「司法試験の合格発表はいつ?どんな風に発表されるの?」

「司法試験の合格者ってどんな人?合格後の進路は?」

司法試験の受験を検討している方で、このようにお悩みの方はいませんか?

2023年(令和5年)度の司法試験から、司法試験制度改革により合格発表の日程が変更となったこともあり、2024年(令和6年)はどのような日程で合格発表がなされるのか不安な方も多いと思います。

そこでこのコラムでは、2024年度の合格発表日程や方法について解説します。

また、前回(2023年度)の合格者に関する情報の詳細や、合格後の流れについても分かりやすく解説しています。

この記事を読めば、司法試験の合格発表に関する最新の情報が分かりますよ。

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【令和5年 司法試験】合格発表を受けて〜傾向と対策〜

司法試験試験の合格発表の方法は?

司法試験の合格発表方法について、法務省からの発表はなされていません。

そこで以下からは、昨年度の合格発表方法をもとに紹介していきます。

なお、いずれの試験においても電話での合否確認は行われていません。

司法試験に合格するためには、短答式試験で合格得点を獲得したうえ、論文試験で合格得点を獲得する必要があります。

例年、短答式試験と論文試験では合格発表の方法が異なるため、注意が必要です。

短答式試験

短答式試験の合格発表は、まず法務省のホームページに掲載する方法によって行われます。

ただし、ここで掲載される内容は、合格者の氏名や受験番号ではなく、合格最低点と全体の得点割合のみです。

参照:令和5年司法試験短答試験結果

そのため、この段階で合否を明らかにするためには、自分の解答を問題用紙にマークしておき、予備校などの解答速報で自己採点する必要があります。

その後、受験者全員に短答式試験成績通知書が送付され、そちらには「合否・得点・成績順位」が記載されています。

短答式試験の合格発表方法法務省ホームページへの合格最低点の掲載受験者全員への成績通知書送付

論文試験

論文試験の合格発表も、まず法務省のホームページに掲載する方法によって行われます。

もっとも論文試験合格発表の場合、短答式試験とは異なり、合格者の受験番号を公表する形式で発表されます。

参照:令和5年司法試験合格者番号

なお、以前は全国7箇所の検察庁等の掲示板にも合格者番号が掲示されていました(東京のみ全国の合格者番号を掲示)が、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で掲示は行われていませんでした。

しかし、新型コロナウイルス感染症に対する政府の方針変更に伴い、今後は再び掲示が行われる可能性もあります。

また、合格発表当日に合格者の氏名をホームページに公表する新聞社もあるため、そちらで確認することも可能です。

参照:合格者名簿 2023年司法試験 – 中國新聞デジタル

その後、合格通知書兼成績通知書が送付され、さらに追って合格証書が授与されます。

成績通知書は今後の就職活動の際にも重要な書類となるため、確実に保管しておきましょう。

論文試験の合格発表方法法務省ホームページへの合格者受験番号の掲載掲示板への掲載(?)新聞社ホームページへの合格者氏名の掲載合格通知書兼成績通知書の送付合格証書の授与官報への合格者氏名の掲載(後述)

司法試験の合格者は官報に載るのか?

司法試験の合格者(論文試験合格者)の氏名は、後日官報にも掲載されます。

参照:国家試験 令和5年司法試験合格者

官報とは、国がほぼ毎日発行する新聞のようなもので、法令の改正など公益に資する情報が掲載されています。

官報はオンラインで閲覧することも可能ですが、全国の販売所で紙面を購入することも可能です。

司法試験合格者として氏名が掲載された官報は、厳しい受験生活を乗り越えた証とも言えるもので、例年受験者やその家族の入手希望者が続出するようです。

しかし、実は官報は定期購読分にわずかの部数を加えた部数しか発行されていないため、入手希望であっても「品切れ」状態となることもあります。

そのため、確実に入手したい場合には、法務省のホームページで合格を確認したあと、最寄りの販売所に事前に連絡しておくといいでしょう。

令和6年(2024年)度の司法試験合格発表はいつ?

