消防士はやめとけ?きつい現実や離職率を解説!やりがいや向いている人も
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消防士がやめとけと言われる主な理由は、上下関係の厳しさ・仕事の負担に対する給料への不満・つらい場面に立ち会うことによる心の負担・理想と現実のギャップがあるためです。
一方で、消防士の離職率は約3%と、民間の事業所で働く人の13.7%より低い水準にあります。
人の命を守る仕事にやりがいを感じる人にとっては、長く続けやすい仕事です。
本コラムでは、消防士がやめとけと言われる理由・きつい点・離職率・やりがい・向いている人の特徴について解説します。
消防士を目指すかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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消防士はやめとけと言われる4つの理由

消防士はやめとけと言われる主な理由は、上下関係の厳しさ・仕事の負担に対する給料への不満・凄惨な現場による心の負担・理想と現実のギャップの4つです。
4つの理由はいずれも消防の仕事の性質から生まれるもので、入る前に中身を知っておくと判断しやすくなります。
ここからは、それぞれの理由を具体的な場面とあわせて解説します。
①上下関係が厳しく人間関係のストレスを抱えやすい
消防士は階級制度のある組織で働き、当番の日は朝から翌朝まで同じ隊員と過ごすため、上下関係や人間関係のストレスを抱えやすい仕事です。
消防には、災害現場で指揮命令を確実に伝えるための階級制度があります。
そのため、先輩や上司の指示には素早く正確に従うことが求められ、上下関係を厳しく感じる人も少なくありません。
交替制勤務の当番中は、食事や仮眠の時間まで同じ隊員とともに過ごします。
職場にいる時間が長いぶん、人間関係がうまくいかないと気持ちを切り替える場がなく、ストレスがたまりやすくなります。
体力や規律を重んじる体育会系の雰囲気になじめず、居心地の悪さを感じる人も少なくありません。
総務省消防庁は各消防本部にハラスメント対策を求めており、ほぼすべての消防本部にハラスメント相談窓口が設置されています。
人間関係に悩んだときに相談できる先が用意されている点は、消防士を目指す人も知っておきたいところです。
※出典:総務省消防庁「令和7年版 消防白書 第2章第3節 勤務条件等」
②給料が仕事の負担に見合わないと感じる人がいる
消防士は危険を伴う仕事のわりに給料が高くないと感じる人がいる一方で、手当を含めると安定した収入を得られます。
消防職員には、職務の危険度や勤務の特殊性を踏まえて、国の公安職俸給表(一)に相当する特別な給料表が適用されています。
総務省の地方公務員給与実態調査(令和6年4月1日時点)によると、平均給料月額は消防職員が30万8,642円(平均年齢38.8歳)、一般行政職が31万7,951円(平均年齢42.1歳)です。
消防職員には出動手当などの諸手当も平均で月10万1,637円支給されており、給料表だけでは収入の全体像をつかめません。
給料だけを比べると一般行政職と同程度のため、命の危険がある仕事に見合わないと感じる人もいます。
ただし、諸手当を含めた収入は安定しており、景気によって大きく増減する心配が少ないのも事実です。
給料への不満は、仕事の大変さと比べたときの感じ方によるところが大きいため、収入面を重視する人は年収の内訳まで確認しておくと判断しやすくなります。
※出典:総務省消防庁「令和7年版 消防白書 第2章第3節 勤務条件等」
関連記事:消防士の年収
③つらい場面に立ち会い心を病むこともある
消防士は火災や事故の現場でつらい場面に立ち会うことがあり、惨事ストレスによって心を病むケースもあります。
惨事ストレスとは、災害現場などで悲惨な体験や恐怖を伴う体験をして精神的なショックを受け、身体・精神・情動・行動に障害が生じるおそれがある状態です。
消防士は一般の人が目にしない場面に繰り返し立ち会うため、心の負担が積み重なりやすい仕事といえます。
そのため、消防庁は臨床心理士などの専門家を派遣する「緊急時メンタルサポートチーム」を平成15年に創設しました。
組織として心のケアに取り組む仕組みはあるものの、つらい体験を受け止めるのは消防士一人ひとりです。
つらい体験は一人で抱え込むより、早めに上司や相談窓口に話すことが大切です。
