他職業の人から「勝ち組」「安定している」と言われがちな公務員や地方公務員。

漠然と語られるイメージは果たして事実なのか、実態はどうなのかと、気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは、公務員・地方公務員が「勝ち組」と言われる理由と職場の実態、公務員に向いている人の特徴まで詳しく解説します。

公務員志望の方はぜひ参考にしてください。

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公務員・地方公務員が勝ち組と言われる理由5つ

公務員・地方公務員が「勝ち組」と言われる主な理由としては、以下の5つが挙げられます。

  • 公私のバランスが取りやすく転居を伴う異動が少ない
  • 福利厚生が充実している
  • 給料が安定し将来性がある
  • 社会的な信用が高い
  • ノルマや成果主義のプレッシャーが少ない

公私のバランスが取りやすく転居を伴う異動が少ない

公務員は転居を伴う異動が少ない傾向があります。

特に、地方公務員として市役所などに勤務する場合は転勤も市内のみ。

家庭をもつ人や定住志向の人にとっては非常に安心感のある働き方が可能となるでしょう。

自治体側から見ても「長期的に地域に貢献してくれる人材」はありがたい存在です。

同じ職場で長く働きたい・遠方への転居は避けたいといった希望がある方には特にマッチする職業といえます。

勤務時間的にも極端な早出や深夜までの残業などが発生しにくく、全体的に公私のバランスが取りやすい点もポイントです。

政策の一環として「ノー残業デー」など働きやすい職場づくりを積極的に推進している自治体も多いため、自分の時間を大切にしたい場合にもおすすめ。

近年増加傾向にある「自分時間重視」の生き方にも無理なくフィットするでしょう。

福利厚生が充実している

公務員・地方公務員は、充実した福利厚生を受けられる職業のひとつです。

具体的な内容は職場や自治体によっても異なりますが、例として以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • 住宅補助
  • 各種休暇制度
  • 割引優待

自治体によっては「リフレッシュ休暇」などが取り入れられている例もあり、民間大手と遜色ないレベルの待遇を受けられます。

自治体として地域の「子育て支援」「働き方改革」などを政策として掲げており、政策によって職員側も育児休暇や有給休暇が取りやすいといった福利厚生のメリットは、公務員ならではのものでしょう。

