受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員試験｜【2026年合格目標】【教養+専門型】地方公務員・国家一般職・専門職カリキュラム（フル・ライト）（大卒）

公務員を目指すきっかけ

大学入学後すぐに将来の進路を考え始め、さまざまな業種を調べた際に、公務員は就職試験で学歴に左右されず、福利厚生が充実していて安定して働ける職業であることを知り、興味を持ちました。その後、業界研究や合同説明会への参加を通して、公務員が幅広い業務を通じて多くの人々を支える仕事であることに魅力を感じ、本格的に目指すようになりました。その中で、市町村ではなく茨城県庁を志望した理由は、長年過ごしてきた地元に貢献できるだけでなく、県全体に関わる大きな仕事に携われる点に魅力を感じたからです。県庁にはさまざまな分野の部署があり、好奇心の強い自分にとって幅広い業務を経験できる環境があると考え、公務員試験に挑戦しました。

アガルートをお選びいただいた理由

まず、通信講座であることが大きな理由です。私の居住地域には通学できる範囲に公務員予備校がなかったため、通信で学べる講座を探していました。その中でアガルートを選んだのは、無料のお試し講座を受講した際に、1本あたりの動画が短く非常に見やすかったからです。学習時間が十分に取れない日でも、通学時間や昼休みなどの隙間時間を活用して効率よく学習を進められる点に魅力を感じました。また、大学2年生から受講できたことも決め手の一つです。受講費用を自分で負担していたため、大学3年生から始めると支払いとアルバイトの両立で学習時間が減ることを懸念していました。大学2年生のうちに支払いを終え、早めに学習を始められる講座を探したところ、当時それが可能だったのはアガルートだけでした。さらに、合格特典の存在も魅力でした。モチベーションが下がったときでも、「合格すれば費用が返ってきて自分の好きなことに使える」と前向きに考えることで、勉強への意欲を保つことができました。

学習の方針と進め方

公務員試験の学習を始めるにあたり、まずはどの試験でも配点が大きい教養試験の中でも、数的推理や判断推理といった数的処理から取り組みました。これらは得点源になりやすく、早めに基礎を固めることが重要だと考えたためです。 その後、法律科目では憲法から学び始め、次に民法へと進みました。経済科目についてはミクロ経済から着手し、続いてマクロ経済を学習しました。文章理解などの他の教養科目は、過去問を解いた際にある程度得点できていたため、学習の優先度を下げ、後半に取り組む方針としました。 法律・経済・学系科目はインプットの量が多く難しかったため、理解を深める工夫として、自分なりにノートへ要点を整理しました。言葉の意味や関連する用語をまとめることで、知識を体系的に整理し、効率よく復習できるようにしていました。また、アウトプットとしてアガルートの過去問集、市販の過去問集を利用していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は大学で、公務員試験の専門科目とは関連のない学部に所属していたため、法律や経済などの専門科目すべてに苦労し、挫折しそうになった経験があります。法律用語など、学ぶ内容のほとんどが初めて知るものばかりで、新しい講座を受講するたびに戸惑いました。 しかし、講座内で面白く分かりやすく説明してくださる講師の方々のおかげで、少しずつ理解を深めることができました。また、学習を進めるうちに、一つ一つの科目の面白さに気づくようになり、積極的に学習に取り組めるようになりました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

教養試験

非常に苦手意識のあった数的処理については、過去問を繰り返し活用しました。1本あたりの動画が短く見やすいという良さを活かし、分からない問題は動画の解き方を繰り返し確認し、理解できるまで何度も見直しました。分からないままにせず、確実に解けるようにすることを心がけました。 

専門試験

法律科目や経済科目の講義を一通り視聴した後に過去問を何度も解き、知識の定着を図りました。また、動画内で講師の方が「ここが重要ポイントです」と指摘してくださった部分には印をつけ、特に重点的に復習しました。重要箇所を明確に示していただけたことで、効率よく学習を進めることができ、とても役立ちました。 

人物試験

模擬面接講座は受講せず、民間企業の面接を複数回経験したり大学のキャリア支援も活用したりしていました。そのため、アガルートでは主に面接時の注意点や想定質問の動画を参考にし、本番でもその内容を意識して臨むことができたと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

主に大学の授業の空き時間を活用して学習していました。数的処理や憲法、民法、経済学には少しでも毎日触れることを意識し、1日あたり4時間以上、少なくとも3時間は学習時間を確保するようにしていました。学習の進捗は科目ごとにアプリで記録し、日々の学習時間を管理していました。 また、通学時間や授業の合間などの隙間時間には、暗記科目の学習を行いました。短時間でも繰り返し触れることで記憶の定着が進んだので、この方法は効果的だったと感じています。

