土地家屋調査士試験で使う関数電卓とは?おすすめ電卓3選と使い方・選び方を紹介
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土地家屋調査士は、法務省管轄の国家試験であり、法律を扱う試験ではありますが、関数電卓を使った計算や、三角定規等を活用した作図が試験内容になっているという特徴があります。
ここでは、土地家屋調査士試験になぜ関数電卓が必要なのか?を解説しながら、土地家屋調査士試験にもっとも適した関数電卓を紹介いたします。
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土地家屋調査士試験で使用する関数電卓とは?
そもそも関数電卓とは何でしょうか?通常の電卓とは、見た目から異なります。
一般的な電卓に比べて、関数電卓のほうがボタンの数が多いですね。
しかも、このボタンの多くは「ファンクション機能」を備えていて、特定のボタンと組み合わせることで、1つのボタンで3つ4つの入力をすることができます。土地家屋調査士試験では、ほぼすべてのボタンを使うことになります。
さらに、「sin」や「cos」などの三角関数が表示されたボタンもあります。
電卓の中には三角関数が内蔵されており、三角関数表を見なくても三角関数を入力することができます。
「°′″」ボタンとあわせて使うことにより、高度な図形計算も可能です。
方向キーが付いているのも特徴ですね。
方向キーを操作することで、入力中の計算式の特定の部分を修正したりすることもできますし、今まで入力した計算式を再利用したりすることもできます。
土地家屋調査士試験では、制限時間内に多数の計算をしなければならないため、計算式の再利用を上手く使いこなすことも必要なテクニックです。
また、関数電卓の多くは通常の電卓よりもはるかに多くの「メモリ」を備えています。
例えば、「-50731.24」という座標値を、計算の度に毎回入力していたら時間がかかってしまいます。
このような何度も使うことになる数値は、個別のメモリに記憶させることで、より早く計算ができるようになります。
何度も入力することがなくなるので、ミスも減ります。
通常の電卓でできることは全部できて、さらに便利になったのが関数電卓です。
多くは携帯しやすいサイズになっていますし、関数電卓の便利さを知ってしまったら、通常の電卓が物足りなくなるでしょう。
土地家屋調査士試験で使う関数電卓の選び方
土地家屋調査士試験で使う関数電卓を選ぶ際、着目すべき5つのポイントがあります。
それは以下の通りです。
- 試験に携行できる電卓である
- 複素数モードがある
- 機能へのストローク数少ない
- メモリの数が多い
- 表示が見やすい
詳しく解説していきます。
試験に携行できる電卓である
土地家屋調査士試験では、試験に携行できる電卓が指定されています。
国内に流通しているものだけでなく、幅広く指定されていますが、現実的に入手可能で、さらに、試験を解くうえで使いやすい機能が充実しているものは非常に限られます。
参考:土地家屋調査士試験の筆記試験 における電卓の使用について
複素数モードがある
土地家屋調査士試験では、記述式の問題を早く正確に解く必要があります。
主に電卓を使用するのは、「土地」の記述式問題になりますが、この問題では、多くの「座標」を計算することになります。
座標とは、x座標とy座標で位置が特定される点を指しますが、1つの座標についてx座標とy座標の2つの数値が必要になります。
複素数モードがある電卓では、このx座標とy座標の2つの数値を1つのメモリで管理できるため、非常に効率的で、結果的に通常の電卓計算よりも圧倒的に速く問題を解くことができます。
現在の土地家屋調査士試験においては、複素数モードでの計算は絶対的に有利と言えます。
機能へのストローク数少ない
複素数モードでの計算だけでなく、通常の計算においても「関数」といわれるファンクション機能を多様します。
土地家屋調査士試験でも、多くの関数を使用しますが、それぞれの関数において使用頻度が異なります。
ボタン1つで打てる関数もあれば、複数のボタンを組み合わせて打てる関数や、階層から選択する関数もあり、これは電卓の機種によって大きく異なります。
土地家屋調査士試験で使用頻度が高い関数を少ない手順(ストローク数)で打てる電卓が望ましいです。
メモリの数が多い
さきほど言及したとおり、土地の問題では、多くの座標をメモリで管理して計算に使用します。
メモリを利用することで、1度入力した座標値を再度入力することなく、メモリを読み込むだけで使用することができます。
座標値が多い問題では、それだけ多くのメモリが必要になります。
使用できるメモリの数も機種によって大きく異なりますので、メモリの多い電卓が望ましいです。
表示が見やすい
土地家屋調査士試験では、複雑な問題を読み解きながら、必要に応じて計算をし、場合によっては計算結果が解答の1つになります。
