受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

土地家屋調査士という仕事を知ったきっかけは、たまたまです(知人との会話の中で出てきた)。調べてみると、試験一部免除の資格に建築士という項目があり、建築士の父の仕事内容と近いのかなと興味が湧きました。
試験内容は数学と法律内容が半々でどちらも自分が好きな分野であること、仕事は外と中の業務が半々で自分が好む働き方であることなどが目指すことを決めた理由です。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学での勉強で試験に落ちてしまったため、予備校を受講しようと思いました。独学時代にアガルートアカデミーがTwitterに投稿していた調査士試験一問一答にお世話になっていたことからアガルートが候補に挙がりました。
その後の受講相談では丁寧に対応していただいたことからアガルートでの受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

受験回数は3回です。1回目はお試し受験、2回目は本気で受験し落ちました。ここまでは独学だったため、ここで予備校を受講することを決意しました。受講してから自らの独学の能率の悪さをひどく痛感しました。それだけアガルートの講義は非常に明瞭で、資料や講義動画が有意義なものでした。また、Facebookで質疑応答がタイムリーにできること・見られることにとても助けられました
本気で受験した年は、あと2.5点というところで不合格でした。悔やまれるのが、択一で1問凡ミスをしており、それがなければ合格できていたのにというところです(「正しいものを選べ」と「誤っているものを選べ」を逆に解答)。
また、時間配分のミスも悔やまれたところです。書式のある問題の計算で非常に時間を取ってしまい、その時は問題の見極めができていなかったと思い出されます。
学習は、アガルートで提示されているステップに沿って進めました。最初に【土地家屋調査士】合格総合講義や新・定規の使い方講座、[中山式]複素数計算方法で基礎固め、以降は毎日過去問等の繰り返しと時々答練をしました。

<毎日やったこと>
①書式と択一の過去問1年分(書式は土地か建物の1問。時間が取れる時は2問。)
②申請書例50問のうち1問
③移動中や作業中に講義の音声のみ聴く

一番やって良かったと思っていることは、過去の択一1年分を20分以内で解くようにしておいたことです。おかげで、本試験でも択一問題を20分以内で解くことができ、完走・見直しの時間もできて合格につながったと思います。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

各教材が届いてから最初に取り組んだのが【土地家屋調査士】合格総合講義です。独学時代にある程度の知識は学んだといえど、ここは最初に一度全体を学び直すべきだと思ったからです。
動画の講義は、中山先生の話がとても「聴きやすく・分かりやすい」。講義を受けるのが楽しく、全体を学ぶのにとても助けられました(独学時代は市販の全体を学ぶためのテキストと過去問を使用し学んでいましたが、初めての分野をテキストのみで学び続けることは少々困難でした。アガルートの講義を受けた最初の感想が「最初から受講すれば良かった」です)。
また、動画の講義は再生速度を変えることもできるため、自分に合った速度で聴くことができることも魅力でした(より集中していた時は1.5〜2倍速、苦手な分野でじっくり聴きたい時は通常の速度)。
テキストはカラー刷りで見やすく、紙媒体だけでなくホームページ上にもテキストデータが用意されていたため、常に紙テキストを持ち歩かなくても、気になった時にスマホでテキストを見ることができたのも非常に便利でした。
講義の音声がダウンロードできたため、通勤や作業中に音声を流して日常のスキマ時間に復習をしていました。(中山先生の話が聴きやすいため、音声のみ聴いていても講義の内容が入ってきました)。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

年度毎に過去問が搭載されているため、1年分の択一を解くのにどのくらいの時間がかかるのかを計りながら取り組むことができました。というのも、前回の試験では完走することができなかったため、試験においては時間が命になると思いました。
試験前までには択一の過去問1年分を20分以内に解くことを目標にして取り組みました。もちろん、時間のみならず正答率も大事なものなので、過去問全問正解も目標です。間違えやすい・時間がかかりやすい問題は、重点的に繰り返し解いていました。
また、解説講義の音声をダウンロードして、苦手な問題の解説部分を繰り返し移動中や作業中に流して覚えることに努めました。年度毎の搭載のため、毎年どういった分野がどれくらい・どのように出ているのか、択一式過去問の傾向を知るのにも役に立ちました

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

感覚を忘れないために書式は毎日取り組みました。時間がない時は、土地か建物を交互に1問。時間がある時は、土地と建物の合計2問を解いていました。
さらに時間が厳しい時は、申請書は書式ひな形対策講座の申請書例50でも学習するため省略し、図面だけでもと取り組みました。書式も択一と同じく時間を意識して学習し、建物は50分以内、土地は60分以内を目標として解いていました。
独学時代は、昭和の頃の過去問も解いていましたが、近年の試験内容とはかなり異なっていました(しかし、どう学習を進めるのが良いのか分からなかったため、過去問を全て解いていました)。アガルートの過去問は近年の過去問を搭載しているため、現在の試験の傾向を効率的に学習することができました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

独学で一番苦戦したのが、三角定規の使い方です。独学時代に市販のテキストやインターネットにある情報で三角定規の使い方を学びましたが、字や図だけでは実際の使い方を理解するのにとても苦労し、時間を要しました。
定規の使い方講座は、動画の講義で実際に動いている映像を見て学ぶことができるので、とても分かりやすい講義となっていました。この点も最初からアガルートを受講していれば時間効率が非常に良かったのにと悔やまれた点です。この講座も受験期初期に取り掛かり、合格総合講義の受講と同時に受講しました(【土地家屋調査士】合格総合講義は基本聴いて学習するスタイルだったので、定規の使い方講座で手を動かして書いてみることで気分転換をするため同時に受講していました)。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

