合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格された自治体

東京都庁Ⅰ類B

公務員をめざした理由・契機

大学3年の夏時点では民間企業を視野に入れて金融業界、不動産業界などの様々なインターンに参加していました。しかし、一つの業界でキャリアを考える民間企業の特性と自分の将来像がマッチせずにいました。
そんな中で民間のインターンに参加していると「行政との共同」というワードがよく出てきたことを思い出し、公務員の仕事内容をよく調べるようになったことが公務員を目指すきっかけとなりました。

特に東京都庁を一点集中で目指したきっかけとしては、受験科目が特殊で全問記述があるという点、また東京都という大きなフィールドで自分を試してみたいと感じた点が挙げられます。
学生団体で文化振興を行なっていた経験からも、都庁の生活文化スポーツ局で働きたいと思うようになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

本格的に公務員を目指し始めたのが三年生の9月だったので、通学型の予備校では間に合わないと感じたためです。オンラインなら自分のペースで進めることができ、最短で合格することができると感じました。
その中でもアガルートの合格特典に惹かれて当講座を受講しました。

勉強の方針と進め方

大学三年の9月から1月までは、今日科目と専門科目の講座をひたすら進めていました。数的処理は午前中に5〜10問ほど行うようにしていました。問題はラインのオープンチャットで共有される問題をひたすらといて、解き方をオープンチャットで教えたりしていました。

ミクロ・マクロ経済学は受講してみて、苦手だと感じたので都庁では選択せずに捨て科目にしていました。2月からは模試を受け始めました。さらにネットで過去問や昔の模試を購入し、2週間に1回のペースで解いていました。

また2月から専門記述の参考答案の暗記を始めました。憲法・行政法・行政学・政治学・社会学を20テーマ程暗記しました。暗記方法としてスマホの録音機能の自分の音読した声を録音し、電車内とかで聞いていました。

直前になると、昔といた都庁の模試や過去問をもう一度解き直し、都庁の問題特有のクセを体に染み込ませる作業をしていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

3月末、それまで個人で勉強していたため、周りが見えなくなってしまい、体調をくずしてしまいました。体調が悪くなってから結局1週間ほど勉強ができなくなってしまいました。

寝る間も惜しんで、誰とも関わらず勉強をしていた時を今思えば愚行であったと感じます。4月からは少しペースを落として友達と銭湯に行くなどリフレッシュの時間を設けていました。
通信講座の弱点でもある人との関わりのなさが裏目に出てしまった経験でした。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

教養試験対策講座は数的処理の先生の授業がわかりやすく印象に残っています。数的処理が得意になるためには地道に問題を解いていくしかなく、付け焼き刃の技では数的処理の問題の楽しさに気付けないということをわからせていただきました。

基礎的な問題を地道に説き続けると徐々に応用問題にも対応することができ、私の中で得意科目になっていったので、オススメの講座です。また試験ごとに出る問題の傾向を教えてくれるので、力を入れるべき単元がわかりやすかったです。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

専門試験対策講座は憲法の小林先生の授業がわかりやすく印象に残っています。憲法などの暗記科目はひたすら忍耐強く暗記しなければいけないイメージでしたが、本講座では先生がわかりやすい図や絵を書いてくださり、視覚で覚えることができました。

また、覚えるべきところと覚えなくて良いところを逐一教えてくれるので、勉強の効率化を図ることができました。憲法の過去問もボリューミーなので何回も繰り返し解くことで問題文自体を覚えるようにしていました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

人物試験対策講座では面接の作法を一通り学ぶことができて、とてもためになりました。他人の面接している様子を見て、良い点や悪い点を客観的に洗い出すことができるので、その点も良い授業であると感じました。

また、実際に林先生に面接シートの添削をしてくださった時には、短い時間でしたが適切にアドバイスしてくださって疑問点が全て解消されたのを覚えています。予約をすれば模擬面接もできるので、是非使ってみてほしいです。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

朝9時ごろ起きてすぐ専門記述の音読した音声を聞いていました。そして正午までに自宅で5問〜10問ほど数的処理を解いていました。

午後からは学校の自習室に行き、21時までアガルートの授業を見たり、過去問を解いたりしていました。家に帰ってからはyoutubeを使って教養科目の暗記科目をテレビで流して、夜ご飯を食べている時に暗記をしていました。寝る直前には専門記述の音読をし、それを録音します。
その録音した音声はまた翌日の朝に効くというループを繰り返していました。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして,どのような心構えで試験を迎えましたか?

