合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

特別区(豊島区)

公務員をめざした理由・契機(300文字以上)

私が公務員を目指そうとした理由は、大学3年時に右目を網膜剥離で3度手術した際に、特別区の障害福祉課の方にご相談させていただいたことで前を向くことができたからです。
手術後は、無力感に打ちひしがれていましたが、職員の方々が自分の悩みを真摯に聞いてくださり、これからの将来を一緒に考えてくださったことから、今後は自分が支える番になりたいと思う様になりました。そこで、当事者として特に障害者支援に関わりたい、そして1人でも多くの区民の生活の向上に関わりたいと思い公務員を志望しました。
民間の就職と違って正しい努力をすれば報われる試験であることや民間企業では手が届きずらい仕事を区民と直接接しながら行うことができるところも魅力的でした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2点あります。
1点目は、合格後に全額返金システムがあったことです。公務員試験の予備校はどこも値段が高く、独学受験を検討していたのですが、その中でもアガルートは安価かつ高品質な授業を定期してくださるところに魅力を感じました。合格をすれば、全額戻って来ることが直前期のモチベーションになり、「絶対に全額取り戻す!」という気持ちが最後に支えになりました。
2点目は、ホームルームシステムです。通信ですと、1人で勉強することが多く、孤独との戦いになりやすいですが、アガルートでは、月に1度、ホームルームが設けられていることから、息抜きも兼ねて他の受験生の頑張りや講師からの応援メッセージもあったことで踏ん張れました。加えて、定期カウンセリングで現状把握してくださることも強みだと思います。

勉強の方針と進め方

勉強の進め方は、アガルートから送られてくるテキストを送られてきた順に進めていくというのが基でした。但し、教科によって配点が異なるため、教養科目では、数的処理・現代文・英語、専門科目では、法律科目とミクロ・マクロ経済を中心に回していました。
他の科目に時間を使うと、上記科目の基礎固めに時間を費やせなくなってしまったので、捨てるところは捨ててその分上記科目の基礎固めを行なっていました。
その後は、過去問500シリーズを何周も回して、アウトプットをすることで知識の定着を図りました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

失敗としては、数的処理の問題を解く回数が少なかったこと、法律科目の実力を過信していたことが挙げられます。
数的処理については、アガルートのテキストを繰り返し解いていましたが、何度もやっていると答えを暗記して解けている錯覚に陥りました。本番では、半分以上落としていたことからも、正解を意識するのでなく、なぜそうなるのかをもう少し追求すれば良かったと思います。
法律科目では、法学部であったことに加えて、行政書士試験で憲法・民法・行政法を勉強していたことから、その時の知識で十分とたかを括っていたこともあり、インプットが疎かになっていました。うろ覚えの知識が1番危ないことからも気抜くことなく、特に民法は初学者は苦戦するところが多いので、毎日触れることをお勧めします。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

市販のテキストよりもコンパクトにまとまっており、いい意味で簡潔な内容だったので、無理なく進めることができました。
特に数的処理には大変お世話になりました。柴崎先生の解説が毎回面白く、受験生が苦手なところや手が届かない痒いところを押さえてくれるところや時に厳しいことをおっしゃってくれるところがプロ講師としての力だと感じました。
その他の科目についても、アウトプットの問題集が多かったことからインプットで飽きることなく、実戦形式で知識を付けれたので自分に合っていました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

最初に届いた時に「たったこれだけ?」と思いましたが、スライドにコンパクトかつ的確にまとめられていて非常に読みやすかったです。小林先生の講義は、コミカルなところが多く、再現VTRでどのような質問が想定されるかが多く載っていたことから、事前に想定して臨むことができました。面接対策として対面・オンライン両方で面接の練習がやり放題だったことは、間違いなく他の予備校ではできない破格のサービスだと思っております。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

法律科目とミクロ・マクロを特に使用していましたが、両者とも初学者にも分かりやすい内容になっているところとカラーであるところにとっつきやすを感じました。法律科目の過去問では、様々な区分の公務員試験からの抜粋があったことで、聞き方を変えられた際にも対応しやすかったです。ミクロ・マクロ経済は、内容量こそ多かったですが、網羅的にまとめられていたことから、それ以上のテキストの追加購入は必要なく2冊で十分でした。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

大学の授業は3年生の前半で全て取得していたので、基本的に1日自由時間でした。なので、毎日5時間以上勉強をしていました。
但し、集中して勉強することが難しかったので、25分勉強5分休憩というやり方で午前中に3時間、午後に3〜4時間程勉強をしていました。夕食後は、完全に生き抜くの時間と決めていたので、何もしませんでした。詰め込み過ぎは勉強することが嫌になると思ったので、ONとOFFはしっかり分けました。

