「予備試験の合格発表はいつ?どんな風に発表されるの?」

「予備試験の合格者ってどんな人?合格後の進路は??」

予備試験(司法試験予備試験)の受験を検討している方で、このようにお悩みの方はいませんか?

2023年(令和5年)から新しい司法試験受験制度がスタートし、それに伴って予備試験の受験日程や合格発表日も変更となったため、情報収集にお困りの方も多いと思います。

そこで今回は、2023年度・2024年度予備試験の合格発表日や発表方法についてまとめました。

また、予備試験合格者に関する最新の情報や、合格後のスケジュールについても解説しています。

この記事を読めば、予備試験への受験や、合格後のイメージを掴むことができますよ。

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予備試験の合格発表の方法は?

予備試験の合格発表は、法務省ホームページへの受験番号の記載と、合格証書の発送によって行われます。

合格証書は、ホームページでの発表からしばらく経ってから発送されるため、早く結果を知りたい方にはホームページでの確認がおすすめです。

ただし、合格発表当日はアクセスが集中し、ページを開けない状況が続くため、しばらく時間をあけてから何度かアクセスしてみましょう。

予備試験の合格者は官報に載るのか?

司法試験(本試験)の合格者は官報に受験番号と氏名が掲載されますが、予備試験の合格者は掲載されません。

この点につき、司法制度改革の際に「掲載の必要なし」という趣旨のパブリックコメントが寄せられ、法務省側もそれに同意していることから、今後も予備試験合格者が官報に掲載されることはないと思われます。

参照:司法試験法施行規則の一部を改正する省令案に対する意見募集の結果について – 法務省

令和6年(2024)予備試験合格発表はいつ?

2024年度(令和6年度)の予備試験の合格発表のスケジュールは、以下の通りです。
最終合格まで長丁場の試験となりますが、合格発表の日程をしっかりと予定表に書き込んでおきましょう。

短答式試験2024年8月1日(木)
論文式試験2024年12月19日(木)
口述試験2025年2月6日(木)
※参照:令和6年司法試験予備試験の実施について
時間については、まだ発表されていませんが、例年と同じであれば、短答式が午後5時ごろ、論文式が午後4時ごろ、口述試験が午後4時ごろになるでしょう。

令和6年(2024)予備試験の成績通知はいつ届く?

2023年度(令和5年度)の予備試験では、下記の表の通り成績通知書が送付されていました。
令和6年(2024)については、まだ発表されていませんが、同様の時期になる可能性が高いでしょう。

短答試験合格通知書兼論文試験受験票及び短答試験成績通知書8月中旬発送
論文式試験合格通知書兼口述試験受験票及び論文式試験成績通知書12月下旬発送
口述試験合格証書及び口述試験成績通知書発送2024年2月中旬

予備試験の成績通知書は、次のステップの試験の受験票と兼用しているため、絶対になくすことがないように保管しておきましょう。

受験票を紛失した場合、試験当日に試験会場で仮受験票の交付を受けられます。

その際、運転免許証などの顔写真つきの本人確認書類が必要となるため、試験当日は受験表だけではなく本人確認書類も忘れずに持参しましょう。

もっとも、受験票の紛失を事前に認識している場合には、早い段階で司法試験委員会へ問い合わせることをおすすめします。

※参照:受験票を紛失した場合には、どうすればよいですか?(令和5年司法試験予備試験に関するQ&A)- 法務省

令和5年(2023) 予備試験の合格発表の結果

次に、最新の予備試験の結果について紹介します。

令和5年(2023)年度の予備試験 短答式試験の合格点・合格者数・合格率は、次の通りです。

合格点/満点合格者数/受験者数合格率
短答式試験168 / 2702,685 / 13,37220.1%
論文式試験245/500487/2,56219.0%
口述式試験119/60(基準点)479/48798.4%
最終合格率479/13,3723.6%
参照:令和5年司法試験予備試験の結果について – 法務省

令和5年(2023)年度の予備試験 短答式試験の合格発表を受けて、傾向と対策について解説しています。

令和4年(2022) 予備試験の合格発表の結果

令和4年(2022)年度の予備試験の合格点・合格者数・合格率は、次の通りです。

合格点/満点合格者数/受験者数合格率
短答式試験159 / 2702,829 / 13,00421.7%
論文式試験255 / 500481 / 2,69517.8%
口述試験119 / 60(基準点)472 / 48198.1%
最終合格率472 / 13,0043.6%
参照:令和4年司法試験予備試験の結果について – 法務省

