bk_平成28年 予備試験合格者

アガルートアカデミーの予備試験講座を利用して,見事平成28年度予備試験に合格された方の体験記をご紹介します。
注:入門講座→現総合講義300,3倍速インプット講座→現総合講義100,【 】内→合格順位

合格者体験記

上田亮祐さん(20代,男性,法科大学院生)

■ カリキュラム司法試験A
■ 重要判例解説解析講座

私はロースクールへの入学が決まってから,アガルートアカデミーの講座を受講し始めました。
それまでは別の予備校の講座を受講していたのですが,有効に消化できないままであったことから,法的な思考力や知識はほとんど皆無に近いものでした。
ロー入試はなんとか突破できたものの,答案は惨憺たる有様で,刑事訴訟法に至ってはなんと一度も条文を引けない(!)まま答案を最後まで書き上げてしまいました。
このまま論文式試験の答案がからっきし書けないままでは司法試験合格どころか,ロースクールをまともに卒業することすらできないと考え,予備校の入門講座を一から受講し直すことを決意しました。
そして,ちょうどロー入試が一段落したころ,工藤先生が新たにアガルートアカデミーを立ち上げることを知り,「これだ!」と司法試験カリキュラムを申し込みました。
2015年の4月の段階では,ローの授業内で行われる問答にまともに答えることができず「被疑者の身体を拘束する強制処分で,逮捕の後に行われるのは?」という刑事訴訟法のごく基本的な問いにすら,「えーっと……」と考え込んだ挙句授業で配られたプリントや基本書をめくりまくるようなロー生でした。
そのため,根本から自分を作り変える必要があると思い,総合講義300から入門講座を受講し直しました。また,講座を受講する「だけ」ではすぐに忘れて何も残らないということはロー入試前に身を以て体験しているので,ローの空き時間は全て総合講義の消化に充てた上で,総合講義と論証集の「使い方」講義の受講が終わった科目はすぐに論文答案の「書き方」講座を受講して,総合講義で得た知識を自分の中で「実際に使う,必要としている知識」にしていきました。論文答案の「書き方」講座は,論文答案の書き方が分からないうちからでもとりあえず受講者に論文答案を書かせることによって,どのような思考方法が必要なのか,どのような知識が必要となるのかを端的に示してくれるので,かなり重要な講座であったように思います。教科ごとに異なる,答案作成上の注意点がまとめられているのも,かなり参考になりました。
私は進級の可否を左右するロースクール内の定期試験があったこともあり,論文答案の「書き方」講座の受講が終わればまたすぐ,重要問題習得講座に収録された問題の答案構成にとりかかりました。だいたい初見では皆目見当がつかなかったので,5分だけ考えた後にすぐ答えを見て,「何が論点となっているのか」と「当該問題における結論は何か」をまず押さえました。そして次の日に,同じ問題にとりかかると,何が論点になっているのか,結論がどうかはすぐに分かります。なので,今度は「どう論証するか,どのように問題提起して論理を運ぶか」を自分の頭で考えてから,参考答案を再度読み直します。これによって,自分の論証や論理の運び方に存在する問題点を浮き彫りにすることができましたし,ここで論証集に載っている論証を参照することで,必要な理由付けは何か,自分の法律論のおかしいところはどこかを発見することもできました。
この勉強方法は,2015年の4月から1年以上続けました。予備試験の論文式試験までは,論文問題はローの定期試験と過去問を除けば,重要問題習得講座の問題しか解いていませんでした(その代わり,同じ問題でも何度も何度も解きました)。また,論証集の「使い方」講座は音声をダウンロードして音楽プレイヤーに入れ,通学や食事の時間に何度も何度も聴いていました。これは今でも聴いているのですが,各科目10回以上,民法に至っては30回以上の再生数が記録されています。
短答については,司法試験でも必要となる上3法を重点的にやるべきと判断し,10月以降,短答知識完成講座Ⅰを受講した後は,上3法をメインに,ひたすら過去問を回しました。独学では理解しづらい部分も,短答知識完成講座のテキストを使うことで理解がしやすくなったように思います。
テキスト自体が非常に使いやすかったのも私にとっては大きなプラス要素だったように思います。他の予備校は短答でのみ必要な知識と論文でも問われる重要な知識をひとまとめにしているためテキストが非常に分厚く,それを綴じるためのファイルも大きなものにならざるを得ないため,持ち運びもテキスト内を検索するのも非常に煩雑でした。しかしアガルートの総合講義テキストは要点を押さえた内容でコンパクトにまとまっており,1冊の本として製本されているため持ち運びも容易で,自習はもちろん,ローの授業でも何度も使用できる優れものでした。
結果的には短答は合格ラインギリギリでしたが,論文は100番台で合格することができました。重要問題習得講座の問題を全て潰しきれずに,刑法では大失敗のFをもらってしまいましたが,その他の法律科目は軒並み安定していました。口述試験の直前にも総合講義テキスト,論証集を回して知識の確認に努めていたので,試験本番でもなんとか正答にたどり着くことができました。
予備試験は難関試験と言われていますが,試験を突破するためにどうすればいいかという点から逆算してしっかりと勉強することができれば,想像以上に簡単に合格することができる試験だと思います。そして,「どのような法的知識が必要か」は,過去問を研究し尽くした工藤先生が,その研究を踏まえてテキストを作り上げ,講義をしてくれます。「どのような態度で勉強すべきか」も,工藤先生が総合講義や論証講義の中で何度も言及してくれます。つまり,「予備試験に受かるためにはどうすればいいか」は,工藤先生が講義内で全て示しているということです。
これから予備試験合格を目指そうという全ての方に,勉強方法の面からも,勉強内容の面からも,私ならアガルートアカデミーの利用を薦めます。

