「資格を取って就職やキャリアアップに活かしたい」と考えたとき、専門学校は有力な選択肢の一つでしょう。大学と比べて修業年数が短く、実践的なカリキュラムが組まれているため、効率よく資格取得を目指せます。

しかし、全国には数多くの専門学校が存在し、どの学校を選べばよいか迷う方も少なくありません。学費やカリキュラム、合格実績など、比較すべきポイントは多岐にわたるからです。

この記事では、資格取得に強い専門学校を厳選してご紹介します。さらに、専門学校で取得を目指せる資格の種類や、学校選びで失敗しないためのコツも詳しく解説していきましょう。

専門学校で取れる資格は?

専門学校で取得を目指せる資格は、大きく「国家資格」「公的資格」「民間資格」の3種類に分類されます。それぞれの特徴を理解したうえで、自分のキャリアに合った資格を選ぶ必要があるでしょう。

卒業と同時に取得できる国家資格

専門学校の大きな魅力は、卒業するだけで取得できる国家資格がある点です。所定の単位を修得し、必要なカリキュラムを修了すれば、試験を受けずに資格を手にできる場合もあります。

たとえば、栄養士や調理師、保育士(指定校の場合)などが代表的な例でしょう。専門学校での学びがそのまま資格に直結するため、時間を効率よく使いたい方には最適な選択肢といえます。

ただし、介護福祉士のように、かつては卒業のみで取得できたものの、制度改正で国家試験が必須となった資格もあります。最新の制度を必ず確認してから進学先を決めてください。

国家試験の受験資格が得られる資格

専門学校を卒業すると国家試験の受験資格を得られる分野は非常に多いのが特徴です。看護師、理学療法士、作業療法士、臨床検査技師、柔道整復師、はり師・きゅう師など、医療系資格の多くが該当します。

大学でも同様の受験資格を得られますが、専門学校は修業年数が1年短いケースが多い点が強みでしょう。3年間で受験資格を満たし、最短ルートで国家資格の取得を目指せる仕組みです。

合格率は学校ごとに大きく異なるため、パーセンテージだけでなく受験者数の実数も確認しましょう。受験者が1〜2名で合格率100%と公表されていても、データの信頼性には疑問が残ります。

就職・転職に役立つ民間資格・検定

国家資格だけでなく、民間資格や検定も専門学校のカリキュラムでカバーされています。簿記検定、ITパスポート、基本情報技術者試験、医療事務、秘書検定などは、多くの専門学校で取得支援が行われている資格の代表例です。

近年はDX推進やAI活用の流れを受けて、IT系の資格に注目が集まっているのも見逃せません。特に基本情報技術者試験は、IT業界への就職で大きな武器になるでしょう。

民間資格は国家資格に比べて難易度が低い傾向にありますが、実務に直結する点で評価されやすい特性があります。複数の資格を組み合わせて取得し、自分の強みを幅広くアピールする戦略も効果的です。

資格の取得を目指せるおすすめの専門学校6選

ここからは、資格取得に定評のある専門学校をご紹介します。各校の強みや特色を比較しながら、自分に合った学校を見つける参考にしてみてください。

近畿医療専門学校

近畿医療専門学校
出典:近畿医療専門学校

近畿医療専門学校は、大阪・梅田から徒歩圏内の南森町エリアに位置する、柔道整復師・鍼灸師・スポーツトレーナーをめざせる専門学校です。

プロ野球選手や力士など数多くのアスリートの治療を手掛けてきた現役治療家の理事長が設立した学校で、現場で即戦力となれる実践的な技術の習得に力を入れています。

独自のWライセンス制度を導入しており、通常6年かかる柔道整復師・鍼灸師の両資格を、最短3年間で取得することが可能です。

また、午前・午後の2コース制により、社会人や働きながら学びたい方も通いやすい環境が整っています。

国家試験に向けては補講サポートを実施するなど手厚い試験対策を行うほか、マンツーマンの面談や就職ガイダンスなど就職支援も充実。

小林整骨院グループへの就職支援もあり、卒業後のキャリアまで見据えたサポート体制が整っています。

専門学校名近畿医療専門学校
取得できる資格・柔道整復師
・はり師
・きゅう師
・JATI(日本トレーニング指導者協会)資格

大原学園(資格の大原)

出典:大原学園(資格の大原)