直前期の過ごし方

直前期は、出ることが確実な頻出事項のみ勉強しました。
その中でも、数的処理と法律科目・ミクロ・マクロ経済が8割を占めていたと思います。この時期に新しい問題や参考書に手を出すのは危険だと思っていたので、アガルートのテキストを信じて、基礎の徹底に時間を使いました。どの試験でも落とすところは落として、拾うところは確実に取ることの重要性は知っていたので、何度も過去問を回しました。
本番では、「自分以上に努力した奴はいない。俺がとけないなら他の奴も解けない。」という気持ち、なんとしても合格して全額返金を獲得することを考えて試験に臨みました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、勉強と筋トレで1日を使っていました。勉強だけでは、頭がパンクしてしまうので、運動をして一度頭をリセットできたことは最後まで試験勉強できたコツだと思います。
また、ONとOFFをしっかりしたかったので、1週間のうち1日は完全OFFにして、読書や映画、友人と遊ぶことに全力でした。よく毎日10時間以上勉強している人の意見などを予備校のパンフレットなどで見ていたのですが、個人的に毎日3~4時間ほど勉強すれば十分合格できます。
但し、正しい努力の仕方でないと遠回りになるのでアガルートを使うのでれば、それ以上手を広げないようにした法がいいです。

教養試験を受験した時の手ごたえ

数的処理が思った以上にできなかったという印象でした。
テキストの基礎がしっかりしていれば、半分以上はできたと思います。
その他の科目については、可もなく不可もなくということで基礎を固めておいてよかったです。専門科目で挽回する他ないという印象でした。テキストの過去問や基本問題で十分対応できる内容でした。
特に法律科目は、基礎的な内容で半分以上は確実に取れるので、過去問を回して大正解でした。ミクロ・マクロも得点源にできたので良かったです。

人物試験を受験した時の手ごたえ

模擬面接での厳しい評価の後に努力した甲斐があったと思いました。
定期カウンセリングで質問に対する返答が不十分であったことで講師の方に「今のままでは確実に落ちる」と指摘されたことから、猛練習した甲斐がありました。細部まで練習したことで、面接官からの質問も全て想定していた回答で返答することができました。
面接官とも和やかな雰囲気で終えることができて、「よく調べてきましたね。」と苦笑いされる程の実力になれたことは間違いなくアガルートのおかげです。

合格・内定した時の気持ち

諦めずにやり切れて良かったという気持ちとアガルートを信じて良かったという気持ちです。正直、他の教材に浮気をしようか迷うことも多々ありましたが、1つのテキストを完璧にできないのに、他のものに手を出せば、基礎固めはできないと思っていたので、分からない部分の補強テキストを2冊買うに留め、あとはアガルートと過去問のみで合格することができました。支えてくれた家族や友人、そしてアガルートには感謝し切れません。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

やることの取捨選択と私なら受かるという気持ちです。優先順位を決めて、何からやれば合格に最短で近づくかを逆算してそれ以外の勉強はそれまで控えるということを明確に決めることでれもこれもやるという事態を防げました。受かることだけを考えていたので、捨てる科目は最初からやらない、その代わり落とさないところは徹底して基礎を固めることが大事です。
その上で、テキストを無闇に追加しないことは不可欠です。
そして、本番では自分と同じようなライバルが大勢いる中で戦います。気持ちで負けたらおしまいなので、合格できる自分が想像できるまで勉強することが合格の鍵です。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私の公務員のきっかけになった障害者福祉に関わる仕事をしたいと思っています。当事者の1人として、弱い立場に寄り添える仕事がしたい、そのために既に社会保険労務士の勉強もしています。民間企業では手が届きにくいところや多くの人の支援に関われるところが公務員の仕事の魅力です。
特別区は人口の流動性が高いことから、コミュニティーの輪が希薄化しており、心の健康状態も悪化する人が多いです。手術後の私も部屋にふさぎ込んで身体精神の両方で悪化していました。そんな自分の経験を通して、区民の方と直接の対話を通して、かつて自分が絶望していたようなつらい状況にいる人に手を差し伸べられるように1日でも早く仕事をして、支援の輪を広げられればと思っております。

受験生に対するメッセージ

公務員試験、特に特別区を受験されようとしている方は、長期戦を覚悟しなければなりません。民間企業の就職をいている方が続々と内定を手にする傍、自分たちは勉強をしなければならなりません。孤独との戦いに苛まれることもあります。
けれど、公務員試験の良いところは全員平等に評価してもらえるところです。
正しい努力をすれば、必ず報われる試験だと思います。その正しい努力の仕方を一緒に伴走者として助けてくれるのがアガルートだと思います。勉強する中でモチベーションの維持が難しくなったり、落ちてしまったことを考え宇rことも少なくありませんが、合格する人は必ずそういう状態に陥ると思っております。努力することでしか公務員試験に合格できません。
その努力を効率化するためにもアガルートを強くお勧めします。

講座のご感想,講師へのメッセージ等

面接対策で林講師に手厳しい面接評価がなければ、間違いなく私は不合格になっていました。自分の過信さに向き合えたと同時に公務員になることの責務の一端を学ぶことができたことで、責任ある公務員になることが決意できました。本当にありがとうございました。