※出典:総務省消防庁「令和7年版 消防白書 第2章第3節 安全衛生体制の整備」
④理想と現実のギャップを感じやすい
火災現場で活躍する姿を思い描いて消防士になると、救急・予防・事務・訓練など日常業務の幅広さにギャップを感じやすくなります。
消防士の仕事は、消火活動のほかにも幅広くあります。
主な仕事は次のとおりです。
- 消火活動
- 救急活動(傷病者の応急手当・搬送)
- 救助活動(事故や災害での人命救助)
- 火災予防(建物の立入検査など)
- 住民への防災指導
- 事務
また、毎日勤務の職員は総務・予防・警防の事務などを担当する人が多く、配属先によっては現場に出る機会が少なくなります。
火災の現場に立つ時間は、消防士の仕事全体から見ると一部にすぎない場合も珍しくありません。
消防士を目指すなら、現場以外の仕事も含めて働く姿を想像しておくと、入った後のギャップを小さくできるでしょう。
※出典:総務省消防庁「勤務形態|女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト」
関連記事:消防士の仕事内容
消防士はきつい?大変なこと
消防士がきついと言われる主な理由は、採用直後の全寮制の消防学校・24時間勤務を含む交替制勤務・体力を保つための訓練の3点にあります。
現場に出る前から体力面・勤務面で苦労する場面が多いため、それぞれの実態を知っておきましょう。
採用後すぐに約6か月間の全寮制の消防学校に入る
採用された消防士は、消防署に配属される前に約6か月間、全寮制の消防学校で初任教育を受けます。
消防学校で身につけるのは、消防士としての基礎的な知識・技能・体力です。
入校する期間は男女とも同じで、女性も約6か月間を消防学校で過ごします。
全寮制のため、入校中は消防学校で食事をとり、同期とともに寝起きする生活を送らなければなりません。
走り込みや筋力トレーニングなどの訓練も続くため、体力面の負担は小さくありません。
学生生活や前職の生活から一転して、集団生活と訓練が同時に始まる点も、きついと感じやすい理由です。
入校前から走り込みや筋力トレーニングを習慣にしておくと、訓練についていきやすくなります。
あわせて、規則正しい生活リズムに慣れておけば、寮生活への切り替えもスムーズになるでしょう。
一方で、同期と一緒に乗り越えた経験は、配属後の仲間意識にもつながります。
※出典:総務省消防庁「消防学校について|女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト」
24時間勤務を含む交替制勤務で生活リズムが乱れやすい
災害対応をする消防職員は24時間体制の交替制で働くため、生活リズムが乱れやすくなります。
消防職員の勤務体制は、毎日勤務と交替制勤務の2つです。
交替制勤務は主に2部制と3部制があり、どちらも当番が24時間勤務である点は変わりません。
勤務例を見ると、当番が8時30分から翌8時30分までとなる消防本部があります。
2部制は当番と非番を1日おきに繰り返し、3部制は当番・非番・日勤を組み合わせて勤務する仕組みです。
消防士は当番中も夜間の出動に備える必要があり、仮眠中に出動がかかることもあります。
夜間の出動が続いた翌日は眠りのリズムが崩れやすく、体調管理に気を配らなければなりません。
ただし、当番明けの非番と週休が続く日は、平日に予定を入れやすい面もあります。
非番の日にしっかり休むなど、自分なりの生活リズムの整え方を身につけておくことが大切です。
※出典:総務省消防庁「令和7年版 消防白書 第2章第3節 勤務条件等」
※出典:総務省消防庁「勤務形態|女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト」
現場に備えて体力づくりと訓練を続ける必要がある
消防士は重い装備で動ける体力を保つため、配属後も日々の訓練と体力づくりが続きます。
現場では、防火衣や空気呼吸器などの装備を身につけたまま活動します。
また、ホース延長やはしご登はんといった訓練を繰り返し行うため、体力を保つ努力が欠かせません。
体力は年齢とともに落ちやすいため、若いうちだけでなく長く働くほど体力づくりの重要性が増していきます。
配属後も日々の訓練と体力づくりを続ける必要があるため、運動を習慣にしておくと負担が軽くなりやすいでしょう。
消防士の離職率は約3%|実際に辞める人は多い?