M.Kさん(40代,男性,社会人)

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座

長く受験生をしてきましたが,行き詰まりを感じており,そんな中で出会ったのがアガルートの講座でした。
アガルートの講座は講義・テキストとも,分量が適度な量だったので,講義をざっと聴き終えた後は,何度もテキストを回しました。
最初は総合講義のテキストを軸に,そこから重要問題習得講座の問題を解き(答案構成),さらに重要問題習得講座の当該問題に出てきた論証を論証集で確認する,という作業を7科目でひととおり行いました。これにより,論証集のどこを削りどこをそのまま吐き出すのか,という部分が徐々に分かるようになり,論証集のどこを重点的に覚えるべきかも知ることができるので,この往復作業は重要です。各テキストのリンクが分かりやすいので,その点も非常に役立ちました。
択一は過去問だけ繰り返し,一般教養は毎年対策せず,という感じで,十分合格点をとれていました。
択一後論文前は,重要問題習得講座の問題を1問2~3分ほどで答案構成し,答案例をざっと確認した上,論証の正確な表現は論証集を精読することで覚える,ということを繰り返しました。
択一後は実務基礎科目にも時間を割かなければならないので,他の問題集に手を広げる余裕はありませんでしたが,アガルートのテキストだけで十分だと思います。
口述試験も,まずは過去問を完璧にしました。執行・保全については同じ質問が過去何度もされていますし,訊かれる深さも分かります。要件事実の出題はある程度の山が張れるように思います。今年の民事1日目の時効取得の問題も予想されたところだったので,非常にスムーズにいきました。
刑事は今年から比較的しっかりと手続を訊いてくる問題だったので,規則等のやや細かい部分まで詰めていなかったことを本番で若干後悔しました。刑法・刑訴の論点の理解も重要ですが,手続対策も十分にやっておくべきだと思います。

T.Mさん(30代,男性,社会人)

■ 総合講義100
■ 重要問題習得講座
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座
■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 個別指導

