司法試験の平均受験回数と受験回数別の合格率・一発合格の割合を解説
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法科大学院を修了するか、予備試験に合格した場合、司法試験を受験することができます。
司法試験合格者の平均受験回数は例年1.5回前後で、約半数の合格者が一発合格しています。
受験資格を得てから5年という受験制限があるなかで、一発合格を目指すことが重要です。
本記事では、受験回数別の合格率・一発合格者の割合・アンケート調査の結果をもとに、司法試験の平均受験回数について詳しく解説します。
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司法試験の平均受験回数

司法試験合格までの平均受験回数は、令和7年時点で1.36回です。
近年は一発合格者の割合が増加しており、平均受験回数も減少傾向にあるため、多くの受験生が1~2回の受験で合格しています。
先ほど司法試験1回目が受かりやすいとお伝えしましたが、合格までの平均受験回数はどの程度なのでしょうか。
上記の表から、平均値を割り出してみました。
| 試験年度 | 合格者の平均受験回数(回) |
|---|---|
| 平成28年 | 1.84 |
| 平成29年 | 1.85 |
| 平成30年 | 1.88 |
| 令和元年 | 1.83 |
| 令和2年 | 1.66 |
| 令和3年 | 1.56 |
| 令和4年 | 1.47 |
| 令和5年 | 1.18 |
| 令和6年 | 1.33 |
| 令和7年 | 1.36 |
法務省の司法試験の結果データによると、令和7年の司法試験合格までの平均受験回数は、1.36回と平成28年の1.84回や令和4年の1.47回と比較しても少ないことがわかります。
やはり、平均を取っても毎年1~2回の受験で合格する受験生が多いことが見て取れます。
一発合格者の割合の増加に伴い、平均受験回数についても減少傾向にあります。
司法試験は何度でも受験できるわけではありません。
できるだけ少ない回数で受かることができるように、しっかりと実力を蓄えていくことが重要です。
司法試験の平均受験回数や最短で合格する人の共通点については、こちらの動画で詳しく解説しています。
司法試験の一発合格者の割合は?何回目で合格してる?
司法試験合格者のうち半数以上は一発合格者であり、令和7年度は56.2%を占めています。
また、合格率は受験回数が増えるほど低下する傾向にあり、多くの受験生が1~2回目の受験で合格しています。
司法試験合格者を受験回数ごとに振り分けた数値を一覧化しました。
| 区分 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
|---|---|---|---|---|---|
| 平成28年 | |||||
| 合格者数 | 867人 | 333人 | 206人 | 124人 | 53人 |
| 合格率 | 54.8% | 21.0% | 13.0% | 7.8% | 3.3% |
| 平成29年 | |||||
| 合格者数 | 870人 | 292人 | 180人 | 140人 | 61人 |
| 合格率 | 56.4% | 18.9% | 11.7% | 9.1% | 4.0% |
| 平成30年 | |||||
| 合格者数 | 862人 | 269人 | 187人 | 134人 | 73人 |
| 合格率 | 56.5% | 17.6% | 12.3% | 8.8% | 4.8% |
| 令和元年 | |||||
| 合格者数 | 884人 | 282人 | 139人 | 108人 | 89人 |
| 合格率 | 58.9% | 18.8% | 9.3% | 7.2% | 5.9% |
| 令和2年 | |||||
| 合格者数 | 960人 | 222人 | 126人 | 85人 | 57人 |
| 合格率 | 66.2% | 15.3% | 8.7% | 5.9% | 3.9% |
| 令和3年 | |||||
| 合格者数 | 1024人 | 173人 | 101人 | 76人 | 47人 |
| 合格率 | 72.1% | 12.2% | 7.1% | 5.3% | 3.3% |
| 令和4年 | |||||
| 合格者数 | 1,046人 | 180人 | 88人 | 47人 | 42人 |
| 合格率 | 74.6% | 12.8% | 6.3% | 3.3% | 3.0% |
| 令和5年 | |||||
| 合格者数 | 1,584 | 123 | 35 | 24 | 15 |
| 合格率 | 58.5% | 19.8% | 9.0% | 9.4% | 7.9% |
| 令和6年 | |||||
| 合格者数 | 1,211 | 296 | 44 | 29 | 12 |
| 合格率 | 54.7% | 30.5% | 10.4% | 10.5% | 10.5% |
| 令和7年 | |||||
| 合格者数 | 1,197 | 250 | 103 | 18 | 13 |
| 合格率 | 56.2% | 27.4% | 19.2% | 5.7% | 7.3% |
※参考:司法試験の結果について
例年、司法試験の合格者のうち半分以上は受験が初めての方、つまり一発合格者です。
令和7年度の受験回数別の合格率を見ると、1回目で合格した人は全体の約5割超(56.2%)。
2回目27.4%、3回目19.2%、4回目5.7%、5回目7.3%と受験回数が増えると合格率が低くなるのがわかります。
一方、平成28年から令和7年まで1回目の合格率は54.8%~74.6%と2回目以降の受験者に比べて高くなっています。
受験回数ごとの司法試験合格率は?
司法試験の受験回数ごとの合格率について、法務省は統計データを公開していません。
とは言え、上記の表を見る限りでは、受験回数が少ないほど合格率が高いと推測できます。
※もちろん、2回目以降途中で受験を諦めてしまったという方もいるでしょうから、この数字だけで直ちに2回目以降の合格率は低いと断言することはできません。
一見、2回以上受けるということはそれだけ勉強時間が長くなるので、どんどん受かりやすくなるようにも思えます。
しかし、受験は長くやればいいというものではありません。
長引けば長引くほど当然疲れてきますし、モチベーションの維持も大変です。
一緒に勉強した同期はどんどん出世していき、自分だけ取り残されているような気もしてきます。
また、何度も落ちてしまうと不合格という事実に慣れていってしまうでしょう。
もちろん、浪人することで伸びる受験生もいるとは思いますが、やはりハードな闘いになることは避けられません。
司法浪人をする場合は、それなりに覚悟をする必要があるでしょう。
【アンケート調査】司法試験合格者の受験回数
アガルートが受講生に行った独自アンケートデータでは令和6年司法試験に合格された方の受験回数は、1回目が最も多く、85.9%、2回目が9%、4回目が1.3%、5回目以上が3.8%という結果になっています。
こちらのデータから1回目で合格される方が多い傾向がわかります。