短答式試験8月1日(木曜日)
成績通知書送付未定
論文試験11月6日(水曜日)
官報掲載未定
合格通知書兼成績通知書送付未定

例年通りであれば、ホームページでの合格発表は16時と想定されます。
もっとも、合格発表当日は法務省ホームページにアクセスが集中するため、しばらく接続できない状況が続きます。
そのような場合には、少し時間をあけて再度確認してみるようにしましょう。

令和5年(2023)  司法試験の合格発表の結果

昨年(2023年)度の司法試験結果は、以下の通りです。

受験者数3928人
短答合格者数3149人
総合合格者数1781人
総合合格率45.3%
合格点770点
最高点1220.80点
最低点440.56点
平均点813.28点
参照:令和5年司法試験の採点結果

2023年度の試験から法科大学院在学中の学生も司法試験に受験できるようになりましたが、合格率などに大きな変化はありませんでした。

法学部卒と非法学部卒の司法試験受験者の合格率

続いて、司法試験合格者における法学部卒と非法学部卒の合格率の違いについてみていきましょう。

年度 法学部卒 合格率(受験者数) 非法学部卒 合格率(受験者数)
令和元年28.6%(1054人)16.2%(133人)
令和2年31.9%(955人)17.4%(117人)
令和3年33.5%(915人)22.5%(132人)
令和4年36.4%(878人)25.2%(130人)
令和5年37.1%(730人)20.5%(87人)

※合格率算定の基礎が受験予定者数である点に注意。
※中卒者・高卒者で予備試験に合格した者が含まれていない点に注意。
※法務省公表資料を基にした表であるが、任意のアンケートによるものである点に注意。

このように、例年法学部卒受験者による合格率のほうが高い傾向にあります。

もっとも、非法学部卒受験者の合格率は上昇傾向にあり、きちんと試験対策をすれば法学部を出ていなくとも合格を勝ち取れるということが伺えます。

より詳細なデータや比較については、こちらのコラムでも解説しています。

関連コラム:法学部卒と非法学部卒の司法試験受験者の合格率

平均受験回数と受験回数別の合格率・一発合格の割合

司法試験は超難関試験ではありますが、実は司法試験合格者のうち、半分以上はいわゆる一発合格者です。

むしろ、受験回数が増えるほど合格率が低くなる傾向にあります。

ハードな受験勉強を維持し続けることは体力・気力ともに大変なので、いかに短期的に集中して効率的な学習をするかが合否を分けるといってもよさそうです。

平均受験回数や受験回数別の合格率については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

関連コラム:司法試験の平均受験回数と受験回数別の合格率・一発合格の割合を解説

選択科目ごとの合格率・難易度

さらに、2022年度司法試験における、選択科目ごとの合格率についてみてみましょう。

倒産法45.3%
租税法34.3%
経済法47.1%
知的財産法45.1%
労働法47.7%
環境法30.1%
国際関係法(公法系)33.3%
国際関係法(私法系)43.3%

例年、労働法選択者の数が最も多い、という状況が続いています。

また、令和5年に関しては、労働法の選択者が最も合格率が高くなっています。
とはいえ、労働法を選択すれば有利、という単純な話ではなく、やはり自分がいかに興味をもって学習に取り組めるかや、相性なども重要な要素となってきます。

さらに詳しい情報や選択科目の選び方については、こちらのコラムでも紹介しています。

関連コラム:【2024最新】司法試験・予備試験の選択科目ごとの合格率・難易度をわかりやすく解説!

出身大学院別合格率ランキング

続いて、出身大学院別の合格率ランキングを紹介します。

ランキング法科大学院名合格率受験者数(人)最終合格者数(人)
1位京都大法科大学院68.4%275188
2位一橋大法科大学院67.2%180121
3位慶應義塾大法科大学院60.0%310186
4位東京大法科大学院59.0%315186
5位神戸大法科大学院48.6%14671
6位名古屋大法科大学院47.2%8942
7位早稲田大法科大学院44.7%389174
8位大阪大法科大学院42.9%18278
9位中央大法科大学院39.3%22990
10位北海道大法科大学院37.8%7428
※参考:司法試験の結果について

このように出身大学院によって、司法試験合格率が大きく異なる結果となっています。

これからロースクールへの進学を考えている方は、合格者数や合格率にも着目して志望校を決めるようにしましょう。

アガルートの教材を利用された方の司法試験合格体験記

ここまで紹介してきたように、司法試験を突破するためには、出身学部・大学院・選択科目を問わず、短期間に集中して学習することが効果的といえます。

以下からは、アガルートアカデミーを受講して令和4年度の司法試験に合格した方の体験記を紹介していきます。

合格者たちがどのような学習をしてきたのかを参考にして、合格への近道を勝ち取りましょう。

独学で惨敗したものの講師の導きでリベンジ合格。 Y.Aさん(20代・法科大学院修了)

アガルートアカデミーを選んだ理由は、オンライン特化、質の高い講義・添削で、地方在住のため通学が困難な状況でも利用できることでした。また、アガルートの講義がわかりやすく、テキストが素晴らしいと感じたことが選択の決め手となりました。