「資格の大原」として知られる大原学園は、簿記・税理士・公認会計士・公務員・医療事務など、幅広い分野の資格取得に強い専門学校です。全国に多数の校舎を展開しており、地方在住の方でも通いやすい点が魅力でしょう。

大原学園の最大の強みは、長年蓄積された試験対策ノウハウにあります。検定試験の日程に合わせてカリキュラムが組まれており、講義・演習・模試を繰り返す「合格サイクル」で着実に実力を伸ばせる仕組みです。

50分1コマの集中型授業を採用しているため、だらだらと長引かず、効率的に学習を進められるのも特徴といえます。講師陣のサポートも手厚く、質問対応や就職活動の支援にも力を入れている学校です。

簿記や会計分野での合格実績は圧倒的で、高度な資格を武器に希望の就職先へ進む卒業生を多数輩出してきました。ビジネス系・事務系の資格を軸にキャリアを築きたい方に適した環境でしょう。

専門学校名大原学園(資格の大原)
取得できる資格【会計・税務・ビジネス系】
・公認会計士(国家資格)
・税理士(国家資格:簿記論、財務諸表論、税法科目など)
・日商簿記検定(1級・2級・3級)
・全経簿記能力検定(上級~各級)
・ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級・3級)/AFP資格
・リテールマーケティング(販売士)検定
・中小企業診断士

【法律・労務・不動産系】
・行政書士(国家資格)
・社会保険労務士(国家資格)
・宅地建物取引士(国家資格)

【公務員系(※資格ではなく採用試験の合格目標)】
・国家公務員(一般職、専門職[税務職員]、裁判所職員など)
・地方公務員(都道府県職員、市区町村職員など)
・警察官、消防官
・海上保安官、刑務官、入国警備官、皇宮護衛官、自衛官

【医療事務・福祉・保育系】
・医療請求事務検定(1級・2級)
・医療秘書実務検定(1級)
・介護福祉士(国家資格)
・社会福祉士(国家資格)
・介護職員初任者研修
・保育士(国家資格)
・幼稚園教諭二種免許状

【IT・情報処理・パソコン系】
・応用情報技術者試験(国家資格)
・基本情報技術者試験(国家資格)
・情報セキュリティマネジメント試験(国家資格)
・ITパスポート試験(国家資格)
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
・Webクリエイター能力認定試験
・Excel表計算検定 / Word文書処理検定

【教養・語学・実務系】
・秘書技能検定(2級・3級など)
・ビジネス実務マナー検定
・実用英語技能検定(英検)
・TOEIC® L&R TEST
・日本漢字能力検定(漢検)
・電卓技能検定

HAL(東京・大阪・名古屋)

出典:HAL(東京・大阪・名古屋)

HALは、IT・CG・ゲーム・デジタルコンテンツ分野に特化した専門学校で、東京・大阪・名古屋の3拠点にキャンパスを構えています。文部科学大臣認定の「職業実践専門課程」として、全国の専門学校の中でも最多の学科数が認定を受けている実力校です。

IT分野の国家資格である基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の対策に力を入れているのが大きな特色でしょう。万が一、基本情報技術者専攻で2年間在籍して合格できなかった場合、卒業後2年間の学費をHALが負担する「国家資格 合格保証制度」まで設けています。

また、卒業時に就職先が決まっていない場合に学費を最大2年間負担する「完全就職保証制度」も用意されています。資格取得と就職の両面で、学生への手厚い支援体制が整った学校です。

任天堂やマイクロソフトなどトップ企業との教育連携も実施しており、在学中から実際のビジネスに即した開発経験を積める環境も見逃せません。IT業界で活躍したい方には心強い選択肢となるはずです。

専門学校名HAL(東京・大阪・名古屋)
取得できる資格【IT・情報処理系(国家資格・公的資格)】
・基本情報技術者試験(※HALは科目A試験の免除認定校です)
・応用情報技術者試験
・データベーススペシャリスト試験
・ネットワークスペシャリスト試験
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
・情報処理安全確保支援士試験
・ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント試験
・情報検定(J検)情報システム試験/情報活用試験/情報デザイン試験

【CG・映像・WEB・デザイン系】
・CGエンジニア検定(ベーシック・エキスパート)
・CGクリエイター検定(ベーシック・エキスパート)
・WEBデザイナー検定(ベーシック・エキスパート)
・画像処理エンジニア検定(ベーシック・エキスパート)
・マルチメディア検定(ベーシック・エキスパート)
・色彩検定
・グラフィックデザイン検定
・漫画キャラクター検定
・レタリング技能検定