総務省の調査をもとに計算すると、消防士の離職率は定年退職を含めても約3.0%で、民間の事業所の13.7%を大きく下回ります。
消防士の離職率そのものは公表されていないため、総務省が公表する退職者数と消防白書の職員数から計算した数字です。
なお、令和6年度に離職した消防職は5,153人で、内訳は次のとおりです。
| 退職の種類 | 人数 | 割合 |
| 定年退職 | 1,543人 | 29.9% |
| 普通退職 | 2,915人 | 56.6% |
| その他(勧奨退職・死亡退職など) | 695人 | 13.5% |
| 合計 | 5,153人 | 100.0% |
普通退職とは、定年退職・勧奨退職・死亡退職などのいずれにも当たらない離職で、自己都合による退職などを指します。
離職者5,153人(令和6年度)を消防職員数16万9,730人(令和7年4月1日現在)で割ると、離職率は約3.0%です。
自己都合などの普通退職だけに絞ると、離職率は約1.7%(同じ基準時点で計算)にとどまります。
一方、民間の事業所で働く常用労働者の離職率は13.7%(令和7年)でした。
民間の事業所では1年間に約7人に1人が職場を離れる計算になるのに対し、消防士は約33人に1人にとどまります。
消防士は数字のうえでも、辞める人が少ない職業だといえます。
※出典:総務省消防庁「令和7年版 消防白書 第2章第1節 消防組織」
消防士のやりがい・魅力は?
消防士のやりがいは、人の命と暮らしを守れること・住民から直接感謝されること・仲間との強い連帯感・地方公務員としての安定の4つです。
きつい面がある一方で、4つの魅力が厳しい仕事を続ける支えになっています。
人の命と暮らしを守り社会に貢献できる
火災・事故・急病の現場で人の命を直接守れることが、消防士の大きなやりがいです。
消火・救急・救助の現場では、目の前の人を自分たちの手で助けられます。
また、火災予防や防災指導を通じて地域の被害を未然に防ぐことも、消防士の大切な役割です。
アガルートの公務員試験講座を受講して東京消防庁に内定した合格者は、消防士を志した理由を次のように話しています。
当時は幼く何もできませんでしたが、全国から駆けつけた消防隊員の方々に助けていただいた経験は、今も強く心に残っています。
※引用:公務員試験合格者の声|東京消防庁に内定!大学2年生の2月から準備を始め過去問20年分を反復して合格 岡田 彩音さん(アガルートアカデミー)
助けられた経験が消防士を目指すきっかけになるほど、人の命を守る仕事は人の心に強く残ります。
助けた人や住民から直接感謝される
消防士は、救助した人やその家族、地域の住民から直接お礼を言われることがあり、その言葉が仕事を続ける力になります。
例えば、救急搬送した人やその家族から、感謝の言葉を伝えられる場面があります。
また、防災訓練や火災予防の指導では、住民から頼りにされることも少なくありません。
成果が誰の役に立ったのか見えにくい仕事と比べて、消防士は人の役に立った実感を日々の仕事で得やすい仕事です。
感謝の言葉は、きつい訓練や夜間の出動を乗り越える原動力にもなります。
地域の住民と顔を合わせる機会が多い消防署では、日頃の活動を見てくれている人の存在が仕事の励みになるでしょう。
隊員同士の強い連帯感の中で働ける
消防士は現場で隊として連携して動くため、隊員同士に強い連帯感が生まれます。
同じ隊で訓練と当番を重ねるうちに、隊員同士は互いの命を預け合う関係になっていきます。
火災や救助の現場では、ひとつの判断ミスが仲間の危険につながるため、日頃から信頼関係を築いておくことが欠かせません。
なお、上下関係の厳しさは、現場で指揮命令を確実に伝え、仲間の安全を守るための連携の土台にもなっています。
苦しい場面を一緒に乗り越えた仲間との絆は、民間の職場ではなかなか得られない魅力です。
地方公務員として収入と身分が安定している
消防士は地方公務員なので、景気に左右されにくい安定した収入と身分があります。
消防職員の給与や勤務時間などの勤務条件を定めているのは、市町村などの条例です。
そのため、会社の業績しだいで給与が大きく下がるような心配はあまりありません。
収入の見通しが立てやすいため、結婚や住宅の購入など、将来の生活設計を考えやすい点も地方公務員として働く魅力です。
