合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

労働基準監督官

公務員をめざした理由・契機

大学で法律を勉強していたため、試験を通して自分が法律の知識や考え方が身についているかを確認してみたいというのが、公務員を目指した最初のきっかけです。
さらに、大学の労働法の授業を通して、日本の抱える労働問題は多様であることを勉強し、働く人たちが安心・安全に働ける環境を実現するために働いている労働基準監督官に興味を持ちました。
また、大学生活の中で、アルバイトを経験したことで働くということが身近なものになりました。労働者を支えることは、地域や日本全体を支えることに繋がると思います。
そのような責任のある仕事をしてみたいと考えました。幅広い業務を通して、地域や日本の労働問題を解決できることに魅力を感じ、貢献したいと考え志望致しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

学習環境を選ばずに自由に学ぶことができる通信講座を受講したいと考え、調べ始めました。
そのなかで、とくに定期カウンセリングなど、学習の進捗状況や計画を適度に確認できることに魅力を感じ、受講しようと思いました。

勉強の方針と進め方

勉強の方針は、定期カウンセリングを積極的に利用し、講師の方と相談して決めました。
基本的に第一志望である労働基準監督官に照準を合わせて勉強しました。そのため、併願先の試験対策は、全て網羅できていませんでした。
進め方は、判断推理・数的処理・文章理解は頻繁に取り組むことを心がけ、憲法・民法・行政法・労働法・労働事情といった法律系科目を先に、ミクロ経済・マクロ経済といった経済系科目を後に取り組みました。記述対策に関しては、択一の労働法・労働事情の勉強が一通り終えたところで取り組み始めました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

一番の挫折経験は、3月に受けた模試です。結果は、合格点とは程遠いものでした。とくに、判断推理・数的処理では、解き方が分かっていてかつ正解していた問題は1・2問のみという全く手応えのない結果でした。全ての問題に取り組むには現時点では、実力が足りていないと感じました。また、それは試験当日でも状況は変わらないと感じため、工夫することを考えました。
全ての問題を解こうとせず、自分でも解けそうな問題と解けそうにない問題の選別を行い、自分の解けそうな問題で点数を重ねることに注力しました。
満点をとらなければならない試験ではないので、比較的難易度の低い問題に、時間をかけて取り組めるかどうかは、公務員試験合格のカギだと思います。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

法律系科目対策講座の中でも、特に憲法・民法・行政法は、各章が始まる前にポイントとなる項目を示してくれることで、何が重要か明確に分かるため、動画をより集中して視聴できました。
経済系科目対策講座については、指示通りミクロ経済→マクロ経済の順番に取り組みました。
理解できているかを確かめるためにも、動画視聴で終わることなく、その日勉強した範囲の問題を取り組むことを意識しました。
動画視聴の倍速も工夫し、理解するのが難しいと感じた分野は通常再生、理解しやすいと感じた分野は2倍速で視聴し、時間が足りない中でも工夫して取り組みました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

『数的処理対策講座メインテキスト』は全ての問題を、『公務員試験の数的処理2』は重要度A・Bを中心に取り組みました。とくに、資料解釈は必ず出題される範囲なので注力して勉強しました。
範囲が広いので、対策の時間が十分にとれない人は、ある程度範囲を決めて取り組む必要があると思います。1回一通り解いてみて、できそうにない問題だけ取り組むなど、1問でも多く解けそうな問題にしていく勉強法が良いと思います。
文章理解対策講座では、現代文の文章整序問題が苦手意識を持っていましたが、動画視聴を通して、問題を解く上でのポイントを説明して頂いたことで、注意するべき点が明確になりとても勉強になりました。試験にも活かすことができました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

公務員の面接がどのような形式で進んでいくのかイメージを掴むことができて良かったです。面接の注意事項を事前におさえておくことで、焦ることなく面接に臨むことができました。
 また、動画の中で、超実践的面接練習方法、「習うより慣れろ」ということを勉強したことで、民間就職活動にも力を入れるきっかけにもなり、そこから得た経験を公務員の人物試験に活かすことができました。講座を通して様々な情報に触れ、細かいところまで確認しながら対策をすることができて良かったです。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

大学の授業、サークル活動、アルバイトをやりながら、公務員試験の勉強をしていました。基本的に午後を勉強時間にあてていました。動画視聴の際は、通常再生だけではなく、2倍速再生など、時間短縮の工夫をして、時間確保に努めました。
勉強場所は、主に大学の図書館を利用しました。判断推理・専門試験科目は、ある程度の時間確保が必要であったため、図書館で勉強し、暗記系の科目・文章理解は、短時間でも取り組めるため、自宅での隙間時間で取り組むように工夫しました。
睡眠時間確保のために、徹夜での勉強は控えました。試験当日も朝早いので、なるべく生活リズムを崩さないように意識しました。

直前期の過ごし方

労働法・労働事情の記述対策、専門試験科目を中心に勉強しました。必須科目をとくに重点的に取り組むことで、一点でも多く正解できればという思いで勉強しました。満点をとる必要は無く、合格点をとれればいい試験なので、必ず出題される科目はおさえられるようにしました。
併願先の試験科目まで、全て勉強できていなかったので、第一志望の試験で合格しなければどうなるかわからないという不安はありましたが、民間企業の就職活動もしていたので、公務員になることだけが、全てではないという思いを常に持つことで、気持ちを落ち着かせていました。