時間が迫る緊張状態の試験では、電卓の表示が見やすいことも、実は、非常に重要な要素になります。
見やすい表示というのは、単に表示のコントラストがはっきりしているだけでなく、式や長い数値をスクロールすることなく1画面で表示できる必要があります。
土地家屋調査士試験におすすめの関数電卓3選
以上を踏まえ、土地家屋調査士試験におすすめの電卓を3つ紹介します。
これらは、いずれも土地家屋調査士試験に求められる機能のすべてを有しています。
その上で、機種ごとの違いについても言及します。
土地家屋調査士試験おすすめの関数電卓は以下の3つです。
- キヤノン「F-789SG」
- カシオ「fx-JP500」
- カシオ「fx-JP500CW」
キヤノン「F-789SG」の特徴
もっともおすすめするのは、キヤノン「F-789SG」となります。
他のカシオの2機種と比べ、メモリ数が多いのが特徴です。カシオが9メモリに対し、「F-789SG」は、全19メモリと2倍以上の座標を管理することができます。
座標が多い問題では、カシオの場合、別の座標値を上書きして新しい座標を入力しなくてはならないため、間違いが生じやすいです。
近年の出題傾向から、座標の数は少なくなってきていますが、メモリ数を気にしなくてよいというのは大きな利点です。
カシオ「fx-JP500」の特徴
次におすすめするのが、カシオ「fx-JP500」です。
こちらは生産が終了しており、現在は入手するのが困難です。
機能へのストローク数でキヤノン「F-789SG」よりも優れている点がありますが、頻出機能の1つはキャノンではボタン1つで打てるため、一長一短と言えます。
生産が終了するまでは土地家屋調査士試験において代表的な電卓であったため、使用している方が多くいらっしゃいます。
結構使い勝手が異なるため、「fx-JP500」を昔から使用していて慣れている方であれば、無理してキヤノン「F-789SG」に乗り換える必要はありません。
カシオ「fx-JP500CW」の特徴
最後に、おすすめするのが2つめのカシオ「fx-JP500」の後継機種であるカシオ「fx-JP500CW」です。
モダンなデザインに変わり、一般的な関数電卓としては使いやすくなりましたが、土地家屋調査士試験に限定する使い方ですと、かなり使い勝手の悪い電卓となってしまいました。
入手性が良く、数少ない土地家屋調査士試験に求められる機能のすべてを有している電卓の1つとしてはおすすめすることができます。
関数電卓は土地家屋調査士試験のどの問題で使用する?
土地家屋調査士試験は、50点分の択一式問題と、50点分の記述式問題に大きく分けることができます。
択一式問題は20問が出題され、記述式問題は、「土地」と「建物」の2問が出題されます。
記述式問題は、実際の土地家屋調査士の実務に沿った内容が出題されることが特徴で、特に、問21である「土地」の問題で、関数電卓の機能をフルに使うことになります。
土地家屋調査士は、不動産の現況を公示するという役割がありますので、不動産の「大きさ」などを正確に計算する必要があります。
土地の大きさ・面積のことを「地積」と言いますが、この地積を求めるために、土地を構成する境界標の座標値を使って面積を計算していきます。
他にも、座標値を求める過程で、多くの測量を行いますから、測量の結果から、最終的な座標値も求めなければなりません。
土地を分ける(分筆と言います。)登記を申請するのであれば、依頼者の希望通りの分割点を計算で求めなければなりませんし、法律で定められた境界があるのであれば、法律知識に加え、計算能力まで要求されます。
もっとも基礎的な座標計算は、特定の点から、距離と角度が決まっている新点の座標値を求めることです。
ここでも、「メモリ」を使って特定の点の座標値を入力し、角度を「°′″」ボタンを使って入力し、「sin」や「cos」などの三角関数を使うことで、新点の座標値を求めることになります。
まさに、関数電卓の機能をフル活用です。
まとめ
以上、土地家屋調査士試験で使う関数電卓のおすすめでした。
電卓の早く正確な使用方法を学ぶことができるアガルートアカデミーの「[中山式]複素数計算」の講座では、もっともおすすめするキャノン「F-789SG」を実際に中山が使用して解説しています。
また今回紹介したカシオ「fx-JP500」と、カシオ「fx-JP500CW」についても、テキストの中に操作方法を詳細に記載しています。
電卓を多用する土地家屋調査士試験においては、早く正確に計算できる関数電卓が求められます。
電卓1つで計算ミスを減らすことができ、解答時間も大きく短縮することができます。
そのため、電卓は、妥協なく選びたいところです。
紹介した3つの電卓は、どれもおすすめです。
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