勉強開始時,門外漢の社会人であり時間に制約がある中でとにかく効率よく勉強することが目標でした。その意味で勉強範囲を必要十分に限定できる工藤先生の総合講座は最適であり一通りインプットした後は通勤時間にひたすら論証集を聴きました。インプットはそれだけで基本書,百選の通読は全くしませんでした。
そして,合格の為に特に重要なのはとにかく問題演習を繰り返すことですが,重要問題習得講座は合格に十分な問題が収録されており,他の演習本などは基本的に手を出す必要がありませんでした(苦手な憲法,民訴法は演習本も解きましたが)。
また,合格には自分の答案を信頼できる方に添削してもらうことが必須だと思いましたが,門外漢なため身近に合格者がおらず個別指導を受講し谷山先生に添削して頂きました。谷山先生には答案を丁寧に添削して頂き,その結果を対面で直接フィードバックして頂いだので,とても勉強になりました。基本的に工藤先生の講座のみで勉強していたため谷山先生にも指導して頂くことで新たな角度で事象を評価することができ知識に幅を広げることができました。
最後に,予備試験合格に必要なのは信頼できる講座,問題をとにかく繰り返すことに尽きます。信じ切ることができず,色々な物に中途半端に手を出す事は合格を遠のかせると思います。

Y.Yさん【総合17位】(20代,男性,法科大学院生)

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座
■ 予備試験 論文過去問解析講座

私がアガルートアカデミーの講座を本格的に受講し始めたのは,ロースクール2年の秋でした。周囲の友人らは基本書等を活用している人が多かったように思いますが,ずぼらな私は予備校に頼ることにしたのです。結果として,この選択は正解だったように思います。
数ある予備校のなかでアガルートアカデミーを選択したのは,第一に,テキストの質が圧倒的に高かったからです。予備校のテキストというと,視覚的に読みやすい代わりに,無駄な内容も詰まっており,しかもその正確性は怪しいというデメリットがあると思います。その点,総合講義テキストは,ロースクールで学ぶような高度な知識も盛り込まれつつ,実用性の乏しい学説等は削ぎ落とされており,非常にコンパクトでありました。
第二に,コストが低廉であるという点です。講座の価格がリーズナブルですので,余った資金で本を買うなり,他の講座を買うなりすることができます。
第三に,自分の求める講座があったという点です。私の場合,ロースクールに通いながら講座を聴かなければならなかったので,なるべくコンパクトかつ実践的な講座を求めていました。その点,総合講義100は他校に比べればかなり短時間ですし,論証集の「使い方」は通学途中に論証を記憶するのにとても役立ちますから,自分が求める講座であると考えました。
それと,これは受講時はあまり考えていなかったのですが,全ての講義を工藤先生が担当していらっしゃるという点も,一貫性の観点から,非常によい点であると思います。
上記のような経緯で私は,数か月間,ロースクールの授業をこなしつつ,合間にアガルートアカデミーの講座を受講するという生活をしていました。とはいえ,周囲の友人らは1日10時間以上自習室にこもり努力していたのに対し,私は1日5時間程度,ときたま散歩や娯楽を楽しみながら勉強するといった感じでした。
そんな勉強スタンスでしたので,予備試験については,運良く受かったらいいなぐらいの気持ちで受験をしました。実際,演習書を1冊も回しきったことはありませんし,予備試験の過去問も3年分しか解き終わりませんでした。本番も,アガルートアカデミーで学んだことを淡々と答案に示しただけでした。ところが,蓋を開けてみれば,上位合格をすることができていました。
今振り返ると,アガルートアカデミーなくしてこの結果はなかっただろうと思います。十人十色というように,勉強法も人により様々だと思いますが,やはり効率の良い努力をして頂きたいです。私はアガルートアカデミー及び工藤先生には大変感謝しております。ありがとうございました。

A.Mさん(20代,女性,大学生)

■ 予備試験直前論文対策ゼミ

予備試験合格をするために一番大事だったのは「信じること」だったと思います。
昨年はいろんな勉強法等をさまよってしまい,何が正しいのか分からなくなってしまって,結果として不合格になってしまいました。しかし,今年は本当に自分が信頼できる谷山講師の教えを信じて,ひたすら実践していきました。そのため,迷いがなくなり,合格に必要なことを着実にこなしていくことができたので,最終的に合格することができたと思っています。
自分が本当に信頼できる講師の方を見つけ,その方の教えを信じて実践することが,予備試験合格の鍵だと思います。

R.Oさん【総合62位】(20代,男性,法科大学院生)

