目の成績にかかわらず不合格となります。

適性試験の合格ラインと基準点(満点の3割)

国家公務員の一般職試験(高卒者試験)では、適性試験に原則として満点の30%の基準点が設けられており、満点の3割が合格に必要な最低ライン(ボーダー)にあたります。

基準点を下回ると、ほかの科目の成績にかかわらず不合格です。

120題の試験では、満点の30%は36題分に相当します。

公務員の適性検査で何割取ればよいかと迷う場合は、まずは3割が最低ラインと考えましょう。

ただし、基準点はあくまで最低ラインにすぎません。

事務区分の第1次試験では、基礎能力試験と適性試験の両方が基準点以上の受験者について、2科目の標準点の合計で合否が決まります。

そのため、基準点を超えたあとも得点が高いほど有利になります。

地方公務員の事務適性検査は、配点や合否の決め方を受験先の試験案内で確認してください。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

性格検査の結果は直接の合否には使われない

性格検査は点数で合否を決める科目にあたらず、結果は面接の参考資料として使われます。

根拠として、次の2つの試験案内が挙げられます。

  • 人事院:一般職試験(高卒者試験)で「人物試験の参考とするため」に性格検査を行うと案内(第2次試験の個別面接で使われる)
  • 特別区人事委員会:Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】の試験案内で、性格検査の結果は合否に関係しないと明記し、結果は採用候補者の提示の際に特別区等へ提供するとしている

また、日本人事試験研究センターが提供する「性格傾向適性検査」は、結果に面接での具体的な質問例が性格特性の特徴に即して表示される仕組みです。

そのため、性格検査の回答をもとに面接で質問を受ける場合があります。

公務員の適性検査の結果の扱いは試験ごとに異なるため、受験先の試験案内で確認しておきましょう。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

※出典:「Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】のご案内」特別区人事・厚生事務組合

※出典:「性格傾向適性検査」公益財団法人日本人事試験研究センター

公務員の適性検査のコツと対策方法3つ

公務員試験の適性検査のコツは、適性試験では過去問や参考書で問題形式に慣れ、正確に解ける問題を確実に得点すること、性格検査では正直に一貫して答えることです。

ここからは、それぞれの対策を3つに分けて紹介します。

適性試験は過去問・参考書で出題形式に慣れる

適性試験は問題そのものは簡単なため、公務員試験の適性検査の過去問や参考書で問題形式に慣れておくと、本番で解き方に迷う時間を減らしやすくなります。

国家公務員の適性試験は、人事院のサイトで過去の試験問題例が公開されています。

まずは実物で、どのような形式の問題が並ぶのかを確認しておきましょう。

そのうえで、市販の適性試験の参考書・問題集を使い、置換・照合・計算・分類の各形式を繰り返し解いていきます。

練習では時間を計り、本番と同じ問題数・時間で取り組んでおくと、本番の時間の感覚をつかみやすくなるでしょう。

また、問題集は形式ごとに練習できるものを選ぶと、苦手な形式を重点的に繰り返せます。

※参考:「試験問題例 一般職(高卒)」人事院

適性試験は正確に解ける問題を確実に得点する

国家公務員の一般職試験(高卒者試験)の適性試験は誤答や飛ばした問題が減点されるため、1問目から順に、正確に解ける問題を確実に得点していく方が得点につながりやすくなります。

公務員試験の適性検査で1問にかけられる時間は、120題15分なら約7.5秒、100題10分なら6秒しかなく、時間が足りなくなる場面も出てくるでしょう。

それでも誤答や飛ばしはその数だけ正解数から差し引かれるため、根拠なくマークするより、解いた問題を確実に正解する方が得点を保てます。

人事院の試験問題例の注意事項にも、(1)から番号順に飛ばさないで解答するよう書かれている点は押さえておきたいところです。

練習の段階で正答数と誤答数を記録しておくと、正確さを保ったまま解ける問題数を増やしやすくなります。

特に練習の初めのうちは、解答数より正答率を目安にして取り組むとよいでしょう。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

※出典:「試験問題例 一般職(高卒)」人事院

性格検査は正直に一貫した回答をする

公務員試験の性格検査のコツは、ありのままの自分を正直に、一貫して回答することです。

公務員の適性検査のうち性格検査の結果は面接の参考資料として使われるため、正直に答えておくと面接での受け答えとそろえやすくなります。

なぜなら、検査の回答と面接での受け答えがそろっている方が、面接官に人柄を伝えやすいからです。

反対に、よく見せようとして回答を作り込むと、面接での受け答えとの間にずれが生じる場合があります。

性格検査の対策として事前にできるのは自分の考えの整理で、自己分析で長所・短所・働くうえで大切にしたいことを整理しておけば、面接でも一貫した受け答えをしやすくなるでしょう。

公務員の適性検査に関するよくある質問

公務員の適性検査について、受験前によく出る疑問を3つまとめて回答します。

公務員の適性検査を受けるときの服装は?

公務員の適性検査の服装は、試験案内で指定がなければ自由です。

会場の室温に合わせて調整しやすい服装で臨むのがおすすめです。

人事院は一般職試験(高卒者試験)の受験案内で、第1次試験日の冷房は28度を目安としつつ、着席位置によって室温に差が生じる場合があると案内しています。

面接と同じ日に実施される試験では、試験案内で当日の流れを確認し、面接に合わせた服装を選びましょう。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

公務員の適性検査はWEBで受けることもある?

公務員の適性検査は、試験によってWEBやテストセンターで受検する場合があります。

国家公務員の適性試験は試験会場での筆記ですが、SPI3などの民間の検査を利用する試験では、WEBやテストセンターで受検する形式もあります。

市役所などの事務適性検査も、テストセンターで実施される場合があります。

SPI3には、WEBテストやテストセンター受検など、複数の受検形式があります。

テストセンターには、リアル会場とオンライン会場の2種類があるのが特徴です。

例えば特別区Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】では、性格検査を自宅等で、基礎能力検査をテストセンターで受検します。

性格検査は基礎能力検査の受験前までに受ける決まりのため、受検方式と期限を試験案内で確認しておきましょう。

※出典:「Ⅰ類採用試験【早期SPI枠】のご案内」特別区人事・厚生事務組合

※出典:「提供科目等」公益財団法人日本人事試験研究センター

適性試験と基礎能力試験(教養試験)の違いは?

基礎能力試験は公務員に必要な知能・知識を問う試験、適性試験は事務処理の速さと正確さを問うスピード検査です。

人事院の一般職試験(高卒者試験)では、基礎能力試験は40題・1時間30分で、知能分野20題と知識分野20題で構成されています。

一方の適性試験は、120題・15分で実施されます。

1問にある程度の時間をかける基礎能力試験に対し、適性試験は短い時間で大量の問題を処理する点が大きな違いです。

※出典:「国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)」人事院

公務員の適性検査の内容と対策のまとめ

公務員の適性検査は、性格検査と適性試験の2種類に分かれます。

このうち性格検査は面接の参考資料として使われるため、正直に一貫して答えることが対策になります。

一方、適性試験は、120題15分・100題10分で解くスピード検査です。

国家公務員の一般職試験(高卒者試験)には減点方式と基準点があるため、過去問で形式に慣れ、正確さを保って解くことを意識しましょう。

適性試験は筆記試験の一科目、性格検査は面接の参考資料として使われるため、教養試験や面接の対策とあわせて準備を進めていきましょう。

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