投資不動産取引士資格試験を実施されている、一般社団法人投資不動産流通協会にインタビューを行いました。

投資不動産取引士の概要や取得のメリットなどについて、詳しくご回答いただいています。

投資不動産取引士に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

投資不動産取引士とはどのような資格なのでしょうか?

投資不動産取引士は、投資家に必要な知識やメリット・リスクを伝え、投資用不動産の取引を安心して進められるようにする役割を担います。

また、本資格はそれだけにとどまらず、専門性の高さを活かして幅広い分野において投資家を支援することが可能です。

例えば、相続案件、節税案件、資産組換案件、空室問題、運用上の問題、ローン返済関連など、幅広い案件に対応し、投資家のニーズに応じて適切な助言や提案を行い、節税や相続に関わる取引を通じてビジネス機会を広げることができます。

さらに、一般社団法人日本不動産仲裁機構のADR調停人候補者の基礎資格として認定されているため、紛争解決業務にも携わることが可能となり、業務範囲の拡大と信頼性の向上が期待されます。

どのような方が取得されることが多いのでしょうか?

主に不動産業界にお勤めの方が受験されています。

さらに、弁護士や行政書士などの士業、個人で不動産投資を行っている方など、幅広い業種・年齢の方が、スキルアップや業務拡大などさまざまな目的で受験されています。

投資不動産取引士試験を受けるメリットを教えてください

投資市場全体が拡大する一方で、投資用不動産に関するトラブルの増加が懸念されています。

こうした状況下で投資不動産取引士の資格を取得することで、取引に伴うリスクを未然に防ぎ、確実かつ円滑な取引の実現に貢献できるようになります。

投資不動産取引士は、物件調査・投資分析・価格査定・資金計画・契約手続き・決済/引き渡しに至るまでの全過程に携わります。

また、資格取得者は専用の書類やツールを利用できるようになり、取得前と比べて一層、投資家が安心して取引を進められるよう支援することが可能になります。

投資不動産取引士資格試験の概要について教えてください

試験時間は90分、出題形式は四者択一形式です。オンライン試験となり、受験は期間中であれば24時間可能です。

申込みは公式ホームページにて受け付けております。
https://toshi-fudousan.or.jp/adviser/article_385.html

投資不動産取引士は今後どうなる?

昨今、老後不安や資産形成が話題となる中、政府は「貯蓄から投資へのシフト」をスローガンに掲げています。

こうした動向により、投資用不動産市場全体が拡大する一方で、トラブルの増加が懸念されます。

このような状況下で、投資不動産取引士は、投資用不動産の取引に必要な知識やスキルを備え、安心・安全な取引を実現し、トラブルを未然に防ぐ専門家としての活躍が期待されます。

実施団体様より一言

弊会は、日本で初めて、投資用不動産の適正な取引の推進と取引の標準化を図り、投資用不動産取引になくてはならない存在を目指しています。

不動産業界において投資用不動産の安全な取引を推進することは重要なテーマです。

そのため、高度な知識を有する専門家の育成やコンプライアンスの徹底を進め、誰もが安心して不動産に投資できる環境を整えることが不可欠です。

こうした考えのもと、弊会では、専門家である投資不動産取引士の育成に加え、「投資用不動産の知識がない」「これから投資用不動産事業を始めたい」などの不動産会社様に対しても、高度な業務を行えるよう、専用資料やノウハウの提供を行っています。

法人会員制度について
https://toshi-fudousan.or.jp/entry

<今後の投資不動産取引士資格試験>

今後の試験日程は、以下の通りです。

  • 2026年1月13日~1月18日 
    <申込期間>2025年9月1日~2025年11月30日 ※受付中
  • 2026年4月14日~4月19日
    <申込期間>2025年12月1日~2026年2月28日
  • 2026年7月14日~7月19日
    <申込期間>2026年3月1日~2026年5月31日
  • 2026年10月13日~10月18日
    <申込期間>2026年6月1日~2026年8月31日
  • 2027年1月12日~1月17日
    <申込期間>2026年9月1日~2026年11月30日

試験のお申込みページはこちら
https://toshi-fudousan.or.jp/adviser/article_385.html