予備試験の最終合格率は、例年3.5%から4.2%ほどで変動しており、非常に合格が難しい試験だといえます。

特に後半の試験に進むほど、前の試験を突破した受験生のみが残るため、見かけ上の合格率よりも合格難易度が高いと考えられます。

そのため、最終合格を目指すには、短答式試験や論文式試験の徹底的な対策が必要なだけでなく、口述試験の対策も欠かせません。

以下からは、各試験ごとの結果について細かく解説します。

短答式試験の合格発表

過去6年間の短答式試験の結果は、以下の通りです。

合格点/満点合格者/受験者合格率
令和5年度168 / 2702,685 / 13,37220.1%
令和4年度159 / 2702,829 / 13,00421.8%
令和3年度162 / 2702,723 / 11,71723.2%
令和2年度156 / 2702,529 / 10,60823.8%
令和元年度162 / 2702,696 / 11,78022.9%
平成30年度160 / 2702,661 / 11,13623.9%

論文式試験の合格発表

過去5年間の論文式試験の結果は、以下の通りです。

合格点/満点合格者/受験者合格率
令和5年度245 /500487 /2,56219.0%
令和4年度255 / 500481 / 2,69517.8%
令和3年度240 / 500479 / 2,63318.1%
令和2年度230 / 500464 / 2,43919.0%
令和元年度230 / 500494 / 2,58019.1%
平成30年度240 / 500459 / 2,55118.0%

口述試験の合格発表

過去5年間の口述試験の結果は、以下の通りです。

合格者/受験者合格率
令和5年度479 / 48798.4%
令和4年度472 / 48198.1%
令和3年度467 / 47698.1%
令和2年度442 / 46295.7%
令和元年度476 / 49496.4%
平成30年度433 / 45695.0%

選択科目ごとの合格率

令和5年(2023)年度の選択科目ごとの合格率は、次の通りです。

倒産法45.3%
租税法34.3%
経済法47.1%
知的財産法45.1%
労働法47.7%
環境法30.1%
国際関係法(公法系)33.3%
国際関係法(私法系)43.3%

このように、選択科目ごとに若干の違いはあるものの、どの科目を選択するかによって大きな違いがあるわけではありません。

もっとも、受験科目を選ぶ上では、各科目ごとの特徴(例えば、例年労働法選択者が多く、倒産法選択者の合格率が高い、など)は把握しておきましょう。

各科目ごとの合格率や難易度、選択科目の選び方については、こちらのコラムでも紹介しています!

関連コラム:【2024最新】司法試験・予備試験の選択科目ごとの合格率・難易度をわかりやすく解説!

大学別の合格者数

令和4年(2022)年度の大学別の合格者数について、上位10校は次のようになっています。

順位大学名合格率受験者数合格者数
1東京大学9.54%80777
2早稲田大学3.95%78431
3京都大学6.22%38624
4中央大学2.23%98522
5慶應義塾大学2.56%82021
6一橋大学8.67%19617
7大阪大学3.46%28910
8神戸大学5.84%1378
9北海道大学6.15%1308
10東北大学4.58%1316

その他の大学の順位や、予備試験合格者の最終学歴、法科大学院別の合格者数・合格率については、こちらのコラムでも紹介しています!

関連コラム:【2023最新】大学別の司法試験予備試験の合格者数・合格率一覧

アガルートの教材を利用された方の予備試験合格体験記

ここまで紹介したように、予備試験は難関中の難関試験であり、最終合格のためには徹底した試験対策が必要です。

以下からは、アガルートアカデミーを受講して令和4年度の予備試験に合格した方の体験記を紹介します。

実際の合格者の声を聞いて、合格へのイメージをより強固にしていきましょう!

声コンテンツを使い隙間時間も無駄なく活用 R.Nさん(20代男性・大学生)

R.Nさんは20代の大学3年生で、論文式試験では91位の成績でした。

アガルートアカデミーの論証集の「使い方」を選んだ理由として、論証集の評判が良く、音声ベースで読み上げ・解説してくれるコンテンツに魅力を感じたことを挙げています。

そして、音声コンテンツをスキマ時間に活用し、予備試験の短答・論文・口述で合格することができました。

アガルートの論証集を使った勉強法として、スキマ時間を有効に活用して足りない勉強時間を補うことが合格への鍵だったと振り返ります。

今後は来年の司法試験に向けて勉強を続ける予定です。

関連コラム:令和4年 予備試験合格者 合格者の声|音声コンテンツを使い隙間時間も無駄なく活用 R.Nさん

論文式試験上位合格!決め手は書き方の基礎固めと条文学習 R.Tさん(20代・法科大学院生)

