受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

大学3年の夏ごろまでは、民間での就職を考えていました。
しかし、自分が民間で働くイメージが湧かず、周囲の就活生とのモチベーションの差にも悩んでいました。
そんな中で、公務員になった先輩から話を聞く機会があり、それをきっかけに就職先の新たな可能性として、公務員を視野に入れ始めました。
調べていくうちに、公務員の職務を通じて、国民という多くの人々のために働ける点に魅力を感じました。
また、今考えると、公務員試験を突破することで就職することができる、というフローも魅力的だったのかな、と思います。

選択肢が多く、どのように就職活動を進めていくのかに正解がない民間と比較して、先が見える具体的な努力をすることで就職できる点が、自分に合っていたと感じます。

アガルートをお選びいただいた理由

公務員を目指し始めた時期が、一般的な公務員試験受験者よりも遅かったため、周りの友人たちが受けていた、大学で開講している公務員講座を受講することができませんでした。
自分の性格的に独学では難しいと思っていたため、いくつか公務員講座を開講している予備校の資料を集めました。
比較していく中で、webでいつでも何度でも講義を見ることができる点と、速習カリキュラムがある点に魅力を感じたため、アガルートを受講することに決めました。
実際、テキストや問題集、講義も適量で、大学の講義やアルバイトの合間に、効率よく学習を進めていくことができたため、とても満足しています。

また、他の公務員講座と比較して、良心的な価格であったことも、アガルートを選んだ理由の一つです。

学習の方針と進め方

まず、学習する上で目標を設定することから始めました。
科目ごとに講義をいつまでに見るのか、試験日までに問題集を何周解くのかを決め、それを月ごと、週ごと、日ごとの目標として落とし込みました。
学習を進めていくと、最初に設定した目標と自分の理解度、進捗具合とに差が生じるため、目標はその都度修正していきました。
また、私は日々の学習時間を、アプリで記録しました。
学習の質も重要ですが、やはり一定以上の学習時間を確保しなければなりません。
学習時間を記録することで、努力量が目で見てわかるため、学習への意欲を高めることにもつながると思います。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は教養試験の英語と、専門試験のマクロ経済学に、苦手意識がありました。
暗記することよりも、理解することを重要視して学習を進めていましたが、マクロ経済学は特に理解することに苦戦しました。
公務員試験の特徴の一つとして、膨大な科目数が挙げられます。
限られた時間の中で点数を上げるには、苦手意識のある科目よりも、得意科目に時間を割くほうが伸びしろが大きいと考え、苦手科目は最低限の基礎を固めることを目標に取り組んでいきました。
その分、得意科目は安定して点数がとれるようになるまで、時間をかけて学習しました。
もちろん、苦手科目は作らないに越したことはないです。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

数的処理に関しては、問題数が十分に確保されていたので良かったです。
最初は、講義を見ることと並行して問題集を1周しました。
その後、同じ問題集を3回解き、それでもわからなかった問題は何度も解き直しました。
文章理解に関しても、講義を一通り見て、それと並行して問題集を一周しました。
わからなかった英語の単語や文法は、自分で作ったノートにまとめておき、いつでも見返せるようにしました。
知識問題に関しては、実際の公務員試験の過去問を解き、そこで出てきた分野をテキストでその都度確認していました。
テキストは、必要なことが端的にまとめられていて、使いやすかったです。

②専門試験対策

専門科目は理解することを意識して、講義を見ることと問題集を一周することから始めました。
その後、問題集を4周し、それでも解けなかった問題は、わかるまで何度も解き直しました。
問題集を何度も解いていると、答えを暗記してしまうこともあるかと思いますが、なぜその答えになるのかを理解することが大切です。
理解することで、異なる問題にも対応することができるようになると思います。
講座に関しては、問題集の量が最適だったため、学習のスタートが遅れた私でも、十分な知識を身につけることができました。
また、講義もわかりやすく面白かったです。

③人物試験対策

面接対策講座はマナーや質問例だけでなく、面接を受ける上での考え方や、大切なことを知ることができたので良かったです。
私は志望度があまり高くない受験先の面接日が、思っていたよりも早くきてしまい、焦っていた時期がありました。
しかし、この講義を見たことで、最低限のマナーや面接の雰囲気、どのような心構えが必要なのかを理解して面接に臨むことができました。
面接の良い例と良くない例を確認することができるため、実際のイメージが掴みやすいと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

大学の講義やアルバイトがある日は、講義が始まる前の時間や、電車に乗っている間などの隙間時間を使うことで、学習時間を確保しました。
また、自宅で学習することが苦手だったため、基本的には図書館で勉強するようにしていました。

一日中空いている日は朝から図書館に行き、集中力が切れるまで勉強しました。
勉強中は、ラムネやチョコレートを食べる、仮眠をとるなどして意識的に適度な休憩をとるようにしていました。
時間の使い方としては、午前中に数的処理や文章理解などの教養科目、午後以降は専門科目を学習するといったルーティンを、自分の中で作るようにしていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

試験日の二ヶ月ほど前からは、間違えた問題や苦手な問題の要点を科目に関係なく、一冊のノートにまとめ始めました。
そのノートを試験会場に持っていくことで、直前に最終確認できるようにしました。

