合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格された自治体

長野市役所

公務員をめざした理由・契機

きっかけは大学で受験した市が主催する地域活性化のための政策立案コンペティションに参加したこと。その経験の中で市役所の職員の方や、商店街の組合長さん、地域住民などさまざまな世代立場の方と関わったことが楽しかった。

政策立案に関してはヒアリングをしたり、他の自治体との政策比較を行ったり、費用対効果を考えたり、多くの要素を考慮しなければならず、大変だったがとてもやりがいがあった。やりがい持って取り組めることを仕事にできればとてもすてきだなと感じた。

そして1番は、市役所のインターンシップを通して自分がそこで働いている姿を明確にイメージできたことが決め手。具体的に自分が働いているイメージが出来たことで、勉強や対策のモチベーションにつながったと思う。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

公務員試験を受けようと決めたときに色々調べたが、予備校などに通うのは授業などの兼ね合いで難しいと考えた。またアガルートはスマートフォンにも対応しているため、電車に乗っているときなどの移動の隙間時間でも対策を進めることが出来るのが魅力だった。

勉強の方針と進め方

とりあえず初期段階では数的処理、憲法、民法を進めた。私が公務員試験の勉強を始めたのは大学3年次の夏からではじめは進まずさぼりがちだったので、いつまでにどの単元を仕上げるかなどを計画した。
後半は、大学の授業もあまりなかったため空いている時間はほとんど公務員の勉強の時間にあてられた。数的処理は、直前期でも30分は時間を取ってやり通したため最初に比べるとかなりできるようになったと思う。
そのほかにも模試など実践的な勉強で自分のどこが弱いのかを知りながら対策もしていた。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

勉強がもともと得意な方ではないので、最初は科目数の多さに圧倒されどこから手を付け始めていいか分からず勉強が進まなかった。特に数的処理や経済学は不得意だった。経済学はすべてを完璧に仕上げることは自分では難しいと感じたので、出そうなところを絞ってそこはできるようにしていた。

数的処理に関しては、多くの人が言っているが慣れであるのでひたすらやるのが重要だと思う。1週目はすごく時間がかかったが2、3周目と回を重ねるごとにできるスピードも正答率も上がっていくので継続学習をして行けばよい。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

教養試験対策講座では、特に数的処理の解き方を1周目は学んだ。解法のコツなどを聞きながら、自分の中に解き方のパターンを多く落とせるように意識しながら取り組むことをした。

1周目は、動画を何度も止めたり見返したりしながら丁寧に取り組んだので2周目以降は、結構解けるようになっていたしわからないところが出てきても、動画などを見返したらすぐに思い出したりできたので、逆に効率が良かったのかなと思った。
他の科目に関しても同様に進めたが、動画は理解が進まないところの復習程度で使っていた。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

専門試験対策講座では、力を入れたのは憲法、民法、経済学だった。憲法と民法は、参考書ベースで進めており、時々理解が追い付かないところや特に民法などは複雑な問題の所もあったので、その時は動画の解説や該当箇所の解説などを見ながら理解を深めていった。

経済学は、私自身にとって鬼門となるなと思っていたので参考書が届いてから早めに始めた。1周目は、動画ベースで進め基本的なことを学びながら、のちの問題に自力で取り組み、答えわせと解説に動画を用いるというような手法で勉強した。なかなか思い通りにはいかなかったが、前日にやった単元を次の日に復習したりしながらちょっとずつ進めていけた。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

人物試験対策講座では、動画で基本的なことを学びずつ、大学や課外の模擬面接などで実践するようにしていた。恥ずかしながら面接などに関して基本的なこと(ノックの回数や入室後のマナーなど)をあまり知らなかったので、まずは座学で知識をしっかり身につけた。

ただし知識はあっても実践できるとは限らないので、模擬面接を重ねるのがおすすめ。私はタイミングが合わず、利用はしていないがアガルートにも同様のサービスがあると思うので使ってみるといいと思う。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

基本的に大学の授業やアルバイトがあったため、がっつり学習時間は取ることが出来なかった。しかし科目によっては1日のこの時間にやると決めていたものもあった。

例えば数的処理は計画の段階で、通年で取り組もうと考えていたので朝起きて1番に取り組んでいた。毎日5問は最低解くようにして着実に進めることを目標にしていた。また寝る前は暗記系などに取り組むことや電車などに乗っているときは憲法や民法など片手間でできる科目の勉強をしていた。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして,どのような心構えで試験を迎えましたか?

