受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員試験｜【2027年合格目標】【教養型】国家一般職・地方公務員カリキュラム（フル・ライト）（大卒）

公務員を目指すきっかけ

前職では委託の給食会社で勤務していましたが、職場の人間関係が自分には合っておらず、体力的にも精神的にも継続していくことが難しいと感じたことをきっかけに、転職を決意しました。また、前職の経験から、栄養士として幅広い世代の方の健康を支えたいという思いや、キャリアアップしたいと考えていたこと、将来を考えて子育てしやすい職場環境を希望しており、公務員であればこれらを実現できると考え、公務員を目指そうと考えました。入都希望者のために東京都が開催している都庁セミナーに参加した際に、職員の方々が明るい印象で、自分の仕事に誇りをもって働いていることが伝わってきたことで、私もこんな風に働きたい、と公務員になりたい気持ちが一層強くなりました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートに魅力に感じた点は、教養試験対策講座が何度でも好きなタイミングで受講できる点や、オンライン模擬面接や面接シートの添削などが無制限でできる点、内定特典で受講料返金やアマゾンギフト券がもらえる点です。特に私は面接に苦手意識があり、対策のために何度も模擬面接をする必要があると考えていたため、無制限の模擬面接があるアガルートが安心だと思いました。私は公務員を目指すことを決めてから、東京都の試験まで4か月程度しかなかったため、効率よく勉強しなければならないと考えていました。そのため、公務員試験のノウハウを知ることができたり、効率の良い勉強の進め方を最初の段階で計画することができたので、かなり助けられたと感じています。

学習の方針と進め方

前職を退職して離職期間を設け、東京都職員採用試験の約4か月前(1月)から試験対策を始めました。1月～2月末までは、もともと受験を考えていた特別区で栄養士の募集がいくつかあり、論文や面接対策をしていました。そのため、東京都試験に向けての論文対策はせず、3月頃から本格的に東京都の教養試験や栄養士の専門試験対策を行い、出題数が多い数的処理を中心に、アガルートのテキストと市販の教材を使用して、とにかく多くの問題を解くようにしていました。教養試験の配点を考慮して、効率よく学習するために、点が取れそうな分野だけを勉強しました。栄養士の専門試験対策は、国家試験対策に使用していたテキストを活用しました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は面接がとても苦手で、自己分析や自治体研究をする中で、一人で考え込んでいると本当にこの返答でいいのかわからなくなり、とても焦っていた時期がありました。そんな時、面接が得意な友人に「「面接」という意識が強すぎる。初めて会う人に自分のことを知ってもらうつもりで、会話をするように。」とアドバイスをいただき、固くなりすぎていたことに気づくことができました。それ以降も、アガルート模擬面接を最大限に利用して、他にもハローワークの無料の模擬面接を利用したり、併願していた民間企業の面接等で経験を積み、自分の考えを固めつつ、自分らしく面接ができるようになれたと感じます。実践を積むことと、頼れる人をどんどん頼ってアドバイスをもらうことも大切だと感じました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

教養試験

出題数の多い数的処理を中心にアガルートのテキストを使用して対策しました。制限時間が心配だったので、自力で解けた問題も解説を読んで、より早く解く方法があればその方法で解けるよう覚えました。解説を見ても解き方がよくわからなかった問題はアガルートの解説動画を見て、学習しました。解説動画は好きな時に何回でも視聴することができる点が魅力です。

専門試験

栄養士の専門試験がありました。大学時代に国家試験対策で使用していたテキストで勉強しました。まずは東京都の過去問を調べて、出題傾向を把握し、出題されると予測した範囲のみ勉強しました。

人物試験

試験直前は、アガルート模擬面接の予約を入れられるだけ入れました。無制限の模擬面接では、考えたことがなかった難しい質問をしていただけたことや、はっきりと的確なフィードバックをいただけたことで、自分の課題を明確にすることができました。先生方は当日の試験よりも厳しめに評価してくださったので、褒めていただけた時はとても自信につながりました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

1月からは前職を退職し、離職期間を設けていたため、主に平日9時から18時までを学習時間としていました。できる時は寝る前や土日にも学習していました。勉強場所は自宅が多かったですが、集中できない時や気分転換にカフェに行って勉強する時もありました。仕事を辞めてまで勉強時間を設けていたこともあり、不安や疲れよりも、時間を無駄にしてはいけないという気持ちが強く、学習時間は集中して過ごすことができました。また、3食しっかり食べて、起床・睡眠時間をできるだけ毎日同じ時間にすることで、生活リズムを安定させました。