直前期の過ごし方（どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか）

直前期は、1日6時間以上の学習時間を確保することを意識して過ごしました。家では集中しづらかったため、カフェや図書館、フードコートなど様々な場所を利用して環境を変えながら勉強していました。 また、ご飯中やお風呂、寝る前の時間なども有効に使い、少しの時間でも復習や暗記を行うようにしていました。面接対策では、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）などを、あらかじめ考えた文章をそのまま話すのではなく、自分の言葉で自然に伝えられるように何度も練習しました。 さらに、私はもともとネガティブな考え方をしてしまう性格ですが、「もし落ちても民間企業に就職して来年また再チャレンジできる。だから今は自分の実力を全力で出し切ろう」と自分に言い聞かせ、前向きな気持ちで試験に臨むようにしていました。

試験期間中の過ごし方

科目ごとの時間をアプリで記録していたので、手をつけられていない科目が可視化され、全ての科目を均等に触ることを意識していました。また、苦手科目としていた数的処理と経済学に関しては毎日必ず学習し、解法を忘れることのないよう繰り返し学習しました。さらに、理解が浅い分野はノートにまとめ直し、翌日に必ず復習することで知識を定着させました。模試の結果も活用し、得点が低かった分野を重点的に見直すことで効率的な学習を心がけました。

受験した時の手ごたえ

全体として大きな手ごたえは感じませんでした。

教養試験

教養試験では、特に数的処理で自信を持てた回答が少なかったです。苦手分野の出題に対応しきれず、学習の偏りを反省しました。 

専門試験

専門試験では、教養試験よりは手ごたえがありましたが、法律科目・経済科目ともに納得のいく回答ができたわけではなく、問題演習の量が不足していたと感じました。

人物試験

 人物試験は2回あり、1回目は手ごたえを感じました。面接官の方が笑顔で「良い話が聞けました」と声をかけてくださったことが印象的でした。一方で2回目は言葉に詰まる場面があり、準備不足を痛感しました。集団討論では初めての経験で緊張し、進行がうまくいかない部分もありましたが、最後までまとめることはできました。ただ、全体としては十分な手ごたえを感じられませんでした。

合格・内定した時の気持ち

合格を知ったときは、驚きしかありませんでした。「なぜ自分が合格したのだろう」と信じられず、何度も受験番号を確認し、「何かの間違いではないか」と疑ってしまったことをよく覚えています。 合格が現実だと確認できた瞬間、今まで張り詰めていた緊張が一気にほどけ、全身の力が抜けるような感覚になり、心から安心しました。 その後、合格・内定を親や周囲の人に報告したところ、皆が自分のことのように喜んでくれました。これまでの学習や面接練習の努力が報われたと実感し、心の底から嬉しい気持ちになりました。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、人物試験対策に力を入れたことだと思います。集団討論の練習を一度もしないまま本番を迎えてしまったことは悔やまれますが、議題に関連する情報を徹底的に調べ、直前まで確認して頭に入れて臨みました。その結果、進行役を務めることになっても落ち着いて対応でき、自分の意見を堂々と述べることができたと思います。 また、個人面接では、想定質問だけでなく、それに対する追加質問まで考えて回答を準備していました。そのおかげで、受け答えに一貫性と説得力を持たせることができたことも、合格につながった要因だと感じています。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

私は、茨城県が目指す「活気があり、県民が日本一幸せな県」に向けて様々な事業に携わっていきたいです。特に、地方創生、子ども関連の事業に取り組みたいです。 まず、地方創生の観点から、地域資源を活かした産業振興や観光の活性化に取り組み、住民が誇りを持てる地域づくりを推進したいと考えています。人口減少や若者の県外流出に対応するため、地域全体で協力し、持続可能なまちづくりを進めることが重要だと考えます。 また、子どもに関しては、安心して学び、健やかに成長できる環境づくりに注力したいです。教育や遊びの場の充実、地域全体で子育てを支える仕組みの整備を進めることで、将来の地域の担い手を育てることができると考えています。これら二つの取り組みを通じて、誰もが自分らしく暮らせる活気ある茨城県の実現に貢献したいです。

受験生に対するメッセージ

余裕を持って試験本番に臨めるように、計画的に学習や面接練習に取り組むと良いと思います。科目数が多いため、スケジュールを組んだり、学習の記録をしたりすると、バランスよく学習を進めることができます。また、苦手科目を後回しにせず、毎日少しずつ触れることで着実に力がつきます。面接対策では、自分の経験や考えを言葉にして整理しておくと、本番でも落ち着いて話せると思います。焦らずコツコツと積み重ねることが合格への近道です。さらに、勉強の合間には適度に休憩を取り、リフレッシュする時間も大切にしてほしいです。長い受験期間の中で、モチベーションを維持することは簡単ではありませんが、「自分はここまでやってきた」という自信が本番での支えになります。どんな小さな努力も無駄にはならないので、自分のペースで最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています。

講師へのメッセージ

簡潔で分かりやすい講義のおかげで、楽しく、面白く学習することができました。また、分からない問題をFacebookで質問した際にすぐに回答をしてくださったおかげで、スムーズに学習を進めることができました。大学二年生のころにこの講座を購入して以来、大変お世話になりました。おかげさまで、苦手科目にも自信を持って取り組めるようになり、学習の習慣も身につけることができました。講義の内容やサポートは、試験本番でも大いに役立ちました。本当にありがとうございました。