「土地家屋調査士のおすすめの参考書や過去問が知りたい」「土地家屋調査士は独学で合格できるのかな」このように悩む方がいるのではないでしょうか。

この記事では、土地家屋調査士のおすすめの参考書・問題集や過去問を10種類ずつ紹介しています。

加えて、勉強時間はどれくらい必要なのか、また、独学すべきなのかなども分かりやすく紹介します。

この記事を読めば、土地家屋調査士の参考書の選び方が分かり、試験対策のイメージができるので、今すぐ学習を始めたい方は参考にしていきましょう。

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目次

土地家屋調査士のテキストの選び方

ここでは土地家屋調査士のテキストの選び方や注意点として、次の3点を紹介します。

  • テキスト数が少ない
  • 自分が理解できるテキストを選ぶ
  • 発売日を確認する

選び方や注意点を理解して、自分にピッタリのテキストを見つけていきましょう。

テキスト数が少ない

土地家屋調査士は一般的に知名度の低い資格で、販売されているテキストの数は少ないのが現状ですが、テキストの種類が少ないと見切って闇雲に購入せずに、慎重に選ぶことが大切です。

テキストに掲載される内容は、テキスト形式の六法、試験内容の参考書、択一問題・記述問題の過去問題集など各種類のテキストを網羅する必要があります。

参考書との相性も重要なので、なるべく実際に手に取って確認してから購入するのがおすすめです。

自分が理解できるテキストを選ぶ

テキストを選ぶ際、自分自身が理解できる解説がされているのか見極めることが重要です。

市販のテキストは説明内容のレベルが異なり、ある程度理解できている前提で解説しているものや、1から10まで丁寧に解説しているものまであり、自分の理解度レベルに合わせて選ぶことが大切です。

いくら評判が良いテキストでも、自分自身が求める内容でなければ購入する意味がないので注意が必要となります。

発売日を確認する

試験では民法の改正や法改正のある分野が出題されるケースが多いため、テキストを選ぶ時は発売日を確認しましょう。

もしテキストの情報が古いと誤った知識を覚えてしまい、勉強が無駄になってしまいます。

発売日や法改正の是非が明記されているテキストを選ぶと、正しい情報を習得できるでしょう。

土地家屋調査士のおすすめの参考書・問題集10選

ここからは土地家屋調査士のおすすめの参考書や問題集を10種類紹介します。

それぞれの特徴やおすすめの人を説明しているので、自分に合った参考書を見つけていきましょう。

土地家屋調査士六法 (令和6年版)

画像引用:東京法経学院

土地家屋調査士六法(令和6年版)」は土地家屋調査士向けに作られた法令集で、問題集を解きながら知識を深堀するのに役立ちます。

掲載されているのは、不動産登記法の各条文についてとそれぞれ関連する判例や先例の要点などです。

一般的な六法であるボケット六法やデイリー六法では、土地家屋調査士についての詳細な内容が掲載されていないので対応できないため、「土地家屋調査士六法」を手元に1冊置いておくと良いでしょう。

土地家屋調査士受験100講(I)理論編 改訂5版 (不動産表示登記法と調査士法)

画像引用:Amazon

土地家屋調査士受験100講(I)理論編 改訂5版(不動産表示登記法と調査士法) 」は、土地家屋調査士試験の指導で多くの合格者を輩出している早稲田法科専門学院が書いた参考書で、実績は折り紙付きです。

中でも「土地家屋調査士受験100講(I)理論編 改訂5版 (不動産表示登記法と調査士法)」は、土地家屋調査士試験のために必要な登記法や調査士法理論を完全網羅した内容となっています。

カリキュラムはテキスト形式の参考書で、初学者のバイブルとして人気の高い1冊です。

加えてB5サイズとコンパクトなので、鞄に忍ばせておけば気軽に勉強できます。

土地家屋調査士受験100講〈II〉理論編(改訂4版)-民法とその判例

画像引用:Amazon

土地家屋調査士受験100講〈II〉理論編(改訂4版)-民法とその判例」は3分冊の2冊目で、受験に必要な民法と判例が掲載されています。

加えて平成25年から令和4年までの19年分の民法の本試験問題と解説が掲載されているテキストとなっています。

その他の受験100講シリーズの3冊を併せて学習すれば、効率的な知識習得が可能です。

土地家屋調査士受験100講〈III〉書式編(改訂4版)