また、新しい知識を入れることよりも、今まで学習したことを完璧にすることに重点を置いて、学習を進めていました。
試験日の一か月前からは、受験先の過去問を数年分解きました。
直前期は、何をすれば良いかわからなくなり、不安な気持ちになることもありました。そんな時は、友人や知人に話を聞いてもらったり、今まで頑張ってきたことを振り返ることで、自分を奮い立たせていました。

試験期間中の過ごし方

私は5月から6月まで、いくつか併願して筆記試験を受験していました。
試験期間中は、主に終わった一次試験の復習と記述対策をしていました。
時事問題は重複して出る可能性もあるので、復習しておいたほうが良いと思います。
また、一次試験と二次試験の時期が重なることもあったため、一次試験期間中にも面接カードの添削や面接練習をしていました。
試験期間中は、人によっては国家一般職の説明会や国税専門官の税務署訪問など、予定が多く入るのでスケジュールの管理は大切だと思います。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

試験ごとに手ごたえは異なりました。
国家一般職に関しては、普段通りといった感じでした。
国税専門官に関しては、全く上手くいきませんでした。
試験中に焦ってしまい、得点源としていた数的処理でも計算ミス、問題文の勘違いを多発しました。
ただ、専門試験で挽回できたので最後まで諦めず、気持ちを落ち着けることが大切だと思います。
教養試験は、過去問を解いたときに時間が足りなかったため、本番では苦手な問題に時間をかけるよりも、わかる問題を確実に正解することを意識して挑みました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は、教養試験と比較して得意だったため、安定して点数をとれました。
過去問や問題集をたくさん解いていた成果が、出せたのではないかと思います。
ある試験では、苦手だった経済学が易化していたため、思っていたよりも点数がとれました。
反対に、民法は思っていたよりも点数を落としてしまいました。
年度によって科目ごとの難易度が異なるため、時間に余裕があれば、選択科目は余分に準備しておくことをおすすめします。
また、見たことがない問題が本番ではいくつか出ましたが、今までの知識を応用すると対応できることもあるので焦らないことが重要です。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

大半の面接は、全く手ごたえがありませんでした。
練習不足だったと思います。
面接後はああ言えばよかった、こう伝えられればよかった、と後悔してばかりでした。
上手く答えられなかった質問には、次同じ質問をされたときに上手く伝えられるよう練習しました。
ただ、結果として、受けた面接のほとんどは通っていたので、自己評価はあてにならない、と思いました。
また、最初の方に受けた面接はとても緊張しましたが、面接を重ねていくにつれて全く緊張がなくなったので、できるだけ早く面接に慣れることが大切だ、と思いました。

④合格・内定した時の気持ち

合格したときは、安堵の気持ちが大きかったです。
今まで積み重ねてきたものが、実を結んでよかったと思いました。
公務員試験は試験を受けてから合格発表までの期間が長く、その間不安な気持ちになることや疲弊することも多かったのですが、無事合格・内定することができてうれしかったです。
最後まで試験を突破できたのは、周りの方々のおかげだと思います。
話を聞いてくれた友人や、面接練習をしてくれた方、アガルートの講師の方々には、とても感謝しています。

振り返ってみて合格の決め手

準備を怠らなかったことだと思います。
筆記試験は、勉強すればするほど点数が伸びます。

志望先の出題科目や配点を調べ、それに向けて効率的に学習を進めることで、筆記試験は突破することができます。
人物試験に関しても、想定問答を作ること、模擬面接を積極的に受けることで自己分析も深まり、徐々に上手く伝えられるようになると思います。
また、情報収集も大切です。
受験先を一つに絞っていない場合は、より多くの説明会に参加することをおすすめします。
そうすることで、志望先の志望理由がより明確になると思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は、警察庁事務官として働きます。
国民の安全安心と治安維持のために、警察組織を支える一員として、日々の業務に取り組んでいきたいです。
会計、給与厚生、物品管理、人事などの事務的な業務を幅広く経験することで、自己成長を続けていくことが今の目標です。
警察組織は、警察官を筆頭に様々な職員によって支えられています。
事務官は、警察官のように第一線で活動することはありませんが、警察行政に不可欠であり、警察組織の根幹を支えられる存在です。
そのことに使命感を持って、日々の業務に取り組んでいきたいです。
警察組織の円滑な運営に携わることで、人々が安心して落ち着いた生活が送れるような社会づくりに、貢献できるよう尽力していきます。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は科目数が多く必要な知識も幅広いので、いかに効率よく学習を進めているのかが、筆記試験突破の鍵だと思います。
アガルートの講座は隙間時間にも学習しやすく、最短時間で必要な点数をとることができるので、おすすめです。

民間の就職活動と比較して、公務員試験は長期戦であるため、精神が不安定になることや辛いと感じることも多いと思います。
そんなときは周りの人に助けを求める、趣味に時間を使うなどして心を休めてください。
試験対策に時間をかけることと同じくらい、休むことも大切です。
また、モチベーションが低下してしまったときは、自分が何のために試験を受けているのか、何を実現したいのかを再確認してみてください。
自ずとやる気が出てくると思います。
公務員試験を通して、受験生の皆さんの人生がより良い方向に進むことを願っています。
頑張ってください。