受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

鹿児島県庁

公務員をめざした理由・契機

中学生の時に、テレビのニュースで県内における人口減少や少子高齢化についての問題について知り、危機感を覚えました。そこで、将来は地方創生に携わる職業に就きたいと考えたことがきっかけで県職員を志望しました。
もちろん、民間の企業の中にも地方創生に取り組んでいらっしゃる企業があることは承知していましたが、地方創生というものについては、幅広いアプローチを若い世代の就職や県外からの移住支援、観光・文化に関することなどに対して長期的な目線で、なおかつ根本的にかけていくことを通じて諸問題の解決・改善に取り組むことが今後必要になると考えました。
そこで、そういったことができるのは県職員ならではだと考えたことも、県職員を志望した理由の一つです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

県職員になるには当然公務員試験を突破しなくてはならないため、インターネットで公務員試験対策の講座を開講している予備校などを調べ、いくつもの資料などを取り寄せて各社・各校を比較した結果、アガルートの講義形態が自分に合っていると考えたためです。

勉強の方針と進め方

まず、公務員試験本番の前年の年末までにアガルートの講義テキストをほぼ全教科一周することを目標に掲げました。
特に公務員試験の中でも重要になってくる法律系の科目やミクロ・マクロ経済についてはかなり時間を割き、勉強時間のほとんどをそれらの教科に費やしていたように思います。その中で、自信のあった数的処理や人文科学、面接対策などの勉強時間をあえて削り、前述の法律系・経済系の教科に時間を回すという工夫をしました。
試験本番の年になると、市販のテキストでアガルートの講義の中で得た知識をアウトプットする練習に努めました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

やはり、学生のうちは計画的に勉強しようと思っても急にアルバイトやゼミの予定が入るなどして、思い通りにいかないことも多いと思います。実際自分もその通りで、今日はこの講義を受けよう、と思っていてもなんだかんだで忙しく、その講義を結局その日のうちに受けられなかった、ということが何度もありました。
しかし、アガルートの講義のいいところは、スマホかパソコンさえあればいつでもどこでも講義を受けられる点だと思います。その日のうちに講義が受けられなくても、翌日のちょっとした空き時間に講義の動画を観て、なるべく自分で立てた勉強計画に遅れがでないように心がけました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

私は、教養試験対策講座に関しては、
1,自分が高校時代から数学が得意で、数的処理の問題に対して全く苦手意識が無かったこと 
2,自然科学や人文科学、文章理解の問題に関しては高校生レベルの知識で解けると判断したこと 3,社会科学に関しては法律系科目などとの関連性が高く、法律系科目等の勉強が社会科学の知識の習得に直結すること 
から、そこまで勉強時間を費やさず、その分専門試験の教科の勉強に力を入れました。自分で勉強時間・量の調整ができるのもアガルートの講義の良い点だと思います。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

私は、専門試験対策に多くの時間を費やしました。
特に、公務員試験において非常に重要度の高い民法、行政法、憲法、そして苦手意識のあったミクロ経済、マクロ経済に関しては、アガルートの授業用のテキストを理解できるまで何度も読み込み、記憶の長期的な定着を図りました。
アガルートのテキストは重要な箇所、頻出の箇所がとてもコンパクトに分かりやすくまとめられていて、試験対策をするうえで欠かすことのできないツールでした。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

人物試験対策講座に関しては、アガルートの面接対策講座のテキストに記載されていた、面接においてよく聞かれる質問集を参考にし、頭の中で何度も面接のイメージトレーニングを繰り返しました。
しかし、一次の筆記試験の段階で不合格になってしまっては二次の人物試験を受験する資格すら得ることができないということになるので、どちらかというと筆記試験の方の勉強に時間を多く費やしていたと思います(あくまで私個人の戦略です)。  

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

私は、月曜はマクロ経済、火曜は民法、水曜は憲法、のように、曜日ごとに大学の講義やゼミ、アルバイトとの兼ね合いを考えながら、一週間単位での学習計画を立てていました。
また、計画通りにいかない日が出てくることも想定し、日曜日を「予備日・一週間のうちに学んだことの復習の日」に設定し勉強計画に遅れが出るのを防ぐという工夫もしました。
さらに、夜寝る前にその日勉強した内容をもう一度見直すことで、記憶の定着を図りました。