【ビジネス・PCスキル系】
・パソコン検定(P検)
・ビジネス文書実務検定
・文章検定(日本語文章能力検定)
・情報技術検定

日本工学院専門学校

出典:日本工学院専門学校

日本工学院専門学校は、東京の蒲田と八王子にキャンパスを持つ総合専門学校です。6カレッジ・35学科という幅広い学科編成を持ち、IT、テクノロジー、クリエイティブ、デザイン、音楽、スポーツなど多彩な分野をカバーしています。

資格取得サポートの面では、特に電気工事士などの技術系国家資格で全国トップクラスの取得率を誇ります。テクノロジーカレッジでは、電子・電気、機械・ロボット、建築といった専門分野で、企業からの信頼も厚い実績を残してきました。

姉妹校である東京工科大学との連携により、専門学校卒業後に大学へ編入する道も開かれている点が独自の強みです。より高度な学位を取得したい方にとって、将来の選択肢が広がるでしょう。

900社以上の企業が参加する合同企業説明会や、キャリアガイダンスなどの就職支援プログラムも充実しています。資格を取得したうえで、就職まで一貫したサポートを受けたい方におすすめの学校です。

専門学校名日本工学院専門学校
取得できる資格【テクノロジー系(電子・電気・機械・建築・土木)】
・第二・三種電気主任技術者(電験)
※所定の単位修得と卒業後の実務経験で無試験取得可能
・第一種・第二種電気工事士
※第二種は無試験取得(または筆記試験免除)のコースあり
・一級・二級建築士 ※卒業時に受験資格取得
・1級・2級施工管理技士(建築・土木・電気工事・管工事・建設機械)
※卒業時に受験資格取得
・消防設備士(甲種・乙種)
※甲種は受験資格取得
・第1・2種ボイラー・タービン主任技術者 / 二級ボイラー技士
・第一・二級陸上特殊無線技士
・3次元CAD利用技術者試験(1・2級) / 機械設計技術者試験
・測量士・測量士補

【IT・AI・情報処理系】
・基本情報技術者試験 / 応用情報技術者試験
・情報セキュリティマネジメント試験 / ITパスポート試験
・G検定(日本ディープラーニング協会)
・CCSP・CCNA(シスコ技術者認定資格)
・Androidアプリケーション技術者認定試験
・ITILファンデーション
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

【クリエイター・デザイン・エンタメ系】
・CGエンジニア検定 / CGクリエイター検定
・Webデザイナー検定 / 画像処理エンジニア検定
・照明技術者技能認定
・舞台機構調整技能士(音響)
・映像音響処理技術者資格認定試験
・色彩検定 / カラーコーディネーター検定
・JUIDAドローン資格(無人航空機操縦技能など)
・ビジネス著作権検定

【医療・スポーツ系】
・はり師(国家資格) / きゅう師(国家資格) / 柔道整復師(国家資格)
・JATI認定トレーニング指導者
・健康運動指導士 / 健康運動実践指導者
・幼児体育指導員 / 障がい者スポーツ指導員
・JWI各種フィットネスライセンス / JCCA認定ベーシックインストラクター
・各種スポーツコーチ・審判員(サッカー、テニス、水泳など)
・潜水士 / キャンプインストラクター

【ビジネス・総合系】
・国内旅行業務取扱管理者 / 旅程管理主任者
・ビジネス能力検定(B検)ジョブパス
・秘書検定 / TOEIC

大阪医専(首都医校・名古屋医専)

出典:大阪医専(首都医校・名古屋医専)

大阪医専は、医療・福祉・看護・リハビリ・スポーツ系の資格取得に特化した専門学校です。東京(首都医校)、名古屋(名古屋医専)にも姉妹校があり、全国規模のネットワークを持っています。

最大の特色は、7分野20職種以上を網羅する学科編成による「チーム医療教育」の実践にあります。各学科の学生が一つのチームを組み、症例に対して解決策を考えるグループ授業を導入。現場さながらの多職種連携を在学中から体験可能です。

「国家資格 合格保証制度」「完全就職保証制度」「給与保証制度」の3大保証 + 別途「生涯バックアップシステム」を掲げており、資格取得から就職、さらには卒業後の転職まで長期的な支援が受けられます。

