受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

大学3年の夏までは民間就活を中心に進めていましたが、自分の本当にやりたいことは民間よりも公務員としての働き方でこそ実現できるのではないかと考えるようになったことが、公務員を志すきっかけでした。私自身、吃音を持っていることから、ハンディキャップを持つ子どもたちへの教育支援に関心があります。当初は周囲に民間志望の学生が多かったこともあり民間企業の選考を受けていましたが、進めるうちに「何かが違う」と感じる場面が増えていきました。自分の思い描く社会への貢献と、企業の事業内容との間にギャップを感じたのです。そこで改めて自分の原点に立ち返り、経済的・社会的背景に関係なくすべての子どもを支える仕組みに関わりたいという思いから、公務員として教育制度の根幹に携わることが最も適していると確信しました。それ以降は、民間企業の選考も受けつつ、公務員を第一志望として準備を進めてきました。

アガルートをお選びいただいた理由

合格特典の制度に大きな魅力を感じたからです。親に経済的負担をかけず自分の力で就職活動を進めたいと考えていたため、合格すれば受講料が全額返金される制度はとても心強く感じました。また私は東京都庁専願であり、他の公務員試験を受験する予定がなかったため公務員試験対策にかかるコストはなるべく抑えたいと考えてもいました。さらに、当初は都庁の一般方式での受験を予定していましたが、民間企業の就職活動との両立が難しかったことや、筆記試験よりも面接試験の方が自分に適していると感じたことから、新方式での受験に変更しました。その際、アガルート様に新方式での合格でも合格特典が適用されるかを確認したところ、適用可能とのご回答をいただいたため、安心して受講を継続することができました。

学習の方針と進め方

当初は一般方式で受験する予定だったため、大学三年生の秋ごろからアガルートの講座で教養試験を中心に対策していました。そして冬頃に一般方式から新方式受験に変更しました。都庁の新方式に関する情報はウェブ上でほとんど見つけられなかったため、「note」というメディアプラットフォームに掲載されている新方式の合格体験記のみを活用していました。具体的には、新方式で聞かれやすい質問、グループワークでの立ち振る舞い、プレゼンテーションの構成などを過去の試験から参考にしつつ、どう聞かれても答えられるように、自分のやりたいことを突き詰めていきました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

Webテストでなかなか高得点を出せなかったことです。東京都庁の新方式では一次試験にテストセンター形式のWebテストの結果を提出する必要があるため、かなり焦りを感じていました。そこでまず、Webテストの参考書を3~5周繰り返し解き、言語・非言語すべての問題の解き方を習得しました。加えて、テストセンター方式は複数回受験できるため1日おきのペースで繰り返し受験しました。その結果、安定して高得点を出せるようになり、自信を持って提出できる得点を出すことができました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法(使い方)

主に教養試験の講座を活用していました。

使いやすいと思ったことは二点あります。

一点目は、演習量が豊富なところです。ただ頻出の問題の解き方をインプットするだけでなく、自分の力で色々な問題を解いていくなかでアウトプットできます。演習量を重ねることで様々な問題にも触れることができるので、本番で慣れない問題が出てきても困惑することなく対処できます。

二点目は、分からない問題をすぐに聞けるところです。特に数的処理の問題では解説を読んでも理解しきれない箇所が多かったので、たくさん質問していました。1~2日ほどで即座に解説をいただけるのもとても助かっていました。通信講座だと分からない問題をどのように処理したらよいのか分からないのが悩みどころですが、アガルートでは心配不要です!

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

二次試験の約3週間前から本格的な対策を始め、食事や睡眠の時間以外は、ほぼすべて面接対策に充てる生活を送っていました。ただし、他の民間企業の選考も週に1回程度の頻度で控えていたため、そちらを優先すべきと判断した場合は臨機応変に対応していました。また大学の授業が週3日、インターンが週2日あったためまとまった対策時間を確保するのは難しく、移動中に面接の台本を確認したり、寝る前にプレゼンの練習をまとめて行ったりとスキマ時間を最大限活用することを心がけていました。

直前期の過ごし方(どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

直前期はプレゼン練習と模擬面接を毎日欠かさず行っていました。特にプレゼンに関しては、ある程度スクリプトを覚えた段階で家族や友人の前で実際に発表し、第三者からのフィードバックを受けるようにしていました。

またメンタル面に関しては、他の企業の選考にも追われていて忙しかったので、あまり緊張はしませんでした。ただやはり都庁が第一志望ではあったため、当日に悔いが残らないよう万全の準備をしつつ、受かったらいいな、くらいのマインドで臨みました。

試験期間中の過ごし方

都庁新方式の二次試験は一日のみで完結するので、当日の流れについてお話しします。

当日はまず試験会場に集合し、午前中にプレゼンテーションと個別面接が行われました。その後、1~2時間ほどの昼休みが設けられます。会場は東京湾の近くに位置していたため、私は海を眺めながらベンチで昼食をとり、リフレッシュしていました。

