受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員試験｜【2026年合格目標】【教養+専門型】地方公務員・国家一般職・専門職カリキュラム（フル・ライト）（大卒）

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指した理由は大きく4つです。

1. 私に奉仕精神があり、公務員は向いていると思ったから
2. 近年公務員の給与が引き上げられたから
3. 福利厚生がいいから
4. 地元が好きだから。

私は前職での労働環境や業績が悪く、大学卒業後すぐに入った会社を入社半年で退職し、上記の理由で勉強を始めました。

試験本番が6月だったので、9ヶ月ほど勉強時間が取れました。

エントリーシートや面接では、上記の動機をそのまま伝えるわけにはいかないので、「前職よりも幅広い分野でより多くの人をサポートする仕事がしたいから」「歴史に関わる仕事に興味があるから」と答えました。

私は歴史に興味があるのですが、学芸員などの資格は持っていません。都道府県庁や市役所には、歴史に関わる課があるので、その点でも魅力に感じました。

アガルートをお選びいただいた理由

他の予備校も拝見しましたが、アガルートが飛び抜けて魅力的でした。

まず1つは自宅で学習ができることです。スクールに通うとなると通学時間がかかりますし、定期代・昼食代など費用も余計にかかります。自宅であればそんな心配もないのでよかったです。

2つ目は何度も動画を見直せることです。法律・経済学は今まで勉強したことない分野で、1度で授業を理解できるか心配でした。授業を何度も見れるうえ、倍速設定もできるので助かりました。

3つ目は費用が他と比べて安価であること、返金制度があることです。仕事を辞めてしまったので収入もなく、できれば費用を抑えたかったので、返金制度はかなり魅力的ですし、モチベーションにもなりました。

4つ目は模擬面接や質問制度があり、「1人では解決できない疑問」をなくせることです。特に模擬面接では先生方にお世話になりました。模擬面接がなかったら合格できてなかったと強く感じます。

学習の方針と進め方

まず初めに10月〜6月の各月に何をやるのか手帳に計画を書きました。アガルートの受講相談で、どの時期に何の科目を勉強すれば良いか教えていただき、それを参考にして決めました。

10月〜2月でほとんど全ての講座を受講しました。授業を聞いてすぐ問題を解くことで知識が定着するのを感じました。

苦手な数的処理と、未経験の法律系・経済学系の問題は毎日解くようにしていました。

全ての科目で問題集を3周以上はしたかと思います。

残りの3月〜6月にはその日の気分でやりたい科目を勉強していました。その際は偏りがないように気をつけていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

勉強をし始めて半年くらいは1日中自宅で勉強していましたが、ある日突然家で集中することができなくなりました。

外で勉強しようと思い近くの図書館に行くと、同じく勉強している人がたくさんいました。学生だけでなく社会人や高齢の方もいて、孤独感がなくなり、頑張ろうと言う気持ちになれました。

個人的には自宅にずっといるよりも、たまには外で勉強することをおすすめします。

お昼ご飯を食べると眠くなるので、ブラックコーヒーを毎日飲んでいました。個人的には眠気対策としてカフェインを摂取するとよかったです。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

教養試験対策

数的処理がとても苦手なので、毎日最低1時間は解くようにしていました。アガルートの教材を1ヶ月で1周する計画をしていました。

問題数が多くいろんな型の問題を解くことができてよかったです。

文章理解、英語は得意だったので問題集を一周するだけで終えました。

人文科学は単語アプリを活用し、隙間時間に暗記するようにしました。

専門試験対策

専門科目のほとんどは勉強したことのない分野ばかりで辟易していましたが、「必ず取る問題」と「余裕があれば覚える問題」とを教えてくださり、少し勉強のハードルが下がったのでありがたかったです。

どの科目の授業もわかりやすく教えてくださりましたが、特に法律科目の授業がおもしろかったです。

人物試験対策

受講した後、聞かれそうなことを30個ほど挙げ、すらすら答えられるように練習しました。

また、見た目（清潔感、笑顔、所作、姿勢）も受け答えと同等に重要だと学んだので、鏡の前に座って姿勢の練習もしました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は計画を立てて進めることが好きなので、この教科は毎日何問解く、この日はこの強化を勉強する、などノルマをあらかじめ決めておきました。「何を勉強しよう？」「間に合うのかな？」と迷うことがなかったので良かったと思います。

1週間のうち6日勉強し、1日は休日にしていました。勉強時間は特に決めておらず、自分で定めたノルマをこなせればあとは自由な時間を過ごしました。

勉強方法は、講座を視聴してからその後すぐ練習問題を解くことを徹底しました。全科目を視聴し終わるまでは半年ほどかかりました。

休日には苦手な数的処理のみ取り組み、解き終わったら自由な時間を過ごしました。

勉強する際は、25分机に向かい5分休憩するを繰り返す「ポモドーロ勉強法」を取り入れていました。集中力が続くのでオススメです。

暗記科目についてはスマートフォンの暗記アプリがかなり役に立ちました。

直前期の過ごし方（どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか）

7時、起床。

7時〜9時、憲法・民法・行政法の問題を解く。

10時〜18時、図書館で勉強する。

18〜21時、フードコートで暗記科目に取り組む。

21時、帰宅。食事しながら暗記科目。

22時、お風呂。

23時、就寝。

試験2ヶ月前からは上記のスケジュールで勉強しました。今思うと十分頑張っていましたが当時はこれでもまだ足りないと思っていました。歯磨きしながら単語帳を見たりしました。落ちるかもしれないという不安から休憩も食事も取らずに1日中勉強していました。

