合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

もともと、司法書士業務を行なっており、業務の中で表示に関する登記の知識が多分に必要でありました

司法書士試験に合格したのは、10年近く前でしたが、当時から土地家屋調査士試験に興味があり、いつかは受験したいと漠然と考えていました。

表示に関する登記をワンストップでやれる、という事も魅力的でしたし、そもそも前提として表示に関する登記の知識なく、権利登記をこなすことも事実上不可能だったからです。
それくらい、表示登記と権利登記は両輪の関係にあると思います。

そんな中、段々と仕事の中で知識の必要なことも増え、周辺業務の相談も増えてきたタイミングで、土地家屋調査士試験を受験しようと思い立ちました

年明け頃に講座を申し込んだにも関わらず、初めて手をつけたのが夏前と決して良い受験生とは言えませんが、なんとか短期間でやり抜けました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

業務も多忙で、どのように土地家屋調査士を受験しようかと考えていた中で、司法書士試験も講座の受講無しで合格していたため、今回もそうしようかと考えていましたが、仕事が毎日深夜までおよび、土日も半分以上が仕事で潰れていく中で、頑張ってもせいぜい一日1時間の勉強時間が捻出できるか否かという状態でしたので、できるだけ効率良く勉強したいと思い、何かしらの予備校を利用しようと思っていました。

あまり市販のテキストや過去問がなかったため、一式揃えば、どこもあまり違いがないかなとも思いましたが、完全オンラインでできる(通学する必要がない)、また一つ一つのコマが短く、短時間から勉強が始められるとのことでアガルートを選択しました。

スマホでも、タブレットでもパソコンでも、ログインだけできればいつでもどこでも、移動中でも講義が聞けるというのは魅力的でしたし、特に仕事をしながらの受験生にとっては、毎日意気込んでからしか勉強が開始できないのは辛いと思いますので、気軽な部分は大きなメリットだと思います。

合格体験記・学習上の工夫

あまり誇れることではありませんが、予想通り勉強時間は殆ど取れませんでした。

勉強を始めたのは、6月末から7月頃でした。
とにかく、時間がないので、最大倍速で講義を1周するしかないと思い、1週間くらいで移動中なども含め、一周講座を聴き切りました。

司法書士をしていることもあり、土地家屋調査士法は、司法書士法の焼き直しだろうと思いパスし、民法も司法書士試験でやったから大丈夫とタカをくくり、パスしました。

不動産登記法だけ聞いた形になりますが、総論もほぼ最初から理解している状態でしたので、(権利登記と共通なので)実質各論部分が初めて聞いた(仕事などでボンヤリは知識あり)箇所になります。

理解したかはさておき、一周してしまえばあとは過去問でアウトプットすることが大事(私が資格試験を勉強するときは、9割以上アウトプットに使います)だと思い、インプットはこの1周のみとし、本試験までに3周ほど15年分の過去問を回し、結果択一は満点でした。

記述に関しては、申請書とをキチンと書き、計算や図面は、土地建物どちらかを大事故なく収めれば、ギリギリボーダーまでいくかなと考えていましたので、とにかく申請書を詰めました。

結果的には、このある意味割り切った作戦が功を奏したかなと思っています。

土地家屋調査士試験合格を目指す方へのメッセージ

文系、理系いろんな方がみえると思いますが、自分の得意な部分を軸に確実に得点できれば、合格点には届く試験だと思います。

諦めずに頑張れば短期合格も可能です。

講師へのメッセージ

一度、8月頃に中山先生とお話しましたが、とにかく申請書を覚えなさいと指導いただき、本番綺麗にハマった形となりました!

本当にありがとうございました!