直前期の過ごし方（どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか）

試験の1週間前くらいからは、市販のテキストの過去問を模擬試験のように自宅で解いていました。栄養士の専門試験は文章で解答するので、声に出して自分の言葉で解答できるか、最終確認していました。教養、論文、専門試験全て、正直どれも自信がありませんでした。しかし、学習期間にできることは全てやりきったとも感じていたので、今ある知識を全て出し切れたら悔いはないと思おう、と考えていました。万全の体調で試験をむかえられるように、直前期も生活リズムを崩さないように気を付けました。

試験期間中の過ごし方

東京都の一次試験終了から結果が出るまで期間が開いていたので、自治体研究や、公務員面接のよくある質問を調べて解答の仕方を考えることに当てました。しかし、正直一次試験の手ごたえがなかったので、民間企業等もいくつか受けました。一次試験の合否が出てから、民間企業の面接も増えてきたので、アガルートの模擬面接やハローワークの無料の模擬面接を利用して対策しました。民間と並行して対策するのは大変でしたが、面接慣れすることができました。

受験した時の手ごたえ

教養試験

正直手ごたえはありませんでした。難易度は勉強していた内容よりも難しく感じました。教養試験が最初に行われるため終わった時点で絶望していましたが、教養、論文、専門試験の合計点数が重要だと聞いていたため、諦めず残りの試験を受けようという心持でした。

専門試験

栄養士の専門試験がありました。過去問の出題傾向から予測していた問題が多く出題されたように感じ、大体の問題は解くことができたと思います。

人物試験

落ち着いて面接を行うことができたと思います。あまり手ごたえがなく、失敗した感覚もありませんでした。案内してくださった職員の方々は皆さんとてもにこやかで落ち着いていたため、そのおかげで面接前の緊張を和らげることができたと思います。

合格・内定した時の気持ち

とても嬉しい気持ちで、泣いて喜びました。公務員を目指し始めてから、年齢的にも今回が最後の受験チャンスだったため、全力で勉強しようと前職を退職し、貯金を切り崩しながら生活していました。しかし、併願していた特別区や民間企業も全て不合格だったため、結局このまま何にもなれなかったら…と、仕事を辞めてしまったことにとても後悔しそうになりました。そのため合格した時は、前職で辛い思いをしたことや思い切って退職を決意したことも、無駄ではなかった、間違っていなかったと感じ、報われた気がしました。

振り返ってみて合格の決め手

身近に相談に乗ってくれる人がいたこと、退職して安定した学習時間が確保できたこと、もともと数学が得意だったことが合格の決め手だと思います。過去に公務員試験を受けた経験がある人が身近にいたので、私のメンタル面も含めて支えてもらったことが、最後まで諦めずに頑張る力になったと感じます。また、前職の環境では、働きながら勉強することが私にとっては難しく、退職していなければまともに対策できずに不合格の可能性が高かったと思います。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

生活習慣改善につながる環境整備の推進や、健康を社会全体で支える仕組みづくりに携わりたいです。前職の社員食堂ではヘルシーメニューの需要が高かった一方で、提供数が限られていたため、健康的な選択ができる環境を整えることの必要性を感じました。こういった社員食堂や飲食店に対して、継続的なヘルシーメニューの提供を働きかけることで、都民の健康的な選択肢を増やすことにつなげていきたいです。また、東京都では飲食業の集積や共働き世帯の増加などにより、30代・40代で外食や中食を利用する人が多い傾向にあります。このような方がより健康的な食選択ができるよう、飲食店と協力のもとメニュー提案などの啓発活動を行いたいです。

受験生に対するメッセージ

私はあまり器用になんでもこなせるタイプではありませんが、アガルートを受講して、短い学習期間でも勉強する範囲を絞って効率よく合格を目指せることを知りました。頑張る方向性を間違えていたら、軌道修正することは大きなストレスだったと思いますし、不合格になっていたかもしれません。私のように学習期間が短い方は、戦略を正しく練ることが、「合格への近道」だと思います。また、早い段階で志望動機ややりたいことを明確にしておくと、早めの面接対策になることはもちろん、試験対策全般で辛くなった時に背中を押してくれます。緊張と不安でいっぱいになる時もあるかもしれませんが、こんな風に働きたい！こんなことをやりたい！という目的を忘れずに、最後まで自分を信じて頑張ってください。

講師へのメッセージ

特に模擬面接の際は、大変お世話になりました。

厳しいこともはっきりと教えてくださる先生方だからこそ、常に向上心を持って面接練習することができましたし、お褒めの言葉をいただいた際はとても自信につながりました。

これから公務員として、どうありたいか、どんなことをしていきたいか、を忘れずに精一杯業務に励みたいと思っています。

ありがとうございました。