就業している時間が同じでも、プライベートや経済的な状況をサポートする制度の有無は働きやすさを大きく左右します。

福利厚生の充実感は公務員として働くことの大きな魅力のひとつといえるでしょう。

給料が安定し将来性がある

公務員は給料が安定しているとともに、高い将来性を備えた職業です。

年功序列による昇給制度やリストラがほとんどない雇用形態など今では珍しくなった安定的な雇用システムは、公務員業界では現在でも主流です。

退職金制度なども導入されており、将来を見据えて長く働くことができるでしょう。

また、公務員は業務の特性上、社会情勢などに左右されにくい特徴があります。

どのような状況においても変わらずに「食べていける」という点からも、将来設計がしやすい職業といえるでしょう。

特に、地方の場合は同地域の民間企業と比較すると安定性や待遇の面で有利な点が多いです。

社会的な信用が高い

公務員は社会的な信用が高い職業の代表格といえます。

職種に伴う社会的な信頼感は、人間性に対する信用と結びつけられます。

公務員であることで、結婚をはじめとする人間関係の構築やローンを組む際などに大きなメリットを感じられることも多いでしょう。

特に女性公務員の場合は、以下のような理由で「勝ち組」と見なされやすい傾向があります。

  • 結婚相手として安心感がある
  • 共働きでも安定感がある
  • 育児やライフイベントと無理なく両立しやすい

女性は男性と比較してライフイベントの発生によって人生が左右されやすいという課題がありますが、公務員に関しては例外です。

福利厚生によって育児休暇をはじめとするサポートが受けやすいなど、女性の人生設計において公務員であることは大きな強みとなるでしょう。

ノルマや成果主義のプレッシャーが少ない

公務員には民間企業にありがちな営業ノルマなどがないため、プレッシャーの少ない環境で業務に従事できます。

公務員は、営利と業務が切り離された仕事です。

利益を上げるためのノルマや成果主義の厳しい環境が合わない方や、安定したペースで仕事をしたい方には最適な職場といえるでしょう。

公務員は、とにかく市民に対する誠実さや落ち着きのある対応、丁寧な仕事ぶりが評価されます。

ハングリー精神よりも自分のペースを大切にする傾向のある方や、コツコツ働ける仕事を求める方にも、公務員の職場文化はマッチしやすいでしょう。

公務員・地方公務員のリアルな実態とは?

公務員・地方公務員には多くの就業メリットがある一方、見落とされがちなデメリットや公務員ならではの大変な面もあります。

どのような職業にもメリット・デメリットはあるもの。

両方を理解したうえで自分に合っているかをしっかり判断することが重要です。

デメリットをきちんと理解したうえで「やはり公務員になりたい」と思うのであれば、就業後も市民を適切に導く頼れる職員として活躍できるはずです。

公務員・地方公務員を目指す際に検討すべき、ややネガティブな側面としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 若手時代の給料は民間大企業より低い傾向がある
  • 市民・県民からの理不尽な要求や苦情が多い
  • 災害時などには多忙を極める場合がある
  • サービス残業や組織内の慣習に起因する課題も存在 

若手時代の給料は民間大企業より低い傾向がある

公務員・地方公務員として就業する場合、若手時代の給料は民間大企業に就業する場合と比較して低い傾向があります。

公務員の世界ではいまだに年功序列が根強いため、ベテランほど高給となることが一般的。

逆に、若いうちはなかなか思うような給料がもらえないと感じたり、学生時代の同期の状況と比較してギャップを感じたりする可能性もあるでしょう。

また、公務員の業務内容や組織構造上、「スキル」や「センス」よりも安定感や正確さが求められがちです。

どれほど優秀で才能があったとしても実力が年齢より優先して評価を受ける可能性は低いため、実力主義なタイプにとってはミスマッチになりやすいでしょう。

市民・県民からの理不尽な要求や苦情が多い

公務員ならではの苦労として、市民・県民からの理不尽な要求や苦情への対応があります。

市役所や役場のような職場の場合、窓口や電話、メールなどで地域住民の対応をする機会も頻繁にあります。

理不尽に感じられるような態度の来客への対処を余儀なくされるケースも少なくありません。

特に、土木職などの現場系職種・福祉課や税務課などお金や生活に関連する部署ではクレームが発生する場合もあります

住民が「お役所仕事」に対して先入観をもって攻撃的な態度を取ってくることもあり得ることから、常に冷静さが求められるストレスは避けられないでしょう。

災害時などには多忙を極める場合がある

災害時などの非常事態時は、公務員がもっとも多忙を極めるタイミングといえます。

部署によっては緊急性の高い現場での対応を求められ、いち早い復旧のために不眠不休で過酷な労働が求められる場面もあるでしょう。

特に、インフラ系や福祉系、医療系の部署は緊急時の対応に追われる可能性が非常に高いといえます。

災害時には地域住民の不安や不満も募りやすく、問い合わせやクレームへの対処も通常時より困難になる可能性があり、自分も被災者である中、冷静な対応を求められる点に難しさがあるでしょう。

サービス残業や組織内の慣習に起因する課題も存在

部署や職場風土にもよりますが、公務員の就業ではサービス残業や組織内の慣習も課題になることがあります。

公務員の世界は、良くも悪くも「古い価値観」がいまだに支配的な一面も。

雇用の安定感といった古きよき職場文化が残る一方、サービス残業のような旧態依然とした慣習が残っていることもあります。

中には、実際には残業しているにもかかわらず「処理が面倒だから申請しない」といった公務員特有の働き方の慣習が続いている場合も。

制度上は残業代が支給されることになっていても、実態は異なるケースは依然として多くあります。

公務員・地方公務員に向いている人の特徴4つ

公務員・地方公務員が向いている人の特徴としては、以下の4つが挙げられます。

  • ワークライフバランスを重視し転居を伴う異動を避けたい人
  • 安定した雇用と収入を求める人
  • 年功序列型の評価・昇給体系に抵抗がない人
  • ノルマや成果主義のプレッシャーを避けたい人