看護師や理学療法士、作業療法士、救急救命士、はり師・きゅう師など、医療系の国家資格を幅広く目指せる環境は他にない強みといえるでしょう。医療業界でのキャリアを志す方に最適な学校です。

専門学校名大阪医専(首都医校・名古屋医専)
取得できる資格【看護・リハビリ・医療技術系(国家資格)】
・看護師
・保健師
・助産師 ※看護師資格取得者向けの学科などで取得可能
・理学療法士(PT)
・作業療法士(OT)
・言語聴覚士(ST)
・視能訓練士(ORT)
・臨床工学技士(CE)
・救急救命士
・歯科衛生士

【東洋医療・スポーツ系(国家資格・公的資格)】
・はり師(国家資格)
・きゅう師(国家資格)
・柔道整復師(国家資格)
・アスレティックトレーナー(日本スポーツ協会公認 JSPO-AT)
・健康運動実践指導者
・JATI認定トレーニング指導者
・NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)

【福祉・心理系(国家資格)】
・介護福祉士
・社会福祉士
・精神保健福祉士

【医療事務・IT・情報系(民間資格・公的資格)】
・診療情報管理士(四病院団体協議会認定)
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務管理士 / 医療秘書技能検定
・登録販売者(都道府県知事認定)
・医療情報技師
・基本情報技術者試験(国家資格) / ITパスポート試験(国家資格)
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

【その他・ケア系】
・福祉住環境コーディネーター(2級・3級)
・手話技能検定 / サービス介助士
・ピアヘルパー(心理カウンセリング関連)
・BLS(一次救命処置)プロバイダー / 赤十字救急法救急員

TAC(資格の学校TAC)

出典:TAC(資格の学校TAC)

TACは、税理士・公認会計士・宅建士・行政書士・社会保険労務士・中小企業診断士など、士業系・ビジネス系の難関資格に強い資格スクールです。全日制の専門課程コースに加えて、社会人向けの夜間・土日講座も充実しています。

TACの人気資格ランキングでは、税理士が近年トップを維持。受験資格の緩和や科目合格制など挑戦しやすい仕組みもあり、キャリアチェンジを考える社会人からの支持を集めています。

講師陣には実務経験豊富なプロフェッショナルが多く、試験対策だけでなく、実際の業務で役立つ知識も吸収できるのが利点でしょう。面接指導に定評のある講師が在籍する校舎もあり、就職・転職活動でも心強い味方となるはずです。

宅建士は不動産業界での需要が高く、中小企業診断士はDX推進や働き方改革の流れで活躍の場が拡大中。時代のニーズに合った資格を狙いたい方にとって、TACは有力な選択肢の一つといえます。

専門学校名TAC(資格の学校TAC)
取得できる資格【財務・会計系】
・公認会計士
・簿記検定(日商簿記1級・2級・3級)
・建設業経理士検定
・ビジネス会計検定試験®
・財務報告実務検定
・経理・財務スキル検定(FASS)

【経営・税務・労務系】
・税理士
・社会保険労務士
・中小企業診断士
・IPO実務検定
・企業経営アドバイザー
・ビジネスマネジャー検定試験®

【法律系】
・司法書士
・行政書士
・弁理士
・通関士
・ビジネス実務法務検定試験®
・知的財産管理技能検定®

【公務員・教員系】
・国家公務員(総合職・一般職・専門職など)
・地方公務員(地方上級、市役所、理系技術職など)
・外交官(外務専門職)
・警察官 / 消防官
・教員採用試験 / 小学校教員資格認定試験

【不動産・建築系】
・不動産鑑定士
・宅地建物取引士(宅建士)
・マンション管理士 / 管理業務主任者
・賃貸不動産経営管理士
・建築士(1級・2級)
・1級建築施工管理技士 / 1級土木施工管理技士

【金融系】
・ファイナンシャル・プランナー(FP)
・証券アナリスト / CFA®
・証券外務員
・貸金業務取扱主任者
・DCプランナー(企業年金総合プランナー)
・相続検定

【IT・情報処理・数理系】
・情報処理技術者試験(ITパスポート、基本情報、応用情報など各種高度試験)
・情報処理安全確保支援士
・CompTIA
・統計検定® / ビジネス数学検定
・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)などのPC実務

【国際会計・語学系】
・米国公認会計士(USCPA)
・米国税理士(EA)
・米国公認管理会計士(USCMA)
・公認内部監査人(CIA)
・TOEIC® L&R TEST

