北海道奥尻町の地域政策課に所属されている、令和6年度入庁の濱田章裕さんにインタビューを行いました。

業務のやりがいや、奥尻町に入庁して良かったことなど、詳しくご回答いただいています。

これから公務員を目指す方は、ぜひ参考になさってください。

現在どのような業務をされていますか?

私は現在、地域政策課で政策推進係と情報防災係を兼務しながら勤務しています。

政策推進係では、町の総合政策に関することや各交付金等の申請事務を担当しています。

情報防災係では、主に統計業務や町内で放送される防災行政無線の放送を担っています。

前職は何をされていましたか?

前職は行政職ではなく、公安職の警察官として県警で約6年半勤務をしていました。

警察官時代は、街で見かける制服警察官として、パトカー勤務や通信指令業務等をしていました。

当直中はいつ何が起きるか分からない緊張感もありましたが、刺激があり今となっては楽しい思い出です。

奥尻町への入庁を志した理由は?

私は生まれてから四国に住んでいました。

年に数回、大好きな北海道を旅することが楽しみで、旅行を通じて、北海道の道南エリアに移住したいと考えていました。

そんな中、約30年前に起きた北海道南西沖地震から完全復興を遂げた自然豊かな離島の奥尻町に魅力を感じました。

タイミングよく新庁舎となった奥尻町役場の職員募集に目が留まり、新たなステップは離島公務員して、奥尻町で地域活性化に貢献したいと転職を決意し、採用申し込みをしました。

入庁する前と後でギャップを感じる部分はありますか?

公安職から行政職へ転職し、同じ公務員でも文書作成、業務遂行に違いがあり、最初は戸惑いもありました。

しかし、周りの職員から一から丁寧に教えて頂き、困ったことはすぐに相談し不安も解消できました。

また、前職は直接的に治安維持と市民の安全を守る業務でしたが、行政職となって今は施策の企画、各種申請の事務等の間接的に町民生活を支える重要な立場である違いを感じています。

業務にやりがいを感じるのはどのような時ですか?

今の部署には今年4月から配属されました。

まだ、分からないこともありますが、事業計画等は一人で完結できるものではありません。

関係部署との協力をしながらプロジェクトを進めていく必要があり、その中で自分の意見を出し合いながら業務遂行ができることにやりがいを感じています。

また、兼務している情報防災係では、町内で放送される防災無線の放送を担当しており、最近は町民の方から「声が優しく聞き易くて良い」というお声もあり、前職で通信指令業務をしていた頃の発声が今となっては防災無線の放送で活躍できることにやりがいを感じております。

奥尻町に入庁して良かったことは?

奥尻町役場は令和6年5月に新庁舎となり、とても綺麗な庁舎で仕事ができることが良いです。

また、毎日運航するフェリーや札幌・函館直行便の飛行機もあり、気軽に旅行や帰省できることも良いです。

職員の中には島外、県外出身者の方も多く、生活面でのアドバイスや何かあればすぐに助け合いができることも魅力です。

退勤後、近所にある美味しいお寿司屋さんに直行できることも奥尻町ならではと感じています。

これから挑戦してみたいことはありますか?

転職して早くも約1年が経過します。

様々な部署もあることから、何事にも柔軟に対応でき、町民の方からも信頼される奥尻町の一職員として邁進していきたいです。

最後に

奥尻町で地域政策に携わる濱田章裕さんにお話を伺いました。

奥尻町に興味を持たれた方は、ぜひ奥尻町のホームページをご覧ください。

北海道奥尻町

この記事の著者 北海道奥尻町 濱田章裕

令和6年度 奥尻町入庁。地域政策課所属。主に町の政策の総合調整や政策推進に関することや、統計関係の業務を行なっている。

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