司法試験合格者の声|司法試験過去問答練ゼミ

令和4年司法試験合格者

T.Mさん(男性,20代,法科大学院卒業)

司法試験の答案の書き方を学ぶことができました。解答の際の頭の使い方などを教えていただけるので,試験に非常に役立ちました。また,渡辺先生の解答例を見ることができ,到達点を知れたことはとてもよかったです。

令和2年司法試験合格者

S.Kさん(男性,30代,法科大学院卒業)

言葉では表現できないほど素晴らしかったです。この講座では,①請求→②法的根拠→③要件→④効果の順番で検討していき,条文を意識しつつ三段論法を守って書くことの重要性及び判例の答案への活かし方を学びました。 「法律ってこういう風に考えてこう書いていくんだ。上位合格者(渡辺講師は4位合格)ってこのレベルで知識をおさえているんだ。判例ってこういう風に使うんだ。」と毎回驚きがあって自分の勉強のしかたが大幅に変わっていきました。そして,司法試験合格までの道筋がはっきりと見えて,もう自分は司法試験に合格できると確信しておりました。
このゼミで学んだことを全て実践して自分のものにするまでに合格してしまったのが,唯一の心残りです。「もっと早くこのゼミに出会っていれば自分の人生も変わっていたなぁ。」と思うとともに,このゼミに出会わなければ今年も不合格であったと確信しております。
努力はしてるんだけど,全然ローの成績が上がらないという方や,司法試験に複数回落ちている方,恐らく努力の方向性がズレている思うので,この講座をとることを強くおすすめします。

令和元年司法試験合格者

福澤 寛人さん(慶応義塾大学在学中 平成30年予備試験,令和元年司法試験総合147位合格)

司法試験過去問答練ゼミを受講したきっかけ
きっかけは,私が司法試験の過去問をあまり解いたことがなく,司法試験の形式に慣れたかったことです。
私は予備試験に合格しましたが,合格時には司法試験の過去問を解いたことがありませんでした。一度試しに解いてみると,問題文の長さ・書くべき答案の分量が予備試験とは異なり,その形式の違いから合格するビジョンが見えずにいました。
そこで,司法試験を徹底的に分析していらっしゃる渡辺先生に答案添削や対面でのアドバイスをしていただき,司法試験の形式に慣れる訓練をしたいと思い受講することにしました。
司法試験過去問答練ゼミを受講した感想
受講を終えて3つのメリットを感じました。
一つ目は,司法試験の形式に慣れたことです。例えば,答案添削で「ここは長く書きすぎています」とコメントをいただいたり,問題文の読み方を教えていただいたりしたことで,タイムマネジメント力が上がり,司法試験の形式に慣れることができました。
二つ目は,法律家としての思考過程が身についたことです。
例えば,渡辺先生は「請求・法的根拠・要件・効果の順で考える」という法律家としての基本的な思考過程に基づいて過去問の解説をしてくださいます。そのおかげで,司法試験本番でわからない問題に遭遇した際にも,この基本的な思考過程に立ち返り乗り越えることができました。
三つ目は,受講生同士の繋がりができたことです。司法試験受験後にもゼミの受講生で集まるほどの繋がりができました。これはゼミ特有のメリットだと思います。
この講座の受講によって,司法試験に通用する法律家としての基本的な思考過程を身につけることができました。司法試験本番も渡辺先生に教わったことを淡々と実践することで乗り切ることができました。司法試験受験の直前期にこのゼミで学んだことはとても大きな財産となりました。特に答案の書き方がわからない・司法試験の形式に慣れたい・周りに受験生の知り合いがいないという方々にこの講座の受講を強くおすすめ致します。

M.Yさん(男性,20代,予備試験合格)

直接講師の添削を受け,質問を受けることができるのみならず,周囲のゼミ生の答案もチェックして比較でき,学習の方向性の良し悪しを見る目を養うことができました。
また,渡辺講師によるソクラテスメソッド型のゼミであったために,能動的に講義に参加でき,学習効果が高かったです。良い意味での緊張感があって毎週楽しみに参加していました。

K.Mさん(男性,20代,予備試験合格)

予備試験合格後,短期間で司法試験対策をこなすために利用しました。「これができれば余裕で1位合格」といえるだけの想定解に最も近い思考法・解答例を渡辺講師による明快な解説とともに数多く学ぶことができ,短期間で司法試験の要求水準や対策法を理解することができました。そして,この講座をとっていたおかげで,「どんな問題が出ても一貫した方法で合格水準以上の答案を書ける」という強い確信を持って本番に臨むことができました。
私は時間の都合上「通信添削なしクラス」を利用しましたが,可能であれば通学クラスを利用し,渡辺講師によるソクラティックメソッドや添削を受けた方が学習効率も圧倒的に高いと思われます。