| 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目以上 | |
| 人数 | 67人 | 7人 | 0人 | 1人 | 3人 |
| 割合 | 85.9% | 9% | 1.3% | 0% | 3.8% |
※令和6年度司法試験合格者向けアンケート結果の司法試験合格者の受験回数から引用
【アンケート調査】予備試験合格者の受験回数
予備試験合格者の受験回数については、公開されていません。
アガルートの独自アンケートデータでは、予備試験ルートで司法試験に合格した方の割合は、「1回目20%」「2回目45%」、「3回目15%」、「4回目15%」「5回目以上5%」という結果でした。
今回のアンケートでは、2回目で予備試験に合格した方が最も多いことがわかりました。

| 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目以上 | |
| 人数 | 4人 | 9人 | 3人 | 3人 | 1人 |
| 割合 | 20% | 45% | 15% | 15% | 5% |
【令和6年】司法試験に合格した人のアンケート調査概要
| アンケート概要 | 司法試験合格者のアンケート |
|---|---|
| 調査期間 | 2024年11月15日(金) 〜12月15日(日) |
| 調査機関 | 自社調査 |
| 調査方法 | アガルートアカデミー内でのアンケート調査 |
| 調査対象 | アガルートの講座を利用して令和6年司法試験に合格したユーザー |
| 有効回答数(※) | 78 |
| 調査対象地域 | 日本国内 |
※アンケート回答に許諾いただいた一部の方のみ実施
まとめ
司法試験は受験資格を得てから5年以内という制限があるため、できるだけ少ない受験回数で合格することが重要です。
法務省のデータによると、合格者の半数以上は毎年一発合格者という結果がでています。
データから読み取れるポイントは以下のとおりです。
- 合格者の平均受験回数は減少傾向にあり、近年は1〜2回での合格者が大半を占めている
- 受験回数が増えるほど合格率が低下する傾向があり、長期化するとモチベーション維持や精神的な消耗といったリスクも高まる
以上のデータからも、早期合格を目指して計画的に実力を積み上げることが、司法試験突破の重要な鍵といえます。
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