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座

1 短答対策
短答対策は,市販の過去問集を利用して11月頃から開始しました。肢別の問題集ではなく過去問集を使った理由には①過去問集の方が問題数が少なく短時間で回すのに優れること,②肢別の問題集では消去法などのテクニックを身に付けられないこと,の2つがあります。実際,本番までに過去問集を3~4周(2周目以降は間違った肢を中心に)したところ,一般教養を除いた法律科目のみで合格点に達することができたので,過去問集のみで演習量は足りるかと思います。ただし,肢別の問題集の方が網羅性は高いため,完璧を目指す方は肢別の問題集を選んだ方がよいかもしれません。
過去問集を回す際には,①1週目をなるべく早く(年明け前に)終わらせること,②○×の理由づけまでいえるようにすること,に気を付けていました。判例六法をまとめ本とすべく,出題された条文や判例を全てマークし,キーワードを書き込むなどしていました。この作業をしつつ過去問を1~2周した時点で,論文演習の際に参照条文がすぐ浮かぶといった学習効果を実感できた記憶があります。そのおかげで短答合格後も論文の勉強にスムーズに移行することができました。
2 論文対策
論文対策は,旧司法試験過去問解析講座を中心に行っていました。具体的には,旧司法試験の問題をみて15~20分の間に答案構成し,すぐに解説・参考答案を読み,発見があれば論証集に書き込むという流れで勉強していました。答案構成にとどめた理由には①論文試験まで時間が少なかったこと,②書く速さをあげるより答案構成の速さと精度をあげる方が伸びしろがあると考えたこと,の2つがあります。予備試験では20分で解答の道筋がたてば,よほどのことがない限り時間不足になることはありません。そこで,答案構成の速さと精度を意識して演習を重ねました。実際,この作戦が当たり,本番ではどの科目も余裕をもって書ききることができました。旧司法試験で出題数が少なかったり,出題されていない分野については重要問題習得講座で補強的につぶしました。実務科目については,ロースクールの最終学年ということもあり,授業の復習で十分対応することができました。
3 口述対策
論文試験直後の手ごたえは悪くなかったのですが,合格している自信がもてず,口述試験の発表まで口述対策はほとんどしていませんでした。論文の合格後,去年合格した友人たちに口述試験の過酷さを言い聞かされ,あわてて対策を開始しました。特に民事保全・民事執行については全くの初学者状態だったので対策に苦労しました。市販の実務科目の対策本で知識を詰め込むことでなんとか本番に間に合わせた感じです。論文にそれなり以上の手ごたえがあった場合には,せめて執行・保全について軽く見ておくことをお勧めします。また,近年の口述試験では民事・刑事ともに論文知識を深く問われる傾向にあります。なので論証集の確認は最後までしっかりすべきかと思います。

T.Oさん(30代,男性,社会人)

■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座
■ 予備試験 論文過去問解析講座
■ 改正会社法対策講座
■ 2015予備試験論文式試験直前模試

1 基礎知識の習得
他校のインプット講座を利用したが,論文の解き方や書き方がほとんどイメージできなかったため,重要問題習得講座,論証集の「使い方」を活用して論文への対応力を高めた。
2 短答式試験対策
市販の各科目の択一六法,肢別過去問題集を用いて知識を確認した。
一般教養科目については法律科目で充分な得点を確保する方針としたので,何も対策していない。
3 論文式試験対策
重要問題習得講座と論証集の「使い方」を繰り返し解き,論文の解法と論証を確認しました。また,予備試験論文過去問解析講座を復習して合格答案のイメージや本試験のレベル感を確認した。
可処分時間の関係上,一般教養科目は特に対策していない。
4 口述対策について
予備校が実施している口述模試を利用して,雰囲気や口述試験の作法(沈黙に気をつけるなど)を確認した。
近年の口述は刑法・民法の論点がそのまま問われることが少なくないようなので,「工藤北斗の合格論証集」(民法,刑法・刑事訴訟法)を購入してひたすら読み込んだ。
また,過去の論文で出題されたテーマに近い内容も聞かれているようなので,ここでも予備試験論文過去問解析講座の民法・民訴・刑法・刑訴・実務基礎を復習した。
その他,刑訴・民訴の短答過去問を復習した。
5 感想
典型問題・典型論点への対応を身に付け,それを何とか答案上で表現すれば合格最低ラインを確保することができるのではないかと思いました。
ご指導ありがとうございました。司法試験も頑張りたいと思います。