基本的には、勉強のスタイルは変えず、朝起きたら数的処理から始め、空いている時間でその他の科目の勉強を進めていた。

教養試験の科目は、数的処理以外は直前期にやることが多くかったが、それは専門試験と被っている内容が多いことや高校時代に勉強した内容が多く含まれていたので復習程度でできたことが良かったかなと思う。別段、時間を用意して勉強を行ったというよりより空いている時間の有効活用を進めたイメージで取り組んだ。

試験期間中の過ごし方

第1試験の、筆記試験が終わるまでは基本的に勉強のみで、公務員試験の人物試験対策は行っていなかった。筆記が通らなければ元も子もなかったし、勉強が不安だったので人物試験対策は後回しにしていた。

しかし私の場合は3月あたりに民間の方の就活も並行していたので、公務員の面接とは若干異なるものの面接対策はそちらでできたのも大きかったと思う。また試験期間中は、受験する市やその他行政に関するニュースにはアンテナを張るようにしていた。実際面接で聞かれたのでこれはしていて良かったなと思った。

教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験は、特に数的処理に関しては1年を通して取り組んできたので、手ごたえ的にはそれなりにできたのかなと感じた。

また社会科学が私自身の中では得点源だったので、落ち着いて解くことができ、こちらもまあまあできたかなという印象だった。一方で問題は解けていたが、時間は結構足りず後半は駆け足で解くことになってしまい少し正答率にも影響が出たかもしれないなという印象だった。
その他、自然科学や時事問題などは勉強していったところもかなり出たので大丈夫かなと感じた。

人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験は、特に市役所の場合は面接重視であると考えたので、力を入れた。当日はかなり緊張していたが、前日までに準備していたことが多く聞かれたため、あまり焦ることや詰まってしまって答えることが出来ないなどの場面はなかった。

しかし、得意な科目について聞かれ、一通り答えた後、面接官の方からその科目のあまり成績が良くなかったことを指摘されたときは、「確認不足だった」と反省した。しかし基本的に笑顔でハキハキ応答することが出来たので手応え的には悪くはないのかなと感じた。

合格・内定した時の気持ち

率直にうれしかったが実感がわかなかった。正直にいうと1年間の勉強であまり軌道に乗らなかった時期もあって中だるみしたときもあり諦めかけていた時期があった。それでも最後までやり抜けばなんだかんだ結果がついてくるのかなと感じた。

結果合格できたのは良かったが、もし合格できなかったとしても最後までやり抜いたことは自分にとってもプラスに働いたと考えていたので、合格したときは自分の成長にもつながったし、第1志望の市役所で働くことが出来ると思いうれしかった。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

まず、筆記試験に関しては継続し、最後まで問題演習をしていたのが決め手だと思う。筆記はとにかく勉強するしか方法はないので、勉強の仕方は様々あると思うが基本的に自分のやっていることを疑わずに淡々と勉強するのが良いと感じた。

次に人物試験に関しては、練習の段階で多くの人に見てもらったことが良かったかなと感じた。私はゼミナールの先生、親、民間を受けていた友人、公務員試験を受けていた友人など周りの多くの人に相談をしていろいろな視点を取り込むようにしていた。
人によって突っ込みどこも変わってくるので、自分の中の考えを深めるという点でも有効であると感じた。そして何よりも大事なのが、ベタにはなるが「笑顔」だと思う。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

公務員として実現したいことは、多世代が協働してまちづくりを行える市にしたいこと。

市の多くの地域には、住民自治協議会などの地縁組織が存在しているが、その活動の参加率は年々減少しており、特に若年層の参加率は1割にも満たない。今後少子高齢化や新型コロナウイルス感染症の影響で、地域活動が減少し、停止するなど、組織の持続性は担保できなくなると考える。
そのために、現段階で考えていることは地縁組織とその地域に住む高校生や大学生を交え、まちおこしのための政策立案コンペティションを行いたいと考えている。

私自身、同じような企画に参加したことが、まちづくりや行政に興味を持ったきっかけになったので、若いうちに地域とのつながりを持てる機会を作りたい。それらを通して、若年層から現在活躍している高齢の方まで多世代が共同してまちづくりを行える市にすることで、住民の一人一人が輝きながら活動を行える市になるよう尽力したい。

受験生に対するメッセージ

筆記試験に関しては、計画をたててしっかり進めてください。すごく難しいことを問われるわけではないので、淡々と勉強するのがいいのかなと思います。

人物試験の面接はとにかく慣れだと思います。面接が得意な人以外は1発で自分の思った通りにこたえる事はかなり難易度が高いと思います。周りの人やアガルートのサービスなどを利用して慣れていくのが良いと思います。またよく言われますが「笑顔」でいれば、結構なんとでもなるシーンがあるので、固くなりすぎず受けることが重要です!

最後になりますが、面接対策とは別に私はよく、自分がその市役所働いている姿を想像して、やりたいことや勉強へのモチベーションを高めていました。自分の働いている姿をしっかり想像できることが出来れば、おのずと結果がついてくるかも!と思いながら公務員試験に向けて頑張ってほしいなと思います。

民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい

どのような業種・職種を志望されていましたか?

医療業界

使用していた文房具やツール

使用していたのは普通の文房具
数的処理の時は作業用のBGMを聞きながらやっていた。