【電気・設備系】
・電気主任技術者(電験三種・電験二種)
・電気工事士
・消防設備士
・危険物取扱者
・1級電気工事施工管理技士
・第三種冷凍機械責任者 / 二級ボイラー技士

失敗しない!資格に強い専門学校の選び方

おすすめの専門学校を知ったうえで、次に重要なのは「自分に合った学校の見極め方」です。入学後に後悔しないためにも、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。

合格実績を「実数」で確認する

専門学校を選ぶうえで最も重視すべきポイントは、資格試験の合格実績です。ただし、合格率のパーセンテージだけを見て判断するのは危険でしょう。

たとえば、受験者数が2名で合格率100%の学校と、受験者数100名で合格率90%の学校では、後者のほうがデータとして信頼性が高いのは明らかです。パンフレットやWebサイトで、合格者の「実数」と「過去数年分の推移」を確認してください。

複数年にわたって安定した合格実績を維持している学校であれば、教育体制やカリキュラムが確立されていると判断できます。直近1年だけ突出して良い数字を出している場合は、慎重に検討しましょう。

カリキュラムと資格対策の充実度を比較する

同じ資格を目指せる専門学校でも、カリキュラムの内容は学校ごとに大きく異なります。通常の講義に加えて、模擬試験や補講、個別指導がどの程度用意されているかを比較してみてください。

実習やインターンシップの充実度も重要な判断材料です。医療系であれば臨床実習の時間数や提携病院の数、IT系であれば企業連携プロジェクトの有無をチェックしましょう。

資格試験の直前対策講座や、不合格時のフォローアップ体制が整っている学校は安心感があります。合格保証制度を設けている学校であれば、万が一のリスクにも備えられるでしょう。

学費と奨学金・支援制度を確認する

専門学校の学費は、分野や修業年数によって大きく差があります。入学金・授業料・教材費・実習費などの総額を事前に把握しておくのは必須です。

国の「高等教育の修学支援新制度」の対象校であれば、授業料の減免と給付型奨学金を併用できる場合があります。住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯が対象のため、該当する方は早めに確認しておきましょう。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や、学校独自の特待生制度、日本政策金融公庫の教育ローンなど、利用可能な支援制度は多岐にわたります。学費だけで進学を諦めず、活用できる制度を幅広く調べてみてください。

就職サポート体制をチェックする

資格を取得した後に大切なのは、希望の職場に就職できるかどうかです。専門学校の就職率はもちろん、求人件数や就職先の業種・企業名まで確認しておきましょう。

キャリアカウンセラーの常駐、履歴書添削、面接練習、合同企業説明会の開催など、就職支援の具体的な内容を比較するのも重要なポイントとなります。

卒業後のフォロー体制がある学校は特に心強いでしょう。転職やスキルアップを考えたときに、卒業生向けの求人紹介やセミナーを利用できる環境は長期的なメリットになります。

オープンキャンパスや体験授業に参加する

パンフレットやWebサイトの情報だけでは、学校の雰囲気や実際の授業の質を正確に把握するのは難しいものです。気になる学校があれば、必ずオープンキャンパスや体験授業に足を運んでみてください

キャンパスの設備や教室の環境、在校生の雰囲気、講師の授業スタイルを自分の目で確かめるのが、学校選びにおいて最も確実な方法です。個別相談の時間を活用して、資格取得に関する具体的な質問をぶつけてみるのもよいでしょう。

複数の学校を比較検討するためにも、最低2〜3校のオープンキャンパスに参加するのをおすすめします。比べてみることで、各校の違いがより明確になるはずです。

まとめ

専門学校は、資格取得を最短ルートで目指せる実践的な教育機関です。卒業と同時に取得できる資格、国家試験の受験資格が得られる資格、就職に役立つ民間資格・検定など、学べる分野は非常に幅広いといえます。

自分がどの分野の資格を取りたいのかを明確にしたうえで、合格実績の実数やカリキュラム、学費・奨学金制度、就職サポート体制を総合的に比較してみてください。

資格選びの際には、AIの台頭による職業環境の変化や、高齢化社会における医療・介護分野の需要拡大など、社会全体のトレンドにも目を向ける姿勢が欠かせません。

まずは気になる学校のオープンキャンパスに参加し、雰囲気やカリキュラムを体感してみましょう。パンフレットの請求は無料の学校がほとんどなので、複数校の資料を取り寄せて比較検討するところから始めてみてはいかがでしょうか。