行政書士試験の合格率が低い理由は?受かる気がしない理由も解説!
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行政書士試験の合格率が10~15%と低いのは、膨大な試験範囲や初学者を悩ませる専門用語の多さに加え、社会人にとって学習時間の確保が難しいことが大きな理由です。
このような高い壁のせいで、いくら勉強しても「受かる気がしない…」と挫折しそうになる受験生は珍しくありません。しかし、その不安は正しい勉強法とスケジュールの見直しで払拭できます。
本コラムでは、合格率が低い背景と「受かる気がしない」と感じてしまう理由を紹介します。
モチベーションを取り戻して合格を勝ち取るためのポイントも解説しているので、「もう無理かも…」と心が折れそうな方はぜひ最後までご覧ください。
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行政書士試験の合格率が低い理由

行政書士試験の合格率が10〜15%と低い理由は以下のとおりです。
- 試験範囲が広いから:法令と基礎知識の多岐にわたり、全体を網羅するだけでも膨大な労力がかかる
- 勉強時間の確保が難しいから:働きながら挑戦する社会人受験生が多く、継続的な学習ハードルが高い
- 専門用語が多くて難しいから:初学者にとって、法律特有の難解な用語を理解して覚えるまでに時間がかかる
試験範囲が広いから
行政書士試験が難しい試験である原因のひとつは、試験範囲の広さです。
まず、行政書士試験には以下の科目があります。
| 法令科目 | 憲法 |
| 民法 | |
| 行政法 | |
| 基礎法学 | |
| 商法・会社法 | |
基礎知識 | 一般知識 |
| 行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令 | |
| 情報通信・個人情報保護 | |
| 文章理解 |
法令科目だけで大きく分けて5科目あり、基礎知識も4つの分野に分かれています。
さらに、科目によってはかなりのボリュームになる科目もあります。たとえば民法では、総則や物権、債権のほか親族、相続の5つの分野があり、条文の数は1,000を超えるほどです。
もちろん条文すべてを覚える必要はありませんが、出題範囲を押さえるだけでも一苦労です。
すべての科目を一周するだけでもかなりの時間と労力が必要となるため、何周も繰り返すには強い精神力も求められます。
勉強時間の確保が難しいから
勉強時間の確保が難しいことも、行政書士試験の難しさのひとつです。
合格するためには、600〜1,000時間の勉強時間が必要だといわれています。
学習経験者で600時間、初学者で1,000時間が目安ですが、それ以上に必要なケースもあります。
たとえば初学者が一発合格を目指す場合、毎日欠かさず2〜3時間は勉強しなければなりません。家庭のある人や働いている人が1年間勉強時間を確保し続けるのは、並大抵のことではないでしょう。
働いている場合、残業で遅くなったり出張が重なったりで予定通りにいかないことが予想されます。また、小さな子どもがいる場合などは、周囲の協力も必要です。
勉強時間を長期的に確保するには、周りの環境が重要な点も合格率が低い理由のひとつといえます。
専門用語が多くて難しいから
専門用語が多いところも行政書士試験の難しいところです。
特に法律の勉強が初めての人にとっては、専門用語が高いハードルとして立ちはだかります。受験生の中には、「テキストに書いてあることがわからないため受験を諦めた」という人もいるくらいです。
テキストに書いてあることが理解できなければ、専門用語の意味を調べるところから始める必要があります。そのため、はじめのうちはテキストを読むだけでも時間がかかってしまうでしょう。
行政書士試験の問題文には、当たり前のように専門用語が出てきます。専門用語を正しく理解していなければ問題が解けません。
このような地道な作業をするかしないかが合格・不合格の分かれ目だといえるでしょう。
行政書士試験に受かる気がしない理由
行政書士試験の受験生が「受かる気がしない」と不安に陥ってしまう原因の根底には、10〜15%という低い合格率に対するプレッシャーがあります。