午後にはグループワークと二回目の面接が行われ、夕方ごろに解散しました。

受験番号によっては試験の合間の待ち時間が非常に長くなるケースもありるので、空き時間を使ってプレゼンの確認や面接対策をしている受験者が多かったです。事前に参考資料やメモを用意しておくと、落ち着いて準備を進められると思います。

受験した時の手ごたえ

新方式での流れに沿って記載します。

①プレゼンテーション

本番では特に緊張することもなく、練習通りにプレゼンを終えることができました。発表中は、3名の面接官全員に満遍なく視線を配り、はきはきと聞き取りやすい声で話すことを意識しました。しっかり準備の成果を発揮できたと思っています。

②面接

序盤では、事前に準備していた質問が多く、スムーズに回答することができました。一方で、後半には全く予想していなかった質問もありましたが、少し考える時間をいただいた上で、自分なりの考えを丁寧に言葉にして伝えました。難しい問いに対しても、自分の考えの根底にある価値観を丁寧に表現できたことが、評価されたポイントではないかと感じています。

③グループワーク

3つの試験の中でも、最も手ごたえを感じたのがグループワークでした。課題に対する議論が進む中で、ボトルネックの共有がされないまま話し合いが進んでいたため、私から「まずは課題の本質的な問題点を明確にしませんか」と提案しました。その結果、メンバー全員が納得し、議論が一気に整理され、効率よく進行することができました。終了後のフィードバックでは、面接官の方から「非常に良い判断だった」と評価の言葉をいただいたため、合格を確信しました。

合格・内定した時の気持ち

それまで胸につかえていた苦しさが一気に晴れ、心から安堵しました。民間企業からはいくつか内定をいただいていたものの、自分の理想とする将来像から徐々に遠ざかっていくような感覚があり、日々悶々と悩んでいました。特に民間就活では紆余曲折があって納得のいく形で終えられなかったこともあり、もし第一志望である都庁で結果が出なければ自分の就職活動そのものに悔いが残るだろうという思いが強くありました。

試験直後はある程度の手ごたえを感じていたものの、「もし落ちていたら」という不安や、就活全体に対する葛藤が交錯し、しばらくはなかなか寝付けない夜が続きました。そんな中で合格の知らせを受けて心から安心するとともに、最終合格順位が約400人中4位だったことを知り、今後どんな壁に直面しても自分なら乗り越えられるという大きな自信を得ることができました。

振り返ってみて合格の決め手

グループワークで爪痕を残せたことだと思います。

新方式の受験者は、公務員専願の方が多い印象があります。公務員就活では筆記中心の一般方式が主流なので、面接やグループワークの対策にかけられる時間は相対的に少ないのではないかと感じました。実際に、都庁のグループワークでは、民間企業の選考と比べて議論のスピードがゆるやかであったり、一人ひとりの意見の深さや鋭さに差を感じる場面が多くありました。

一方、私は大学3年の春から約1年間にわたり民間就活を継続していたため、グループワークでの立ち回りに自信がありました。その経験が都庁の選考でも活きたことで、他の受験者と比べて一歩リードできたのではないかと思います。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

私は東京都庁の子ども政策連携室という部署で、社会的認知の低い困難を抱える子どもたちを支援したいと考えています。

私は吃音を持っているのですが、これまで苦しんできたのは「うまく話せないこと」そのものよりも、吃音が社会でほとんど知られておらず奇異の目で見られること、そしてその視線から自分を守るために吃音を隠そうとしてきた自分自身への葛藤でした。

こうした理解されにくい困難に悩む子どもたちは、吃音に限らずハンディキャップや家庭環境など、様々な形で存在しています。私は、そうした子どもたちが孤立せずに自分らしく成長していける社会を実現したいと強く願っています。

東京都庁はヤングケアラーという不可視的な問題に全国でも先駆けて取り組んでおり、全国的なモデルを生み出すパイオニア的な存在であること、また官公庁とは異なり教育や福祉といった部門を横断して課題に向き合える点に魅力を感じ、志望するようになりました。

受験生に対するメッセージ

新方式受験や民間併願といった枠を超えて、就職活動全体を通して私が学んだことをお伝えします。

それは、進路選択は自分のやりたいことに素直に従うべきであるということです。

私は当初周囲と同じように民間大手を受けていましたが、そのまま進んでいたら心のどこかに違和感が残ったまま就活を終えていたと思います。やりたいこととズレた選択をすることは、「自分が自分でなくなってしまう」という感覚に近かったです。

そこで改めて、「自分が一度きりの人生で、最も時間をかけたいことは何か」を真剣に考えた結果、東京都庁という選択にたどり着きました。

就職先を考えるとき、収入や知名度で選ぶのも一つの基準です。ただ、それだけに縛られず、「本当に自分の興味が向くものに、最初から遠回りせず向き合ってみること」も大切だと思います。

もし今やりたいことが明確でないなら、コンサルなど将来の選択肢が広がる仕事に就いて、そこから見つけていくのも良いと思います。キャリアは柔軟に変えられます。だからこそ、「今の自分の気持ち」に素直に選ぶことを、何より大切にしてほしいです。

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