試験期間中の過ごし方

普段通り変わらず過ごしました。民間企業の就職活動・大学の授業・アルバイトをやりながら、週末の試験を受けに行っていました。試験期間中に限らず、徹夜での勉強は控え、朝早い試験に対応するべく、生活リズムを整えていました。
受験票作成や試験会場、試験時間、試験科目の確認など事前準備を怠らないようにしました。試験をどのような順番で解いていくか、時間配分はどのくらいかイメージをして試験当日臨むようにしていました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

資料解釈と現代文は時間をかけて確実に正解する戦略をたてました。時間をかけた分手応えはありました。英語を解く時間があまりとれなかったので、資料解釈と現代文で正解できていないと厳しいと感じていました。3月に受けた模試では全く解けなかった判断推理・数的処理でしたが、問題を見たときに、何問か解けそうな問題を見つけたときは頑張ろうというモチベーションになりました。
教養試験は出題範囲が広いため、暗記系の科目の手応えは、あまりありませんでした。暗記系の科目に対しても幅広い対策が必要であると感じました。

専門試験を受験した時の手ごたえ

労働基準法、労働安全衛生法、育児・介護休業法などの法律を勉強するだけではなく、労働事情も出題数が多いため、バランスよく勉強する必要があったと感じました。障害者雇用状況や外国人雇用状況など、日本の就業状況の勉強が不十分であったため、手応えはありませんでした。
行政法・民法に関しては、確実に間違っているものを選択肢から消すことで、選択肢をある程度絞ることができたので、手応えはありました。
しかし、憲法は国会や内閣といった統治の分野が勉強不足だったので、手応えがありませんでした。憲法は、人権と統治がバランス良く出題される傾向にあるので、同じ量問題に取り組むべきであったと感じました。

人物試験を受験した時の手ごたえ

公務員試験は、筆記試験以上に人物試験が重要であることを聞いていました。筆記試験の成績を考えると自分は相当頑張らないといけないと考えていました。面接では、労働基準監督官として何をしたいか、自分の長所・人柄をどのように業務に活かせるかなど、「公務員として」を常に頭で考えながら答えなければいけませんでした。志望動機は頭で整理して臨むことができていましたが、深掘りされると答えが単調になってしまい良い答え方ではないと感じました。
面接全体としては、独特な緊張感のなか、自分の考えは伝えることができたと思います。

合格・内定した時の気持ち

就職活動は、公務員試験・民間企業問わず、非常に険しい道であることを痛感しました。
その感覚を持つことができたからこそ、合格したときの気持ちは、嬉しいよりも安堵したという方が本音に近いです。最後まで諦めず粘り強く取り組んできて良かったと思いました。
合格からしばらくたった今は、これから新しいことに挑戦できることへの嬉しさと少しの不安があります。今後も合格したときの気持ちを忘れないようにしたいと思います。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

やるべきこと、解くべき問題、解けそうな問題をその都度自分で考えて判断したことが、良い方向に繋がったと思います。
試験であれば、全て解いて満点を取ろうとせず、自分の勉強した範囲を確実に解いていくこと、焦らずに1問1問取り組むことが重要だと思います。面接では、自分の気持ちを素直に述べることが大切だと思います。
また、試験会場に行き、試験を受けたことが合格の決め手になったと思います。ものすごく当たり前のことですが、試験を受けないことには、合格することはできません。試験期間は、併願先が多ければ多いほど、多忙で厳しいものとなります。最初に受けた試験が上手くいかなければ、落ち込むと思います。
そこで諦めることなく継続して、次の試験会場に行けるかどうかは合格に一歩近づく行動であると思います。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

働く人たちが安心・安全に働ける環境を実現したいと考えています。自分一人ができることは微々たるものであるとは思いますが、少しでも生活が豊かになるように、尽力したいと思います。労働者を支えることは、地域や日本全体を支えることに繋がると思います。そのような責任のある仕事をしてみたいと考えています。
日本では、労働災害問題があります。直近では、死亡災害・死傷災害が増加しています。安全衛生業務を通して、労働災害・健康障害の防止に取り組んでいきたいです。地域特有の労働災害問題にも取り組んでいきたいと考えています。また、主体的に事業場を選定し立ち入り調査することや事業主を集めて労働条件の確保・改善のために説明会を実施する監督業務など、幅広い業務を通して、地域や日本の労働問題を少しでも解決し貢献したいです。

受験生に対するメッセージ

公務員試験を受ける道がすべてではないことと公務員試験合格が最終ゴールではないことを理解しておくことが大切だと思います。
私は、民間企業の就職活動もしました。公務員以外の道はないか模索しました。模索し検討した上で、公務員という道を選んだに過ぎません。人それぞれ道はあります。決まった道はないということです。勉強方法にも言えると思います。全員が同じ方法で動画や教材を利用する必要はないと思います。自分に必要な知識や考え方を、適切な教材から得ることが1番大切であり、ただ試験科目の教材をこなすだけでは合格は難しいと思います。
限られた時間を大切にし、自分で考えて計画を立て、取り組むことが大切であると思います。