演習総合講義のご感想・ご利用方法

私の場合は、1週間程度で最大速で見てしまい、本番まで動画は見なかったので、利用方法という大それたことは到底言えないのですが、逆に過不足なく、1週間で見切れる量に上手に作ってあったのかなと思います。

内容としては、決して浅くなく、かと言って試験に出ない部分までダラダラと話しているわけでもなく、本当に「ちょうどいい」です。

また、関連しそうな部分なども紐付けながら話してもらえるので、聞いているだけでも自然と他の単元部分の復習や整理になっていたと思います。

テキストも一周したあとは、辞書代わりに使用した形になりますが、試験に必要な事はほぼ網羅されていたと思います。
これ以上やっても逆に得点が伸びていくものでもないのかなと。

択一は重要ですが、逆に逃げ切り点以上は何点取っても意味がないとも言えるので、17-18をめざすのであれば、十分一冊のテキストで対応できると思います。

一冊になっているからこそ、短期合格のモチベーションが持つのかなとおもいますし、この内容で合格できるのか、と思い始めるときっと泥沼にハマってしまうと思うので、講義内容を信じれるか、は凄く大事なことだと思います

講義の画質や音質も非常に良く、満足いく内容でした。

民法については、すいません、聞いていないので、何も申し上げられないですが、不動産登記法と同じ作りであれば、過不足なく合格できる内容になっているかと思います!

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

ここの分野に関しては、三角定規なんて中学校以来持ちました、レベルだったので、じっくり1倍速で聞きました。

実演を見ながらやれるのはやなり良いですね。
非常にイメージが湧きやすく、図面の書き方がスラスラ頭に入ってきました。

答案構成用紙の使い方なども参考になり、全く1からの人間でも図面がしっかりかけるようになると思います!

土地家屋調査士試験において、図面は自分が正しいものを書けているのか、わからないままに進んでしまうと思います。
(本を読んだだけでは、作図の仕方もですし、実際に自分が書いた図面が点数が貰えるのだろうか、他の人はもっと綺麗に書いているのだろうか、など色々気になることはあるかと思います)

しかし、そこは実際先生が書いている姿をみれるので、学ぶというより、真似する感覚に最初は近いと思いますが、非常に参考になりました。

余談ですが、私は左利きなので、その点も(例えば定規を反対に持ったら、とかそうしない方がいい、とか)フォローしてもらえると嬉しかったです(贅沢言ってすいません笑)

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

これも初めてのジャンルでしたが、短期間受験だという事はわかってましたので、深入りしないように気をつけました。

パターン化して、電卓の打ち方を覚える。
何の計算をしているかは、とりあえず二の次で、放射計算や交点計算のやり方をひたすら覚えました。

この講座では、交点計算、や放射計算、補正計算、などパーツごとのやり方をみれるので、本試験はこのパーツからどれを選択するかという部分に集中すればいいと割り切っていました。

数学的な理解があれば尚良いのか、そう言ったところは正直今でもよくわからないのですが、少なくとも、合格するためだけであれば、無くても合格できる、ということは示せたのではないかなと思います。

結果的に本試験で座標はミスしたのですが、合格点を取るには十分な内容だったと思います。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

普段権利登記を触っているので、申請書への抵抗はなく、添付書面を、どの登記に、なぜその書類を添付しなければいけないか、なども殆ど苦労することはありませんでしたが、区分建物については、かなり特殊な記載例もあるため、その辺りを重点に何度も回しました。

試験の直前1週間は、ほぼ雛形しかやっていません。

最初は時間もかかりましたが、途中からは添付書面なども一文字で省略して書いたり工夫しながらやったため、1日で50例一周してしまえる程でした。

本試験でも土地、建物共に申請書でほぼ失点せず、合格点を取る事ができましたし、中山先生から、とにかく申請書が大事とお話しいただき、自信を持って申請書の勉強に時間を使うことができました。

実践答練のご感想・ご利用方法

結局、答練は手をつけられませんでしたので、何も語れないです。

しかし、過去問と雛形をキチンと抑えていけば合格することができましたので、答練自体は最後の最後、余力があったら、で良いのではないかと個人的には思います。
(大変申し訳ありません)

もちろん、余裕がある方や、そもそも登記の業界に馴染みがない方が数をこなすという意味では、大事なことだと思いますのでらそこは付言します。

また、図面のところでも書きましたが、自分が書いた図面が実際書けているのか、失点の原因がないだろうか、など1人では解決しにくい部分もフォローできると思うので、そういった意味でも大きな意味があると思います。

まずは、過去問を解いてテキストに戻る、基本的な申請書をキチンと吐き出せるようにする、ここを優先で考えていけばいいのではないかな、と思います。