司法試験に合格するためにアガルートの講座を活用し、基礎知識の習得や個別指導で勉強法を見直しました。自己流で勉強していたが、失敗後どのように勉強すべきか分からず迷走していたため、個別指導で講師からアドバイスを受けることが役立ちました。

具体的な勉強法では、総合講義100で基礎知識を確認し、重要問題習得講座で問題解決方法を学びました。また、論証部分の暗記には論証集を用い、定期的な添削を受けることで点検しました。

渡辺先生の司法試験過去問答練ゼミでは、答案の質を向上させる試行錯誤が重要でした。答案作成は労力がかかるものの、添削を受けることで自分なりに改善し、再度添削を受けるという繰り返しを通じて答案のレベルを向上させることができました。

関連コラム:令和4年 司法試験 合格者の声|独学で惨敗したものの講師の導きでリベンジ合格。 Y.Aさん

働きながらスキマ時間を活用し、効率の良い学習で見事合格 T.Kさん(50代・社会人)

アガルートアカデミーを選んだ理由は、優れた教材・テキスト、質の高い講師陣、適切な講座の長さが学習しやすく取り組みやすかったことです。

さらに、インターネットを活用した柔軟な学習が可能であり、働きながら学習し、受験できることが大変助かりました。移動時間が不要で、隙間時間に講義を見ることができたので、学習を続けることが容易でした。

択一試験対策に関しては、直前期のアガルートアカデミーで実施されていた無料公開のポイント講義を大いに活用しました。

論文試験対策では、重要問題習得講座の問題を何度も解き、判例百選スピード攻略講座を活用して典型問題に対応できるよう準備しました。学習がマンネリ化したときや不安を感じた際には、無料公開講座を利用して知識や視点を補いました。

重要問題習得講座は、選ばれた問題自体が良いだけでなく、解答例が実践的で助けられました。他の予備校の長い解答例は使えないと感じたため、アガルートアカデミーの解答例が助かりました。

また、判例百選スピード攻略講座も答案化し難い判例の答案化を助ける上で非常に役立ちました。これらの理由から、アガルートアカデミーを選び、合格への道を歩むことができました。

関連コラム:令和4年 司法試験 合格者の声|働きながらスキマ時間を活用し、効率の良い学習で見事合格 T.Kさん

司法試験合格後の流れ

司法試験に合格した後、合格者は司法修習へ進み、いわゆる「二回試験」に合格することで、晴れて法曹三者として働くことができます。

司法試験制度改革により、司法修習の開始時期が試験翌年の3月となったため、2022年度司法試験に合格した場合には2024年3月から約1年間の司法修習に入ることとなります。

なお、司法修習生になるためには、司法試験合格後に司法修習生採用選考に申し込む必要があります。

選考基準はさほど厳しくなく、多くの司法試験合格者は問題なく採用対象となりますが、例年申込み書類の提出期限が極めて短い(2022年度の場合、合格発表から1週間)ため、注意が必要です。

参照:司法修習生採用選考(※2022年度版)

予備校・通信講座を利用した方は合格特典の申請を

受験時に予備校や通信講座を利用していた場合には、司法試験合格得点を受けられることがあります。

例えばアガルートアカデミーでは、アガルートアカデミー有料講座受講者を対象に合格体験記を募集しており、氏名公表の場合には4,000円分、非公表の場合にも2,000円分のAmazon(R)ギフトコードを謝礼としてお渡ししています。

司法修習でも様々な書籍を用いて学習を続ける必要があるため、積極的にこうした得点を利用するようにしましょう。

まとめ

今回は、司法試験の合格発表の方法や日程、司法試験合格者に関する最新のデータ、司法試験合格後の流れについて解説しました。

司法試験の合格発表方法と日程をまとめると、次のようになります。

種類 発表日
短答式試験8月3日(木曜日)
成績通知書送付未定
論文試験11月8日(木曜日)
官報掲載11月29日(水曜日)
合格通知書兼成績通知書送付未定

先述の通り、成績通知書等の発付時期についてはまだ公表されていませんが、最新の情報が入り次第またこちらのコラムでお伝えします。

司法試験は国内屈指の難関資格ではありますが、適切な努力をすることによって、年齢や出身学部・大学院、選択科目を問わず、着実に合格に近付ける試験でもあります。

アガルートアカデミーでは、これまでに数々の合格者を輩出してきた多様なカリキュラムを展開しており、講師陣やテキストにも定評があります。

合格をより確実なものにするために、この機会にぜひ一度カリキュラムの内容などをチェックしてみてください。

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