画像引用:Amazon

土地家屋調査士受験100講〈III〉書式編(改訂4版)」は、基本問題から応用問題まで試験に出題される練習問題と、記述式の本試験問題を提供しています。

どの問題も詳細な解説が付いていて、初心者でも分かりやすいカリキュラムとなっています。

土地・建物・区分建物全ての登記申請書作成、図形の作成、測量計算・関数電卓による計算など土地家屋調査士の基本書式全パターンの完全マスターを目指します。

測量計算と面積計算―土地家屋調査士

画像引用:Amazon

測量計算と面積計算―土地家屋調査士」は、記述試験に合格するために必要な土地の座標値の計算・面積計算や建物の床面積の計算が、問題を解きながら習得できる参考書です。

基礎から応用まで計算例を使いながら学習できるテキストで、測量の知識がない方でも着実に学習継続が可能です。

また、前述の「土地家屋調査士受験100講」と出版社が同じで、シリーズでまとめて購入すると学習しやすいメリットもあります。

土地家屋調査士試験 登記申請書と添付図面

画像引用:Amazon

土地家屋調査士試験 登記申請書と添付図面」は、午後の部試験の記述式問題を習得するために出題傾向に沿って参考書を作成しています。

掲載内容は申請書の記載事項・添付書類などの書き方と、添付図面・図形の作成方法の基本からたくさんの事例を用いて詳しく解説しています。

前述の「測量計算と面積計算―土地家屋調査士」とまとめて利用すれば、午後の部の記述試験を攻略できるでしょう。

なお、「登記申請書」のひな形に関しては、参考書のみならず、資格試験予備校で提供されている講座によっても対策が可能です。

例えばアガルートアカデミーでは、約7.5時間という短い講義で、本試験での出題が予想される「登記申請書」のひな形をスピード学習することができる土地家屋調査士試験 書式ひな形対策講座が提供されているため、合わせてご確認ください。

楽学土地家屋調査士 記述式セミナー(3訂版)

画像引用:Amazon

楽学土地家屋調査士 記述式セミナー(3訂版)」は、記述式問題の対策に活用できる問題集です。

掲載されている50問は、過去の本試験問題を徹底的に分析して作られているオリジナルの問題集です。

ゆえに過去問以外にも、多くの問題を解いて試験対策をしたい方に適しています。

ただし、解説に詳細内容が掲載されていないので、ある程度知識のある方におすすめの書籍といわれています。

土地家屋調査士試験 関数電卓必勝活用術

画像引用:Amazon

土地家屋調査士試験 関数電卓必勝活用術」は、通信講座を提供する日建学院の人気講師・齊木氏が監修している参考書です。

表計算にも対応する電卓・CASIO/fx-900を使い土地家屋調査士試験の合格を目指すテキストで、最低限の操作方法で最短の知識習得を目指します。

参考書の価格が約2,500円と、手が出しやすい価格設定も嬉しいポイントです。

複素数で解く!関数電卓による測量計算

画像引用:Amazon

複素数で解く!関数電卓による測量計算」は、さいたま登記測量の代表兼アガルートの講師・中山氏が執筆した電子書籍です。

複素数を使った測量計算がマスターできる参考書で、関数電卓の準備・複素数モードのセットアップをはじめ、実務で使う計算や土地家屋調査士試験で使う計算を網羅したオリジナル練習問題が付いています。

KindleUnlimited会員なら無料で読めるので、気軽に活用できます。

パーフェクト宅建士基本書(2024年版)

画像引用:Amazon

土地家屋調査士試験対策は、宅建のテキストで学習するとよいと言われていて「パーフェクト宅建士基本書(2024年版)」がおすすめです。

パーフェクト宅建士基本書は、全国宅地建物取引業連合会の推薦を受けている信頼が高いロングセラーの参考書です。

宅建のテキストを活用する際、民法の総則・物権・相続の3分野の共通部分を読み込む必要がある中で、パーフェクト宅建士基本書は目次で分けられていて、必要箇所のみピックアップして学習できるメリットがあります。