試験期間中の過ごし方

試験が終わったその日は、ご褒美として外食をしたり、好きな映画を見る時間を設けたりしました。

それ以外の日は試験期間中も変わらず勉強していましたが、新しい問題を解くこと、新しい知識を入れることはしませんでした。淡々と今までのルーティンを繰り返していました。

合格しているのか不安になるときもありましたが、勉強に集中していると考えなくなるので、その点でも勉強している方がよかったです。

数ヶ所の自治体を併願していたので、その対策や面接対策も並行して取り組んでいました。

受験した時の手ごたえ

教養試験を受験した時の手ごたえ

手応えは全くなく、かなり難しかったと思いました。半ば諦めていたので、合格したときは信じられない気持ちとうれしい気持ちでいっぱいでした。

かなり勉強した自負はあったので、周りも難しいと感じていたのだと思います。手応えがなくても、結果が出るまではその後の対策を怠らなくて良かったと思いました。

人物試験を受験した時の手ごたえ

集団・個人面接ともに手応えはありました。

面接で気をつけたことは、笑顔ではっきり大きく話すことです。

集団面接では、1回の質問で2つのことを聞かれていることもあり戸惑いました。

質問に対して少しチグハグな回答をしたり、うまく伝えられなかったりしましたが、試験官の目を見て伝えようとする姿勢を見せることを意識しました。

個人面接でも同じことに気をつけました。他の受験生よりも早く面接が終わったので少し不安になりましたが、笑顔でやりきったので後悔はなかったです。

合格・内定した時の気持ち

本当にうれしかった、この一言に尽きます。

すぐに家族や友人、支えてくれた人に合格の連絡をしました。

皆すごく喜んでくれて、周りの人たちの協力に感謝しました。

今まで努力してきて本当によかったと思いました。

私は大学受験や大学卒業後の就職活動でも第一志望に落ちてしまった経験があるので、「今度こそ努力して希望する職に就く」という意気込みで望んだ公務員試験でした。自分のことを褒めてあげたいし、今まで努力できた私を誇りに思いました。

振り返ってみて合格の決め手

1番は周りのサポートです。無賃で実家に住まわせてくれた両親、相談や話を聞いてもらって支えてくれた友人。一時期かなり気分が落ち込んでしまって、勉強が手につかないくらいでしたが、周りの人たちに応援してもらって、立ち直って合格することができました。周りのサポートがなければ私は合格できなかったと思います。

勉強面では、アガルート以外の参考書を買わなかったことが良かったと思います。アガルートだけでも問題数は十分すぎる量がありました。あれこれ他の参考書に手を出していたら知識が多くなりすぎて、知識が身に付かなかっただろうと思います。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

公務員として実現したいことは、自治体の活性化です。

もともと私がこの自治体に志望したきっかけは、近年新しい観光施設ができると知ったからです。

観光者数の少ない自治体ですが、他の自治体にはない魅力はたくさんあります。この観光施設をきっかけに、より多くの人にこの市に足を運んでもらいたい、魅力を知ってもらいたい、自治体の活性化に私も携わりたいと考えて志望しました。

希望の課に入れるかはわかりませんが、この市職員の一員になったことに誇りを持って、自治体を良くするために日々がんばりたいと思います。

また、10年、20年後も、合格したときのうれしい気持ちを忘れずに、謙虚さと周りへの感謝を忘れずに働いていきたいと思います。

受験生に対するメッセージ

私は勉強が得意ではないし、偏差値のいい大学に行っていたわけではありません。

そんな私でも筆記試験に合格できたので、勉強が苦手だからと諦めないでほしいです。

長く苦しい戦いなので、気分転換は必須です。必ず休憩する日を設けてください。勉強が進んでいくと、理解できる！楽しい！と思えるようになってくると思います。そうなったら勝ちです。

また、近年は面接重視と聞きます。面接中のことはみなさん対策されていると思うので、私が「面接前」にしていて良かったと思ったことを書くので、参考になればうれしいです。

・試験前は家で表情を動かし笑顔の練習をする。目いっぱい笑顔を作って表情を緩める、を繰り返すと無表情でも口角が上がるようになるし、笑顔が自然になった。

・家で一曲歌ってから面接に行く。リラックス効果があった。また声を出しておくことで面接中は大きな声が出せた。

・面接の待機時間にはノートに「私ならできる！受かる！」などポジティブな言葉を書きまくった。文字を書くことに集中することで、余計なことを考えず面接中あまり緊張しなかった。

・想定質問の答えをガチガチに覚えないで、どんな内容のことを言うかだけをすぐに頭に思い浮かぶように練習する。面接中に自然な会話ができた。

公務員試験を受験されるみなさんを応援しています！努力が実り夢が叶いますように！がんばってください！！