さらに、「模試で結果が出ない」「何度勉強しても内容を覚えられない」「スケジュール通りに進まない」といった日々の学習でのつまずきが重なることで、より自信を失ってしまうのです。
膨大な知識を前に「無理ゲーだ」と感じてしまう受験生は決して少なくありません。
合格率が低いから
行政書士試験に受かる気がしない理由として、合格率の低さがあげられます。
行政書士試験のここ5年間の合格率は以下のとおりです。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 50,163人 | 7,292人 | 14.54% |
| 令和6年度 | 47,785人 | 6,165人 | 12.90% |
| 令和5年度 | 46,991人 | 6,571人 | 13.98% |
| 令和4年度 | 47,850人 | 5,802人 | 12.13% |
| 令和3年度 | 47,870人 | 5,353人 | 11.18% |
以上のように、10〜15%程度を推移しています。
100人中たった10〜15人しか合格できないと考えると、行政書士試験がいかに難しい試験であるかが分かるのではないでしょうか。
行政書士試験は、弁護士や司法書士といった法律系の資格と比べて「取得しやすい」といわれています。しかし比較すると取得しやすいとはいえ、行政書士試験が簡単とはいえません。
行政書士試験は間違いなく難関資格のひとつなため、受かる気がしないと悩んでしまう方がいます。
模試で良い結果が出ないから
模試を受けたものの、良い結果が得られず「受かる気がしない」と考えてしまうケースがあります。
特に直前模試で20点も30点も点数が足りなかった場合、そのまま本試験でも同じ結果になってしまうのではと、ネガティブになってしまいやすくなります。
たしかに、1か月や2か月で20〜30点も点数を上げるのは簡単なことではありません。
しかし「20〜30点上げる」と考えるのではなく、例えば「各科目につき+1問取れるようにする」と考えると、達成できるような気がしてくるのではないでしょうか。
また、模試はどこの模試を受けるかによっても異なりますが、中には本試験より難しく作られているものもあります。
模試で結果が出ない=本試験に合格する力がないとマイナスにとらえず、模試を苦手を炙り出すためのツールだと割り切り、「本試験前に苦手が見つかってよかった」とプラスにとらえることが重要です。
勉強した内容を覚えられないから
勉強しても勉強しても内容を覚えられず、「受かる気がしない」と思ってしまうこともあります。
しかし勉強した内容をなかなか覚えられないのは、行政書士試験の受験生なら誰もが経験することです。初学者であればなおさらでしょう。
もっとも避けたいのは、覚えられないからといってそこで諦めてしまうことです。
覚えられない=自分には向いていない、無理と考えて諦めてしまう人は少なくありません。
ここで諦めないだけでも上位数%に入っていると前向きにとらえ、「覚えられないのなら覚えるまで繰り返す」という精神で乗り切りましょう。
はじめは覚えられなくても、何度か繰り返しているうちに少しずつ定着していきます。そして、ばらばらだった点と点が線でつながり、やがて自分の知識になるでしょう。
焦らず一歩ずつ進んでいけば、いつか合格にたどり着けるはずです。
スケジュール通りに進まないから
スケジュール通りに勉強が進まない時に「受かる気がしない」と感じるパターンもよくあります。
しかし、勉強がスケジュール通りに進まない原因の多くは「無理なスケジュールを組んでしまっている」ことです。もしかしたら自分の生活リズムとスケジュールが噛み合わないのかもしれません。
スケジュールは、実際にこなせなければ意味がありません。
また、達成不可能なスケジュールを立ててしまうと、勉強自体が嫌になってしまうおそれがあります。「今日も達成できた」という小さな達成感を積み重ね、学力と自信を高めることが大切です。
確実に達成できるスケジュールから始め、徐々に難易度を上げていくとよいでしょう。
行政書士試験に受かる人は手ごたえがあるもの?
