大学からの進学先として国内MBAを検討している方に向けて、国内MBA入試の飯野一講師が皆様の疑問にお答えします。

新卒も受験できるおすすめの国内MBAの紹介や、研究計画書の書き方なども紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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Q 新卒でも国内MBAに入学できる?

A 入学できる(メインターゲットは社会人)

MBAで学ぶ学生は一般的には社会人です。

なぜMBAでは社会人が学ぶのか?

それは実際のビジネス経験から「得た知識」や「芽生えた問題意識」をもとにディスカッション形式で授業が行われるからです。

MBAの授業というのは、大学の学部の授業のように、教科書をもとに教授が一方的に講義するような画一的な内容の授業ではありません。

MBAの授業の流れ

学生には事前に10ページ程度の予習用のケースが与えられ(例えば、メルカリの成功要因について書かれた小説のようなストーリー)、そのケースを自分で読んで分析(予習)をするのです。

その上で、10人程度の学生で集まってグループでディスカッションをします。

この時には、自分の予習した内容をもとに、そのケースに対する自分の意見を述べるのです。

それに対して、グループのメンバーから質問があったり、新たな視点を付け加えるような指摘があたりして、ディスカッションが進んでいきます。


このような形で、学生同士のディスカッションで授業が進んでいくというのがMBAの特徴です。

自分なりの独自性のある発言を積極的にすることが求められるのがMBAの授業なのです。

こういった形式ですと、実務経験がない大学生の方ですと、「自分なりの独自性のある発言を積極的に」という点を、なかなか満たすことができません。

そのために、MBAは社会人が中心の学びの場となっているのです。

新卒も受験可能な国内MBA一覧

とはいえ、実務経験がない新卒も受験可能なMBAは存在します。

それが以下の大学院です。

関連コラム:【国内MBA】大学からの進学や実務経験のない既卒も出願できる大学院

Q 新卒で国内MBAに進学するメリットは?

A メリットは既存組織の価値観に染まっていない状態で企業経営を学べること

新卒で国内MBAに進学するメリットは、日本の大企業の無用な価値観に染まっていないので、真っ白な状態で企業経営を学ぶことができることです。

日本の企業は年功序列が基本ですから、上の人の意見には従う、という姿勢を叩き込まれます。

例えば、日本の大企業で育った人は礼儀作法が行き届いています。

会議では、上司に逆らうような発言は一切しないし、冬には、受付が見える場所に来る前にコートを脱ぐ。

このような「上の人に対して、いかに振る舞うべきか」を叩き込まれている人は、「上司が言うことは絶対である」とか、「今の状況では、(空気を読んで)自分は発言しない方がいい」といった上司に対する気配りや配慮を身に付けてしまっています。

いわゆる「紳士」的な社員になっていくのです。

上司を立てる紳士的な社員には、議論をする際においても、この階層的な関係を持ち込んでしまうのです。

そうすると言いたいことは言えなくなりますし、それが建設的な意見であっても言えないとなれば、会社にとっても社会にとっても大きなマイナスです。

このような「上を立てる」姿勢を叩き込まれると、既存の仕組みを変えるようなイノベーションを起こすことはできなくなります。

それが社会人がMBAを学ぶ限界です。

既存の常識を身に付けてしまっているので、仮にMBAで学んでも既存の仕組みを変えるようなイノベーションを起こすことはできないのです。

しかし、新卒の方は、日本的な企業に存在する悪しき既存の常識を身に付けていません。

真っ白な状態にいるのです。

この真っ白な状態でMBAを学ぶことによって、社会人経験者にはできない既存の仕組みを変えるようなイノベーションを起こすことができるのです。

Q 新卒で国内MBAに進学するデメリット は?

A  デメリットは既存のビジネスの仕方を知らないこと

新卒で国内MBAに進学するデメリットは、上記と逆説的ですが、既存のビジネスの仕方を知らないという点です。

ビジネススクールでは、先に説明した通りディスカッション形式で学びますので、ビジネス経験がない場合にはディスカッションで発信すべき経験的な情報を持ち合わせていないということになります。

そうすると、ディスカッションでの発言は教科書などの書籍から得た知識をベースにしたものになります。

これでは発言内容が画一的になりディスカッションに厚みや重みが出ないのです。

社会人経験者が多いMBAに進学して新卒者の数が少ない場合は、社会人経験者のディスカッションに新卒者は付いていけずにディスカッションを静観しているという状況になる場合もあります。

このような状況に陥ると、ディスカッションに参加できないことからくる「疎外感」を感じてしまい学びに消極的になってしまうこともあります。

新卒者が多く在籍するデメリットを受けにくいおすすの国内MBA

そのような事態を避けるために、筆者は新卒者には、新卒者が多く在籍しているMBAに進学することをおすすめしています。

先に紹介したMBAでは、以下の7校を新卒者にはおすすめしています。

上記のうち慶應義塾大学を除く6校では、新卒者が多く在籍するということを念頭に置いたカリキュラムになっています。

いきなりケーススタディによるディスカッションをおこなうのではなく、講義でのレクチャーも充実しています。

そのため基礎知識をインプットしてから実践的なケーススタディに移行するような形になっており、新卒者も無理なく学ぶことができるようになっています。

Q 新卒MBAは就活で評価される?