消防士のメリット・デメリット
消防士は社会貢献と安定を得られる一方で、心身の負担と人間関係の厳しさがある仕事です。
消防士のメリットとデメリットを並べると、次のとおりです。
| メリット | デメリット |
| 人の命と暮らしを守れる | 上下関係が厳しい |
| 住民から直接感謝される | 24時間勤務を含む交替制で生活リズムが乱れやすい |
| 仲間との連帯感がある | 凄惨な現場で心身に負担がかかる |
| 地方公務員として収入と身分が安定している | 体力を保つ訓練が続く |
消防士に向いているかどうかは、デメリットを受け入れたうえで、メリットに魅力を感じられるかで分かれます。
ここからは、消防士に向いてる人と向いてない人の特徴を見ていきましょう。
消防士に向いてる人の特徴
消防士に向いてる人は、人の役に立つことに喜びを感じる人・体力づくりを続けられる人・チームで動ける人・緊急時も落ち着いて判断できる人です。
4つの特徴を、消防士の仕事で生きる場面とあわせて解説します。
人の役に立つことに喜びを感じる人
人を助けることそのものにやりがいを感じる人は、厳しい訓練や不規則な勤務も乗り越えやすいため、消防士に向いています。
例えば、救急現場で傷病者を病院へ送り届けたときの達成感は、次の出動への原動力になります。
住民への防災指導でも、相手の役に立ちたい気持ちが丁寧な対応につながるでしょう。
誰かの役に立つことを仕事の目的にできる人ほど、消防士の仕事を長く続けやすくなります。
体力づくりを習慣として続けられる人
消防士は配属後も訓練と体力づくりが続くため、運動を習慣にできる人が向いています。
現場では重い装備を身につけて動くため、日々の体力づくりが活動のしやすさを左右します。
そのため、運動を苦にしない人ほど、訓練の負担も軽く感じられるでしょう。
上下関係のある組織でチームとして動ける人
消防は階級制度のある組織で、現場では隊として連携して動くため、指示に従いながらチームで動ける人が消防士に向いています。
例えば、火災現場での放水や救助では、隊員同士が声をかけ合って動くことが安全につながります。
自分の役割を理解して周りと協力できる人は、現場で信頼される存在です。
緊急時でも落ち着いて判断できる人
命に関わる現場では、慌てずに状況を見て行動できる冷静さが消防士に求められます。
例えば、救急現場では、傷病者の状態を見て必要な処置や搬送先を判断しなければなりません。
また、緊急時に落ち着いて動ける消防士は、仲間や住民に安心感を与えられる存在です。
消防士に向いてない人の特徴
消防士に向いてない人は、自分のペースで働きたい人・体を動かし続けることが苦痛な人・上下関係や規律に強い抵抗がある人・つらい場面を長く引きずりやすい人です。
当てはまる特徴が多い人は、消防士の仕事で苦労しやすい場面を確認しておきましょう。
自分のペースで仕事を進めたい人
消防士は出動要請で予定が急に変わり、隊の動きに合わせて行動するため、自分のペースで仕事を進めたい人は負担を感じやすくなります。
例えば、食事や仮眠の途中でも、出動がかかればすぐに現場へ向かわなければなりません。
予定どおりに物事を進めたい人にとっては、ストレスの多い働き方です。
体を動かし続けることが苦痛な人
消防士は配属後も訓練と体力づくりが続くため、運動そのものが苦痛な人は続けるのがつらく感じやすい仕事です。
重い装備での活動や走り込みなどの訓練は、体力面の負担が大きい場面です。
また、体力が落ちると現場での動きにも影響するため、運動が苦手な人には厳しい環境といえます。
上下関係や規律に強い抵抗がある人
消防士は階級制度と規律で動く組織で働くため、上下関係そのものに強い抵抗がある人はストレスを抱えやすくなります。
例えば、当番中は先輩や上司への報告を欠かさず、指示に素早く従うことが求められます。
自分の判断で自由に動きたい人は、窮屈に感じる場面が多いでしょう。
つらい場面を長く引きずりやすい人
消防士は事故や災害の現場でつらい場面に立ち会うことがあるため、長く引きずりやすい人は心の負担が大きくなりやすい仕事です。
悲惨な場面を何度も思い出してしまう状態が続くと、仕事を続けること自体が難しくなります。