行政書士試験に受かった人でも、手応えを感じている人ばかりではありません。
なかなか合格できずに、3回も4回も受験する人が一定数いることも事実です。
また、試験直前まで合格圏内に入れなかった人でも、本試験では実力を発揮でき無事合格を掴み取ったケースなどもあるため、どうなるかは最後までわかりません。
中には直前模試で160点しか取れず、本試験でも自己採点した結果180点に到達しなかったため次の試験に向けて勉強を続けていたら、180点でギリギリ合格していたという人もいます。
このように、どう転ぶかわからないのが行政書士試験です。
共通していえるのは、合格を勝ち取れたのはラッキーではなく「最後まで諦めなかったから」ということ。
諦めたら、そこで何もかもが終わってしまいます。合格の向こうに描いていた景色は見られません。
どのような状態で直前期や本試験を迎えようが、どうか諦めることだけはしないようにしてください。
諦めなかった人だけが合格を勝ち取れるのです。
合格率が低い行政書士試験に受かるための4つのポイント
行政書士試験を突破するポイントは、「確実なスケジュールの立案」と「過去問の徹底反復」です。日々の隙間時間を意識して学習時間を確保し、モチベーションを維持することが欠かせません。
また、これらを無理なく実行する手段としておすすめなのが通信講座です。独学の挫折リスクを減らし、通学型の予備校よりも費用と時間を抑えて効率よく合格を目指せます。
試験日から逆算したスケジュール管理で学習時間を確保する
行政書士試験の学習において、最も重要なのは「いつまでに何を終わらせるか」という本試験からの逆算スケジュールです。
ただし、予定を隙間なく詰め込むと、少し遅れが出ただけでモチベーションが下がり挫折の原因になります。これを防ぐためには、週に1日は遅れを取り戻すための「予備日」を設定しておくのがコツです。
また、忙しい社会人が勉強時間を捻出するには、通勤中や昼休みなどの「隙間時間」の活用が不可欠です。
まとまった時間が取れなくても、日々の隙間時間を意識して積み重ねることで着実に合格ラインへ近づけます。
最低でも10年分の過去問対策を行う
過去問対策は、最低でも「10年分を10周」を目安に徹底的に反復しましょう。
これだけの回数を繰り返す理由は、単に答えを暗記するためではなく、試験特有の「出題パターン」や「引っ掛けのクセ」を脳に定着させるためです。
何度も解き直して出題者の意図を見抜けるようになれば、本番でも迷わず正解を導き出せる確かな解答力が身につきます。
小さな達成感を積み上げてモチベーションをキープする
長丁場となる試験勉強でモチベーションを維持するコツは、「学習の進捗を可視化し、小さな達成感を積み上げること」です。
合格までの道のりは数百時間から千時間とも言われており、ただ漫然と勉強しているだけでは途中で挫折してしまいます。
手帳やアプリを活用して「今日はテキストを〇ページ進めた」「過去問を〇問解いた」と日々の成果を目に見える形にすることで、前に進んでいる実感を持ち続けることができます。
また、ずっと気を張り詰めていると燃え尽きてしまうため、たまには勉強から離れてリフレッシュする「戦略的な息抜き」も必要です。
メリハリをつけて学習を習慣化することが、合格への近道になります。
通信講座を利用する
忙しい社会人が、独学の挫折リスクを減らしつつ効率よく合格を目指すなら、通信講座を利用するのがおすすめです。
ここまでお伝えした「徹底したスケジュール管理」や「過去問の分析」を、すべて1人でこなすのは非常にハードルが高いものです。
完全な独学では、「わからない部分で立ち止まってしまう」「どこが重要かわからない」といった理由で挫折してしまう人が少なくありません。
その点、通信講座ならプロが要点を絞ったカリキュラムに沿って学習を進められます。
通学型の予備校と比べて費用を大幅に抑えることができ、時間や場所の制約もありません。
「行政書士試験はもう無理かも…」と思っている人へ
何回不合格になったとしても、行政書士試験を諦める必要は全くありません。
なぜなら、行政書士試験は年々難化傾向にあり、そもそも一発合格が非常に難しく、複数回の挑戦を経て合格を掴み取るのが一般的な難関試験だからです。
以下の動画では、自身も不合格の絶望感を味わい、2回目の受験で合格を果たした講師が、「もう無理かも…」と心が折れそうになっている方へ向けてメッセージを発信しています。
まとめ
行政書士試験に受かる気がしない理由や、対処法について解説しました。
最後に、このコラムをまとめます。
- 行政書士試験に受かる気がしないと思う理由には、模試で良い結果が出ない、勉強した内容を覚えられないなどがある
- 行政書士試験が難しい試験である理由には、合格率の低さや試験範囲の広さなどがあげられる
- 行政書士試験は、最後まで諦めなかった人だけが合格を勝ち取れる
- 勉強のポイントは、勉強スケジュールをしっかり立てることや過去問対策をすること
- 勉強の手段には独学や予備校、通信講座などがあるが、「受かる気がしない」場合は独学ではなく通信講座がおすすめ
行政書士試験は決して簡単な試験ではありません。
しかし、最後まで諦めなければ合格できる試験です。
自分に合った勉強法やスケジュールで、ぜひ行政書士試験合格を目指しましょう。
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