複素数計算も同じく独学時代に学んではいましたが、多くのやり方は学んでいなかったので、この講座で再学習しました。基本から組み合わせ問題まで幅広く学習することができる講座のため、受験初期に一度全部受講した後も、組み合わせ問題を復習のために再度解くなどして活用しました。
また、各テクニック別に構成されているため、苦手な複素数計算の箇所のみを復習することもしやすく、非常に使いやすい構成でした。計算の仕方も一つ一つ丁寧にテキストに記載されているため、間違えた時にも、どこで自分が間違えていたのか分かりやすかったです。
また、動画の講座でも実際に電卓を使用しながらの講義なので、複素数初学者にも非常に分かりやすい講義だと思います。

実践答練のご感想・ご利用方法

日々の学習が過去問中心のため、時々答練を解くことで、慣れない問題が出てきた時の時間配分や自分のミスの傾向を知るために実践答練を使用しました。
実践答練を初めて解く際は、実際の試験時間を模して午後1時から午後3時半の時間で取り組みました。
一時、答練の沼(過去問以外の問題にいっぱい触れなきゃ、知らない問題を潰さなきゃ)にハマりそうになりましたが、過去問の傾向を知り、完璧にした方が本試験に当たる上では有益と思い、答練の使用方法は最初に記載したことに留めました。
実践答練の択一も書式も有用な内容で、一度解き終わった後も全体を通しで解き直したり、苦手な部分のみ抽出して繰り返し解くなどして使用しました。

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正について解説があったことで、今まで学習してきたどこの内容が変わったのか非常に明瞭となりました。
独学で勉強していた際には、インターネットの情報から知識を会得することもあったのですが、その情報が法改正前の情報という時もあり、自分のノートにまとめていた情報が古い誤った情報で記載されていることもありました(問題の解説を見ながら、自分のノートに書いてあることと違うなと思ったら、自分のノートの記載が法改正前の話だったということがありました)。
この講座のおかげで、そういった誤りを防ぐことができ、また、法改正があったことで試験に出る可能性の内容があることをしっかり学べたことがこの講座では良かったです。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

過去問だけでは網羅できない様々な形態の書式の申請書を学ぶことができ、非常に有益な講座でした。独学時代は書式の学習は過去問しかしていなかったため、過去問で出たことがない書き方は不得手としていました。
この講座では50の申請書例が示されており、広く色んなパターンがあるため、毎日1問ずつ(時間があるときは複数問)取り組み慣れるようにしました。
そして、間違えやすい申請書例はコピーしてトイレの壁に掲示し、日頃から目に入れ覚えるよう努めました(試験直前期は、スマホの壁紙にもしてより目に付くようにしていました)。
問題の次ページに解説があるため、解説が目に入らないテキストの構成は学習がとてもしやすいものでした。

不動産登記法総論<狙い目論点>講座のご感想・ご利用方法

講座の教材は一問一答形式で要点が記載されたテキストのため、受験中盤〜後期の時期に活用しました。比較的薄めのテキストのため持ち歩きすやすく、テキストの内容が一問一答のため、スキマ時間を活用して学習することができました。
この講座も他と同様でインターネット上にテキストデータがあるため、紙のテキストを持ち歩かなくてもスマホがあれば学習することが可能のため便利でした。
この講座についても動画の講義があることに後から気づき(テキストの教材が非常に便利で、そちらにばかり目がいっていました)、動画の講義を一気に視聴しましたが、それも全体の復習となり良かったです。
土地家屋調査士試験で重要な不動産登記法を全体的に復習できる良い講座だと思います。

民法<狙い目論点>講座のご感想・ご利用方法

民法は土地家屋調査士試験での出題が択一試験の20問中3問と過去問の量が不動産登記法と比べて少なく、練習できる問題が限られます。しかし、民法という範囲は広く、全部を全部覚えることは非常に大変です。この講座はそんな民法の狙い目の論点を択一試験と類する一問一答形式でテキストに搭載しており、民法の試験対策として非常に役に立ちました。
不動産登記法の狙い目論点の講座と同様、比較的薄めのテキストのため持ち歩きすやすく、外出先でも学習を容易とすることができました。他の講座と同様にインターネット上にテキストデータがあるため、紙のテキストを持ち歩かなくてもスマホがあれば学習することが可能のため便利でした。

記述式計算ステップ講座のご感想・ご利用方法

複素数計算の講座の後に電卓を用いた計算方法を強化するため活用しました。過去問で電卓を用いた計算方法の練習をするには少々複雑なシーンもあるため、基礎的な問題演習の練習をすることに最適でした。計算過程が丁寧に示されているため、最終的な数字の答えが合わない時に自分がどの箇所で間違えているのかハッキリ分かるのがとても良かったです。
また、応用問題も掲載されているため、本試験で電卓を用いた計算を活用するための練習もできました。
テキストだけでなく、解説動画もあるので、実際の電卓の使用方法を見ながら学ぶことが出来ます。テキストばかりでは飽きてしまう自分にとっては、動画の解説があることに助けられました。

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等)

この度は大変ありがとうございました。他の資格(次は測量士)を目指す際にもお世話になるかもしれません。
その際はまたどうぞよろしくお願いいたします。