直前期の過ごし方

直前期に関しては、知識をたくさん頭に詰め込んだり、問題演習を重ねたりするというよりかは、今まで学習してきた内容を広く浅く見返すようにしました。というのも、直前期に関しては自身の心理状態が非常に重要になってくるため、新しい知識を詰め込んだり、初見の問題に出くわしたりして「本番でこんな問題が出たらどうしよう」というような不安を抱えるのは好ましくないと考えたためです。
したがって、あえてアガルートの講義テキストをざっと見返したり、記憶から抜け落ちてしまいそうな箇所をルーズリーフにまとめたりするという風な、軽い勉強にとどめました。そのおかげで、本番ではほとんど不安は感じず、普段通りの心理状態で試験に臨むことができました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、試験期間中だからこそ普段通りに、いつもと変わらないマイペースな自分でいることを心がけました。変に緊張感を覚えてしまうと、うっかりいつもはしないような致命的なミスや間違いを犯しかねないと考えたためです。
その結果、一次試験の試験本番の日に、試験会場で履いていたスリッパが壊れるという不思議なアクシデントに見舞われながらも、平常心で試験に臨むことができました。自分に自信をもって試験本番を迎えられたことが、公務員試験を突破するうえで一番の勝因だったように思います。

教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験に関しては、専門試験の勉強をする中で得た知識をそのまま生かせてしまう問題や、高校生レベルの知識で解ける問題が多く、もともと苦手意識のない科目がほとんどだったので、一切気負うことなく落ち着いて試験に臨むことができました。
また、教養試験のラストの数的処理に関しても、個人的に数学やパズルを得意にしていたということもあり、絶対の自信をもって解き進めることができ、その後の専門試験に向けていい弾みがついたように感じます。

専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験に関しては、憲法、行政法、その他の専門試験の科目においてはまずまずの手ごたえを感じながら受験することができましたが、民法に関してだけは少し難しく感じました。民法の問題を解きながら、もっと具体的な事例を扱ったアウトプットの問題を解く練習をしておくべきだったなと感じましたが、試験本番で、もう後には引けない状況だったので、そこはしっかり切り替えて他の科目の試験にも全力で臨むことができたと思います。

人物試験を受験した時の手ごたえ

もともと私は人前で話したり、意見を述べたりするのが得意なタイプなので、面接会場の部屋の前の順番待ちをする場所(待機場所)でも、面接が始まってからも、リラックスするとまではいかずとも、ほぼ緊張感を覚えずに、普段通りの受け答えをすることができたように思います。
面接官の方も終始笑顔で自分の話を聞いてくださり、たまに感心するそぶりも見せてくださったので、手ごたえを十分に感じながら試験会場を後にすることができました。

合格・内定した時の気持ち

私は、家族で外出している最中に合格発表の時間を迎えたため、真っ先に家族に合格したことを伝えることができました。自分の心境としては、それまで一次試験や二次試験に向けて勉強してきたこと、対策してきたこと、苦労してきたことが全て報われたような気がして、非常に嬉しく感じました。
それと同時に、支えてくれた家族や大学の友人への感謝の思いが込み上げてきたのを覚えています。本当に合格することができて良かったです。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

やはり、ほぼ毎日計画的に、コツコツ勉強に取り組めたことが合格の一番の決め手になったように思います。大学の講義やゼミ、アルバイトが忙しくても、合格するためと自分を律し、自分で立てた勉強計画に遅れがでないように隙間時間を有効に活用するように心がけ、日々努力を続けることができました。
また、勉強していく中で自分の苦手な分野、これからさらに重点的に勉強していくことが必要になってくる分野を客観的に分析するようにしたことも決め手の一つになったと思います。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私は、自分が公務員を志望するきっかけにもなった、地方創生の業務に携わりたいです。人口減少や少子高齢化の問題が全国的にも深刻化している中、私は、地元の県を離れ、都市部の大学に通い、地元の県をどうすればより一層活気と魅力にあふれた県にできるか、そのために県職員として何ができるかを県の外部の人間としての立場から常に考えてきました。さらに、その思索の中で思い描いた県の活性化のための案を、地方創生に関する大学の講義の中で具体化し、公務員試験の面接においても面接官の方にお伝えして納得していただけるまでになりました。
これらの思索や講義の中で得た知識を、県職員としての業務で活かすことができたらと考えています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験の合格のための道のりは、決して平たんなものではないと思います。学生のうちは、公務員試験の勉強以外にもアルバイトや大学の講義などやらなければならないことが多いでしょうし、ついつい心が折れそうになる瞬間が誰にでもあるのではないでしょうか。
しかし、そんな中でも私の心の支えになったのは、絶対合格してやるという強い信念と、目の前に並ぶアガルートの教材でした。計画的にコツコツ努力を重ねること。毎日机に向かってアガルートの教材・講義に取り組むこと。今になって、それらの重要さが分かった気がします。受験生の皆さん、将来の自分が後悔しなくて済むよう、精一杯頑張ってください!応援してます!乗り越えられない壁はない!

民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい

どのような業種・職種を志望されていましたか?

金融関係

公務員試験の対策と併行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら,ぜひお聞かせください。

民間企業の面接やその他説明会などがある日も、公務員試験の勉強だけは毎日欠かさずに続けることを意識して過ごしていました。

使用していた教材とおすすめの使い方

公務員試験本番の前年の年末までは知識のインプットのためにアガルートの教材を使い、本番の年になったらアウトプットのためにスーパー過去問ゼミ(実務教育出版)を使用していました。