A  将来の明確なビジョンを適切に伝えることで評価される

MBAは大学院で基本的には2年間の在籍になりますから、志望する業界や、企業の内定を出す時期によっては、1年次の6月の時点ですでに就活を進めている学生もいます。

例えば、投資銀行や外資系企業コンサルタントを目指し就活する場合、それらの企業は1年次の秋から冬に内定を出すので、入学後すぐに準備を始める学生が多いです。

では、入学したばかりのMBAでの成績や実績を見せることはできないので、就活ではあまり評価されないのでは?と思うかもしれませんが安心してください。

新卒MBAでの就活は、十分な強みになります。

ただし、ただ進学しただけで強みになるわけではありません。ちょっと興味を惹かれる話のタネがひとつ増えただけです。

そのタネをもとに志望企業の人事に興味、関心、評価を得ていくためには、何をどう伝えるかが重要です。

自身のキャリア設計、就活の軸、MBAで何を得たいのか、なぜMBA進学という選択をしたのか、大学時代の経験等、それらをまとめて適切に伝えることで、「将来を見据えてMBAで学ぶあなた」の評価が高まるのです。

関連コラム:MBAを取得する意義と卒業後のキャリア&主要な国内MBA


アガルートアカデミーで国内MBA試験講座を受講し、一橋MBAにストレートで進学した合格者の言葉です。

自分の就職活動から人となりを示すという意味では大学生の時の活動は意味を持ちます。

しかし自分がどういうキャリアを設計していて、達成するためにどういうアクションをとっているのかという自身の就活の軸を話す場合にはMBA入学というキャリアステップは大きな意味を持ちます。

MBAで学ぶという意思決定をしたこと自体に人事の方たちは興味を持ってくださります。

また自分のキャリア設計と合わせて話すことでその学びが意義あるものだと伝わり、価値を感じていただくことがあるようです。

よって新卒の就活においても、MBAに入学したことは意味があると感じています。

しかし意味を持つためにはなぜ入学してどこを目指しているのかが明確でないと難しいなとも感じている次第です。

このように、自身に明確なビジョンがあれば新卒MBAに入学したこと、そして修了することは大きな価値になり得るのです。

合格者の声:新卒で一橋大学大学院経営管理研究科へ「世界にインパクトを与える事業、会社を作りたい!」

Q 研究計画書に何をかけばよいかわからない場合は?

新卒が研究課題を見つける方法は、2つあります。

A1  アルバイトなどの実務経験に似た活動から研究課題を見つける

ひとつつ目は、アルバイトなどの実務経験に似た活動から研究課題を見つけることです。

アルバイト以外でも、部活、サークル活動、インターンシップなど組織としての活動経験からテーマを見つけるのです。

居酒屋でアルバイトをした経験があるという方は、お客さんが何を好んでいるか、その好みには年齢や性別、職業などの属性が絡んでいるか。

こういったマーケティング的な視点を持ってアルバイトをすると、マーケティング視点での研究テーマが見つかります。

また、居酒屋でアルバイトをまとめるリーダー的な立場を経験しているならば、組織をもとめるためのリーダーシップやフォロワーの動機付けなどに関心があると思います。

この場合は、モチベーション理論やリーダーシップ理論などが研究課題になります。

このような形で、実務経験に近いものから研究課題を見出すのです。

多くの学生がアルバイトやサークル活動などをしていると思いますので、この方法での研究課題の発見は活用しやすいと思います。

A2  経営学部や商学部在籍なら卒業論文をMBA受験向けに高度化させ研究課題とする

もうひとつの方法は、大学時代に経営学部や商学部などに在籍していて、卒業論文を書いた方が対象の研究課題の見つけ方です。

経営学部や商学部などに在籍していて、卒業論文を書く方は、卒業論文をMBA受験向けに高度化させて、それを研究課題とするといいと思います。

学部時代の卒業論文は、本を読んで、自分なりの考えをまとめるだけの作業です。

MBAの場合は、本や論文を読むだけではなく、それらを読んだ上で仮説を設定して、それをデータを取得して検証する作業が必要になります。

ですから、自分が学部の卒業論文で書いたものを、仮説検証する形に高度化させればいいのです。

MBAの修士論文はデータ取得による仮説検証は必須になりますので、この方法で研究課題を設定すれば、学部での勉強を活かす形になり、実務経験がない新卒の方でも研究課題が書きやすいと思います。

また、この形ですと、学部のゼミの指導教授のアドバイスももらえますので、より研究計画書が書きやすくなると思います。

関連コラム:国内MBAの研究計画書とは?基本の書き方とポイント

大学の成績や推薦書はどの程度合否に影響する?

A 人気校以外は影響しにくい

大学の成績や推薦書はどの程度合否に関わるかについては、基本的にはあまり合否に影響しないと思います。

しかし、難関校や人気校は受験生が多くなるため、合格レベルも高くなります。

そういった場合は、大学時代の成績が影響してくるケースが多くなるかもしれません。

なお、国内MBA入試の面接で、成績について聞かれることがあります。

もし、成績に関して面接官に突っ込まれそうな内容があるのであれば、なぜこの成績なのか、今後はどうしていくのか、といった質問を想定して、説明をしっかりできるようにしておいたほうがいいでしょう。

もし、成績や推薦状の有無について不安な場合は、アガルートの受講相談を受けるのもよいでしょう。

国内MBA入試の準備は就活が終わってからでも間に合う?

A 冬入試には十分間に合います

就活において内々定が出るのは、一般的に4年生の6月以降となります。

4年生の夏には内々定が出ていると考えると、就活シーズンは4年生の夏ごろまでというのが一般的な認識です。

ということは、4年生の秋ごろから国内MBAを目指して準備して間に合うかですが、冬入試(1月入試)を実施している国内MBAでしたら問題なく間に合います。

冬入試は1月に出願し、筆記試験が1月末もしくは2月上旬におこなわれます。

例えば、9月に国内MBAを受験することを決めたとした場合、5か月の準備期間がありますので、まったく問題ありません。十分に間に合います。

よって、就活シーズンが終わった後でも国内MBA受験は可能です。

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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