受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員試験｜【2027年合格目標】【教養型】国家一般職・地方公務員カリキュラム（フル・ライト）（大卒）

公務員を目指すきっかけ

大学の講義で、日本の研究力が相対的に低下していること、その背景に研究者の研究に費やせる時間の圧縮や資金獲得の厳格化があることを学び、強い危機感を持ちました。院生として研究に携わる中で、指導教員が教育・事務・安全対応に追われ、実験計画や論文執筆の時間が細切れになっていく現場も目の当たりにしました。そこで、研究基盤を支える立場からボトルネックを取り除き、研究者の“研究に集中できる時間”を増やすことが自分の貢献だと考え、大学職員に関心を持ちました。役割を調べると、手続の標準化やDX、調達・契約、広報・産学連携など、多面的に効果を出せる点に魅力を感じました。研究者の成果が社会に還元される速度を上げたいという想いが、志望の原動力です。

アガルートをお選びいただいた理由

内定特典に加え、教材設計が“迷いを減らす”ことにフォーカスされている点が決め手でした。講義スライドは論点が明快で、テキスト→演習への橋渡しがわかりやすかったです。音声ダウンロードと倍速再生に対応しており、移動や待機時間の5〜15分で復習できるのも魅力でした。人物試験では、自己分析ワークや志望理由の作成方法が充実しており、面接の流れや当日の持ち物・服装についての講義も細かく用意されており、不安要素を残さないように工夫されていました。さらに、手ごたえのある過去問が各講義で用意されているため、同タイプ問題への問題の苦手意識を克服しやすい構成でした。学習継続の心理的コストを下げることがアガルートを選んだ一番の理由でした。

学習の方針と進め方

研究との両立が前提だったため、①時間の固定化、②科目の優先度付け、③誤答の再利用で設計しました。平日は午前（8:30〜12:00）の1から3時間を程度をインプット＋演習、午後は研究、夜は20〜30分の軽復習の時間としました。学習は講義動画の構成が講義→過去問演習となっていたため講義の順番のまま学習しました。（数的処理のみは最初に自身で問題を解き，回折動画を見る，という順番で学習しました。）音声1.5〜2.0倍で試聴することが可能なので時間が限られている中で勉強するのにとても役立ちました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

当初は試験勉強と研究をうまく両立できず、試験に間に合うのか強い不安がありました。そこで平日は午前を試験勉強、午後を研究に固定し、学習は試験日から逆算して範囲と順序を決めました。誤答した問題は、その日の夜の復習時間か翌朝の最初の学習時間に必ず解き直すようにしました。その日のうちに達成するべき講義の把握と、理解の抜けを翌日以降に持ち越さない運用に変えたことで、両立の手応えが生まれ、不安も着実に薄れていきました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

教養試験対策

配信講義順と同じように、講義で全体像を1周→過去問を1周を単元ごとに続けました。誤答にはチェックをつけておき、その日の夜もしくは次の日の朝にもう一度解くようにしました。単元ごとの要点を確認するために夜にテキストの復習を行い、覚えておかなければならない最重要点をおさらいするようにしました。

人物試験対策

自己分析ワークが実用的で、強みがエピソードから自然に接続されました。志望理由は1分版・2分版を作成し、自分でスマホ録音を聞くことで語尾・話速・間を矯正するようにしました。当日面接の流れや、持ち物・服装についても細かく講義があり、不安なく面接に挑むことができました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

研究との両立が前提であったため、平日は午前（8:30〜12:00）の1から3時間を程度をインプット＋演習、午後は研究、夜は20〜30分の軽復習の時間としました。学習は講義動画の構成が講義→過去問演習となっていたため講義の順番のまま学習しました。（数的処理のみは最初に自身で問題を解き，回折動画を見る，という順番で学習しました。）音声1.5〜2.0倍で試聴することが可能なので時間が限られている中で勉強するのにとても役立ちました。休日は体を休めることにしていましたが、Youtubeで世界史や日本史関連する動画を見るなど、興味を持って学習を行っていました。