模擬試験や過去問を購入し、1週間に2回のペースで繰り返し解きました。また専門記述の勉強は覚えにくい一文をメモにまとめてそれをノートに貼って、いつでも見れるようにしていました。

直前期は散歩の時間を設けて、リフレッシュの時間を設けていました。あまり机に付きっきりの生活が合わない人は散歩してみるといいかもしれません。試験直前の心構えとしては、「試験前の1ヶ月で一番勉強したのは自分だ」と強気で臨みました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は直前期とそんなに勉強スタイルを崩さずに行こうと思っていましたが、第一志望の試験が終わった後は燃え尽き症候群になってしまい、2週間ほど勉強時間が確保できませんでした。このままだと他の試験に全落ちしてしまうと焦り始めてからは、徐々に勉強するようにしました。

この期間は今まで勉強してこなかった国際関係、ミクロ・マクロ経済、経営学の3科目を学習しました。国際関係や経営学は直前期まで点数が伸びる科目なので、オススメです。

教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験を受験した直後は、少しだけ手応えはありました。試験時間が15分ほどあまり、見直しをする時間を確保することができたからです。しかし文章理解は今までで一番難しいと感じ、明確に答えが出せないまま次の問題へと進んでいきました。(結局文章理解は半分しかできませんでした)

試験後の昼休みにツイッターなどで問題の情報が回ってくるのをみると自分が意外とできてないことがわかり、とても焦ったことを覚えています。

専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は開始直後に絶望しました。都庁の専門記述は10題出るのですが、完全に書けるものが政治学の1題しかなかったからです。あと2題を何にしようかで10分ほど考えてました。
結局は択一のうろ覚えの知識があった憲法と行政学を選びなんとか回答用紙を埋めたという状況でした。手応え的には、政治学9割、行政学5割憲法2割くらいだろうなと思っていました。

そして専門記述が終わった後には確実に落ちたと思い喪失感とともに、友達とご飯を食べて慰めてもらっていました。

人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験に関しては民間の就活で面接をこなしていたので、開始前から心に余裕はありました。聞かれた質問もオーソドックスなものしかなく、それに対しての深堀もされなかったのでつっかえるところなく答えることができました。
「試験官の方と自然に対話をする」ということを心がけていてそれはできたので試験が終わった後は少し自信が出てきて、開放感が溢れてきました。

唯一懸念点としてはよく聞かれる「最後に伝えたいことはありますか」という質問が来なくて、自分のことをアピールできたかなと思ったことです。

合格・内定した時の気持ち

最終合格をいただいた時は開放感と達成感がとても大きかったです。少し時間が経ってからは支えてくれた両親や友達、面接をしてくれた東京仕事センターの方々にお礼の言葉を言いました。こんなに一つのことに打ち込むことが受験期以来だったので、懐かしい気持ちと自分はやればできる人なんだという自信がつきました。

そこからは民間の内定辞退をすることとなり、気が重かったのですが辞退できた後はすべての荷が下りたような気がして今まで遊べてなかった分色々な人と遊びました。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

「私は絶対に都庁に行くんだ」と常に思っていたからだと思います。そのような気持ちを抱くようになったのは実際に都庁のインターンシップに参加したり、都庁に行ったりしたことが要因だと思っています。

スケールの大きさに圧倒されて「こんなかっこいいところで働きたい」と純粋に思いました。このような思いがあればいくらでも勉強ができるし、勉強してることに満足するのではなく合格すること、合格点を取ることに貪欲になることができます。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

生活文化スポーツ局では、街中に眠る文化財を都民の皆様に触れてもらうための施策や、公園や駅前などのまちなかに芸術文化の発表の場を増やし、都民みなさんが気軽に楽しむことができる場づくりに携わりたいと思っています。

また、学生団体で商店街を盛り上げた経験や、塾講師としてヤングケアラーの生徒を指導した経験から、地域経済の発展と創業支援をすることで都の若年層に働き方の選択肢の増加に貢献したいと考えるようになりました。そこで産業労働局の商工部の調整課や創業支援課で、ベンチャー支援やものづくり技術の進行に携わりたいです。

また、商店街活性に取り組む市区町村と連携して展示会を開催したり、広域的なビジネスマッチングをし、地域経済の活性化に携わりたいです。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は民間企業と違って、点数などで明確なゴールが見えるため学歴などは関係なく、ある意味平等にチャンスがあると感じました。
これからの人生でこんなに一つのことに熱中して勉強し続けるということがあまりないと思うので、何か形のある成果が欲しいという方も公務員試験は良い機会になると思います。

勉強でくじけそうになった時はリフレッシュするということを忘れないでください。私はリフレッシュすることを忘れて体を壊してしまいました。結果勉強効率が下がってしまったので、銭湯に行ったり、美味しいものを食べたりとリフレッシュする機会を設けて欲しいなと思います。

後公務員試験は情報戦でもあるので、ラインのオープンチャットやツイッターで逐一情報を仕入れるようにした方が良いと思います。頑張ってください!

民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい

どのような業種・職種を志望されていましたか?

金融業、不動産業、インフラ業

使用していた文房具やツール

モンスター(自習室で飲んだ時はプルタブを集めてモチベーションにしていた)
付箋(記述のフレーズをメモしていた)