投資診断士試験を実施されている、一般社団法人投資診断協会にインタビューを行いました。

投資診断士の概要や取得のメリットなどについて、詳しくご回答いただいています。

投資診断士に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

投資診断士とはどのような資格なのでしょうか?

投資を検討している方、投資を検討しているが踏み出すのが怖い方、投資で後悔したくない方、そういった方々に投資についてのアドバイス(啓蒙)をしていくための資格です。

近年では、NISAやiDeCoといった投資にまつわる制度や、仮想通貨などの新しい投資手法も生まれてきているため、そうした新しいトピックについてもカバーしております。

また情報技術(IT)を活用した投資手法が増加していることから、現代の投資を理解するのに重要なIT情報リテラシーも研修に盛り込んでいます。

現在の日本の投資商品は証券や保険など、基本的には縦割りで業界ごとに分割されていますが、投資診断士ではこうした投資手法に関して、網羅的に学習することが可能です。

どのような方が資格を取得されることが多いのでしょうか?

大きく分けて二つのタイプに分かれます。

一つは、自分の資産形成や資産運用をスタートするにあたって、まずは自学自習して知識をつけたいという方々。

このような方々は、投資診断士で金融リテラシーの基礎から実践まで学び、更に継続研修で世の中にある商品についても学びを深め、自分のゴールベースに沿った運用を開始されています。

もう一つは、金融リテラシーを身に付け、顧客に対して信用を得るために投資診断士資格を取得される営業職の方々です。

自分が扱っている商材に詳しくても、それ以外の金融商品について質問されて答えられなければ、資産運用を任せられる人にはなりにくい時代になってきています。

そのため、自分の事業ドメインだけではなく金融商品全般に関する理解を深め、お客様の質問に答えられることで信用を得、商談の幅を広げている方が多数いらっしゃいます。

取得者の約60%は、何かしら自分の仕事に活かすために取得するという方です。

投資診断士になるメリットを教えてください

金融商品を扱う資格は、業界毎に縦割りになっています。

ただ、今の時代は商品が増えて比較対象が多くなり、判断に迷われるお客様も少なくありません。

一つの商品について聞くだけでなく、総合的に金融商品を判断して「何が自分に合っている商品なのか、どういう商品を検討すべきか」というアドバイスを欲している方が増えています。

投資診断士は、正しいアドバイスを可能にする資格です。

資格を取得することで金融リテラシーを高め、横断的に金融商品を学び、ゴールベースアプローチからライフプランを作成し、それを実現するためにはどのように資産形成をしていくべきかをアドバイスすることができます。

金融全般についてトータルアドバイスすることで、資格者として一線を画し信頼を得ることができる。それが投資診断士資格取得の大きなメリットです。

投資診断士の試験概要について教えてください

投資診断士試験は選択式の問題60問で構成されており、テストセンター(CBT方式)でパソコンを使って実施されます。

全国260箇所から、試験会場と日時をご選択いただけます。

申し込みから受験までの流れは、以下の通りです。

  1. 弊会公式サイトの申込ページより資格研修にお申込ください
  2. 申込完了後、日程と会場指定のご案内メールをお送りします
  3. マイページよりご希望の試験会場と日時をご選択ください

研修はテキストと約100分のe-ラーニングを併用しての自主学習となります。

試験時間は60分・合格基準は100点満点中60点以上です。

投資診断士は今後どうなる?

投資診断士から、国の機関である金融経済教育推進機構が運営する「J-FLEC認定アドバイザー」に認定される資格者も出てきました。

これは、今の時代は特定の商品を説明できるだけでは足りず、金融リテラシーが高く、金融全般について理解を高めている人が金融アドバイザーとして認定されるということの現われです。

投資診断士の資格保有者は、6,000人を超えるところまで来ています。

今後は「金融商品について相談するなら投資診断士」という文化まで作りたいと思っています。

そのために、金融商品についての理解をさらに深め、金融経済教育の更なる普及(教育機関・民間企業)に努めていきます。

<令和7年の投資診断士試験>

投資診断士試験に興味をお持ちの方は、下記ホームページをご覧ください。

◾️協会HP
http://toushishindan.com/

◾️申込サイト
https://entry-ida.com/form-cbt.html