ここが変わった！ 国家総合職試験 最新ガイド

ひと目でわかる！変更点の3大ポイント

どう変わった？試験区分別 詳細ガイド

公務員試験制度は大きく変わりつつあります。受験可能年齢の引き下げや試験回数の増加、専門試験のスリム化に加え、 デジタル人材を対象とした新区分も登場。最新の変更点を区分ごとに解説します。

【教養区分】早期受験のチャンスが大幅拡大！

国家総合職試験の「教養区分」は、満19歳（主に大学2年生）から受験できる制度で、春と秋の年2回実施されます。
法律や経済の専門知識が不要なため幅広い学部の学生が挑戦しやすく、その対策は法律区分の試験にも直結するため学習が無駄になりません。

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【院卒者・大卒程度試験（春試験）】スリム化で準備しやすく！

伝統的な春のメイン試験も、受験者の負担軽減に向けた見直しが進んでいます。

主な変更点

• 基礎能力試験の
  出題数削減

  40題 → 30題へ。特に知識分野が大幅に削減され、『時事問題』中心になりました。
  これにより、暗記の負担が減り、数的処理や文章理解といった知能分野の重要性が増しています。

• 専門試験（記述式）の
  解答数削減

  「行政」、「法律」、「経済」区分、「政治・国際・人文」区分などで3題解答 → 2題解答へ。
  1題あたりにかけられる時間が増え、より深く論理的な答案を作成する能力が求められます。

• 新区分「政治・国際・
  人文」の創設

  「従来の『政治・国際』区分に、歴史学、哲学、文学などの人文科学系の科目が追加されました。
  文学部や人文学部系の学生が、自らの専門性を直接活かして受験しやすくなりました。

【デジタル関連区分の新設・再編】行政 DXをリードする人材を期待！

社会全体のデジタル化に対応するため、デジタル人材の確保に力を入れています。

• 総合職試験「デジタル」区分
  （2022年度〜）

  情報工学や計算機科学、AI、情報セキュリティなど、高度なデジタル技術の専門知識を問う区分が新設されました。

• 一般職試験
  「デジタル・電気・電子」区分への再編

  従来の「電気・電子・情報」区分が名称変更。情報系の学生がより受験しやすいよう、問題選択の柔軟性が高まりました。