朝霧市役所の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、朝霧市役所の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に面接対策をしましょう。

【朝霧市役所】公務員試験の面接再現【2021年】

試験日・試験時間・面接官

試験日：2021年7月5日（月）2時面接
試験時間：9：00～9：15
面接官：3名　進行役1名（男性3名、女性1名）

場所・雰囲気

学校の教室2部屋分くらいの広さの部屋（アクリル板があり、マスクをしながらの面接のため、声を張らないと聞こえない）、面接官とは5mほど離れていた

面接内容・再現

私：（ノック）　失礼いたします。

進行役：どうぞお入りください。それでは受験番号と名前をお願いします。

私：はい。受験番号〇〇〇〇番、〇〇〇〇と申します。本日はどうぞ宜しくお願い申し上げます。

進行役：お座り下さい。

面接官A（男性）：〇〇さん。それでは志望動機を教えて下さい。

私：はい。私は防災の観点から災害に強いまちづくりに携わりたいと思い朝霞市を志望しました。

このように考えるきっかけとなった出来事は、朝霞市に住んでいるときに体験した水害とその時の市職員の方々の対応にあります。危険を顧みずに現場に駆けつけて対応する職員の方の姿に強く感銘を受けました。

現在、朝霞市では集中豪雨等に対して計画的に政策を進められています。これは市民にとってとても心強いものであると感じています。このような取り組みをより効果的なものにするためには、市民一人ひとりの防災意識の向上が必要であると感じています。自身の体験や、前職でのスキルを活かして防災の大切さをより身近に伝えていきたいと考えています。生まれ育った朝霞をより安心・安全で魅力ある街にするべく、努力していく所存です。

面接官A：分かりました。自身が体験した水害とありますが、具体的にどのような被害でしたか。

私：はい。結果的に床上浸水となりました。外は腰まで浸かり、家の中は膝上まで浸かりました。また下水が逆流し掃除に大変苦労する被害となりました。

面接官A：それは大変でしたね。その時の職員の対応はどのようなものでした。

私：はい。職員の方は土嚢を運ぶのを手伝ったり、大雨に気付いていない近隣住民への声掛けをしていました。何よりも不安なところに駆けつけて、手伝ってくださって心強いものでした。

面接官A：そうでしたか。もう一点、今の業務のスキルをどのように活かしていきたいと考えていますか。

私：はい。業務として損害調査や原因調査を行っています。実際に現場に赴いて調査を行っておりますので、被害が大きくなった原因などを簡単に判断することができます。被害を最小限に抑えるという目的で、自宅内の防災対策等のアドバイスができるのではないかと考えています。

面接官A：ありがとうございます。私からは以上です。

進行役：それではBさんお願いします。

面接官B：はい。〇〇さんは、大学で中小企業論を研究されているとありますが、どのような研究ですか。

私：はい。我が国を支える中小企業について、影響力やあり方、中小企業を支えるセーフティネット制度について研究しました。

面接官B：ありがとうございます。研究されていた内容をどのように活かせますか。

私：はい。朝霞市にある中小企業を盛り上げることができると考えています。資金調達に困り、操業がうまくいかない事業者に対して適切なアドバイスができます。また、資金面からの支援だけでなく、人材確保等からの観点の支援も可能です。朝霞市にある中小企業がより盛り上がる取り組みができます。

面接官B：それは、今の朝霞市にある中小企業が盛り上がっていないからそのように考えておられるのですか。

私：はい。決してそのようなわけではありません。現在も十分に力のある企業様があると思います。しかしながら、現在、朝霞市に住みながら都内に働きにいく人口が多い現状があります。「朝霞に住み・朝霞で働く」このようにすることで、より朝霞が盛り上がると考えての回答です。

面接官B：そうですか。良く分かりました。私からは以上です。

進行役：はい。それではCさんお願いします。

面接官C：はい。朝霞市を志望されていますが、なぜ〇〇市（別の市）にお住まいなんですか。

私：はい。〇〇市には結婚を機に引っ越しました。妻の仕事の関係で、夜間に緊急で出勤する必要があるため、〇〇市に住んでいます。

面接官C：そうでしたか。朝霞市から○○市に引っ越したんですか。

私：はい。朝霞市から〇〇区（都内）、その後〇〇市に引っ越しました。〇〇区に会社の社宅があり引っ越しました。

面接官C：そうでしたか。分かりました。〇〇市はどうですか。

私：はい。住みやすく良い町であると感じています。特に市内の各所に子育て包括支援センターが点在しており、子育てがしやすい環境ということで、小さな子供の多い活気ある町であると感じています。

面接官C：分かりました。朝霞市はどうですか。

私：はい。わたしは朝霞市が大好きです。便利な町ですが、昔からの自然が色濃く残り、帰ってくるとホッとする町です。

面接官C：分かりました。それでは朝霞市で利用したことのある施設を教えて下さい。

私：はい。この市役所をはじめ、コミュニティセンターや陸上競技場、公民館、児童館、市民センターなどを利用したことがあります。（市民センターについて、名称を誤って発言したため「ん？」といった表情あり。言い間違えに気付き、すぐに訂正して正しい名称を発言。それを聞いて笑顔で頷いてくれた）

面接官C：なるほど。市民センターはどんな目的で利用したんですか。

私：はい。市民センターは鳴子踊りの練習で利用しました。通常、近くの中学校の体育館を利用していましたが、利用できないときに、市民センターを利用していました。また鳴子の慰労会も市民センターを利用していました。

面接官C：なるほど。確かに履歴書に鳴子踊りをやっていたと書いてありましたね。分かりました。私からは以上です。

進行役：はい。面接官の方、他によろしいですか。

各面接官：大丈夫です。

進行役：はい。それでは面接試験を終了します。退席して下さい。

私：はい。本日はお時間をいただきありがとうございました。失礼いたします。

面接を終えての印象

自分の伝えたいことを自信持って伝えられたと感じました。回答に対して突っ込まれることもあったが、想定して回答を考えていたため、焦りはありませんでした。

一部施設名称を誤って発言した時は、面接官の表情を見て焦りましたが、自分で誤りに気付いて修正できて良かったと思っています。

どんな質問が来ても焦らずに自信を持って回答できたことで、面接官の方とポジティブなやりとりができたと思います。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

大まかに模擬面接と似たような内容であったと思います。

模擬面接でも、こちらの回答に対してさらに掘り下げる質問があったので、本番に向けて準備できました。

他の受験生の印象

10月1日採用枠での受験なので、社会人経験者が殆どである印象だった。

やはり自分よりも仕事も勉強もできそうに見える人ばかりだったので、他の受験生に圧倒された感じがあります。

受験生へのアドバイス

行ったことのない会場であれば事前に下見にいくのがベストかと思います。（遠隔地であれば余裕をもって会場に行きましょう）。

服装は自分が不安にならないものでいいと思います。

クールビズでの受験がOKでしたが、面接はジャケット・ノーネクタイでいきました。中にはネクタイをしている受験生の方も居ました。

「クールビズで問題ないですよ」と言ってくださっているので、合否に関係ないとは思いますが、自分はジャケットがあった方が気合が入り、気持ちが引き締まるので着ていきました。