土地家屋調査士のおすすめの過去問10選

ここでは土地家屋調査士のおすすめの過去問を10種類紹介します。

それぞれの特徴を見極め、自分のレベルや特性に合った過去問を見つけてください。

土地家屋調査士 択一過去問マスターⅠ(第10版)

画像引用:東京法経学院

土地家屋調査士 択一過去問マスターⅠ(第10版)」は土地家屋調査士などの法律系国家資格取得の受験指導を行う東京法経学院が出版する過去問集です。

2分冊になった過去問の1冊目であるマスターⅠは、民法・土地家屋調査士法・不動産の表示に関する登記を掲載しています。

掲載されているのは平成元年から令和3年までの過去問と、昭和の重要問題をセレクトした過去問の合計336問です。

一般販売されていないので、東京法経学院の公式サイトより購入する必要があります。

土地家屋調査士 択一過去問マスターⅡ(第10版)

土地家屋調査士_択一過去問マスター(2)
画像引用:東京法経学院
 

土地家屋調査士 択一過去問マスターⅡ(第10版)」は、不動産の表示に関する登記(土地・建物・区分建物)を掲載しています。

過去問の期間はマスターⅠと同様に、平成元年から令和3年までの過去問と、昭和の重要問題をセレクトした過去問の合計276問を収録しています。

過去問はマスターⅠとマスターⅡを合計すると612問も掲載しているので、多くの過去問を解いて試験に備えたい方に適しています。

また、過去問は基本問題と応用問題に分類していて、学習の到達度に合わせて使い分けられるため、どんな知識レベルの方でも利用できる1冊といえるでしょう。

土地家屋調査士 過去問セレクト(午後の部・択一)(第5版)

画像引用:Amazon

土地家屋調査士 過去問セレクト(午後の部・択一)(第5版)」は過去20年以上の本試験出題問題から、良問を厳選収録した1冊となっています。

20年分という長期間の過去問を掲載しているので、重要論点を逃さず問題を網羅できるメリットがあります。

一方で、ページ数は約400ページと他の過去問と比べると多くはないので、過去問集を併用するとより広い知識を学べるでしょう。

土地家屋調査士 択一式過去問(令和5年度版)

画像引用:Amazon

土地家屋調査士 択一式過去問(令和5年度版)」は、日建学院の講師・齊木氏が監修する択一式の過去問集で、過去8年分の過去問を収録しています。

過去問は項目別に分類され詳細に解説されているため、読みやすいのが特徴です。

土地家屋調査士試験対策では、記述問題や作図に重点を置いてしまうところですが、択一問題の合格ラインを越えなければ資格は取得できません。

1冊購入して、しっかりと対策をしていきましょう。

土地家屋調査士 記述式過去問(令和5年度版)

画像引用:Amazon

土地家屋調査士 記述式過去問(令和5年度版)」は先述の日建学院の人気講師・齊木氏が監修する、記述式問題を対策する1冊です。

過去8年分の書式問題を収録していて、試験で問題を解くための基盤が固まる内容となっています。

各小問ひとつひとつに具体的な解説を入れていたり、各問の最後にコラムを掲載しているので、視覚的な分かりやすさや丁寧な説明のカリキュラムを求める方に適しています。

鉄則!土地家屋調査士 内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.1

画像引用:Amazon

鉄則!土地家屋調査士 内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.1」は、土地家屋調査士の資格取得を目指せる東京法経学院が書いた過去問で、2分冊の1冊目です。

この過去問集は「苦労をせずにハイレベルな過去問を理解する」というコンセプトをもとに作られていて、気軽に持ち運べるサイズなのも特徴のひとつです。

この過去問集は、Q&A部分を読み込むことを推奨していて、過去問の正誤を覚えるだけでなくQ&Aを読み込めば、思考力と表現力を高められて記述式問題の対策にもなるといわれています。