T.Oさん(30代,男性,社会人)

■ 論証集の「使い方」

私は,短期合格などではありませんが,予備試験合格までに比較的時間がかかった者として,予備試験合格までの感想を述べたいと思います。
私は,当初某予備校の講義を受講しましたが,その予備校のテキストは網羅性がある一方で相応の分量があったため,薄い参考書を完璧にして徐々に周辺知識を増やしていくという勉強が好きな自分にはなかなか合いませんでした。その結果,知識の定着度が曖昧で,どの論点も「どこかで見たな」程度の定着度しかなく,予備試験も短答で不合格となることばかりでした。
そこで,思い切ってテキストを3倍速インプット講座に変え(アガルートでいうところの「総合講義100」です),論文に必要な最低限の知識や重要論点を何周もすることで,まずは誰もが知っている論点・知識を確実にアウトプットできることを意識して勉強をしました。論文の勉強も工藤先生の実況論文講義を用いて,重要な基本論点を論証できるように心がけました。
確かに,このような勉強は網羅性に欠ける点もありますが,知らない知識についてはその都度,枝葉的に身に付けていれば十分だと思いますし,何よりそのような知識は合否には影響しないことが多いと感じます。
2016年の予備試験では,短答もテキストの知識のインプットにしぼり,論文もテキスト及び論証集のインプットにしぼった結果,合格できました。
かなり遠回りしましたが,最終的には合格することができ良かったです。月並みですが,やはり,重要論点などの基本と呼ばれる知識の定着度を高めることが合格には重要なんだなと実感しました。

Y.Nさん【総合91位】(20代,男性,法科大学院生)

■ 短答知識完成講座Ⅰ

何とか予備試験に合格できて嬉しいです。工藤先生が以前勤めておられた予備校時代の工藤先生の講座を受講し,この人についていけば間違いないという実感をもちました。
私は,特に短答式試験が苦手で,短答式試験の勉強をするのが嫌で仕方なかったのですが,工藤先生の短答知識完成講座Ⅰを受講し,知識のインプットを行い,司法試験や予備試験の短答式試験の過去問を繰り返し解く勉強をとりました。なお,短答知識完成講座Ⅰは,音声ダウンロードにより,電車等の余った時間で何度も聴いていました。そうやって勉強していくと,短答式試験の点数がぐんぐん伸び,相乗効果として論文式試験の点数も上昇しました。
論文式試験対策の観点から,短答式試験の勉強もしっかり取り組まれることをお勧めいたします。論文式試験対策としては,工藤先生が勧められている,新旧司法試験,予備試験の過去問の検討を大事にしました。今年の予備試験でも,過去の予備試験で問われていたようなポイントが出題されたので,自信をもって解答を終えました。今後は予備試験の過去問の検討も必須となるでしょう。口述試験もアガルートで培った基礎力で自信をもって試験を終えることができました。口述試験でも短答式試験の勉強が役立ちます。
今後の司法試験対策もアガルートでお世話になるので楽しみです。
読者の皆様,お忙しい中,お読みいただきありがとうございました。皆さんが予備試験に合格されることを陰ながら応援しております。

N.Kさん(20代,男性,法科大学院生)