ただし、つらい体験を一人で抱え込まずに上司や相談窓口へ早めに話すと、仕事を続けやすくなります。
消防士を辞めなければよかった?後悔する人・辞めて正解だった人の違い
消防士を辞めなければよかったと後悔しやすいのは、安定を手放した後で転職先との違いに気づいた人です。
一方、心身の不調が続いていた人や、次にやりたい仕事が明確だった人は、辞めて正解だったと感じやすい傾向があります。
これから消防士を目指す人も、入る前の判断材料として両方のケースを知っておきましょう。
辞めなければよかったと後悔しやすいケース
勢いで辞めた人や、転職先の条件を比べないまま辞めた人は、消防士を辞めなければよかったと後悔しやすくなります。
消防士を辞めるのはもったいないと言われる理由は、主に次の3つです。
- 地方公務員として景気に左右されにくい収入がある
- 社会的な信用が高い
- 教養試験・論文・体力検査・面接を突破して得た職
安定した収入や信用を手放したあとで、転職先との違いに気づくケースがあります。
後悔しやすいケースとしては、次の3つが挙げられます。
- 転職後に収入や休日が減った
- 人間関係だけが理由で、異動や相談などの別の手段を試す前に辞めた
- 消防の経験を生かせる転職先を考えていなかった
いずれも、辞める前に比べたり試したりできたことを、辞めたあとで知った点が共通しています。
なお、異動の希望を出したり相談窓口を利用したりと、組織の中で解決できる方法もあります。
組織の中でできることを試してから判断すれば、辞めたあとの後悔を減らせるはずです。
辞めて正解・辞めてよかったと感じやすいケース
心身の不調が続いていた人や、次にやりたい仕事が明確だった人は、消防士を辞めて正解だったと感じやすくなります。
消防士を辞めてよかったと感じやすいケースは、次の3つです。
- 心身の不調が続き、休職や相談をしても回復しなかった
- 別にやりたい仕事が明確で、準備をしてから転職した
- 家族の事情で、24時間勤務を続けるのが難しくなった
3つのケースに共通するのは、辞める理由がはっきりしていて、辞めたあとの生活を見通せている点です。
反対に、理由があいまいなまま辞めると、正解だったかどうかを自分で判断しにくくなります。
また、これから消防士を目指す人は、家族の事情で24時間勤務が難しくなっても働き方を変えられるよう、毎日勤務への異動などの選択肢を知っておくと安心です。
消防士を目指すなら採用試験の対策から始めよう
消防士は地方公務員なので、各自治体の消防職員採用試験に合格する必要があります。
教養試験・論文・体力検査・面接への対策を早めに始めると、合格に近づきやすくなります。
例えば、東京消防庁の消防官Ⅰ類(教養試験方式)の試験内容は次のとおりです。
- 教養試験(知能分野27題・知識分野13題の計40題)
- 論文試験(600字以上800字程度)
- 身体・体力検査
- 個人面接
体力検査は、1km走・反復横とび・上体起こし・立ち幅とび・長座体前屈・握力・腕立て伏せの7種目です。
※出典:東京消防庁採用情報サイト「消防官Ⅰ類(教養試験方式)」
筆記試験と体力検査の両方があるため、勉強と体力づくりを並行して進める計画を立てておくと安心です。
また、教養試験や論文・面接の対策には、アガルートの公務員試験講座も活用できます。
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まとめ
消防士はやめとけと言われる理由は、上下関係の厳しさ・給料への不満・凄惨な現場による心の負担・理想と現実のギャップの4つです。
きついと言われるのは、全寮制の消防学校・24時間勤務を含む交替制勤務・体力を保つための訓練の3点でした。
一方で、消防士の離職率は約3%と、民間の事業所の13.7%より低い水準です。
人の命を守るやりがいや地方公務員としての安定がメリットで、心身の負担や人間関係の厳しさがデメリットにあたります。
向いてる人・向いてない人の特徴に加え、辞めて後悔する人と正解だった人の違いも知っておけば、入った後のギャップを減らせるでしょう。
厳しさを理解したうえで、人の命を守る仕事にやりがいを感じる人には、消防士は目指す価値がある仕事です。
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