鉄則!土地家屋調査士 内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.2

画像引用:Amazon

鉄則!土地家屋調査士 内堀式択一過去問徹底理解塾 Vol.2」は、東京法経学院が書いた過去問2分冊の2冊目。

この過去問集は理解していく順序を重視して書かれているので、1冊目から順に学んでいくのが正しい学習方法です。

ゆえに2冊まとめて購入すれば、Q&Aで丁寧に過去問を理解できて、さらに法令・先例は六法を使い精読すればより理解が深まるでしょう。

土地家屋調査士 記述式合格演習テキストⅠ・Ⅱ【五訂版】

画像引用:東京法経学院

土地家屋調査士 記述式合格演習テキストⅠ・Ⅱ【五訂版】」は東京法経学院が直販する演習テキストで、2冊セットで販売しています。

Ⅰは土地編で29事例を収録、Ⅱは建物編として20事例、区分建物編として20事例の全40事例を収録していて、基本から応用まで異なる事例を厳選収録しています。

合格率を上げるためには学習初期段階や試験の直前などそれぞれのフェーズで”キッチリした学習”をすることが重要で、それを実現させる1冊といえるでしょう。

土地家屋調査士を初めて受験する方はもちろん、既に学習を始めている方にも必須のテキストと謳っています。

土地家屋調査士分野別択一過去問題集【LECオンラインショップ】

土地家屋調査士分野別択一過去問題集」は、LEC東京リーガルマインドの専任講師が解説する過去問題集で、過去10年間の択一問題を分野別に編集して掲載しています。

過去の本試験で出題された論点をしっかりと学べるように、詳細な解説を掲載しているのが特徴です。

また、問題と解説を表裏にまとめているので、素早く知識を確認できるメリットがあります。

受験生の学習効率の向上を最重要目的とした過去問題集といえるでしょう。

土地家屋調査士とは?

そもそも「土地家屋調査士」とは、不動産登記に関する手続きが可能になる国家資格です。

不動産の全てで詳しい情報を申請する必要があり、申請義務を課されているのが所有者です。

複雑な不動産登記を申請代行をするのが土地家屋調査士で、調査・測量の結果は登記簿に反映されます。

土地家屋調査士試験は毎年4,000人余りが受験するのですが、その合格率は8〜9%程度で難易度の高い試験といえるでしょう。

試験は筆記試験を実施し、合格者だけが口頭で出題され口頭で答える「口述試験」に進みます。

筆記試験は午前・午後に分かれているのですが、測量士・測量士補・一級二級建築士の資格を持っていれば、午前の筆記試験が免除されます。

合格者のほとんどが午前の筆記試験を免除された後、土地家屋調査士に合格しています。

土地家屋調査士試験の合格に必要な勉強時間は?

土地家屋調査士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に1,000〜1,500時間だといわれていて、単純計算すると1日3時間勉強しても500日かかります。

仕事をしながら1日3時間コツコツ学習することは、至難の業といえるでしょう。

合格率の低さから見ても一度で取得することは難しく、取得まで時間のかかる資格です。

土地家屋調査士試験が難しい理由

土地家屋調査士試験が難しい理由は、出題問題が複雑なことが挙げられます。

試験内容は、択一問題や記述問題、口述問題など幅広い出題方式で、さまざまなパターンで勉強を進めなければなりません。

また、法律用語の難易度の高さや、計算・作図などがあることが、難しいと言われる理由です。

さらに、土地家屋調査士は受験者の上位400人程が合格となる相対評価を取り入れています。

相対評価は最後まで諦めずに問題を解き切る、基本的な部分は必ず押さえるなどが重要といわれており、合格点がある絶対評価の試験とは少し想定するポイントが異なります。

土地家屋調査士は独学ではなく通信講座がおすすめ

土地家屋調査士試験の合格を目指すなら、独学よりも通信講座を利用するのがおすすめです。

ここまで説明してきたように土地家屋調査士試験は難易度が高く、多くの勉強時間が必要です。

講師のサポートや学習カリキュラムを活用すれば効率良く学べるメリットがあり、少しでも早い取得を目指せます。

実際にアガルートでの土地家屋調査士受験者の合格率は令和5年度は63.41%で、全国平均の6.56倍と高水準となっています。

アガルートの土地家屋調査士試験対策講座なら、求めるサポートによってさまざまなコースを選ぶことができます。

プロのサポートを受けながら、キャリアアップを目指しませんか。

まとめ

土地家屋調査士のおすすめの参考書・過去問を10種類ずつ紹介してきました。

テキストの種類は多くはありませんが妥協することなく、自分の習熟レベルやカリキュラム内容に合わせて書籍を選んでいきましょう。

土地家屋調査士試験の合格率は8〜9%と難易度の高い国家資格です。

効率的に資格習得を目指すなら、アガルートの通信講座の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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