助成金・補助金検定を実施されている、株式会社ナビットにインタビューを行いました。

助成金・補助金検定の概要や取得のメリットなどについて、詳しくご回答いただいています。

助成金・補助金検定に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

助成金・補助金検定とはどのような検定なのでしょうか?

「助成金・補助金検定」は、助成金・補助金(+給付金・支援金など公的支援制度)の基礎知識を、ビジネスパーソン向けに体系的に習得できる民間の検定試験です。

運営は「助成金なう」を手がける株式会社ナビット。 

主な目的は、「助成金・補助金について、あまり詳しくない人でも理解できる基礎知識」を普及させること。

バックオフィス部門の人材の強化、企業の生産性向上、また経済全体の活性化に繋げることを想定しています。 

求められるスキル・知識は以下の通りです。

  • 助成金・補助金・給付金・支援金・一時金などの 公的支援制度全般 の用語・仕組みの理解。 
  • 主要な助成金・補助金制度(たとえば「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」「省力化投資補助金」など)の公募要領に関する最近の内容。 
  • 試験時間制限・問題形式を意識した学習、理解力・正確さ。たとえば四択問題における選択肢の読み取り、目的・要件・申請手続きなどの知識。 

この検定は、初心者でも比較的取り組みやすいよう、テキストで基礎から丁寧に解説されており、事前の準備がしやすい設計になっています。

どのような方が受験されることが多いのでしょうか?

総務・経理・営業事務など、社内バックオフィス業務を担当する方が多いです。

公的支援制度を理解し自社に活かしたいというニーズがあるためです。そのほかにも以下の方からの申込が多いです。 

  • 会社の管理系スタッフ、社長(役員)クラスなど、経営判断や企画立案にも公的支援制度を活用したい人。 
  • 転職活動中の方、履歴書等で「プラスアルファ」のスキルとしてアピールしたい人。 
  • 助成金・補助金を取り扱う業務をこれから始めようとしている営業担当者やコンサルタント的な立場の人。

助成金・補助金検定を受験するメリットを教えてください

受験することのメリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 知識の体系化:
    助成金・補助金・給付金など、多岐にわたる公的支援制度の基礎を整えることができる。
  • 実務で使える情報を押さえられる:
    最新の公募要領を含めた主要制度の内容を学べるため、社内での申請支援や補助対象の確認等に直結する知識が得られる。
  • キャリアの強化・差別化:
    履歴書に記載できる「検定」資格となり、管理系職・事務職・営業サポート等のポジションでアピール材料となる。
  • 時間・場所を選ばず受験可能:
    オンライン形式で、自分のスケジュールで受験できる(後述)ので、柔軟に準備・挑戦できる。
  • コストが比較的抑えられている:
    専用テキスト+受験料+合格証明書料を含めても、合計費用はそれほど高くないため、投資対効果が見込める。

助成金・補助金検定の試験概要について教えてください

項目内容
実施団体株式会社ナビット/助成金なう事務局
開始時期随時受験可能
申込方法公式テキストを購入 → テキストで学習 → 受験チケットを購入 → オンラインで試験を受ける形式。受験チケットは PDF 形式で購入
受験方式オンライン。専用の入力フォーム(Microsoft Forms 等)を使用。
問題形式全50問、4択問題。
制限時間40分間。所属企業・団体名、お名前、メールアドレス、電話番号などの基本情報入力時間もこの制限時間に含まれる。
合格基準50問中40問以上の正解で合格(80%以上)。
費用・公式テキスト:税込 3,300 円
・受験料:税込 2,200 円 
・合格認定証:税込 2,200 円(送料込) 
合格証の発行合格後、ナビットから合格通知メールで認定証購入案内が送られ、認定証を購入 → 紙の認定証が郵送される。発送まで1週間程度。

助成金・補助金検定は今後どうなる?

  1. 受験者数の拡大
    バックオフィス業務担当者の中で、助成金・補助金制度に対するニーズは今後も増えていくと思われます。
    特に中小企業、ベンチャー企業などでは資金調達・設備投資・働き方改革などで公的支援を活用するケースが増加中であり、そうした企業の管理部門でこの検定の価値が高まる可能性があります。
  2. 内容のアップデート・公募制度の変化への対応
    助成金・補助金制度は頻繁に内容・要件・対象・募集時期などが変更されます。検定として有用であり続けるためには、最新の公募要領を定期的に取り入れ、テキスト・出題範囲をアップデートしていく必要があります。
  1. 認知度の向上・社会的信用の増加
    履歴書で書ける資格としてのブランドが築かれることで、企業・採用担当者の間で「助成金・補助金検定を持っていること=助成金制度の基礎を理解しており、補助申請・助成関連業務で使える人材」という評価が定着する可能性があります。
  1. オンライン・社内教育での活用
    企業の研修制度の中で、助成金・補助金検定を導入するところも出てくる可能性があります。特に総務・人事・経理の新入・中堅社員教育、また助成金・補助金活用が重要な地域・業種では社内学習として役立てられると考えております。
  1. 更なる級・レベル設定の可能性
    今は一種類の検定ですが、将来的には初級・中級・上級といったレベル別検定を設けて、より専門的・実務的な内容を問う上位級を設けることも考えております。

実施団体様より一言

本検定は「助成金・補助金について全く知らない人でも簡単に理解できるよう」設計されており、初学者にも配慮されているという点が大きな強みです。 

試験はオンライン形式なので、場所を選ばず受験できる利便性があります。 

一回の受験で不合格となった場合は、受験チケットを再購入して再受験可能という柔軟性もあります。 

合格認定証を紙で発行(郵送)することで、履歴書等で目に見える「資格」として提示できる形式になっている点も特徴です。

ご興味のある方は是非チャレンジしてみてください!

<2025年の助成金・補助金検定>

項目内容
実施日程随時受験可能。申込後すぐに受験できるオンライン形式です。特定の試験日の指定はありません。
申込期間常時申込可能です(申込期間のシーズン制限なし)。
合格発表・認定証発行合格後 約1週間で合格認定証購入の案内メールが届き、入金確認後さらに約1週間で紙の合格認定証が郵送されます。
申込先リンク助成金・補助金検定の公式申込・案内ページ:
https://www.navit-j.com/service/joseikin-now/lp/kentei.php