S.Tさん(男性,20代,法科大学院卒業

第1クールは添削なし,第2クールは添削ありで受講しました。私の合格に最も直結し,不可欠な講座だったと思います。それは,①司法試験の一貫した解法を学ぶことができる点,②2つのクールで5年分の過去問を扱うことができる点にあったと思います。
①まず,それまで私は司法試験の過去問を漠然と解いていました。しかし,同講座で渡辺講師の司法試験を解く際の思考過程を学んだことで,一貫した司法試験の解法が定まりました。この解法こそが,法律実務家として求められる法的思考能力なのではないかと思います。
同講座を受講すると,司法試験に出題される科目ごとの思考過程の隔たりがなくなります。私が勉強しているのは,「憲法」「民法」「刑法」……それぞれの科目ではなく,「法律」という1つのものを勉強しているということを思い知らせてくださるゼミでした。
②次に,同講座では,司法試験の過去問を2つのクールで5年分(連続した5年分ではない)扱います。確かに,司法試験の過去問は,なるべく多く,できれば全て解き終えているのが理想なのかもしれませんが,同講座で扱う過去問のみを繰り返し演習すれば,司法試験に必要な法的思考能力は十分習得できるのではないかと思います。
また,扱う過去問すべてに渡辺講師が作成した完全解が提示されます。問題を解くうえで,完璧なゴールを見据えることができるので,これと自身の書いた答案を見比べて,弱点を分析し,直していくことに有用でした。
さらに,提出した答案は,渡辺講師が丁寧に添削してくださり,具体的な点数も示してくださるので,自身の答案の改善点をより明確にするために役立ちました。

M.Kさん(男性,20代,予備試験合格)

司法試験過去問答練ゼミは,ソクラテスメソッドで進められていくので,かなり緊張します。しかし,これについて行けば,おのずと司法試験合格に必要な力は身につくと思います。毎週,司法試験の過去問を起案(私は,ゼミで扱う問題以外の問題も起案していたので,ほぼ毎日答案を書いていました)し,4時間前後の講義を受けるのは大変ですが,頑張ってよかったです。

平成30年司法試験合格者

古積潤一朗さん(大学2年時予備試験合格,大学3年時司法試験合格,司法試験論文185番・総合196番)

1.司法試験過去問答練ゼミを受講したきっかけ
私は,大学2年の11月に予備試験に合格しました。しかし,7月の論文以降ほとんど答案を書いていなかったことや,司法試験では予備試験と異なり複雑な長文事例問題が出題されると聞いたことから,早急に答案を書く機会や,司法試験用の頭の使い方を学ぶ機会が必要と考え,それに適した講座を探していたところ,お世話になっていた谷山先生から渡辺先生のゼミを教えていただき,受講することに決めました。
2.司法試験過去問答練ゼミを受講した感想
このゼミを受けて良かったと思うことは,まず,渡辺先生による大量の過去問の添削を受けられたことです。私は,第1クールと第2クールを通じて,合計42問の答案を添削してもらいましたが,おそらく,まわりの受験生で,これだけ多くの過去問を,一人の先生に一貫して添削してもらった人は,ほとんどいないのではないかと思います。これだけの答案を書いたこと,そして渡辺先生に添削してもらったこと(ときどき良い評価をもらったこと)は,相当の自信になりました。
また,私は,予備試験に合格したこともあり,法律の知識にはかなりの自信をもっていましたが,このゼミを受けて,それまでの自分の理解が,いかに不正確なものだったかを思い知りました。渡辺先生の解説講義は,機械のように正確かつ緻密であるにもかかわらず,とても明快でわかりやすく,すっと頭に入ってくるものでした。渡辺先生は,難解な法律概念を,わかりやすい具体例で言い換えてくれたり,図を使って判例の考え方をビジュアル的に説明してくれたりして,講義を聴いているだけで,他の受験生よりも一歩進んだ,条文の定義や判例の正確な理解が身に付いていくことが実感できました(もちろん,ゼミが終わった後にきちんと復習しました)。
加えて,個人的にさらに重要だったと思うのが,法律効果はあくまで条文の要件に該当して初めて生じるという基本的なことに気づかされたことです。それまでの私の勉強法は,判例法理や学説の理論を論理的に理解することに重点を置いていたため,答案作成も条文を軽視し,ロジックを振りかざす空中戦となることが多く,当たり外れが激しかったです。しかし,あくまで条文が最も重要であることに気づいたことで,判例法理や学説の理解がより深化するとともに,地に足がついた議論を展開できるようになったと思います。おそらく,理論に関する知識が豊富なのにもかかわらず成績が上がらない人の多くが,私と同様の勘違いを犯しているはずなので,この点はゼミを受講する重要なメリットにあたると考えられます。
最後に,このゼミは,渡辺先生と受講生との質疑応答形式で進められていきますが,そこでの渡辺先生の質問は,問題を解く上で必ず必要なことばかりで,渡辺先生の質問に食らいついていくと,自然と本番用の思考回路が出来上がっていくようになっていました。このゼミを通じて学んだ思考プロセスを本番でも実行することで,出題形式の変わった憲法(一番の苦手科目)や刑法でもAをとることができ,論文185番・総合196番という成績で合格することができました。
3.おわりに
渡辺先生のゼミを受講し,司法試験に合格した今,振り返ってみると,予備試験に合格した当時の自分の実力は,司法試験合格には極めて心許ないものだったと痛感しています。このゼミを受けていなければ,今年司法試験に合格できたかも定かではないですし,少なくとも上記のような順位で受かっていなかったことは間違いありません。その意味で,このゼミは,司法試験に確実に合格したい全司法試験受験生に,心からおすすめできる講座だと思います。

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