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令和元年度 土地家屋調査士試験の総評<択一式・記述式・全体>


土地家屋調査士試験の択一式、記述式、そして全体の総評をおこないます。

土地家屋調査士試験の総評<択一式>

基準点:32.5点(13問)/50.0点

▼解説動画はこちら

全体として,過去の出題傾向とは若干異なり,「過去問を覚えても得点が取りづらい問題」が多いです。

知識量の勝負ではなく,いかに表示に関する登記の体系を「理解しているか」で大きく結果が異なりました。

また,今まではほとんど出題がなかった「引掛け問題」も出題され,「過去問を覚える」ような学習では,反射的に誤った答えを出してしまうということが起こりえます。

もっと細かくみると,以下のようになります。

問1 過去問で正解できる
問2 過去問で正解できる
問3 アイを軸に過去問で正解できる
問4 過去問で正解できる
問5 イウエオ軸に過去問で正解できる
問6 過去問の深い理解が必要
問7 アイウオ軸に過去問で正解できる
問8 過去問で正解できる
問9 イウエオ軸に過去問で正解できる
問10 アエオ軸に過去問で正解できる
問11 過去問で正解できる
問12 過去問で正解できる
問13 過去問の深い理解が必要
問14 過去問で正解できる
問15 イウエ軸に過去問で正解できる
問16 過去問で正解できる
問17 過去問で正解できる
問18 過去問で正解できる
問19 時間かかるけど過去問で正解できる。しかし,時間かけるのが難しい
問20 読み込むのが難しいが,知識は過去問

よって,「過去問を覚える」学習ですと,10問の正解にとどまり,基準点に到達しません。

過去問をしっかりと理解していれば,16問の正解。
その他の4問についても,非常に良い問題で,過去問を基礎まで理解していれば,決して難しい問題ではなく,確実に20問すべて正解することができます。
基準点を超えてからの点数の積み重ねに,難度を感じます。

土地家屋調査士試験の総評<記述式>

基準点:33.0点/50.0点

▼土地の解説動画はこちら

▼建物の解説動画はこちら

土地は「土地地積更正・分筆登記」,建物は「区分建物表題登記」という,どちらも非常にメジャーな頻出論点です。

近年の傾向通りで計算数も少なく,作図も含めて図面の作成にかかる時間は短いです。建物で顕著ですが,問題文の量は多いです。

大きな減点として,土地において「地目変更登記」を申請したという間違いがありますが,しっかりとした知識があれば防げます。土地・建物のどちらも,「計算・作図」よりも「知識・理解」を重視した近年の傾向通りの問題です。

ボリュームと難易度から,高得点域に集中しました。

土地家屋調査士試験の総評<全体>

合格点:76.5点/100.0点

択一式と記述式の基準点を合計しても65.5点ですから,合格点に届くためには,+11.0点が必要です。

記述式が高得点域に集中しているため,択一式で上乗せすることになります。
しかし,択一式では点数の積み重ねに難度があることから,いかに表示に関する登記の体系を「理解しているか」が合否を分かつ,非常によい本試験であったと言えます。

また,新たな傾向として,今後は択一式により時間の比重をおく必要があると分析します。

● この記事の著者

中山 祐介講師

独学で土地家屋調査士試験全国総合1位合格の同試験を知り尽くした講師。
「すべての受験生は独学である」の考えのもと,講義外での学習の効率を上げ,サポートするための指導をモットーに,高度な知識だけでなく,自身の代名詞でもある複素数による測量計算([中山式]複素数計算)など,最新テクニックもカバーする講義が特徴。日々,学問と指導の研鑽を積む。

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