R.Tさんは20代で、法科大学院に通う学生であり、論文式試験では9位という成績でした。

最初は、ロースクールの先輩の勧めや価格、アガルートの評判により、重要問題習得講座を選びました。予備試験受験は大変でしたが、法科大学院生としての学力の向上にも繋がったと感じています。

勉強中は条文や要件の理解に重点を置き、憲法・行政法・民法では当事者の主張を考慮することを大切にしました。

アガルートアカデミーの講座は分かりやすく、重要問題集が基礎固めに役立ったと述べ、おすすめしています。

関連コラム:令和4年予備試験合格者の声|論文式試験上位合格!決め手は書き方の基礎固めと条文学習 R.Tさん

50代、社会人での挑戦!人生で初めて一番愚直に全力で「受験勉強」を行った Y.Hさん(50代・社会人)

50代の社会人、Y.Hさんは、高品質で低価格な教材が整備されていることからアガルートアカデミーを選択しました。

受講した講座は、論文過去問解析講座司法試験/3講座パック論証集の「使い方」重要問題習得講座などです。

Y.Hさんは10年以上認知症の家族2人の介護をしながら予備試験に挑戦。勉強期間は長かったものの全力で勉強し、合格に至りました。

特に要問題習得講座については、講師の徹底的に調べられた解説と解答を高く評価しました。

また、国際公法の選択科目については、他の予備校が基礎講座を開講していない中で、アガルートアカデミーの「総合講義 国際公法」を受講し、この講座が後の基本書への効率的な架け橋となりました。

関連コラム:予備試験合格者 合格者の声|50代、社会人での挑戦!人生で初めて一番愚直に全力で「受験勉強」を行った Y.Hさん

予備試験合格後の流れ

予備試験の合格後は、翌年から5年の間、5回まで司法試験を受験できます。

例えば令和5年度(2023年度)の予備試験に合格した場合には、令和10年度(2028年度)までに最大5回の受験が可能です。

予備試験の最終合格発表から司法試験までの間には、約半年ほどしかありません。

短期間で試験対策をする必要があるため、予備校の講座などを利用し、効率的な学習を心がけましょう。

2022年度以前 2023年度以降
予備試験・短答式試験:5月・論文式試験:7月・口述試験:10月または11月・短答式試験:7月中旬・論文式試験:9月上旬・口述試験:翌年1月中旬または下旬
司法試験5月7月中旬

例えば令和5年度の予備試験を受験する場合、以下のようなスケジュールとなります。

  1. 2023年7月7月16日(日曜日):短答式試験実施
  2. 2023年8月3日(木曜日):短答式試験合格発表(オンライン)
  3. 2023年9月9日~10日(土曜日~日曜日):論文式試験実施
  4. 2023年12月21日(木曜日):論文式試験合格発表(オンライン)
  5. 2024年1月20日~21日(土曜日~日曜日):口述試験
  6. 2024年2月1日(木曜日):最終合格発表(オンライン)
  7. 2024年7月中旬:司法試験
  8. 2024年11月上旬:司法試験合格発表

予備試験合格後の流れや、予備試験合格者からみた司法試験の難易度などについては、こちらのコラムでも詳しく紹介しています。

関連コラム:予備試験合格後の流れとは?受験回数・司法試験合格対策を解説

予備校・通信講座を利用した方は合格特典の申請を

予備校や通信講座によっては、予備試験の合格によって様々な合格得点を受けられます。

例えばアガルートアカデミーでは、【2026年・2027年合格目標】の予備試験最短合格カリキュラム、予備試験最短合格カリキュラムライトを申し込んだ方が予備試験に合格された場合,、対象になる講座の税抜価格を全額返金しています。

さらに、約20万円相当の司法試験講座をプレゼントしており、司法試験合格までトータルでのサポートを実施しています。

予備試験に合格した方や、これから合格を目指している方は、早い段階で合格特典について確認しておきましょう!

まとめ

今回は、予備試験の合格発表の方法や日程、合格体験談や合格後の流れについて解説しました。

令和6年度(2024年度)の予備試験合格者は以下の日程で法務省ホームページに掲載され、追って次の試験の受験票とともに合格通知も発送されます。最終合格しても官報に掲載されることはありません。

短答式試験2024年8月1日(木)
論文式試験2024年12月19日(木)
口述試験2025年2月6日(木)

予備試験の最終合格率は例年3.5%から4.2%ほどであり、極めて難しい試験ではあるものの、論証集の「使い方」重要問題習得講座を活用することで効果的な学習が可能です。

予備試験合格後は、次年度から5年間の間、最大5回まで司法試験を受験することができます。

また、各予備校では予備試験合格に合格得点を設けていることがあるため、必ずチェックしておきましょう。

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