■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座

まず,私が予備試験に合格できたのは,とにかく問題演習をこなしたことにあると思います。特に,重要問題習得講座で典型問題を何度も何度も演習したことで,可能な限り問題分析を短時間で行うことができるようになり,答案構成にかけていた時間を論述にかけることができるようになりました。
次に,予備試験の論文式試験を合格するためには,できれば司法試験の過去問を解き,フルスケールの答案を時間をはかって解くことが重要であると思います。予備試験の論文式試験における問題意識は当然司法試験における問題意識に共通するものであり,司法試験における問題意識をもって予備試験の論文式試験に臨むことで,より丁寧な論述をすることができると思います。実際に本年度の予備試験の刑事訴訟法で出題された類似前科証拠を犯人性立証に用いることの可否は,平成19年の司法試験で出題されたものでした。
確かに,学部生の方は,予備試験を受験する際に司法試験を解く時間はないかもしれませんが,可能な限り,重要問題習得講座等で典型問題を解いたあとには,予備試験の過去問と並行して司法試験の過去問を解くことを強くお勧めします。
典型問題の解き方をマスターすることで予備試験の鬼門である論文式試験は突破することができます。ぜひ皆さんもアガルートアカデミーの講座を利用して,予備試験合格を勝ち取ってください。

K.Yさん(20代,男性,法科大学院生)

■ 総合講義100

予備試験に合格できて嬉しいです。
今から振り返ってみると,合格できたのは,基礎固めをしたことと,問題演習や模試をこなしたからだと思います。短答,論文,口述を通じて,問われているのは基礎知識や重要論点だったので,一番合格に役立った教材は結局予備校の論証集でした。また,模試は,試験前に自分の位置を確認して本試験までの計画を立てるのに役立ちました。
アガルートさんには,短答の会場で配られていた論文予想論点集や,工藤先生のブログの試験情報を通じて,とてもお世話になりました。論文予想論点集はクオリティが高く,試験直前の学習の指針になりました。また,工藤先生がブログで書かれていた各科目ごとの答案の書き方は,試験当日に何度も読み返し,非常に参考になりました。

湯浅哲さん(20代,男性,大学生)

■ 予備試験直前論文対策ゼミ

昨年度は別の予備校のゼミを受講していましたが,講師の評価スタンスやゼミの進行方法に疑問を感じており,また昨年の論文試験の成績も芳しくなかったため,今年はアガルートの予備試験直前論文対策ゼミを受講しました。
結果として,今年は論文試験も通過し,最終合格することができました。
本試験のいくつかの科目では,ゼミで扱った内容がそのまま聞かれたということもあり,予想のレベルの高さを物語っていると思います。
そしてなによりも,谷山講師による個別のフォロー体制がきめ細やかだったため,1科目1問のみという短期間でありながら効率的に論文の力を伸ばすことができました。
予備試験論文式試験をとにかく突破したい方は,谷山講師のアドバイスに従って勉強すれば間違いなく合格します。

N.Hさん(20代,男性,法科大学院生)

■ 重要問題習得講座

【短答式試験対策】
短答式試験の対策はもっぱら過去問の繰り返しでした。最初はただただ知識を入れるだけになりがちで辛いですが,試験的に必要とされている知識だけを得るという意味では意外と効率的です。気を付けるべきは,過去問以外の条文知識等をまとめたやたらと詳しい教材は不要だということです。詳しい教材は,全部をこなさないと勉強が足りないのではないかという間違った錯覚を起こさせてむしろ学習の方向性をゆがめる危険があるので気を付けた方がよいと思います。
【論文式対策】
論文式試験は,知識はそこそこでもかまわないが,論理をしっかり組んだ上で分かりやすい文章で一定の法的解決を示すというものだと思います。知識偏重をやめて,「書く」力を身に付けることが重要だと思います。
私は,アガルートの重要問題習得講座を受講して,試験対策として必要十分な内容に絞って論点を学習しました。また,重要問題習得講座を使えば,各論点を解答用紙にどのように展開すればよいのかを確認しながら論点知識を身に付けることができるので,試験対策として即効性のある学習ができました。
「書く」力を身に付けるという意味では,予備試験の過去問よりも,司法試験の過去問を解くようにしていました。予備試験でも司法試験でも必要とされる知識はそれほど変わらないと思いますが,書く能力は司法試験の方が圧倒的に求められる程度が高いからです。普段から司法試験過去問で練習すれば,予備試験の論文も自ずと書けると思います。特に,予備試験の実務科目は年々問題文を素早く処理する力を求められる傾向が強くなっているように感じるので,その点でも司法試験の過去問を解くことが有益だと思います。

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