ワークライフバランスを重視し転居を伴う異動を避けたい人

ワークライフバランスを重視する人・転居を伴う異動を避けたい人には公務員に向いています。

公務員は一般企業ではよくある遠方への転勤が起こりにくい職業です。

特に地方公務員として市役所などに勤務する場合は、市外や町外への転居を命じられる可能性はほとんどないといってよいでしょう。

ひとつの土地で長く腰を据えるタイプの働き方が可能なため、家庭の事情がある人や定住を希望する人にとっては働きやすい環境といえます。

安定した雇用と収入を求める人

安定した雇用と収入を求める人にとって、公務員はメリットが大きい仕事です。

公務員は業務の特性上、景気変動など社会の動きに影響を受けにくい職業といえます。

経営上の理由によるリストラといった突発的な失職が起こる可能性も一般企業と比較すると極めて低く、安定した生活基盤が得られるでしょう。

また、公務員は勤続年数に伴って給与も上がっていく年功序列が守られている職場が多くあります。

安心して長く勤められるタイプの職場で仕事をしたい場合は最適な選択肢となるでしょう。

年功序列型の評価・昇給体系に抵抗がない人

年功序列型の評価・昇給体系に抵抗がない人は、公務員に向いています。

公務員は基本的に年功序列型の評価システムが採用されている職場がまだ多いです。

長期間安定して働きたい・年齢とともに少しずつ給与が上がるシステムに抵抗がない人であれば、大きな不満を感じにくいでしょう。

逆に、若いうちから実力でバリバリ稼ぎたい・上昇志向が強いといったタイプは公務員の職場風土には馴染まない可能性が高いです。

ノルマや成果主義のプレッシャーを避けたい人

業務に課されるノルマや成果主義のプレッシャーを避けたい人には公務員が向いています。

公務員の仕事は営利を追求しないため、業務上のノルマが発生しません。

業務成績にとらわれず、丁寧に仕事を進めたいタイプの人には最適な職場環境といえるでしょう。

公務員の仕事にも「地域住民からのクレーム」や「災害時の対応の必要」などストレスの要因となりうる要素はいくつかあります。

成果主義ありきの職業と比較して、どちらが自分に合っているかを判断するとよいでしょう。

まとめ

当コラムでは、公務員が「勝ち組」とされる理由などについて以下の内容で解説しました。

  • 公務員が「勝ち組」とされる主な理由としては、公私のバランスが取りやすいことや福利厚生の充実、社会的な信用度の高さなどが挙げられる。
  • 公務員は営利を目的としないため職場環境や給与が安定しており、ノルマのプレッシャーも感じにくい点も「勝ち組」とされる理由。
  • 公務員実態としては、若手時代は給与が低いことや、サービス残業をはじめとする組織内の慣習があることなどが挙げられる。地域住民からのクレーム・災害時の対応など、公務員ならではの苦労も存在する。

公務員は営利を目的とする職業ではないため、常に安定感のある働き方が可能な点や社会的な信用が高いといったメリットあり。

ワークライフバランス重視の人や安定した生活基盤がほしい人、成果主義を避けたい人に向いた仕事といえるでしょう。

実態的には、サービス残業や実力基準で評価されにくいなど、公務員ならではのデメリットもあります。

しかし、公務員は「勝ち組」といわれるほど魅力の多い職業です。

デメリットを検討したうえで、自分に合っていると思ったら目指す価値は高いといえるでしょう。

とはいえ、公務員になるためには試験を突破する必要あり。

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