直前期の過ごし方（どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか）

直前2週間は、①まだ一周できていない単元の詰め込み学習、②数的処理などの理系科目の解き方の復習に集中しました。前々日は、会場動線の確認・持ち物チェック・筆記具の予備点検・服装の最終確認を行い、リラックスして当日挑むための不安要素をなくすための作業を行いました。また、睡眠・食事の摂取タイミングを本番時刻に合わせて調整しました。各講義で国立大学法人試験レベル以上の過去問を解いていたため、普通に受ければ落ちることはないと思い、リラックスして取り組みました。

試験期間中の過ごし方

試験当日は早めに会場につくようにしました。事前に会場までの所要時間をチェックし、朝ごはんのタイミングやお水を買っておく、筆記用具を呼びも含めて用意しておくなど、当日に不安なく、リラックスして試験に挑めるように工夫しました。人物試験の前はかなり緊張しましたが、面接での作法については家で何度も練習していたので、控室では頭の中では自己紹介・志望理由・長所の想定される質問３点セットのみを復習するようにしました。

受験した時の手ごたえ

教養試験

合格点ラインを常に意識し、得点源の分野で確実に取り切れました。難問は2択まで絞り、未練なく次へ進む練習が役に立ちました。見直しをする時間はないので、すばやく・正確に解けるように落ち着いて取り組むことを徹底しました。

人物試験

想定外の深掘りも、面接対策講座での自己分析方法をしたことで乗り切ることができました。面接官の表情・相槌から、自分の言葉が伝わっていることが実感できたので焦らず最後まで受け答えすることができました。全体としては、結論→具体例やエピソード→再度結論という答え方の“型”が安定感につながり、想定外の質問にも落ち着いて対応できた手応えがありました。

合格・内定した時の気持ち

通知を見た瞬間は率直に嬉しく、同時に肩の力が抜けました。研究と試験対策の両立は最初は容易ではありませんでしたが、最終的に計画に基づいた運用が成果に結びついたことは大きな自信になりました。公務員試験への指導教員、周囲の理解・協力への感謝も強く感じました。合格はゴールではなくスタートだと捉え、4月からの実務では、まずは自分の仕事をいち早く自分でこなせるようになれるように努め、機関に貢献できるような人材になりたいと考えています。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、最後まで興味を保って学べたことだと感じています。先生の説明は要点が明快で、講義内容→過去問の流れが一貫しており、理解と記憶がしやすかったです。公務員試験ということで、世の中の仕組みを理解するのに大切なエッセンスを学ぶことができる良い機会だと思い、楽しみながら取り組みました。興味を持って学ぶことで、記憶しやすく試験勉強としても効率が良い、と感じましたが、試験だけにとどまらず今後の人生で役立つ知識を身に着けることができたと感じています。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

第一に、研究者が研究に使える時間を増やすことです。例えば研究費で購入したものの購入申請方法の刷新や、職員の立場から教員が講義の運営をしやすいような支援（例えば学務情報システムの改良など）などを行い、教員の事務作業時間を削減し、研究時間を増やすことができるようにしたいです。また、研究成果の翻訳要約・広報導線の整備、産学連携の整備を行い、外部資金の調達を容易にできるような仕組みを作りたいです。将来的にはURA職にも興味があるため、スキルアップをしながら様々な業務を経験しつつ、資金獲得支援・研究広報・プロジェクトマネジメントに挑戦し、大学全体、さらに日本での研究価値向上に寄与できるようになりたいです。

受験生に対するメッセージ

満点ではなく合格点を取りに行く発想に切り替えると、学習の持久力が劇的に上がると感じます。まずは固定した“やる順番”（テキスト→過去問→誤答の反復、など）を試してみて、自分に合った学習方法を探してほしいです。人物試験は早めに自己分析へ着手し、1分版・2分版の志望理由を録音して、語尾・間・話速を矯正すると良いと思います。機関訪問や面接は“相性”の側面も大きいため、合否に過度な意味づけをせず、淡々と計画を回すのが良いと思います。挫折は工程の再設計の合図であり、工程表を見直せば、必ず前に進めます！勉強がつらいときもあるかもしれませんが、しっかりとアガルートで勉強すれば必ず合格できると思います。頑張ってください。

講師へのメッセージ

わかりやすい講義を本当にありがとうございました．

公務員試験だけでなく、今後人生を豊かにしていけるような学びがありました。