今回は大阪府で働く公務員の仕事内容や待遇、試験データを解説しています。

大阪府を受けるか迷っている方、大阪府内で公務員になりたい方の参考になる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

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大阪府庁で働く公務員の仕事内容

大阪府庁の仕事は、「国と市町村の間に入って、調整を行う仕事」や「県内に事業所を置く法人への対応」などが多いです。

例えば「国から市町村に向けての指示」や「市町村から国に向けての申請」などは直接やりとりが行われません。

どちらの場合も大阪府庁が調整、取りまとめを行って二者間を繋いでいるのです。

「国の政策のために、全市町村をまとめる」など、大阪市役所よりもスケールが多い仕事をしたいという人に向いていると言えるでしょう。

大阪府庁で働くと異動がある?

大阪府庁に採用されると、大阪市内にある本庁だけではなく、府税事務や土木事務所など、府内各地へ異動をすることとなります。

異動は約4年に1回あり、自身の居住地を加味される部分はありますが、転居を伴う異動となる可能性も十分にあり得ます。

大阪府庁に求められる人材

大阪府庁の職員に求められる人材像は、「多様な価値観を尊重し、改革マインドを持ってチャレンジする自律型の人財」です。

また、大阪府庁の職員として求める人材は5つあります。

  • 基礎学力のある人材
  • 組織風土にマッチングする人材
  • 強い意志(志)を持つ人材
  • 変化に対応できるチャレンジ精神を持つ人材
  • 自ら考え、調査し、行動する自律型のコンピテンシーを持つ人材

大阪府庁で働く職員の給料・年収

令和5年度地方公務員給与実態調査によると、大阪府職員(全職種)の平均給与月額は443,628円で、平均年収は701万円(7,019,136円)でした。

平均年齢平均給料月額諸手当月額平均給与月額
41.8歳333,500円110,128円443,628円

※参考:職員のモデル年収額及び職員一人当たりの給料・諸手当一覧 〔参考〕

大阪府庁職員の初任給

大阪府の令和5年度、勤務条件・人事制度によると、大阪府職員の新卒初任給は176,000円から212,700円程度、社会人の場合は257,300円から289,700円程度です。

採用区分初任給備考
高卒程度191,700円程度年齢が18歳、高校卒業後の場合。地域手当含む。
大卒程度227,200円程度年齢が22歳、大学卒業後の場合。地域手当含む。
社会人等:26-34266,900円程度年齢が30歳、大学卒業後民間企業等における
職務経験年数が8年の場合。地域手当含む。
社会人等:35-49292,400円程度年齢が42歳、高校卒業後民間企業等における
職務経験年数が24年の場合。地域手当含む。

給料の月額以外に、通勤手当、扶養手当、住居手当、時間外勤務手当、期末手当、勤勉手当等の諸手当がそれぞれの条件に応じて支給されます。

※参考:大阪府/勤務条件・人事制度など

大阪府庁の採用試験概要と対策

大阪府庁の職員になるには、大阪府の公務員採用試験に合格し、内定をもらう必要があります。

ここでは、大阪府の公務員試験の概要について解説します。

大阪府庁職員採用試験の採用区分と受験資格

多くの公務員試験においては、年齢の上限が決まっていることが多いですが、大阪府では幅広い年齢の方の採用を行っています。

行政職の採用区分と受験資格は以下のようになっています。

試験区分受験資格
高校卒程度18歳から21歳の方
大学卒程度22歳から25歳の方
もしくは21歳以下で、年度末までに大学卒業見込みの方
社会人等:26-3426歳から34歳の方
社会人等:35-4935歳から49歳の方

大阪府/大阪大阪府/採用試験より

大阪府職員採用試験の試験内容

大阪府職員の採用試験は、他の公務員試験とは異なり「公務員試験の独自の勉強」が不要な試験となっています。(高校卒程度を除く)

ここでは大学卒程度の試験内容を紹介します。

 試験内容試験範囲試験時間
1次試験SPI3・言語的理解力・数的処理能力・論理的思考力70分
エントリーシート※1次試験時に持参
2次試験論文以下よりいずれか1分野を選択(申込時)
⑴見識 ⑵法律 (3)情報
60分
個別面接※対面面接またはWEB面接のどちらか選択可-
3次試験個別面接2回実施
グループワーク5人から8人程度で、与えられた課題について
作業等を行う

大阪府/行政(大学卒程度)の試験案内より

上記の通り、通常公務員試験で行われる教養試験や専門試験が行われず、民間企業で取り入れられているSPIを用いて試験が行われます。

同様に、SPIを使用した形式の試験は「社会人等:26-34」「社会人等:35-49」でも採用されています。

一方で、高校卒程度の試験においては、通常の公務員試験同様に教養択一試験が実施されます。

大阪府庁職員採用試験の倍率や難易度【令和5年】

採用区分受験者数(人)最終合格者数(人)倍率
高校卒程度2441022.4倍
大学卒程度1,0321696.1倍
社会人等:26-34233763.1倍
社会人等:35-493722018.6倍

いずれの試験も倍率が高めであり、かつ3次試験まであると考えると難易度は高めと言えるでしょう。

大阪府職員採用試験への対策

公務員試験独特の試験が実施されずに、SPIが採用されている大阪府庁においては、民間企業との併願が非常にしやすい試験と言えます。

しかし、他の公務員試験と併願するには「公務員試験の勉強」と「SPIの勉強」を両立しなければなりません。

公務員試験の教養試験とSPI試験は、似通った範囲が多いですが、大阪府庁の志望順位が高いのであれば、独自の勉強を行うべきでしょう。

「大阪府庁の志望度が高く、他の公務員試験を併願する」という人は、早くからSPIの勉強を始めるよりも、教養試験の勉強をしっかりと行うことをおすすめします。

理由としては、SPI試験と公務員試験は被ってる範囲が多く、一般的にSPIの方が難易度が易しいためです。

そのため、公務員試験の勉強を行っていれば、基礎的なSPIの対策は出来ています。

その後、試験の雰囲気を掴むためにも、試験1ヵ月程度前からSPIの勉強を始めるのが良いでしょう。

大阪府職員採用試験は非常に特徴的な試験

解説の通り、大阪府及び大阪市職員採用試験は、他の公務員試験と比較して非常に特徴的な試験になっています。

特に特徴的な点は「教養試験」と「専門試験」がないという点です。

この方式(いわゆる「新方式」)を採用する地方上級試験は非常に増加していますが、先駆けとなったのは大阪府と言っても過言ではありません。

試験内容の変化の背景には、橋下徹元知事の「受験準備に時間と手間がかかる従来の公務員試験はやめる」との大号令があったことが挙げられます。

橋下徹元知事の意図は以下のように考えられます。

  • 公務員試験は準備に時間と労力がかかるという理由で敬遠されることを防ぎ、優秀な人材の確保を行いたい。
  • 勉強が得意でなくとも、意欲と可能性に満ちた人材を採用したい。

この考えが他の自治体採用試験に波及して、いわゆる「新方式」が生まれたのでしょう。

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この記事の監修者

小林 美也子講師 (講師紹介はこちら


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