不要:法科大学院入試の傾向と対策_04
2. 過去問演習で仕上げる
ベースとなる論文対策が終了した段階で,過去問演習に入ります。
まず,予備試験対策により「基本知識」をマスターできたら,過去問を使い,この基本知識をマスターできているかどうかを試します。
具体的には,ロースクール入試は,「基本問題」(基本知識がそのまま問われている問題≒これまでに見たことのある知識)と,「応用問題」(基本知識を前提にひねられている問題≒これまでに見たことのない知識)で作られているところ,この「基本問題」について確実に抽出し,論述することができれば合格できます。
その意味で,難易度は気にしないことが大事(基本問題でない問題が出題された場合には,そこは誰も書けない,つまり,合否の分かれ目にはなりません)。
したがって,過去問を演習する際に,「基本問題」について正確に抽出・論述できているのかを常にチェックし,できていなければインプットに戻ることになります。
3. 直前期も,基本的に対策の仕方は変わらない
直前期(1か月前をいう)も,1. 2.の対策を終えて,弱点があぶりだされていくので,その部分について正確なインプットを行っていきます。試験本番に向かうにつれて,見直すべき点が明確になってきます。